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2005年11月20日
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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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☆★☆★ 岡本和久からのメッセージ ☆★☆★
投資の三段階
最近、私は投資には三段階があるのではないかと思っています。
最初のレベルは「夜、ぐっすり眠れる投資」です。日々、証券市場に飛び込んでくる
ニュースに飛びつき、株価という影を追い回していると、夢のなかでおカネに追いか
けられ、冷や汗をかいて、うなされたり、突然、目を覚ましてしまう。これを「イラ
イラ投資」といいます。イライラ投資から、物事の本質を見極め、コントロールでき
ることをしっかりコントロールし、あとはのんびり構えて行う「リラックス投資」へ
脱却するのが資産形成のための第一歩です。
リラックス投資は簡単です。非常にシンプルなプロセスに従っていれば良いのです。
目標はまず、経済的に自立すること。将来、みじめな思いをしないですむようにおカ
ネを、退職時までに確保する。できればプラス・アルファで少し余裕資金も欲しいと
ころでしょう。これを達成するのが投資の第二段階です。
その方法は、まず、現在、保有する資産額が目標資産額に到達するためにはどれだけ
のリターンが必要かを知ります。次に必要なリターンを最小のリスクで達成できるよ
うなアセット・アロケーションを決めます。その後、各資産クラスの中身を決める、
つまり、証券選択です。そして売買の執行、定期的なモニタリングとリバランス。こ
れらがリラックス投資の全プロセスです。実際に売買を行うのは年に一回ぐらい。あ
とはのんびり構えていれば良いのです。
さて、投資の第三段階は「品格ある資産家」のステージです。つまり、資産形成の結
果、生まれた富を世の中のため、人のためにどんどん使ってゆく。おカネはそのもの
に価値があるわけではありません。それを何かに交換してはじめて満足感や幸福感を
得られるのです。人間、自分の行動が多くの人々のためになると実感できるほど喜び
も大きいものです。だから、世の中のためになるおカネの使い方をすれば、そこから
得られる満足感も増幅します。これが幸福感、満足感という「リターン」を得る「超
マネー投資」です。これを実践する投資家を我々は「品格ある資産家」と呼んでいま
す。このような資産家がリラックス投資によってたくさん生まれてくれれば世の中は
もっと、もっと豊かになってゆくだろうと思います。
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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★
二つのリスク
リターンの裏側には必ずリスクがあります。リスクをとるからリターンを得ることが
できるのです。ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの法則は厳し
いものです。「ノーフリーランチ(タダメシはない)」です。
ある株式の値動きを考えて見ましょう。たとえば日本市場で時価総額トップのトヨタ
自動車。トヨタの株価は毎日変動しています。例えば、トヨタが好決算を発表すれば
株価には好材料です。反対に、何かの理由で日本の市場全体が大幅安をすれば、やは
り、トヨタの株式も下落する可能性が高いのです。しかし、これらの価格変動の背景
にあるリスクは異なっていることがわかると思います。前者はトヨタ固有のリスクで
す。後者は日本の市場全体のリスクです。
さて、トヨタ一銘柄ではなく、数銘柄のポートフォリオを考えて見ましょう。例え
ば、トヨタ、NTTドコモ、NTT、三菱東京FG、日産自動車が時価総額トップ5です。こ
のポートフォリオの動きを考えてみると、やはり、これら5銘柄固有のリスクによる
部分と市場全体による部分に分解できます。しかし、5銘柄ポートフォリオでは銘柄
固有のリスクは、トヨタ一社のリスクと比べて減少していることが考えられます。な
ぜならこれら5銘柄のそれぞれのリスクがお互いに相殺しあうからです。
こうして銘柄数をどんどん増やします。思い切って市場を構成する全銘柄を保有した
としましょう。そのときは銘柄固有のリスクはなくなります。このポートフォリオの
全リスクが市場のリスクなのです。一般的に保有銘柄数が数十を超えるとポートフォ
リオのリスクはかなり市場リスクに近づくと言われています。
銘柄固有のリスクは分散投資を進めることでゼロにできるのです。しかし、市場全体
のリスクは投資をしている限り避けることはできません。銘柄固有のリスクは「回避
できるリスク」です。ここで「ノーフリーランチ」の法則を思い出してください。
「回避できるリスク」をとってリターンが得られますか?こうして銘柄固有のリスク
をとって市場平均以上のリターンを狙うアクティブ運用の有効性が問われることと
なったのです。
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次回の配信は12月5日です。
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投稿者 岡本和久 : 2005年11月20日 12:44


