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2006年03月06日

2006年3月5日

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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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☆★☆★ I-OWAからのお知らせ ☆★☆★


■ マンスリー・セミナーのお知らせ

⇒ 次回マンスリー・セミナーは3月18日(土曜日)です。ゲストにはイボットソン・アソシエイツ・ジャパンの社長、山口勝業様をお願いしています。テーマは「人的資本を考慮した個人の最適資産配分戦略」です。ご期待ください。マンスリー・セミナーの予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html

■ クラブ・インベストライフのお知らせ

⇒ クラブ・インベストライフの定例、東京セミナーは4月7日(金)、東京ウィメンズ・クラブ(東京都渋谷区神宮5-53-67)で開催されます。3月20日までは会員申込を優先し、それ以降は先着順とさせていただきます。入場者数は198名です。お申込は下記を記載したファックスかe-mailを当社あてお早目にお送りください。(電話での受付はしておりませんのでご了承ください)

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☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★ 

お金との関係を美しくする 第八話
お金の記号化とニートレーダー

最近久しぶりに木下順二の名作『夕鶴』を読み返してみました。主人公の与ひょうは、傷ついた鶴を助ける「共生」の愛と感性を持っていましたが、次第に「おかね」に目が眩んでいき、つうとの約束も破って機を織っているつうの姿を見てしまいます。木下順二が題材にした「鶴の恩返し」の話は、実は金山を擁する佐渡の民話であり、金に人々が取り込まれ、その引き換えとして、鶴に象徴される日本の美と自然を失っていくという含蓄が『夕鶴』からみてとることができます。

さて時は移ってバブルの頃、『夕鶴』から何も学ばなかった人々の中で土地転がしが起こりました。この時、お金を生むのは鶴ではなく不動産でした。土地という目に見える自然がお金の山であり、土地をころがして人はお金儲けをしていました。その当時バブルがバブルである認識していた人はごく少数でした。ただしここまではとりあえず、お金の背後にその実体としての自然や人が見えていました。

ところが今、お金の背後に何も見えず、ひたすら「記号」化したお金が一人歩きしている現実が展開されています。20億円儲けたデイトレーダーの若者は、「僕は中毒だ」と言います。三台の大きなモニターを毎日見つめて売買を繰り返す。ライブドア事件の後、東証の取引全面停止により、ライブドア株で5000万円の損失を出した姿がテレビに映し出されます。昼食はカップラーメン、部屋は無機的でミドリもなく「趣味はない」「僕はニートだ」と言って暗い表情をしながら、現実逃避の手段としてパソコンのモニターに映し出される記号化した「株」にはまっています。

お金という交換価値はよく考えてみると、人間の経済活動という実体なしに成立するものではありません。しかしお金は、その実体から離れて一人歩きし、記号あるいは物象として人を虜にしてしまう魔性を持っています。インターネットとパソコンが、実はその魔性を恐ろしいほどに広げてしまっている面があります。これはバブルの時にはなかった現象と言ってよいでしょう。

やはりお金の向こうに人や自然が見えるような投資が必要だと思います。お金の魔力をねじ伏せ、自分のライフデザインを明確にして、そのデザイン実現のための手段としてお金を生かすことが必要でしょう。


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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

アポロ計画と資産形成

アポロ計画は、宇宙開発でソビエト連邦に出遅れていたアメリカ合衆国が、国家の威信をかけて取り組んだ有人宇宙飛行プロジェクトです。1961年にケネディ大統領は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成を掲げ、このプロジェクトを開始しました。そしてついに、1969年、人類は初めてアポロ11号を月に着陸させることに成功したたのです。月への第一歩を刻んだニール・アームストロング船長の言葉 "That's one small step for a man, one giant leap for mankind."(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。)はとても有名になりました。

確かに政治的、軍事的動機に基づいた計画であったことも事実ですが、このプロジェクトは「システム工学の勝利」とも呼ばれ、その後、多方面に考え方が応用されました。そのひとつが年金運用を中心とする「長期の資産形成投資」だったのです。

月までの距離は長距離です。ロケットを発射するときはあらゆる条件を考慮して打ち上げを行いますが、実際には飛行中に予期しなかった出来事がたくさん起こります。それらに対応して常に目的を達成できる確率を最大化しながら修正を加えてゆきます。

資産形成も長期です。細心の分析を行い長期的な投資目的を達成できるような計画を組んで運用を開始します。しかし、途中でたくさんの出来事が起こります。暴落もあればバブルもあります。しかし、長期的な目的を見据えて常に目標を達成できる確率を最大化してゆこうというのが長期資産形成なのです。これがプラン-ドゥ-チェックのサイクルを組み込んで運用をしてゆく投資プロセスです。そのプロセスのよって立つところが1950年代から急速な進歩を見た投資理論でした。

アメリカでは60年代後半から70年代の初めにかけて長期投資の代表、年金の資産が増大しました。そして1973年の第一次オイル・ショックによる株式暴落でその資産が大幅に痛めつけられました。そこから投資理論に基づいたシステム工学的投資が重視されるようになったのです。日本の個人投資家もいま、長期的な資産形成が求められています。年金が色々な苦難の末に到達した合理的な運用方法から個人が学ぶことは非常に多いだろうと思います。

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次回の配信は2006年3月20日です
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投稿者 岡本和久 : 2006年03月06日 16:32

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