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2006年07月05日

2006年7月5日

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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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このメール・マガジンは岡本和久と伊藤宏一の会社、I-Oウェルス・アドバイザーズ
(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。

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☆★☆★ I-OWAからのお知らせ ☆★☆★

■ マンスリー・セミナーのお知らせ

⇒ 来月のマンスリー・セミナーは7月16日(日曜日)です。講演内容は以下の通
りです。マンスリー・セミナーはマンスリー・セミナー会員の方のためのセミナーで
す。セミナーの概要、予定および入会申込書は下記よりダウンロードできます。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat26/index.html

7月16日の講演予定:
パーソナル・ファイナンス講座 「投信評価情報の見方」 伊藤宏一
資産形成講座 「株価判断の基礎 - バリュエーション分析」 岡本和久
ゲスト講演 「長期的視点から見た物価と金利」 東京海上アセットマネジメント、
平山賢一氏
質疑応答

■ マンスリー・セミナーのデモ・ビデオが当社ホーム・ページでご覧になれます

⇒ 「マンスリー・セミナーってどんなもの?」という質問をよくいただきます。そ
のようなお問合せに対応して説明会をしていますが、もっとお気軽に聞いていただけ
るために、昨年10月に開催された第一回マンスリー・セミナーのなかから岡本によ
る講演、「投資を学ぶための10のキーワード」をデモ用に編集しました。一時間の
講演のうち最初の約30分を当社ホームページでご覧になれます。ご希望の方はお名
前、ご住所、電話、FAX、職業、年齢を記載の上、当社までE-mailをお送りくださ
い。返信メールでパスワードをお送りします。

http://www.i-owa.com/seminar/index.html

パスワード申込は下記のアドレスへ。

info@i-owa.com

■ クラブ・インベストライフのお知らせ

⇒ クラブ・インベストライフの定例、東京セミナーは8月4日(金)、いきいきプ
ラザ一番町(東京都千代田区一番町12)で開催されます。お申込受付中です。下記
を記載したファックスかe-mailでお送りください。(電話での受付はしておりません
のでご了承ください)

セミナー名 「インベストライフ・セミナー8月4日」
氏名
住所(郵便番号もお忘れなく)
電話/ファックス
e-mailアドレス
年齢
職業
何でこのセミナーについて知ったか(I-OWAメルマガなど)

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html

⇒ 名古屋で7月26日にセミナーが開催されます。申込み方法など詳細はブログを
ご覧ください。

http://www.i-owa.com/blog/archives/cat27/index.html


☆★☆★ 伊藤宏一からのメッセージ ☆★☆★ 

お金との関係を美しくする 第十二話 拝金主義と近代資本主義の精神

今、日本では「お金儲けは悪いことなんですか」と居直る拝金主義者の跋扈が問題に
なっています。そこで思い出す事のひとつがマックス・ウエーバーの話です。

ウエーバーは、「金銭欲は人類の歴史とともに古い」とし、中国の官人(マンダリン)
や古代ローマの貴族、近代の農場地主たちの貪欲は比較に絶したものだし、ナポリの
馬車屋や船乗り、南ヨーロッパやアジア諸国の職人たちの金銭欲は徹底的だし厚顔
だ、と言っています。しかしこうした地域では決して近代資本主義は生まれなかった
とし、なぜプロテスタンティズムの厳しい倫理の支配する北ヨーロッパで近代資本主
義が生まれたのかを分析します。

そこには金銭欲や吝嗇や奢侈・浪費とはまったく異なる「近代資本主義の精神」が
あったと言います。「経済生活における新しい精神の貫徹という…決定的な転換を生
み出したのは、命知らずの厚顔な投機屋や冒険家たち、あるいは端的に『大富豪』な
どではなくて、むしろ厳格な生活のしつけのもとで成長し、厳密に市民的なものの見
方と『原則』を身につけて熟慮と断行を兼ね備え、とりわけ醒めた目で、またたゆみ
なく綿密に、徹底的に物事に打ち込んでいくような人々だったのだ。」(『プロテスタンティ
ズムの倫理と資本主義の精神』)

