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2007年08月31日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月31日
三原さんのバフェット入門
今日、経済評論家の三原淳雄さんとランチをご一緒しました。そのとき、「岡本さん、これ知ってる?」といって渡されたのが以下の本です。

確かに三原さんがかかれた「バフェット入門」なのですが、何か雰囲気が違う。それもそのはず、中国語なのです。この本、台湾で発刊されているそうです。中国人投資家の間でいま、バフェットがブームだとか。
その三原さん、新しい本を出されました。「金持ちいじめは国を滅ぼす」(講談社+α新書、800円+税)という何とも衝撃的なタイトルの本です。しかし、内容は「そうだよな」と思わせる正論です。「出る杭は打たれる」この国で、正論を堂々と展開される三原さんに拍手!
投稿者 岡本和久 : 15:31 | コメント (0) | トラックバック
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月31日
日経第二部に私が・・・
8月31日付け日本経済新聞、第二部「日経IRフェア特集」の2、3ページの対談に私がでています。対談の相手は日本IR協議会主席研究員の佐藤淑子さん、大和住銀投信投資顧問シニア・ファンド・マネジャーの窪田真之さん、ホンダ常務、池史彦さんでした。
「M&A時代、IRに重み、企業・投資家の懸け橋に」というテーマでので専門家座談会でした。私のコメントとしては「トップの対応に視線」、「成長性の説明重要」などがでています。良かったらご覧ください。
投稿者 岡本和久 : 08:18 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月29日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月29日
ファンド情報
格付投資情報センターが発刊している金融窓版と運用商品の専門誌、「ファンド情報」8月27日号の「インサイト」というコーナーに私の記事がでています。タイトルは「年金運用革命から個人運用革命へ」です。
私が年金運用に従事していた1990年から2005年という時代は年金運用の革命期でした。つまり、基金が自分で運用方針を決め、資産配分を作り、ベストのマネジャーを選ぶようになったのです。私は同じことがこれから個人運用の世界で起こるだろうと考えています。投資家がみずから「司令塔」になるのです。これは、まさにインベストライフなどで提唱している「自立」です。
私の年金運用での経験と、これから個人投資家に起こる変化について1ページにまとめました。チャンスがあったらご覧ください。
発行者に確認したところ文章自体の著作権は私にあるので、文章を掲載することは構わないとのことですので、本文を以下、紹介します。
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■インサイト
年金運用革命から個人運用革命へ
私は1992年から2005年までの13年間にわたり外資系投資顧問会社で年金運用に従事してきた。この間、日本の年金は非常に苦しい時代であった。ひとつは制度疲労の問題、もうひとつは運用上の問題であった。前者については、まだ、解決のめどがたったとは言いがたい。しかし、後者については年金運用革命とも言える大変革が行なわれた。
90年代の初め、企業年金の運用はほとんど、系列、株式持合いなどで母体企業と関係の深い信託銀行、生命保険会社、投資顧問会社に資金を任せ、各社がそれぞれの相場観で運用を行っていた。その結果、基金全体としてみると、みずから望む資産配分とはほど遠いものとなっていたのみならず、重複売買なども多く、きわめてコスト高の体質となっていた。制度的にも、安全資産、株式、外貨建資産、不動産の配分を5-3-3-2と定めていた規則があり、基金全体と運用機関ごとにこの資産配分を守らされていた。
90年代半ば以降、加速的に規制が緩和された。運用機関の採用に自由度が増し、5-3-3-2規制、簿価評価などが撤廃された。これは、運用機関への「お任せ」運用からみずからが司令塔になるプロセスであった。その結果、自分に合ったアセット・アロケーションを決め、それぞれの資産クラスごとにベストの運用機関を採用するようになったのだ。この変化に対応し、従来のバランス型マネジャーは特化型マネジャーにとって代わられ、基金のポートフォリオもコアとサテライトに分割され管理するケースが増えてきた。こうして、私が投資顧問会社の社長を退任したときには日本の年金運用体制はほぼ、海外と遜色のない水準にまで到達した。
さて、個人投資家の話である。団塊の世代が定年退職の時期を迎え、その退職金をどうすべきか迷っている人が多い。投資信託などへ資金が流入しているわけだが、ほとんどの場合、証券会社や銀行などの営業マンに進められたというケースが多い。基礎的な知識もほとんどなく、ただ、「上がりそう」、「儲かりそう」というイメージで買ってしまっているように見受けられる。そして、儲かれば、売却。儲けはお楽しみに使い、次の投資信託に賭けてみる。その繰り返しなのである。毎回、うまく行けばよいのだが、世の中それほど甘くはない。自然に値下がり銘柄が増えてゆき、それが個人の「塩漬け」ポートフォリオになる。
