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2006年02月20日
2006年2月20日
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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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このメール・マガジンは岡本和久と伊藤宏一の会社、I-Oウェルス・アドバイザーズ
(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。
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☆★☆★ I-OWAからのお知らせ ☆★☆★
■ マンスリー・セミナーのお知らせ
⇒ 次回マンスリー・セミナーは3月18日(土曜日)です。ゲストにはイボットソ
ン・アソシエイツ・ジャパンの社長、山口勝業様をお願いしています。テーマは「人
的資本を考慮した個人の最適資産配分戦略」です。ご期待ください。マンスリー・セ
ミナーの予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html
■ クラブ・インベストライフのお知らせ
⇒ クラブ・インベストライフの定例、東京セミナーは4月7日(金)、東京ウィメン
ズ・クラブ(東京都渋谷区神宮5-53-67)で開催されます。3月20日までは会員申
込を優先し、それ以降は先着順とさせていただきます。入場者数は198名です。お
申込は下記を記載したファックスかe-mailを当社あてお早目にお送りください。(電
話での受付はしておりませんのでご了承ください)
氏名
住所(郵便番号もお忘れなく)
電話/ファックス
e-mailアドレス
年齢
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何でこのセミナーについて知ったか(I-OWAメルマガなど)
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☆★☆★ 岡本和久からのメッセージ ☆★☆★
プロフェショナルと倫理観
耐震構造偽装の問題で一級建築士のあり方が問われました。ライブドアの問題でも公
認会計士が社内にきわめて近い人であったことが問題視されています。これほど明確
ではなくても本来、行っている筈の仕事が行われていなかったために問題が起こる
ケースが目につきます。これは結局、プロフェショナル意識の欠如に原因があるのだ
と思います。
終身雇用と年功序列給与体系のなかではその組織に所属していけることが大切です。
自分が安泰な生活を送ってゆくためにはその組織にどっぷりとつかり、そこで「良い
子」にしていなければなりません。どんなにプロとしての高い技術や知識を持ってい
ても組織がなくなったら生活が急に不安定になるのです。だから組織の維持のために
は、プロとしては少々、疑問があってもそこは「目をつぶる」ことが少なくなかった
のです。しかし、終身雇用、年功序列などの制度は大きく変化しました。その結果、
プロはプロとしての能力、腕前が問われるようになりました。ここで「腕」とともに
重要になのが「職業倫理」です。
1980年代の初めごろ、私は、チャータード・ファイナンシャル・アナリスト
(CFA)というグローバルな証券アナリスト資格を取るための勉強をしていました。そ
の課目のなかで非常に大きな比重を占めるのが倫理なのです。過去の試験問題を勉強
していたらこんな問題がありました。「あなたは証券会社のアナリストです。上司か
らある会社の買い推奨レポートを書くように命じられました。しかし、あなたが分析
した結果はとても買いを勧められる状態ではありません。上司にこの会社は「買い」
ではないと言ったのですが、上司は「買い」のレポートを書くことを強要します。さ
て、あなたのとるべき行動は?」というのです。
模範解答を見てびっくり。「あなたは会社を辞めるべきだ」というのです。そして、
同時にCFA協会にその証券会社が自分に要求したことを報告する。それを受けてCFA協
会はその事実を機関投資家や証券会社、金融機関に通知するというのです。CFA協会
は金融業会で非常に影響力の大きな組織です。そこが「XX証券はCFAの職業倫理に反
するレポートを書かせるよう圧力をかけた」という事実を公開すれば、その証券は少
なからずビジネスにマイナスの影響を受けます。こうしてプロの団体は自らの立場を
守っているのです。我々CFAはレポートの最後の署名に続けてCFAの三文字を書きま
す。その三文字の重みは毎年、資格を維持するために倫理規定と行動規範にサインを
して協会に提出することに現れています。
ポスト終身雇用の世界では、我々は会社人である前に職業人なのです。数年前、アメ
リカで企業の不正会計や不適切なレポートが問題になりました。そのときもCFAが関
与するケースは非常に少なかったと聞いています。日本でこれから求められるのはプ
ロとしての腕は言うまでもなく、プロとしての倫理観なのだろうと思います。今回の
問題はプロとしての倫理観の欠如に原因があるのです。
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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★
