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2005年12月20日

2005年12月20日

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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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☆★☆★ 岡本和久からのメッセージ ☆★☆★ 

なぜ、自ら学ぶことが必要なのか

個人投資家のプロに対する優位性については色々なところで触れられています。いつ
も短期的なパフォーマンス競争にさらされ、大きな組織のなかでビジネス上、経営
上、あるいは「政治的」な圧力のもとで運用をしなければならないプロの機関投資家
に対し個人投資家は自由です。まず、何年間保有しようと自分が納得していれば誰も
文句はない。また、感性を生かして「好きな会社」の株主になることもできる。こう
言ったことはプロはできないのです。

しかし、個人投資家には弱みもあります。特に以下の二つが大きなハンディキャップ
です。

① 正しい知識を得るのが難しい
② 長期投資の孤独な戦いを強いられる

まず、①について。投資情報はちまたに満ちあふれています。しかし、ほとんど短期
指向の、どうしたら「すぐ儲かるか」というハウツー情報です。証券会社や銀行など
の「資産運用セミナー」もはいて捨てるほど行われています。デラックスなホテルで
お土産つきで・・・。大変なコストをかけてこれをするのは、セミナーで自分たちの
商品を販売し、コストを回収できると考えているからです。目的は自分たちがもうけ
ることで投資家がもうけることではない。大体みんながすぐ儲かる方法などありえな
いのはご存知のとおりです。投資には本当に正しい、しかも、シンプルなノウハウが
あるのですが、それがなかなか個人投資家のもとに届かない。やはり、売ることでビ
ジネスをしている「販売サイドの論理」ばかりが満ちあふれているのです。

我々の提唱する投資は長期投資です。投資家の方は10年、20年、あるいは30年
以上にわたって自分の信念を持ち続け、長い、長い期間、その時々のマーケットのセ
ンチメントに左右されない孤独な戦いを強いられるのです。これが②のハンディ
キャップ。まわりがみんな弱気になると、ついつい、「大丈夫かな?」と思う。自信
が揺らぐ。そして結局、自分で決めたことを翻してみんなと同じことをしてしまう。
これは深刻な問題です。

I-OWAはみなさんのこんなハンディキャップを克服するためにできた会社です。我々
は完全に大手企業から独立しています。どの販売会社とも関係ありません。投資家の
方にとって一番良いことだけを正直にお伝えします。また、当社は個人投資家の方に
自ら学び、自ら納得して実行をすることをお願いしています。「代わりにやってあげ
る」ということはしません。自分で信念を持ってこそ長期の投資に耐えられるので
す。人生設計、パーソナル・ファイナンス、資産形成は豊かな人生のための絶対に必
要な基盤です。それを人任せにするということは「人生を人任せにする」のと同じで
す。

「個人投資家の強い味方になりたい」、そんな思いで設立したI-OWAも7ヶ月が経過
しました。みなさまのあたたかいご支援で少しずつ手ごたえを感じています。活気に
満ちたマンスリー・セミナーも三回目を終えることができました。来年はもっと、大
きなチャレンジをしたいと思っています。そして、本当に世の中の役にたつ、みなさ
まに愛される会社にしていきたいと思っています。どうぞ、ご支援のほど、お願いし
ます。

当社では年末・年始のご挨拶を遠慮させていただきます。わずかですがそこで節約し
た資金を寄付をさせていただきます。みなさま、どうぞ、楽しいクリスマス、良いお
年をお迎えください。


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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

とかく予測は難しい

「とかく予測は難しい。特に将来のことについてはね。」
(It's tough to make predictions, especially about the future. )

70年代、ニューヨーク・ヤンキーズを率いた野球選手で数々の哲学的迷(?)言で
名高い、ヨギ・ベーラの言葉です。2005年1月4日付けの日経金融新聞に「大胆
予想 意外な材料は?」という記事がでました。そこで市場関係者が今年の出来事に
ついて大胆な予測をしています。少し紹介しましょう。

F氏
日本の景気調整長期化し株価の上値限定

N氏
人民元切り上げで1㌦=90円に。郵政民営化で小泉首相つまずき退陣

M氏
人民元切り上げで1㌦=90円を突破。安定的な消費と堅調な設備投資で米国成長率
が4%を突破。北朝鮮の金正日政権崩壊し南北統一交渉開始

Y氏
東北楽天イーグルスが日本一に。出生率が2002年の1.32から反転上昇。日本
株大幅上昇でS&P500とTOPIXの水準が逆転

N氏
サマワで自衛隊員がテロに遭い保守政権苦境に。1㌦=90円割れ

A氏
北朝鮮への経済制裁発令で1㌦=120円超に。郵政民営化巡る混乱で小泉首相退陣
し総選挙を経て民主党政権誕生

もう、このぐらいでいいでしょう。Y氏のS&P500とTOPIXの逆転はお見事!でも、
その他は日本一になるはずのイーグルスが最下位だったり、大はずれ。A氏の1㌦=
120円超もいい線いっていますが、ちょっと理由が違いました。ともかく、有識者
といわれる人々でも予測はこんなに難しいのです。やっぱり「ノー・クリスタルボー
ル(魔法の水晶玉はない)」なのです。

「わからない」ことを前提に投資方針を考えようというのが我々の手法です。「わか
らなさ」=「リスク」ですから、リスクをコントロールする投資手法こそ「リラック
ス投資」への道なのです。。


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次回の配信は200年1月月5日です。
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投稿者 岡本和久 : 15:13 | コメント (0)