いま、大切なのは個人が自分の資産運用の「司令塔」になることだ。パフォーマンスのほとんどを決めるという資産配分を選択し、それぞれの資産クラスごとにベストの投資信託を買いつける。決して「上がりそう」だから買うのではない。エクスポージャーを持つために保有するのである。このような変化は、かつて年金基金が体験したと類似している。つまり、年金運用革命がこれから個人の運用革命へと広がってゆくのだ。「株価を売ったり、買ったりする」というメンタリティーから脱却して、価値を創造してゆく「企業を保有してゆく」という長期投資への転換が起こる。これは合理性への道であるといえよう。
そのためには投資家みずから投資に関する知識を持つことが必要である。別に難しい理論を学べというわけではない。我々がコンビニで買い物をするとき、まず、何を買うのかが決まっていて、それぞれの商品についてある程度の知識があり、最終的に値段との折り合いで商品を選ぶ。その程度の投資のプロセスと基礎知識が必要なのだ。
投資教育ということが言われて久しいが、どうも株価ゲームに焦点が当たりすぎているように思う。そんなことより、もっと生活に密着した、生活の一部として世の中のおカネの流れを理解し、自分のおカネをどのように役立ててゆくかを考える、のんびりした投資の知識が普及することを願ってやまないのである。
投稿者 岡本和久 : 13:11 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月28日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月27日
至福のひと時
ピアニストのウォン・ウインツアンご夫妻と、私と妻の四人で食事をしました。ウォンさんと我々は2005年に瞑想のご縁で知り合いになり、それ以来、親しくさせていただいています。ウォンさんは「瞑想のピアニスト」などとも呼ばれているように、その音楽は深い魂のレベルから湧いてくることを感じさせます。私も仕事中によくCDを流しています。不思議と仕事がはかどるのは心が落ち着くからでしょうか。
そのウォンさんが音楽監督をつとめた日中合作映画、「純愛」が最近、封切られています。試写会に呼んでいただいて観たのですが、とても良い映画です。中国残留夫人の話でともすれば暗いテーマともなってしまうのですが、ウォンさんの音楽は、しっとりと、やさしく、そして、時に明るく映画を盛り立てています。ぜひ、ご覧ください。
食事をしたのは普茶料理の名店、梵です。入谷の通りからちょっと入った閑静な場所にたった民家風のお店で、店内も、食事も、本当に小さなところまで、心遣いが行き届いているような店です。その食事のデリケートなこと。もちろん美味しいのですが、それ以上に「心」を感じさせます。ご主人とも色々、お話ができました。ピタッと座ってお話になる姿はさすが禅の修業をされてきた方だと思わせます。モノと心は別々、いつか我々みんなそんな風に思うようになっていますが、「物心一如」という言葉がごく自然に浮かんできました。
良き友と、静かな場所で、心のこもった食事をいただきながら楽しい会話をする、これ、至福のひと時ですよね。

ウォンさんご夫妻、梵のご亭主、岡本夫婦
投稿者 岡本和久 : 17:22 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月26日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月26日
東京ブギウギ
久しぶりに日曜日の午前中が空いていたので東京ギター・アンサンブルの練習に参加。仲間とギターの音を合わせるのは楽しいものです。
特に今日は新しい曲の練習の第一回目。曲は戦後、笠置シズ子さんが歌ってヒットした『東京ブギウギ』です。作曲は服部良一、作詞は鈴木勝。昭和23年1月に発表された曲です。戦後のどさくさのなかから力強く立ち上がる庶民のたくましさを感じる曲です。また、戦争中に規制されていたジャズっぽさがあふれていて、自由を謳歌している!という感じ。
この曲がスムーズに合奏できるようになったらきっと楽しいだろうなと思わせる良い編曲でした。
投稿者 岡本和久 : 15:25 | コメント (1) | トラックバック
2007年08月25日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月25日
当社オフィスでDIY資産運用教室
当社オフィスでDIY資産運用教室を開催しました。「100歳までの長期投資*コア・サテライト戦略のすすめ」をテキストにして、じっくりと3時間お話ができました。参加者は8名と少人数でしたのでとても和やかな良い雰囲気でした。個人的には一番、話をしていて楽しい規模です。受講された方も打ち解けて、質問もたくさんいただきました。当社オフィスでのこのような教室は2回目ですが、隔月ぐらいにこのような小さい教室もやっていきたいと思います。

講義のあと、妻と恵比寿ガーデンプレイスのビアガーデンで一杯。そうしたら、教室に参加されたMさんとWさんのお二人が飲み会をやってました!