良い会社を割安で
質問 「どんな株を買ったら良いのですか?」
答え 「あなたが応援したい会社を買えばいいんですよ」
これはその通りです。同時に、「その会社が苦しいときに買ってあげてください」と
付け加えるともっと完ぺきです。
どんなに良い会社でも株価が極端に割高になっていればやはり、買うのはちょっと
待った方がいいでしょう。良い会社でもできるだけ割安な価格で買いたいものです。
もちろん、悪い会社が割安になり、それなりにリバウンドすることもあるし、悪い会
社が割高水準まで買われることもあります。つまり、会社の良し悪しと株価の割高、
割安は必ずしも関係がないのです。
大切なことは良い会社の価値のトレンドは右肩上がりであるということです。そのト
レンドの周りで株価が割高になったり割安になったりするのです。一方、悪い会社の
トレンドは右肩下がりです。そのトレンドの周りを株価が変動します。ですから悪い
会社を高値で買ってしまうと、次回の高値は前の高値を抜けない可能性が高いので
す。また、うまく割安の価格で買っても次回の安値はもっと安くなるかもしれないの
です。一方、良い会社の場合はトレンドが上昇していますから、少々、割高な水準で
買っても次回の高値は今回より高いのです。反対に割安水準で買えば大きな上値が期
待できます。ですから株式を買うときは、まず、「良い会社」を買うこと、そして、
それをできれば「割安のとき」に買うことにあります。
トレンドを判断するのがファンダメンタル分析です。これは数値で分析をするのです
が、その数値の背後にある会社という組織をどう評価するかが重要なのです。その組
織を判断するのが投資家の感性で、それが「応援したい会社」という表現になってい
るのです。一方、会社の価値と比べて今の株価が割高か割安かを見るのが価値評価で
す。これが「苦しいときに買ってあげる」という言葉に表されています。つまり、会
社が苦しいときは多分、株価も割安になっているだろうと思われるからです。
「応援したい会社を苦しいときに買う」という基準はファンダメンタルと価値評価の
両方をうまく含んだよい表現だと思います。
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次回の配信は200年3月5日です。
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I-Oウェルス・アドバイザーズ
□ 東京都渋谷区広尾1-8-6広尾186ビル7階(〒150-0012)
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2006年02月05日
2006年2月5日
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■ マンスリー・セミナーのお知らせ
⇒ 次回マンスリー・セミナーは2月18日(土曜日)です。ゲストには㈱インテグ
レックスの社長、秋山をねさんをお願いしています。いま、一番、ホットな話題の
「企業の社会的責任」についてお話をいただきます。ご期待ください。マンスリー・
セミナーの予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html
⇒ ご不明の点があれば遠慮なく当社にお問合せください。。
■ クラブ・インベストライフのお知らせ
⇒ 既報の通り新生、クラブ・インベストライフの第一回「緊急」セミナーが2月1
7日(金曜日)に開催されます。多彩な講師陣を迎えて(伊藤、岡本も参加)投資や
おカネの疑問を直接、聞ける良いチャンスです。申込はお早めに。詳細は以下をご覧
ください。
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html
■ 年賀状代を寄付しました
⇒ 当社からお送りするべき年賀状を遠慮させていただき、それで節約できた資金を
寄付する旨、以前、ご報告しました。日本フィランソロピー協会の高橋陽子理事長に
相談し、わずかではありますがNPO法人、CANVASという団体に寄付をしました。副理
事長の石戸さんより下記のメッセージをいただきましたのでみなさまに報告します。
「岡本和久様
お世話になります。CANVASの石戸です。昨日はお忙しいところCANVAS事務所にお越し
頂きまた貴重な寄附金を頂戴し本当にどうもありがとうございました。
さっそくCANVAS役員に報告させて頂きました。頂いたご好意をしっかりと子どもたち
に届けるようこれからもがんばりますので今後ともどうぞよろしくお願い致します。
石戸奈々子」
⇒ CANVASのホームページは以下でご覧になれます。
http://www.canvas.ws/jp/about/seat.html
■I-OWAが海外の雑誌で紹介されました
アジア地域を対象とした投資専門誌、AsianInvestor誌の2005年12月号でI-OWAが紹介
されました。当社に関連した部分の抄訳をブログで紹介しています。ご覧ください。
【アドバイスの誕生】
退職に向けてのウェルス・マネジメントの知識を個人に提供する草の根運動が始まる
これまでバークレイズ・グローバル・インベスターズの日本法人の社長を務めてきた
岡本和久氏は、最近、I-Oウェルス・アドバイザーズという長期投資の知識を普及す
