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2006年05月19日

2006年5月20日

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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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このメール・マガジンは岡本和久と伊藤宏一の会社、I-Oウェルス・アドバイザーズ(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。

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☆★☆★ I-OWAからのお知らせ ☆★☆★

■ マンスリー・セミナーのお知らせ

⇒ 来月のマンスリー・セミナーは6月18日(日曜日)です。講演内容は以下の通りです。マンスリー・セミナーはマンスリー・セミナー会員の方のためのセミナーです。セミナーの概要、予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html

6月18日の講演予定:
パーソナル・ファイナンス講座 「貯蓄系金融商品のポイント」 伊藤宏一
資産形成講座 「右脳と左脳で銘柄選び - ファンダメンタル分析」 岡本和久
ゲスト講演 「最強のファイナンス理論 - 行動ファイナンス入門」 信州大学経済学部教授、真壁昭夫氏
質疑応答

■ マンスリー・セミナーのデモ・ビデオが当社ホーム・ページでご覧になれます

⇒ 「マンスリー・セミナーってどんなもの?」という質問をよくいただきます。それに対応して説明会をしていたのですが、もっとお気軽に聞いていただけるために、昨年10月に開催された第一回マンスリー・セミナーのなかから岡本による講演、「投資を学ぶための10のキーワード」をデモ用に編集しました。一時間の講演のうち最初の約30分を当社ホームページでご覧になれます。ご希望の方はお名前、ご住所、電話、FAX、職業、年齢を記載の上、当社までE-mailをお送りください。返信メールでパスワードをお送りします。

http://www.i-owa.com/seminar/index.html

パスワード申込は下記のアドレスへ。

info@i-owa.com

■ I-O公開講演会のお知らせ

⇒ 6月22日(木)午後6時半~8時半、東京ウィメンズ・プラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)で伊藤宏一と岡本和久の講演会を開催します。公開講演ですのでどなたでもご参加いただけます。お知り合いの方にも是非、ご紹介ください。お申込はお早めに。

講演内容  テーマ:「目指そう!品格ある資産家」
「お金と美しくつきあう方法」 伊藤宏一
「長期資産形成のプロセスと実践」 岡本和久
参加料:1000円
(個別銘柄についての話はありません)

申込み方法など詳細は下記をご覧ください。
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat16/index.html

■ クラブ・インベストライフのお知らせ

⇒ クラブ・インベストライフの定例、東京セミナーは6月9日(金)、いきいきプラザ一番町(東京都千代田区一番町12)で開催されます。お申込受付中です。下記を記載したファックスかe-mailでお送りください。(電話での受付はしておりませんのでご了承ください)

セミナー名 「インベストライフ・セミナー6月9日」
氏名
住所(郵便番号もお忘れなく)
電話/ファックス
e-mailアドレス
年齢
職業
何でこのセミナーについて知ったか(I-OWAメルマガなど)

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html

⇒ 福岡で6月10日にセミナーが開催されます。申込み方法など詳細はブログをご覧ください。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html


☆★☆★ 岡本和久からのメッセージ ☆★☆★ 

ウェルス・マネジメント会議に出席して

4月27日と28日にわたって米国フロリダ州タンパ市で開催されたウェルス・マネジメント会議に出席しました。昨年に続いて二回目の参加でしたが、前年同様、大変な参加者数で、個人資金の動向が注目されているのは日本だけではないのだということを実感しました。

相変わらず非常に刺激に富んだ新しいテーマが議論されましたが、二日間を通じて強く感じたのは、従来の株式や債券という枠を超えた代替投資が、個人の分野でも大きなうねりになり始めているということでした。具体的に言うと為替、商品、不動産など、また、従来の有価証券を使う場合でもヘッジ・ファンド、ファンド・オブ・ファンズなどの活用が取り上げられていました。背景には伝統的な有価証券のリターンが全体的に低下するなかでインフレに対する懸念がでてきていることにあるようです。