次回は9月23日(日)1時半~4時半を予定しています。次回のテーマは投資未経験者、または初心者向けの方が長期投資を自分でできるようになれるまでの基礎知識をお話します。お申込みは当社まで。9名様で締め切らせていただきますのでお早めに。
投稿者 岡本和久 : 20:12 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月20日
2007年8月20日
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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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このメール・マガジンはI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。
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☆★☆★ I-OWA(愛称:アイオワ)からのお知らせ ☆★☆★
■□■□ 当社の総合セミナー・スケジュールをホームページでご覧になれます
当社はマンスリー・セミナー、DIY資産運用教室、インベストライフ・セミナー、各地のインベストライフ・サロンが主催するセミナーなどに関わっております。これらのすべてのセミナーを統合した予定表を当社ホームページでご覧いただけます。
http://www.i-owa.com/AllSeminarYotei/AllSeminarSchedule.htm
■□■□ マンスリー・セミナーのご案内
⇒ 今後の予定
09/16(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@東京都千代田区永田町1-11-35全国町村会館2F 第一会議室 プログラム:「死のデザイン ~ 遺言、臓器移植、葬儀」(伊藤宏一)、「投資方針書を策定する~ペーパー・ポートフォリオの作成に向けて」(岡本和久)、「アナリストが見た日本産業の近未来図」(伊豆野信博氏、東海東京調査センター、理事)
10/21(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@東京都千代田区永田町1-11-35全国町村会館2F 第一会議室 プログラム:「生のデザイン」(伊藤宏一)、「株価で学ぶ経済と景気」(岡本和久)、「日本株式市場の長期展望」(佐々木英信氏、日興コーディアル証券、チーフアナリスト)
11/18(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@@東京都千代田区平河町2-7-5砂防会館別館3F「立山」 プログラム:「ウイリアム・モリスのデザイン思想」(伊藤宏一)、「金利、債券、為替市場の見方」(岡本和久)、「アフリカ旅行から地球環境を考える」(河口真理子氏、大和総研経営戦略研究所 主任研究員)
⇒ マンスリー・セミナーの受講方法を多様化します
<会費について>
従来の年間会員(会費6万円《税込》)制に加えて、半年会員会費年4万円《税込》)制をもうけます。会員の方は、欠席の場合でも当社ホームページでセミナーの音声をお聞きいただけます。また、ご希望の方にはCDまたはDVDを貸与します。新規にご入会の方は入会金として5000円を頂戴します
<スポット受講について>
スポット受講は従来、一回10,500円(税込)を頂戴しておりましたが、このたび、 回数券(三回25,000円《税込、1年間有効》)制度もご利用いただけるようにしました。お申込は当社まで。
⇒ ネット・セミナーがお得になります!
2007年10月より以下のような新しいサービスを開始します。内容がグンとお得になります。
① 従来、1年遅れでリリースしていたマンスリー・セミナーの音声を直近のものをお聞きいただけるようにします。
② 従来は伊藤、岡本両名の講演分のみでしたが、ゲストの講演もお聞きいただけるようにします。
なお、従来は過去分すべての音声をホームページ上に保存していましたが、今後は2ヶ月間の保存とさせていただきます。受講料は従来通り37800円(税、資料代込)です。地方在住の方にお勧めです。
■□■□ 岡本和久のDIY資産運用教室
⇒ 開催予定
08/25(土)13時30分~16時30分
DIY資産運用教室@I-OWA Office(東京都渋谷区広尾1-8-6-7F)、「100歳までの長期投資 ~ 資産運用の基本を学ぶ」(お申込は当社まで。満席となりました)
09/01(土)13時~17時
DIY資産運用教室「100歳までの長期投資」出版記念講演」@京都市右京区西院東中水町17番地、京都府中小企業会館8022会議室(お申込は協力者、奥田博美様E-mail: aaa@srm-net.co.jpまたは当社まで)
09/23(日)13時30分~16時30分
DIY資産運用教室@I-OWA Office(東京都渋谷区広尾1-8-6-7F)、テーマは、①「証券投資の基礎知識と業界構図」、②「知っておきたい投資の法則」を予定、(お申込は当社まで)
10/08(月)13時~17時
DIY資産運用教室「100歳までの長期投資」出版記念講演」@名古屋市中区栄4-1-1中日ビル6F、中日コンサルティングプラザ(お申込は協力者、吉田江美様 E-mail: emi@happylife.ne.jp、Fax: 052-261-6001、井川吉満様、または当社まで)
★当社へのお申込み時にご提示いただく個人情報は、協力者の方と共有することがあります。お名前以外の情報開示をお望みでない方は、申込み時にその旨、お申し出ください。