2005年12月12日

金融商品なんでも百科(伊藤宏一監修、知るぽると)

伊藤宏一監修、知るぽると発刊による幅広い金融商品の解説書。
金融商品の選び方や組み合わせ方、金融商品を巡る環境の変化と自己責任など、単なる商品解説にとどまらない親切な説明が施されている。「一家に一冊」の好著。

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投稿者 岡本和久 : 16:57 | コメント (0)

2005年12月05日

2005年12月5日

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☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★ 

お金との関係を美しくする 第五話 「組曲」の美学

月刊誌「インベストライフ」で来年連載する「スローアートのクラシック」のテーマ
を「組曲」にしようと決めて、いま組曲の勉強をしています。組曲というとすぐに思
い浮かぶのが、「くるみ割り人形」の組曲のように、バレエなどのとてもいいメロ
ディーを集めたものですが、音楽の歴史を少し調べてみると、原型はかなり違ってい
ます。

クラシック音楽の世界で古典組曲というと、例えばバッハのフランス組曲やイギリス
組曲があります。これら古典組曲では、異なった国の民衆の踊る舞曲の組合せを「組
曲」と呼んでいました。最もベーシックには、ヤコブ・フローベルガーが確立したア
ルマンド・クーラント・サラバント・ジーグの組合せです。これは順にドイツ・フラ
ンス・スペイン(ラテン)・イギリスの舞曲の組合せなのです。厳かなアルマンドで始
まり、楽しく軽快なクーラントに移り、しっとりとした情感のあるサラバントに浸
り、そして早いテンポで動くジーグで終わるというのが、古典組曲のコアスタイルで
す。

組曲はイタリア語でパルティータと呼ばれていました。またクープランは、組曲をオ
ルドル、つまり「秩序」と呼びました。異なる色彩の四つのリズムとメロディーが一
つのハーモニーという「秩序」を作るというわけです。

そしてこれにまた様々な舞曲が、色彩とリズム豊かに加わります。例えばフランスの
気品ある踊りであるメヌエット、フランスの農民の楽しい踊りガボット、そしてパス
ピエ、ブーレ、リゴードン、シャコンヌ、パッサカリア、ポロネーズ、シシリエン
ヌ、パバーヌ、ミュゼット、ロンド、エール、またプレリュードも‥‥‥。大切なの
は組合せの要素であるそれぞれの舞曲の本質を深く理解すること、そしてそれらの上
手な組合せのセンスです。

思うに、国境に接し国境を超えることが多いヨーロッパの生活の中で、こうした「組
曲」文化が歴史的に熟成されてきたという感じを持ちます。一国主義の直情径行的セ
ンスからは生まれない「成熟した感性」だという気もします。そしてこの「組曲」の
美学は、「成熟社会の生きるセンス」や「成熟した投資」にも生かせるものではない
だろうか、と思います。

ところでこの「組曲」の連載は、バッハを出発点にしてクープランに戻り、ラベルや
グリーグ、ドビュッシーやベルクを辿り、最後はピアソラやヴィラ・ロボスまで行こ
うと考えているのですが、うまくいくかどうか‥‥、とにかく書いてみようと思って
います。読んでいただければ幸いです。


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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

何でもバランスと調和が大切です

伊藤さん、音楽の話、快調ですね。私も昔、ギターでパルティータやソナタなどを弾
いたものです。異なった性格の舞曲が全体でまとまりのあるパルティータを構成する
のを聞くのは楽しいものです。そういえば、私も今年の5月から月に二回、ギターの
個人レッスンを再開しました。いつか伊藤さんのフルートとの二重奏を目指し
て・・・。

それはともかく、音楽でも全体のバランスと調和が大切。ポートフォリオも同じで
す。それぞれ違う個性を持った証券をバランスよく保有することでリスク・コント
ロールされた安定的なリターンが得られるのです。そのバランスを見る際にひとつの
基準になるのが時価総額構成比です。

時価総額というのは発行されている株数に株価を掛けたものです。つまり、いまの株
価で発行済みの株式を全部買ったらいくらになるかという金額です。例えば日本で時
価総額ダントツ・トップのトヨタ自動車の時価総額は21兆円。東証一部全体が489
兆円ですから、その比重は4%強です。プロの機関投資家の世界ではこの比率がメド
となって、トヨタ自動車に非常に強気の人は自分のポートフォリオの中のトヨタ自動
車の比重を、例えば6%などにするわけです。いくら良いと思っても全体の1割をト
ヨタ自動車にするのはあまりにリスクが高い。常に「もし、自分が間違っていたらど
うなるだろうか」という視点を持ち続けるのです。

これは世界の市場でも同じことが言えます。例えば日本株式市場の世界の株式市場に
占める比率は10%です。ですから、日本株に強気な外人投資家は日本株の比率を1
5%などとするわけです。ちなみにアメリカは約50%です。それではインド市場は
世界のどれぐらいの比重でしょうか?0.4%です。ブラジル(0.7%)、中国
(0.5%)、ロシア(0.3%)、どれも1%以下なのです。みなさんのポート
フォリオの1割がインド・ファンドなどになっているなら、それがいかに大変なこと
かお分かりいただけると思います。

伊藤さんのメッセージのなかの「大切なのは組合せの要素であるそれぞれの舞曲の本
質を深く理解すること、そしてそれらの上手な組合せのセンスです」という言葉はそ
のままポートフォリオ運用の真髄を示しているように思います。


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次回の配信は12月20日です。
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投稿者 岡本和久 : 13:57 | コメント (0)