「現代ポートフォリオ理論を越えて」というスピーチでは従来のポートフォリオ理論の限界を指摘し、それに対する解決策として「防御的ポートフォリオ」、「市場連動型ポートフォリオ」、「願望的ポートフォリオ」という三種類のポートフォリオを考えるべきであるという議論が展開されました。

まず、「防御的ポートフォリオ」は基本的な生活水準を維持するための資産で、人的資本、住宅用の不動産、保険、物価指数連動国債などが含まれます。

「市場連動型ポートフォリオ」はライススタイルを維持するためのポートフォリオです。インデックス・ファンドなどを使って長期的な資産の成長を目標とします。分散された安定的なポートフォリオ部分であると考えてよいと思います。

最後の「願望的ポートフォリオ」はライススタイル向上を目的とします。ここに組み込まれる商品はヘッジ・ファンド、プライベート・エクイティ、ベンチャーキャピタルへの出資、株式やオプションへの集中投資などが含まれます。つまり、収益狙いのポートフォリオです。

従来の理論ではすべての金融資産をひとまとめにして、そこでリスクとリターンを最適化していたのですが、この方式では生活用途ごとに異なったポートフォリオをつくり、そこに従来よりも幅広い投資対象を組み込んだ上で最適化しようという考え方だろうと思います。

また、年金などの機関投資家の運用形態を個人投資家のポートフォリオに活用しようというテーマも出始めた点が注目されます。これは私自身、長年、年金運用の変遷を見てきて強く思う点でもあります。今回のセミナーでは「個人投資家のための『コア・サテライト』戦略」という講演がありました。

最後に非常に多くの人が日本からの唯一の参加者だった私のところにやってきて日本の経済、市場、個人投資家の動向などについて質問をしてきました。やはり、外人投資家も日本の動向をとても注目しているのだということが痛感しました。
 

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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

企業の実体価値はあるのか

最近、発行されたクラブ・インベストライフ5月号に「デイヴ・マービン氏、投資を語る」という私のインタビュー記事がでています。その中でマービン氏は「私自身、かつては証券アナリストとしてベンジャミン・グレアムなどが言うような株式の実体価値を見つける努力を散々しました。しかし、これはなかなか難しい。私は株式選択をきわめてシンプルに行っています。つまり、①業界でシェアを伸ばしている企業、②増益率が毎年、加速している企業の二つに注目します」と述べています。

これに対して読者の方から「私は、グレアム流に企業には実体価値が存在し、かつ推測することができると考えているが、マービン氏のみならず国内の著名なファンド・マネジャーからもそうしたものを基準に投資はできないというニュアンスでの話しを聞くことがある。実際はどうなのだろう」というご質問を受けました。とても良い質問なので私なりの考えを以下にまとめておきましょう。

まず、企業には実体価値が存在するだろうと思います。ただ、問題は我々がそれを詳細に把握することは不可能であるということです。実体価値を本当に知るためにはほとんど無限大と言っていいぐらいの情報が必要です。財務データだけでなく経営者・従業員の思い、顧客や競争相手のすべての行動がその企業の価値を変動させているのです。おそらくその企業のトップですら正確な実体価値が把握できないでしょう。

その前提で三つのことは言えそうです。まず、不完全であるという条件付ではあっても現在の価値のおおまかなメドはつけられるであろうということ、もうひとつはその価値が増加しているのか減少しているのかのだいたいの方向性もわかるかも知れないということです。そして最後に、今後の環境の変化によってその方向性が変わってしまう可能性が大いにあるということです。

グレアムの登場は株価形成が「勘と度胸」で行われていた時代からの大きな変化でした。それは何も基準がない状態から基準というものがあるということを人々に気づかせる役割を果たしました。しかし、また、唯一絶対の基準があり、それを誰もが発見できると考えるのも楽観的過ぎます。もし、そうであれば株価はその価値にどどまり動かなくなってしまうはずです。