■□■□ クラブ・インベストライフ
⇒ お詫びと訂正
会報誌、「インベストライフ」8月号、31ページの東京インベストライフ・セミナーに関するお知らせに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
誤: 「7月18日までは、会員の方を優先して登録いたします。」
正: 「9月19日までは、会員の方を優先して登録いたします。」
⇒ セミナー予定
09/02(日)13時~17時 サロン・インベストライフ山陰主催@島根県安来市民会館大会議場。「投資を通じて個人と地域の自立を果たそう」、ゲスト:中野晴啓氏、講師:澤上篤人、岡本和久
09/22(土)13時~16時 サロン・インベストライフ広島主催@広島県立総合体育館小会議室。「ライフプランニングと長期投資」、講師:伊藤宏一、速水禎、岡本和久
10/05(金)19時~21時 東京セミナー@いきいきプラザ一番町 基調講演:「資産作りのための投信の選び方、使い方」島田知保氏
10/07(日)13時~17時 サロン岐阜発足記念インベストライフ・セミナー
テーマ:「自分の年金は自分で作る」、講師:村山甲三郎、岡本和久@岐阜メモリアルセンター第一会議室(本館)
10/14(日)13時~16時 サロン・インベストライフ仙台主催 テーマ:「『ゆったり投資』で私らしく生きよう~希望ある社会につなぐ、投資のある暮らし~」、講師:澤上篤人、岡本和久@仙台市青年文化センター エッグホール、主催:サロイン仙台
11/09(金)18時30分~20時30分 インベストライフ・セミナーIN神戸@神戸市中央区下山手通4-16-3兵庫県民会館10階「福の間」 テーマ未定、講師:澤上篤人、岡本和久、主催:サロン大阪
11/11(日)13時~17時 インベストライフ・セミナーIN京都
テーマ:分散投資と長期運用、講師:島田知保、岡本和久@京都市右京区西院東中水町17番地 京都
府中小企業会館801会議室、主催:サロン大阪
11/30(金)19時~21時 クラブ・インベストライフ東京セミナー
テーマ未定@いきいきプラザ一番町
セミナー申込方法など詳細は下記をご覧ください
http://www.i-owa.com/AllSeminarYotei/AllSeminarSchedule.htm
⇒ 会報誌「インベストライフ」に掲載された記事のうち、選りすぐりのものを全文、ホームページでご覧いただけます。また、バックナンバーの一覧表も掲載されています。
http://www.i-owa.com/club/ILSample/ILSamples.htm
⇒ 会報誌、「インベストライフ」のバックナンバー販売
先月、ご案内したように会員の方に限り会報誌のバックナンバーを一冊500円(送料込み)で販売いたします。ご希望の方はお名前、住所、電話/FAX、E-mailアドレスを記載の上、当社までE-mailまたはFAXでお申込ください。先着順ですので在庫切れとなった場合にはご容赦ください。
■□■□ ブログ、「岡本和久のI-OWA日記」もご覧ください
結構、一生懸命に書いています。資産運用から食べ物ネタ、折にふれマーケット・コメントなども載せています。ご覧ください。
http://www.i-owa.com/blog/
☆★☆★ 岡本 和久からのメッセージ ☆★☆★
老荘に学ぶリラックス投資術(1)
「北の果てしない海に鯤(こん)という魚がいる。べらぼうに大きな魚で頭から尻尾まで何千里もある。この魚がひとたび変身すると鵬(ほう)という鳥になる。何千里とも知れない胴体、翼を広げて飛び立つと地上は真っ暗になってしまうほどだ。風が吹き海が荒れる季節になると鵬は南にある天の池を目指して飛び立つ。海面3000里に翼を打ちつけて飛び立ち、風に乗って9万里の高さに舞い上がり、半年間、飛び
続ける。地上にはかげろうが立ち、ホコリが舞い、生物の息がこもる。しかし、空は真っ青。青く見えるのは空が青いからではなく、天までの距離が青く見せているのだ。はるか上空を飛ぶ鵬の目には地上が青一色に見える。」
中国で紀元前四世紀後半に書かれた「荘子」の巻頭のエピソードです。度肝を抜くスケールの大きさ!すごいですよね。私は20年ほど太極拳をしてきました。また、10数年にわたって瞑想を実践しています。その期間、もっとも読み親しんだ古典が老子の「道徳経」と荘周の「荘子」です。太極拳の思想的背景は老荘の影響を非常に強く受けています。また、これらの本を読むとこの二人が深い瞑想の境地で得たことを書いていることが感じられます。
ずっと、私のなかで老荘的な考えは長期投資の世界でもすごく役に立つのではないかと思っていました。これから、何回か、「老荘的リラックス投資術」を書いてみたいと思います。お付き合いください。
最初の鵬の話はパラダイムを変えることの大切さを教えています。日常の常識や日々の細かい出来事から離れてマーケットというを高い、高い空の上から眺めてみる。そうすると大きな流れが見えてくる。メガトレンドと言ってもいいでしょう。下から見上げる空が真っ青なのと同じように、地上が真っ青に見えるぐらい高いところからこの世の現象を眺めてみる。そうすると、日常の瑣末な出来事はすべて消え去り大きな流れだけが見えてくるものです。人間の喜怒哀楽、欲望や恐怖などとるに足りない些細なことに感じられる。短期的な株価の動きなどどうでもよくなる。このエピソードは次のように続きます。
「セミやコバトは鵬を笑う。『地上の木に枝に飛びつくのさえ大変なことだ。失敗して地上に落下することだってある。それなのに、南に9万里も飛ぼうとする奴の気が知れない』。セミやコバトに何が分かるだろうか。小さな世界に住むものには想像もつかぬ、大きな世界がある。短い時間にとらわれているものは、大きな時間の流れを想像もできない。」
