メイン | 2005年08月 »

2005年07月19日

2005年7月20日

===================2005.07.20=====

■□   I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
□■□■□■□■ e-hanashi@I-OWA □■□■□■□■□■
=============================

このメールは岡本和久と伊藤宏一の二人が設立したI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)の情報を毎月二回(5日と20日)、配信するメール・マガジンです。なお、同じ内容を私どものホームページ(ブログ)でもお読みになれます。eメールでの受信をご希望でない方はこのメールの最後のアドレスにご一報ください。また、お知り合いの方にも転送していただければうれしいです。

なお、このメルマガは配信専用のアドレスを使用しています。メルマガに返信をしても当方には届きませんのでご注意ください。

===========================

☆★☆★ ごあいさつ ☆★☆★

私どもは2005年5月20日にI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)という会社を設立しました。大手の金融機関から完全に独立して、投資家が自らの人生を考え、それに沿った資産運用を行うための知識をセミナー、講習会などを通じて提供することを目的とした会社です。CFP®(サーティファイド・フィナンシャル・プランナー)の伊藤宏一とグローバルな証券アナリスト資格であるCFA(チャータード・フィナンシャル・アナリスト)保有者の岡本和久、そしてゲスト・スピーカーがそれぞれの専門知識をわかりやすく解説します。将来的には投資顧問業務の助言登録もできればと考えています。設立の趣旨などについては私どものホームページをご覧ください。特にHOMEに掲載されている伊藤と岡本のDialogue(対談)をお読みいただけるととてもうれしいです。

============================

☆★☆★ 岡本和久からのメッセージ ☆★☆★ 

8月から私どもの事業内容をよりよく知っていただくため無料説明会を開始します。説明会および以下に述べるセミナーの開催予定については私どものホームページからブログのページをご覧いただくか、あるいは下記のメール・アドレスにお問い合わせください。

今回は当社の中核事業である会員セミナーについてご説明します。会員セミナーは当社の会員になっていただいた方のために月に一回開催されるセミナーです。第一回目は10月16日の午後を予定しています。場所など詳細は決定次第ホームページに公開します。

内容は①伊藤宏一による「パーソナル・ファイナンス入門」、②岡本和久による「資産運用基本講座」、③ゲストによる特別講演です。初回のゲスト・スピーカーはカリスマ・ポートフォリオ・マネージャーとして名高いさわかみ投信の澤上篤人氏をお招きして「私の投資哲学」について自由に語っていただきます。質疑応答の時間もたっぷりとります。日ごろ、お持ちになっている投資の「?」をどんどんお聞きください。

会費ですが、入会金として5000円、年会費6万円をいただきます(入会金は現在、特別奉仕期間として免除)。登録に際してはご都合の悪い場合に代わりに出席される方を一名様ご指名いただくこともできます。なお、セミナーの録音、録画等はご遠慮ください。また、マンスリー・セミナーは当面、東京のみを予定していますのでご容赦ください。

私どものセミナーは投資家の方が自ら自分の資産運用ができるようになることを目的としています。ですから「分かっていただく」ということを最重視します。また、投資に「遅すぎる」ということも「十分な資金がないから」ということもありません。投資はいまや現代人が生活をする上で必要な知識です。豊かな人生を送るための必須科目です。私たちはみなさまの「学び」と「実行」をサポートします。

ともかく、まずは私どものホームページをご覧いただき伊藤と私の対談を読んでください。よろしくお願いします。

============================

☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

アセット・アロケーションがカギ

アセット・アロケーションという言葉を耳にされたことがあると思います。日本語で言えば「資産配分」です。投資に用いる証券を分類したものを資産クラスといいます。たとえば、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券などです。これらの資産クラスを使ってポートフォリオを作るのですが、そのとき、それぞれに資産の何パーセントずつ配分するかが「アセット・アロケーション」つまり、「資産配分」なのです。