るための会社を設立し、個人に向けて継続的なセミナーを開始した。現在は会員が自
らのニーズを評価し、自分で投資商品を選択できるようになるためのセミナーを行っ
ている。岡本氏は『過去、15年間、特に最近5年間で、日本の年金運用の手法はほと
んど米国で行われているものと変わらない水準にまで進化した。私は個人の資産形成
が、これから同じような大きな潮流の変化を起こす市場だと見ている』と語る。(続
きは以下のブログでどうぞ)
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat16/index.html
☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★
いい会社のパフォーマンスがいい
耐震性偽装問題でヒューザーの小嶋社長は、「経済設計」の何が悪いのかといってい
ましたが、実際には「欠陥設計」であり、安全性がないがしろにされました。ライブ
ドアの堀江元社長は、「時価総額の最大化がすべて」と拝金主義的に考え、会社は違
法な株価操作をした結果、「時価総額」は最低になりました。今問題になっているこ
との一つは、安全性や法律遵守を重視するという倫理性や適法性そして誠実性、総じ
て社会的責任を果たす理念が企業の成長にとって重要だということではないでしょう
か。
これに関連して注目すべきデータがあります。2005年1年間のTOPIXの上昇
率は景気回復を受けて43.5%でした。モーニングスターのデータを見ると、これ
に対して日本株投信全体の平均リターンは、48.4%であり、TOPIXを上回っ
ています。これは景気回復期においてアクティブファンドの中にインデックス以上の
リターンをあげているものが含まれていることを意味しています。
そのアクティブファンドの中に、社会的責任投資ファンドつまりSRIファンドがあ
ります。そのいくつかの2005年の1年リターンは次の通りです。
住信SRIジャパンオープン58%
エコファンド(興銀第一ライフ)50.6%
ダイワSRIファンド49.6%
日興エコファンド51%
いずれもTOPIXや日本株投信の平均リターンを上回っています。つまり少なくと
もこの1年に関する限り、「いい企業に投資すると平均以上のリターンを得られる」
ということが実証されているのです。
「鳩のように正直に、ヘビのように賢く」という言葉が聖書の中にあります。カント
は、これを政治の原則として捉え、「鳩のように正直に」に軸足をおくことが大切だ
と言っていましたが、このことが企業活動にとっても大切だということが明らかにな
りつつあります。これは成熟社会日本の一つの希望ではないでしょうか。
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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★
株式市場に映し出される投資家の品格
ライブドア問題で株式分割や企業売買による錬金術的マネーゲームに批判が集中して
います。確かにライブドアの「時価総額世界一」という企業ビジョンには決定的に欠
如している点があります。それは何かというと「何をして」時価総額世界一になるの
かという視点です。つまり、どのような世の中の役に立つことをして、社会や顧客か
ら評価され、その「結果」として時価総額を世界一にするのかという理念が見当たら
ないのです。時価総額が世界一になること自体が企業の目標になってしまい、そのた
めだったら何でもする。法的にクロでなければ文句ないだろう、「株主はみんな喜ん
でいるのだから・・・」というロジックだったのではないでしょうか。確かにこのよ
うな態度での経営が問題であるのは分かります。
しかし、私が指摘したいのは、たくさんの投資家が、そのような経営路線を暗黙のう
ちに支持する形でライブドア株を買っていたということです。つまり、「とにかくも
うかりゃいいんだろう」という経営者を応援する「とにかくもうかりゃいいんだ」と
いう投資家がたくさんいたのです。虚偽の報告など許しがたい行為があったのも事実
ですが、やはり、「時価総額世界一」という言葉に浮かれて、投資の本質を見失って
いた投資家もたくさんいたことは否めません。目先の利益だけを追い求める投資家が
ライブドアの短期の金儲け至上主義経営に飛びつき、株価を上げ、その結果、さらに
ライブドアは怪しげなスキームにさらに手を染めていったというのが今回の事件の背
景でしょう。
株式市場は毎日、時々刻々、評価を更新している壮大な評価機関のようなものです。
投資家は株式の売買を通じて投票をしているのです。ですから株式市場には投資家の
価値感が映し出されています。品格のない投資家が多い市場では品格のない株式が好
まれます。品格のある投資家が多い市場では品格のある企業が高く評価されます。そ
の意味ではライブドアの経営に問題があったのは事実としても、それに拍車をかけて
いた投資家がたくさんいたという事実を忘れてはいけないと思います。日本に品格あ
る資産家をもっともっと増やすことが社会的にも求められているのだと実感させられ
た事件でした。
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次回の配信は200年2月20日です。
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