毎日、あくせくと売買を繰り返し、わずかな利益を追い求めている投資家に長期投資家の求めるものは分からないのです。パラダイムが違う。朝生えて夕方枯れるきのこには1日という時間の長さが分からない。セミには1年という長さが分からない。荘子は述べています、「少知は大知に及ばず、小年は大年に及ばず」。このエピソード、老荘的リラックス投資術の最初にふさわしい話だと思いませんか。
(荘子については徳間書店刊、中国の思想第12巻、「荘子」を参考にさせていただいています)
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☆★☆★ 岡本和久の資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★
サブプライム・ローン問題の余波
アメリカの低所得者向け住宅ローン、サブプライム・ローンの焦げ付きが増えるなか、これが世界の金融市場を大きく揺り動かしています。アメリカの住宅ローン残高は10兆ドルありますが、このなかでサブプライム・ローンは1兆~1.3兆ドル、3月時点でそのうちの14%弱が返済遅延に陥っているそうです。バーナンキFRB議長によれば、金融機関の損失見込み額は500~1000億ドルとのことで、これはアメリカのGDPの0.4~0.8%ほどです。これ自体、大きな問題ではありますが、世界を大きく揺るがすような問題でしょうか?FRBも公定歩合を即座に下げるなど、手段を講じており、サブプライム・ローンそのものが世界経済を深刻な不況に陥れるようなことはないだろうと見られます。それでは、どうして市場はこんなに荒れているのでしょうか。
問題はこのローンが証券化されているところにあります。つまり、住宅ローンは住宅ローン担保債券(MBS)として投資家に幅広く売られています。さらに、MBSを特別目的法人に譲渡することで、この特別目的法人がいくつかのリスクとリターンの種類に分けて証券化をしているのです。これらは債権担保証券(CDO)と呼ばれますが、この証券を金融機関や機関投資家、特にヘッジファンドなどが大量に買い付けてきたのです。それでもアメリカの不動産価格が上昇トレンドにある限りは、これらの証券は高いリターンを提供していましたし、それなりに買い手も次々にでてきていたのです。
しかし、不動産価格が頭打ちから下落に転ずると、これらのリスク面が大きな問題になり始めました。そうなると今度は買い手がまったくいなくなってしまいます。したがってCDOの値段もつかない。正しい市場価格に基づいた基準価格さえ計算できないような事態が起こり始めたのです。不安にかられたヘッジファンドの保有者が解約を申し出る。しかし、買い手がいない以上、CDOの売却をできない。しかし、現金は作らねばならない。そうなると売れるものから売らざるを得なくなります。つまり、市場性の高い、アメリカ株や日本株が売られることになるわけです。ヘッジファンドは通常、借入金を取り入れてレバレッジをかけ高い収益を狙います。しかし、残高が減少するとその借入金も返済することになる。その借入金は低金利の円の部分がかなりあったのだろうと思います。当然、外貨を売り、円を買い、円の借り入れを返済する。必然的に円高となる。
こうして、株安、円高、さらに円高による輸出産業の採算悪化から株安といった循環が起こっているのだと思います。つまり、サブプライム・ローンはきっかけです。2001年から2004年まで、日米金融政策が世界に膨大な過剰流動性を生み出しました。そのあだ花がサブプライム・ローンであり、また、ヘッジファンドの急増だったのです。いま、過剰流動性の収縮過程においてサブプライム・ローン問題がきっかけとなり、過度に膨れ上がりすぎたヘッジファンドに小さな穴があいたようなものです。当面の動きは目を離せません。長期投資家にとっては長旅の途中の雨模様ですが、短期、中期の投資家には大きな暴風雨になっていることは間違いありません。
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メールでの配信をご希望にならない方は③のアドレスにご一報ください。
このメールを転送される場合は、当社が配信しているメルマガであることを明記してください。
営利目的でのご利用はご遠慮ください。
このメールの著作権は筆者にあります。
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次回の配信は2007年9月5日です
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2007年08月19日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月19日
I-OWAマンスリー・セミナー開催
当社のマンスリー・セミナーが8月19日に永田町の砂防会館で開催されました。
マーケットが荒れているからでしょうか、たくさんの方がお見えになりました。
最初に伊藤宏一さんの「SRIファンドを選ぶ」という講演が行なわれました。
「SRI」の意味が「社会的責任投資」から「持続可能な責任投資」へと変化しているとの指摘から話が始まり具体的投信の紹介なども含めて幅広いSRIに関する解説がされました。
私は、「証券市場の基礎知識と業界構図」というお話をしました。証券市場の基本的な仕組みや、最近の投資家動向などにつきおさらい的な説明をし、さらに業界の利益=投資家の負担という構図につき解説しました。