結局、みんなが目隠しをして手探りで実体価値という「聖杯」を探しているようなものです。そして、あちこちで「遂に見つけた!」、「俺が発見したぞ」という声が聞こえるのですが、それらはみな彼らにとっての実体価値でしかないということでしょう。マービン氏の単純とも見える二つの基準は厳密な実体価値を求めるために労力を使うなら、むしろ、「業界の中で成長している企業を良く見張っていた方が効率が良い」ということを言っているのではないかと思います。


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② 当社からのメッセージ、メルマガ等 ⇒ http://www.i-owa.com/blog/

③ 当社へのご連絡 ⇒ E-mail: info@i-owa.com 電話:03-5789-9821

当メール・マガジンおよび過去の分は②でもご覧になれます。
メールでの配信をご希望にならない方は③のアドレスにご一報ください。
このメールを転送される場合は、当社が配信しているメルマガであることを明記してください。
営利目的でのご利用はご遠慮ください。
このメールの著作権は筆者にあります。

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次回の配信は2006年6月5日です
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I-Oウェルス・アドバイザーズ

□ 東京都渋谷区広尾1-8-6広尾186ビル7階(〒150-0012)
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投稿者 岡本和久 : 09:53 | コメント (0)

2006年05月05日

2006年5月5日

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このメール・マガジンは岡本和久と伊藤宏一の会社、I-Oウェルス・アドバイザーズ
(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。

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☆★☆★ I-OWAからのお知らせ ☆★☆★

■ マンスリー・セミナーのお知らせ

⇒ 次回マンスリー・セミナーは5月21日(日曜日)です。講演内容は以下の通りです。マンスリー・セミナーはマンスリー・セミナー会員の方のためのセミナーです。セミナーの概要、予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html

次回の講演予定:
パーソナル・ファイナンス講座 「成年後見制度の活用法」 伊藤宏一
資産形成講座 「インデックス運用か、アクティブ運用か」 岡本和久
ゲスト講演 「賢い投信の選び方」 投資信託事情調査会、編集兼発行人、島田知保氏
質疑応答

■ クラブ・インベストライフのお知らせ

⇒ クラブ・インベストライフの定例、東京セミナーは6月9日(金)、いきいきプラザ一番町(東京都千代田区一番町12)で開催されます。お申込受付中です。下記を記載したファックスかe-mailでお送りください。(電話での受付はしておりませんのでご了承ください)

セミナー名 「インベストライフ・セミナー6月9日」
氏名
住所(郵便番号もお忘れなく)
電話/ファックス
e-mailアドレス
年齢
職業
何でこのセミナーについて知ったか(I-OWAメルマガなど)

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html

⇒ 名古屋(5月14日)および福岡(6月10日)でもセミナーが開催されます。
申込み方法など詳細はブログをご覧ください。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html

■ I-O公開講演会のお知らせ

⇒ 6月22日(木)午後6時半~8時半、東京ウィメンズ・プラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)で伊藤宏一と岡本和久の講演会を開催します。公開講演ですのでどなたでもご参加いただけます。

講演内容  テーマ:「目指そう!品格ある資産家」
「お金と美しくつきあう方法」 伊藤宏一
「長期資産形成のプロセスと実践」 岡本和久
参加料:1000円
(個別銘柄についての話はありません)

申込み方法など詳細は下記をご覧ください。
http://www.i-owa.com/blog/archives/cat16/index.html


☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★ 

お金との関係を美しくする 第十話 「高校教科書を書く」

平成19年度用の文部科学省検定済みの教科書が出ましたが、その中の家庭科教科書を一部執筆しました。教育図書㈱発行の『家庭総合』及び『家庭基礎』です。

家庭科の教科書は、衣食住、家族・子ども・シニア、消費生活、生活をつくるといった分野に分かれています。このうち「消費生活」分野に「経済的に自立する」というテーマがあり、その中で「お金の管理の方法」として、ファイナンシャル・プランニングの重要性が指摘され、「パーソナル・ファイナンス」の7つのポイントを書きました。

