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2005年10月05日

2005年10月5日

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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★ 

お金との関係を美しくする 第三話 「ターシャのこと」

9月の休日にたまたまBSをみていたらターシャ・テューダーのことを放送してい
て、感動してしまいました。90歳の彼女は、ニューヨークの北東バーモント州に三
十万坪の庭をもって、草花を育て絵本を書き、豊かに暮らしています。

ターシャは「春は奇跡だ」と言います。秋になると冬支度をするターシャ。明かりは
すべてローソクにしているので、ローソク作りをし、薪を作り、またチューリップの
球根をたくさん植えます。雪に覆われた厳しい冬の生活。温室に移した草花の世話を
しながら静かに春を待ちます。でも「冬に耐える」というよりも、やがて来る春を静
かに、しかし憧れを持って待つ心。そしてついに春がめぐってきます。色彩豊かに春
の花々が百花繚乱と咲きます。

春夏秋冬という季節の移り変わりという自然の時間の流れ。その時間の流れの中に花
と人間の生の営みがあることに改めて気づかされます。ところで私も今年は庭を楽し
んでいます。今は萩が咲き、いろいろなハーブもありますが、春に買ってきて鉢植え
にしたガーベラも元気です。今も花を咲かせて、疲れて帰ってきた私を他の草花と一
緒に毎日玄関で明るく出迎えてくれます。ターシャを先生に勉強しようと思うこの頃
です。

さて株式投資もできればこうした花と人間の「自然の時間の流れ」に沿うとすてきな
のではないでしょうか。自分のとても気に入った企業をみつけて春に花が咲くことを
わくわくしながら静かに待つ。毎年毎年その花を楽しみ、種を蒔いて大きく広げてい
く。そうですね。できれば21世紀の日本で人と自然が豊かに暮らせる仕事をする企
業を支援したいですね。

‥‥「株でガッポリ儲けるなら今だ」。株価が上がってきているので、ギラギラした
コピーが週刊誌をおどるようになっていますが、こうした一時的興奮や熱狂、交感神
経を刺激してアドレナリンをたくさん出させるような世界は「不自然で人工的な時間
の流れ」を作り、体にもよくありません。ターシャのセンスで投資も考えたいものだ
と思います。

※ターシャの番組を10月10日午前10時からNHKのBS2で再放送します。ご
覧下さい。


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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

リターンについて学ぶ

リターンとリスクという言葉は投資にはつき物です。オウムに「リスク」と「リター
ン」という言葉を教えるとファンド・マネージャーができるという冗談があるぐらい
です。しかし、よく使われる言葉だけに誤って理解されていることも多いようです。
よくある誤解は、「リターン」は「いくら値上がりするか」、「リスク」は「いくら
値下がりするか」という意味だと思っている勘違いです。今回からリターン、リス
ク、相関などという基本的な用語を少し勉強しておきましょう。まずはリターンで
す。

リターンは「収益率」です。年初、1000円の株価が年末1100円になっていた
ら10%のリターンです。これはきわめて単純ですが、実際にはもう少し複雑な要因
があります。もし、その年の間に50円の配当金が支払われていたら収益は株価の値
上がり100円と配当金50円で合計150円です。だからリターンは15%という
ことになります。この値上がりによる収益をキャピタル・ゲインといいます。もし、
不幸にして値下がりしてしまったらキャピタル・ロスです。それから配当金による収
益はインカム・ゲインと呼ばれ、この二つを合計したものをトータル・リターンとい
うのです。リターンを見るときはトータル・リターンを用いるのが原則です。

企業利益は毎年、変動します。利益が大幅に増加すれば配当金が増えます。また、内
部留保に回る資金も大きくなって株主資本が増加し、株価の上昇要因になります。減
益となってしまえばその逆になります。つまり、キャピタル・ゲインもインカム・ゲ
インも大きく変動するのが株式なのです。

債券の場合を考えて見ましょう。株式の配当金に当たるのが金利です。厳密にはいろ
いろな種類がありますが一般的には金利は確定しています。したがってインカム・ゲ
インは一定です。一方で債券の価格は金利の情勢などを反映して変動をします。です
からキャピタル・ゲインやロスは発生する可能性があります。これらを合わせたトー
タル・リターンは株式ほどは変動しませんが、変動しないわけではありません。

定期預金の金利は一定です。ですからインカム・ゲインは一定。しかも、定期預金は
売ったり買ったりできないので価格の変動もありません。ですからトータル・リター
ンは最初から決まっています。つまり、定期預金は期待したリターンが裏切られるこ
とはほとんどありません。株式は大幅に上がるかもしれないけれど下がる可能性もあ
ります。債券はちょうど両者の真ん中へんにあると言えましょう。

期待するトータル・リターンがいくらになるかわからないということは投資家として
はちょっと不安です。したがってその不安感を相殺するに足る高いリターンがなけれ
ば魅力がありません。反対に定期預金はリターンがはっきりしている分、リターンも
低いのです。これがハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンというこ
とです。もちろん、同じことは株式市場のなかでも言えます。株式市場には株価や配
当の変動の大きい銘柄から安定している銘柄まであります。つまり、株式市場の中に
もハイリスク・ハイリターン銘柄からローリスク・ローリターン銘柄まで種々の銘柄
がひしめき合っているのです。次回はもう少しリスクについて考えて見ましょう。


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次回の配信は10月20日です。
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投稿者 岡本和久 : 2005年10月05日 14:08

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