また、今月の「マーケット・レビュー」では「サブプライム・ローン問題とその余波」につきお話をしました。サブプライム・ローン、住宅ローン担保証券(MBS)、債権担保証券(CDO)の仕組みとリスク、そして、ヘッジファンドが抱えた問題点など、表面的なニュースではなかなか分からないことを説明しました。時節柄、みなさん、非常に真剣に聞いていただけました。
ゲスト講演は、グッド・インベストメンツ株式会社のチーフアナリスト、アレクサンダー・フラッチャーさんの「コーポレート・ガバナンス(CG)の評価に基づいた投資のすすめ」というお話。流暢な日本語でCGの大切さにつき解説をしていただきました。特に、CGに優れた会社のパフォーマンスは1年ではむしろ全体に比べても、CGに劣った会社に比べても悪いが、3年、5年、10年と長期になるほど、CGの良い会社のパフォーマンスが際立ってくるという指摘は大変興味深いものでした。
フラッチャーさん、伊藤さんと私のフリーディスカッションでは、SRIとCGの違い、関係など企業利益の質という切り口から鋭い質問もたくさんいただけ大変、知的刺激に富んだセッションがもてました。
投稿者 岡本和久 : 22:31 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月16日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月15日
会報誌、「インベストライフ」2007年8月号発刊
クラブ・インベストライフの会報誌、「インベストライフ」が発刊になりました。今月のトップ・ストーリーは座談会、「主婦の目から見た物価と景気動向」です。河口真理子アネゴの司会のもと、古市千晶さん、川元由喜子さんを迎えて生活実感でみた物価動向。とても面白いです。イタリアから輸入されるトマトの本当のコストなど、インベストライフ的視点も興味深いものがあります。それから東京インベストライフ・セミナーの誌上ライブもお見逃しなく。基調講演では藤沢久美さんが非常に興味深いエピソードを紹介されています。

投稿者 岡本和久 : 14:36 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月15日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月15日
日経金融新聞に私のことがでています
8月15日の日経金融新聞、一面の「ザ・コジン」というコラムに、日曜日に福島県いわき市で開催されたインベストライフ・セミナーのことがでています。「個人は基礎知識を体系的に聞ける場を求めている」という私のコメントが引用されていますが、まさにその通り。まだまだ、草の根的な活動ですが、いつか大きなうねりになるものと信じています。
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2007年08月13日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月12日
いわき市でインベストライフ・セミナー
8月12日(日)午後1時から4時まで福島県いわき市でインベストライフ・セミナーが開催されました。澤上篤人さんと私が講師としてお邪魔しましたが、約60名ぐらいの方にご参加いただけました。非常に若い方から高齢の方まで、どちらかというと女性の方が少し多かったでしょうか。投資経験もゼロからかなりのベテランまで。私がライフ・ステージと色々な投資の話をし、それから澤上さんが長期投資の醍醐味について講演をしました。その後、質疑応答。全部で20もの質問がでました。非常に内容の濃いセミナーができたと思います。セミナー開催にご尽力いただいた、安藤哲夫さま、すばらしい司会をしていただいた大川幸子さま、関係者すべての方に感謝します。

セミナー後、有志との懇親会。赤鬼という居酒屋で美味しい海産物をしっかりいただきました。さすが漁港の町の魚はおいしい。

しかし、どうしてもひと言触れたいのはお昼に食べた味希というお店の超高級中華麺。下の写真の右上はオマールえびの冷麺、その左は神戸牛入りの冷麺、下は五目麺と鶏肉の麺。心地よいジャズが流れ、お店の作りも食事もご主人のこだわりが感じられました。

どうも、また、食べ物ネタばっかりになってしまってます。いかんなあ、来週は人間ドックなのに・・・。
投稿者 岡本和久 : 11:30 | コメント (2) | トラックバック
2007年08月11日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月11日
DIY資産運用教室@名古屋
午前10時半から12時まで、名古屋の中日コンサルティング・プラザで「DIY資産運用教室」を開催。今回は「投資信託入門」というテーマでお話をしました。なぜ、投資信託で儲かったという人が少ないのか、その問題を解決するにはどうしたらよいのか、それらがメイン・ポイント。結論は自分が運用の設計図を描き、それぞれの部分にベストの投信をはめ込んでゆくことが必要ということ。つまり、自分が司令塔になることが成功の秘訣なのだということをご説明しました。
次回の名古屋でのDIY資産運用教室は10月8日です。私の新著、「100歳までの長期投資*コア・サテライト戦略のすすめ」を教科書にして、投信を使う基本になる設計図の描き方をじっくり時間をかけてご説明します。

投稿者 岡本和久 : 17:26 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月10日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月10日
名古屋へ
土曜日のDIY資産運用教室のために夕方、名古屋入り。