1986年に学会の権威ある雑誌にレポートが掲載され、それによってアセット・アロケーションが脚光を浴びました。ブリンソン、フード、ビーバウワーという三人の学者が「ポートフォリオ・パフォーマンスの決定要因」という論文を発表したのです。彼らは91の大規模年金基金の10年間にわたるパフォーマンスを分析した結果、パフォーマンスの92%はアセット・アロケーションによるものであることを指摘したのです。個別銘柄の選択は5%、市場タイミングは2%のみでした。個別銘柄を選んでみても上がるものもあれば下がるものもある、タイミングを見て売り買いしても勝ったり負けたり、長期にわたってそれを繰り返しても、そんなにパフォーマンスには大きな影響は与えないということです。結局、大きな資産クラスごとの配分が全体の結果を支配するということです。

大きな人生設計に基づいて投資方針を決定する、そしてその投資方針に沿ったアセット・アロケーションを決定する、それからそれぞれの資産クラスにどんな株式や債券、投信を組み入れるかを考えるのが正しいアプローチなのだということをこの論文は多くの人に気がつかせてくれたと言えます。でも、現実の投資って証券会社に勧められるままに株式や投信を買って全体がどうなっているかを見失っていることが多いのではありませんか?その結果、パフォーマンスにわずかな貢献しかしない要因に財産形成を賭ける結果になっているのです。

============================
次回の配信は8月5日です。

============================
□       I-Oウェルス・アドバイザーズ
■□ URL: http://www.i-owa.com/ ■E-mail: info@i-owa.com
□■□■ Tel: 03-5789-9821□Fax: 03-5789-9822 ■□■□■
============================

投稿者 岡本和久 : 15:50 | コメント (0)

「瞑想でつかむ投資の成功法」(岡本和久著、総合法令)

MeitoBook.jpg

2005年3月28日に総合法令から出版される「瞑想でつかむ投資の成功法」という本が出版されました。この本は、ある意味、私がこれまで証券市場で経験し考えてきたことをまとめたものであると言っても過言ではないと思います。

副題は「幸せな人生設計のためのリラックス投資」です。「リラックス投資」というのは私が名づけたのですが、「イライラ投資」の反対側にある投資の方法で、表面的な事柄に左右されず、物事の本質に注目した投資の方法です。本のオビには、カリスマ・ファンド・マネージャーとして名高い澤上篤人さんが「この本は長期投資と豊かな人生の羅針盤となるだろう」と推薦の辞を書いてくれています。さらにその下に、「おカネと心の幸せな関係 – 朝夕20分のシンプル瞑想があなたの資産形成と将来に幸運をもたらす」と続きます。また、裏オビには「短期売買で、不安と恐怖で夜も眠れない『イライラ投資』をしていませんか?『リラックス投資』で、経済的自由と至福の人生が手に入る!」と記されています。

表紙のソデには森永製菓の社長、会長を経て現在、相談役をされている松崎昭雄さんが次のようなありがたいお言葉をくださいました。

「『心とおカネの関係』、『瞑想と投資との関係』、今まで誰も考えていなかった切り口での発想は、私がこれまで求めていたものを明確に提示してもらった感じです。これは現在の投資家、また、これから投資をしようと考えている人々に新しい世界を開くものであり、投資への勇気と自信を与えてくれるものだと思います。本書に述べられている考えは新しい投資の思想として世界に広がっていくという予感がします」

各章のポイントを少し紹介しておきましょう。

一章 投資の極意は瞑想にあった
この章ではテクニカル・アナリストとして9年間連続して人気No.1の地位を占めている佐々木英信氏との「投資、ビジネス、そして瞑想」と題する対談が掲載されています。彼も瞑想者なのです。それはそのまま、本書のプロローグ的な内容でもあります。対談に続いて「私が実践する心と体の健康プログラム」を紹介しています。瞑想を疑似体験できるヨーガの片鼻呼吸法などについても具体的に方法を解説しています。

二章 イライラ投資からリラックス投資へ
第二章では投資の基礎について説明をしました。表面的な事象の荒波にもまれたイライラ投資から、物事の本質に基づいたリラックス投資へ到る道を解説しています。複利、リターン、リスクなど、ごく普通に使われている言葉も実は理解があいまいだったりすることがあります。この章では本当に大切な事柄のエッセンスを紹介します。そして、マーケットと付き合う上で重要な原則、「フリーランチはない」と「ゼロサム・ゲーム」という点についても説明します。