こうした人々は、粗野で「上品」(今風に言うと「セレブ」)な成り上がり根性とは
まったく異なって、見栄や不必要な支出を好まないばかりか、故意に権勢を利用する
ことを嫌い、また現に自分の得ている社会的名声に対して外側の褒章を受けることさ
え喜ばずに避ける、と描いています。

「厳密に市民的なものの見方と原則を身につけて熟慮と断行を兼ね備え、醒めた目
で、たゆみなく綿密に、徹底的に物事に打ち込んでいく」というスピリットの現代版
は、例えば今年4月27日にニューヨーク証券取引所で発表された「責任投資原則」
(PRI、Principles for Responsible Investment)に現れています。16ヶ国の大
手金融機関の代表者とともにそこに出席したアナン国連事務総長は言います。

「金融が世界的な経済を活発にしているのは事実だが、現状では投資の決定に環境、
社会、コーポレート・ガバナンス(ESC)への配慮、つまり持続可能な理念が十分に反
映されていない。主な機関投資家の協力で実現したこのPRIは、長期間にわたる投
資のリターンを高め、より持続可能な市場を実現するためのフレームワークを提供す
る」

わが国では社会の二極分解の進展の中で、これからも低次元の拝金主義が繰り返し表
れる可能性があります。こうした中で、厳密に市民的なものの見方と原則を身につ
け、熟慮と断行を兼ね備えた品格ある個人投資家が、持続可能な日本と地球という視
野でお金の流れを作り出し、経済の新たな質的発展を支えることが求められるのでは
ないかと思います


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☆★☆★ 岡本和久の資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★ 

クラス全員が平均点以上をとれるか?

前回はインデックス運用とアクティブ運用の役割について述べました。「インデック
スか、アクティブか」というのは二者択一の選択ではなく、それぞれ異なった役割を
持ち、並存しうるものであるというのが結論でした。その具体的活用法として、ポー
トフォリオのコア部分をインデックスで構成して、サテライト部分をアクティブ運用
するのが一般的です。

さて、この「アクティブ運用」というのが「言うは易く行うは難し」なのです。アク
ティブ運用は、投資にとって有用な情報を人の知らないうちに入手し、投資行動を起
こし、他の人々がその情報に気づき、追随してきたところで反対売買をして儲けると
いう手法です。これが難しい理由は、まず、「人の知らない投資にとって有用な情
報」を得ることがきわめて困難だと言うことです。特に情報化が進む今日、これは
益々、難しくなっています。その次に人を出し抜くためにはどうしても売買をしなけ
ればならないということです。売買をすればコストがかかります。つまり、コストと
いうハードルを飛び越えながら、良い情報を人より先に得て、もうけていかなければ
ならないのです。

この世にそのようなアクティブ運用をしている投資家はたくさんいます。と、言うよ
りも、インデックス運用をしている投資家はマイノリティーです。そのアクティブ投
資家がみんな、他のアクティブ投資家に勝とうと必死に闘っているのです。ある人が
トヨタ自動車に強気だとしましょう。その人は市場全体に占めるトヨタの時価総額よ
りも多くトヨタ株を保有します。それは取りも直さず、世の中のどこかにトヨタに弱
気で同社株を時価総額比率よりも小さく持っている人がいるということです。うまく
トヨタ株が値上がりしたとしましょう。トヨタを多めに持った投資家は市場平均より
も良いパフォーマンスとなるでしょう。しかし、トヨタを少なめに持った投資家のパ
フォーマンスは同じだけ市場平均を下回るのです。「アクティブ運用はゼロサム・
ゲーム。取引コストを含めればマイナスサム・ゲーム」、これは証券市場の厳然たる
真実です。

ある学校のひとつのクラスで試験をします。全員が平均点以上をとることはありえな
いのです。必ず、平均以上の子どももいれば平均以下の子どももいるのです。確かに
優秀な子どももいますが、同時に成績の悪い子どももいるのです。アクティブ運用の
場合は平均点マイナス・コストが基準になります。アクティブ運用は正しく使えば効
果があります。しかし、それを実行するのは楽ではありません。また、本当に良いア
クティブ運用の投信を見つけるのも簡単ではないのです。


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次回の配信は2006年7月20日です
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投稿者 岡本和久 : 2006年07月05日 12:59

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