ちょうど、セゾン投信の中野晴啓さん、佐藤恭子さんらも名古屋にお見えになっていたので、みんなで中日ビルにある山本屋本店の味噌煮込みうどんをいただきました。熱々の土鍋のフタを取るとミソと麺が圧倒的存在感で現れます。フーフー息を吹きかけながら土鍋のフタを皿代わりに食べる麺はあくまでしっかりとして、それだけで十分、主食の貫禄です。香物が少なくなると店員さんが付け足してくれます。麺の味が濃いのでとても親切な心配り。みんなエプロンをかけてまじめな顔でうどんに取り組んでいました。

投稿者 岡本和久 : 16:46 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月09日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月9日
インベストライフ編集会議
インベストライフの編集会議が行なわれました。今回は株式市場が荒れているので緊急座談会を開催。澤上さん、村山さん、菱川さんと私の四名でインベストライフ的視点から市場を考えて見ました。面白い内容になったと思います。9月号をお楽しみに!
会議のあと、久しぶりに菱川さんと一杯。四谷の名店、支那そば屋こうやさんへ。私は随分、前に一度行ったことがありました。皿わんたんと支那麺、ビールで乾杯。このお店で学んだお弟子さんたちが各地で活躍されているので有名ですが、味わい深くいただきました。
皿わんたん

支那麺

投稿者 岡本和久 : 22:13 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月08日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月8日
蓮の華
先週の日曜日、法事で上野へいきました。不忍池で蓮の華を発見。
法事でも住職が、「あの美しい蓮の華は根を泥水のなかに下ろしている」という話をされていました。
う~ん、深いなあ。

投稿者 岡本和久 : 08:11 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月07日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月7日
私の財産
朝日新聞に折り込まれているお茶の間経済情報誌、「私の財産」(平成19年8月号)に「長期投資で自分年金づくり」という題でさわかみ投信の澤上篤人さん、セゾン投信の中野晴啓さんとともに私がでています。インベストライフの活動がかなりのスペースで説明されています。二面には「北海道の廃校でセミナー」として美瑛でのセミナーについても書かれています。新聞編集センターの許可を得て下記掲載します。
投稿者 岡本和久 : 17:19 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月05日
2007年8月5日
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■□ I-Oウェルス・アドバイザーズのメール・マガジン
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このメール・マガジンはI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)の情報を毎月二回(5日と20日)お送りするものです。
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☆★☆★ I-OWA(愛称:アイオワ)からのお知らせ ☆★☆★
■ マンスリー・セミナーのご案内
08/19(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@東京都千代田区平河町2-7-5砂防会館別館3F「立山」
プログラム:「証券市場の基礎知識と業界構図」(岡本和久)、「SRIファンドを選ぶ」(伊藤宏一)、「コーポレートガバナンスの評価に基づいた投資のすすめ」(アレクサンダー・フラッチャー氏、コーポレートガバナンス・アドバイザー)
09/16(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@東京都千代田区永田町1-11-35全国町村会館2F 第一会議室
プログラム:
「死のデザイン ~ 遺言、臓器移植、葬儀」(伊藤宏一)、
「投資方針書を策定する~長期投資の航海図を描く」(岡本和久)、
「アナリストが見た日本産業の近未来図」(伊豆野信博氏、東海東京調査センター、取締役、東京調査部長)
10/21(日)12時30分~16時30分
I-OWAマンスリー・セミナー@東京都千代田区永田町1-11-35全国町村会館2F 第一会議室
プログラム:
「生のデザイン」(伊藤宏一)、
「株価で学ぶ経済と景気」(岡本和久)
「日本株式市場の長期展望」(佐々木英信氏、日興コーディアル証券、チーフアナリスト)
★★★マンスリー・セミナー受講料を充実します
<会費について>
従来の年間会員(会費6万円《税込》)制に加えて、半年会員会費年4万円《税込》)制をもうけます。会員の方は、欠席の場合でも当社ホームページでセミナーの音声をお聞きいただけます。また、ご希望の方にはCDまたはDVDを貸与します。新規にご入会の方は入会金として5000円を頂戴します
<スポット受講について>
スポット受講は従来、一回10,500円(税込)を頂戴しておりましたが、このたび、 回数券(三回25,000円《税込、1年間有効》)制度もご利用いただけるようにしました。お申込は当社まで。
■ ネット・セミナーがお得になります!