三章 イライラ生活からリラックスライフへ
第三章では投資を少し離れて、生活に目を向けます。我々の日常生活は刺激にもみくちゃにされた「イライラ人生」です。そこから抜け出して「リラックスライフ」を送るための「意識を扱うテクニック」が瞑想です。私が実践する超越瞑想(TM)についての解説をしました。また、TMを実践する以下の方々から体験談をいただきました。悲しいことに瞑想というと「怪しげだ」と思う人が日本では多いのですが、このような成功者たちが、はっきり自分は瞑想をしているのだと明言していただけたことをうれしく思っています。 
 
 黒川伊保子氏 (感性リサーチ 代表取締役CEO)
 松崎昭雄氏 (森永製菓 相談役)
 野間昭男氏 (弁護士)
 小河二郎氏 (益田ドライビングスクール 代表取締役会長)
 小山栄美氏 (囲碁棋士)
 ウォン・ウィン・ツァン氏 (作曲家、ピアニスト)

四章 リラックスライフのための長期投資術
第四章では再び、話を投資に戻します。ここでは感性を大切にした銘柄の選び方や良い投資信託の選択法などについて述べました。そして、長期的に資産を運用してゆく上でもっとも大切なアセット・アロケーション(資産配分)の考え方をやさしく解説しました。さらに、ライフ・ステージに合わせてポートフォリオをどのように変化させるべきかについて説明し、モデル・ポートフォリオも紹介してあります。

五章 幸せな人生のための宇宙の法則
第五章ではインドに何千年も伝承される哲学・科学、「ヴェーダ」の知恵について説明をしました。そして、ヴェーダによる健康法、占星学、建築法などにつき、私自身の体験談を交えて書きました。さらに「瞑想をするとなぜ物事がうまくゆくのか」につき、私なりに考えていることを紹介させてもらいました。

六章 私のマネー哲学・ビジネス哲学
この章では私の証券市場でのこれまでの経歴について書きました。早いもので1971年に証券界に入って以来、証券アナリスト・ストラテジストとしてアメリカで9年間、バブルの日本で6年間を過ごし、その後、年金運用に従事して15年間の貴重な体験をしました。そして、特に、最近、15年間、資産運用会社の経営を通じて学んだ私のマネー哲学、ビジネス哲学について書かせてもらいました。

七章 「超」マネー投資で至福の人生を生きる
おカネは本来、人が喜ぶようなことをした時に「感謝のしるし」としてもらえるものです。だからおカネが貯まるということは、人から受けた感謝が貯まっているともいえるのです。我々にとって、おカネの価値があるのは、それを使うことで満足感や幸福感が得られるからです。我々はもっと、自分の幸福感が最大化されるようなおカネの使い方について考える必要があるのだと思います。おカネを人のために役立てることで、おカネを介在させないで、直接、満足感や幸福感を得られる「超」マネー投資について紹介しています。

八章 ふたたび、おカネと心の幸せな関係
最後の章では、投資というものの究極の姿を考えてみました。投資というのは「自分の大切なものを人のために使い、その代償として満足感や幸福感を得るもの」であると定義することができます。我々にとってもっとも大切なもの、それは命です。結局、究極の投資というのは自分の命をどのように使ったら究極の幸福感、至福を得られるかという課題と同じなのです。投資の最終的な目標は至福を得ることにあります。人生の目的も至福を得ることです。より良い投資をするためには心の静寂さが必要です。より良い人生を生きるためには自己を見つめることが必要です。この両方を得るために不可欠なテクニックが瞑想なのです。瞑想によって「外側の物質的人生と内側の精神性を統合した200%の人生を生きましょう」というのが本書の提案です。

是非、書店で手にとって眺めて見てください。そして、面白そうだったら買って読んでみてください。(定価1680円+税です。)

投稿者 岡本和久 : 09:29 | コメント (0)