このポイントの一つとして「30歳までに500万円貯めよう」といういつも私がお話している主張を、そのまま原稿で書いたのですが、検定で削除されるのではと思っていたら、そのままでOKということになり、掲載されています。貯蓄は「自分の未来のための支払」ローンは「将来の収入を先に使ってしまうこと」という説明もそのまま掲載されました。

そしてコラムとして投資について次のように書きました。

「いい企業を探そう~投資とは
投資とは、いい企業を探すことだ。いい企業とは、いい商品やサービスを社会に提供して収益を上げることによって企業価値を増大させ、その収益の一部を投資家に還元してくれる会社だ。
さて、あなたにとっていい企業とはどんな会社だろうか。気に入った商品がたくさんある、経営者がいい、信頼できウソをつかない、環境にやさしい、長く関心がもてる‥‥、どんな基準があるか7つあげてみよう。これらをもとに、新聞やインターネットなどで株式市場に上場している会社を5つ選び、そのホームページを見てみよう。
投資家向けの情報提供をしているIR(インベスターリレーションズ)のコーナーをチェックしたり、5年から10年の株価チャートなどをみて、『あなたが投資したい会社 ベスト3』を選んでみよう。」

恐らく日本の教科書でファイナンシャル・プランニングやパーソナル・ファイナンスという言葉が登場し、こうしたまっとうな投資のコンセプトが登場する初めてのケースではないかと思います。
とにかくとても貴重な仕事をしたと思っています。教科書も少しずつですが変わっているという実感を持ちました。
 

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☆★☆★ 資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

金利と業績の綱引き

証券の価値を表す方程式に「ゴードンの公式」というのがあります。

証券の価値 = 配当金 ÷ (割引率 - 配当金の成長率)

というものです。うんと簡単に言ってしまえば配当金を金利と利益の成長率の差で割ったものが現在の株式の価値であるというのです。

配当金は短期的に見ればそれほど大きく変動するものではありません。一方、利益成長率、つまり業績の期待はそのときの経済状況を反映して変動します。そして金利は景気とか物価見通しに基づいて日々、変動をしています。つまり、株価の水準は金利と業績期待に大きく依存しているということです。

方程式の分母である金利と利益成長率の差が小さくなるほど株価は上昇します。この差が縮小するためには金利が低下し、業績が向上することが必要です。あるいは金利は上昇してもその上昇を打ち消してあまりあるような業績改善があればよいのです。

大切なことはここで業績は利益の成長「率」であるということです。利益の絶対水準ではないのです。「好業績を続ける」というのは株式市場的には成長率が「加速する」という意味で、高水準の利益がなだらかに上昇するときにはすでに「成長」は株価に織り込まれているということになります。反対に金利は「水準」が重要で、必ずしも変化率が重視されているわけではありません。つまり、ゴードンの公式の分母は
金利の「水準」と業績の「変化率」の組み合わせで決まっているということです。

日本の景気は堅調ですし、海外の商品市況が上昇しています。日銀も量的緩和を解除し、次はゼロ金利政策がいつ終わるかに焦点が移っています。市場金利は為替動向なども見ながら将来の金利水準を探っているように見えます。企業業績は好調ですが、問題は今後、成長率が「加速」するのかどうかというところにあります。金利水準が上昇するのを打ち消すだけの「加速」があるかどうか、それにはさらに景気が改善しなければなりません。しかし、景気拡大がさらに加速すると資金需要も旺盛になり、金利が一段と上昇する可能性があります。まして、原油価格の高騰という要因もあります。最近の円高は物価の上昇を抑える効果はありますが、一方で企業業績にはマイナス要因となるかも知れません。

つまり、ここにきて金利と業績の綱引きが行われているのです。それが現在、市場にちょっと「気迷い」症状がでている背景ではないかと思います。基本的には「強気」でも、ちょっと「様子も見たい」といったところが投資家の多くが持つ実感ではないかと思います。その背景はこの綱引きにあります。金利上昇が色々な影響を金融商品に与え始めているのを実感します。


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このメールの著作権は筆者にあります。

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投稿者 岡本和久 : 10:33 | コメント (0)