2005年07月17日

「自分の年金は自分でつくる!」(実業之日本社、1500円)

jibunnenkin.jpg

2004年の二月に伊藤宏一と私、そしてさわかみ投信の澤上篤人さん、エコノミストの真壁昭夫さん、投資顧問会社勤務の平山賢一さんの五名の共著で「自分の年金は自分でつくる!」(実業之日本社、1500円)という本を出版しました。この五人は月刊誌「インベストライフの編集委員仲間です。我々、毎月、編集会議で議論を続けるうちに年金問題についてある結論に達するようになりました。

たとえば、
1.これからは政府や企業におまかせしておけば老後は面倒みてもらえると考えるのは幻想である
2.年金としてもらえる金額だけでは生活はできない、お小づかい程度と割り切るべき
3.若いうちから将来のために蓄えを作り始めるほど負担が少なく十分な資金を準備できる
4.そのためには毎月、お金が余ったら貯蓄や投資をするのではなく、最初から一定額を貯蓄や投資に回し残った資金で生活することが必要である
などの点です。

そこへちょうど出版社からこのテーマに沿った単行本をだしたいとの依頼があり、五人とも喜んで一気に書き上げたのがこの本なのです。その内容は以下のようなものです。

第一章 これからの老後資金は「攻め」と「守り」で考える(伊藤)
第二章 そもそも年金って何?これからどう用意していこうか(平山さん)
第三章 DIY年金運用の実際 - 手づくり年金運用はプラン、ドゥ、チェックのサイクルで(岡本)
第四章 個人投資家の利点を最大限に利用しよう(真壁さん)
第五章 長期運用を貫くための「投資の心理学」(真壁さん)
第六章 経済と長期運用と自分の年金づくりと(澤上さん)

それぞれの著者が各章を担当して書いています。執筆陣は「自分の年金は自分でつくる」という大きな考え方で一致しており、それぞれの専門的な角度からのアプローチによって、各章のテーマが浮き彫りになるようにしています。もちろん全員の意見が一致していない部分もあります。でも、このような意見の違いを自由闊達に議論しあうのが我々のいつもなのです。

岡本は第三章を担当しています。この章では、具体的な投資運用の方法論について説明しています。まず、地球から打ち上げられたロケットが、月に行くことを考えてほしいのです。アポロ13号のようなものです。ロケットは地球から、細心に計算された方向に向かって打ち上げられ、軌道に乗って月へと向かっていきます。そしてそのまま何事もなく月面に着ければ、めでたし、ということになるわけですが、実際にはいろいろ予期しないことが起こります。システムにトラブルが起きて、地球との交信が途絶える、機体の一部が故障する、乗組員が病気になる、その他、ありとあらゆることが起こりうるわけです。月への旅ではそれらに対処しながら、最終目的地である月に到着する確率が最大化できるように努力を続けていきます。アポロ・プロジェクトが成功した当時、「システム工学の勝利」と賞賛されたものです。

70年代になってこの「システム工学的」なアプローチがアメリカの年金運用の分野で活用されるようになりました。長期的な目的のために運用をして行くのですがその途中で色々な事件が起こります。予期しないできごとのなかでコントロールできることを最大限にコントロールしてゴールに到着できる確率を常に最大化して行く。私の章ではこのようなアプローチを使って個人投資家が自分の年金をつくるときにどのようにしたら良いのかをやさしく解き明かしています。

具体的には
1.プラン→ドゥ→チェックというサイクルを繰り返して行く時の留意点
2.年齢と共にリスクをどのようにコントロールして行くか
3.株式や債券でポートフォリオを作る際にどんな方法があるのか
などについて触れています。

実際にプロの世界で行われている合理的な方法を個人でも使えるように説明することを心がけました。私はこれをDIY(Do-It-Yourself)年金運用と呼んでいます。私のいままでの著書はほとんど専門家向けのものばかりでした。今回が初めての一般投資家向けの本です。表現はやさしくしてありますが、内容的にはプロの知識を噛み砕いたもので、かなり高度なものであると自負しています。

投稿者 岡本和久 : 11:27 | コメント (0)