2007年10月より以下のような新しいサービスを開始します。内容がグンとお得になります。
① 従来、1年遅れでリリースしていたマンスリー・セミナーの音声を直近のものをお聞きいただけるようにします。
② 従来は伊藤、岡本両名の講演分のみでしたが、ゲストの講演もお聞きいただけるようにします。
なお、従来は過去分すべての音声をホームページ上に保存していましたが、今後は2ヶ月間の保存とさせていただきます。受講料は従来通り37800円(税、資料代込)です。地方在住の方にお勧めです。
■ 岡本和久のDIY資産運用教室
08/11(土)10時30分~12時
DIY資産運用教室「投資信託入門」@名古屋市中区栄 名古屋市中区役所ホール(お申込は協力者、吉田恵美様、井川吉満様(emi@happylife.ne.jpまたはFax:052-261-6001)、または当社までお願いいたします)
08/25(土)13時30分~16時30分
DIY資産運用教室@I-OWA Office(東京都渋谷区広尾1-8-6-7F)、「100歳までの長期投資 ~ 資産運用の基本を学ぶ」(お申込は当社まで。満席となりました)
09/01(土)13時~17時
DIY資産運用教室「100歳までの長期投資」出版記念講演」@京都市右京区西院東中水町17番地、京都府中小企業会館8022会議室(お申込は協力者、奥田博美様E-mail: aaa@srm-net.co.jpまたは当社まで)
09/23(日)13時30分~16時30分
DIY資産運用教室@I-OWA Office(東京都渋谷区広尾1-8-6-7F)、テーマは、①「証券投資の基礎知識と業界構図」、②「投資理論入門」を予定、(お申込は当社まで)
★★★当社へのお申込み時にご提示いただく個人情報は、協力者の方と共有することがあります。お名前以外の情報開示をお望みでない方は、申込み時にその旨、お申し出ください。
■ 当社の総合セミナー・スケジュールをホームページでご覧になれます
当社はマンスリー・セミナー、DIY資産運用教室、インベストライフ・セミナー、各地のインベストライフ・サロンが主催するセミナーなどに関わっております。これらのすべてのセミナーを統合した予定表を当社ホームページでご覧いただけます。
http://www.i-owa.com/AllSeminarYotei/AllSeminarSchedule.htm
■ クラブ・インベストライフの会報誌の見本を当社ホームページでご覧ください
会報誌「インベストライフ」に掲載された記事のうち、選りすぐりのものを全文、ホームページでご覧いただけます。また、バックナンバーの一覧表も掲載されています。
http://www.i-owa.com/club/ILSample/ILSamples.htm
■ 会報誌、「インベストライフ」のバックナンバー販売
先月、ご案内したように会員の方に限り会報誌のバックナンバーを一冊500円(送料込み)で販売いたします。ご希望の方はお名前、住所、電話/FAX、E-mailアドレスを記載の上、当社までE-mailまたはFAXでお申込ください。先着順ですので在庫切れとなった場合にはご容赦ください。
■ ブログ、「岡本和久のI-OWA日記」もご覧ください
結構、一生懸命に書いています。資産運用から食べ物ネタ、折にふれマーケット・コメントなども載せています。ご覧ください。
http://www.i-owa.com/blog/
☆★☆★ 伊藤 宏一からのメッセージ ☆★☆★
お金との関係を美しくする 第25話 「成長」か「持続可能な発展」か
1987年、国連の「環境と開発に関する世界委員会」が報告書『地球の未来を守るために』の中で「持続可能(サステイナブル)な発展」というコンセプトを提唱しました。地球上に暮らす人類が永続的に生存するためには持続可能な発展が不可欠であるという考え方です。
「持続可能な発展」というコンセプトには、「有限な世界では無限の成長は不可能である」ということが盛り込まれています。具体的には、化石燃料を使いすぎない、二酸化炭素などの温室効果ガスを過度に出さない、分解できない化学物質を作らない、といったことが問題になります。また資源が地球的規模で公平に使われるということも重要です。人口が世界の2割の先進国が世界所得の8割を占め、資源を大量に使う一方、1日1ドル以下で暮らす人々が12億人もいるということは、地球的規模の持続可能な発展を阻害しています。
1992年リオデジャネイロで開かれた「地球サミット」で、国・地域・地球の環境保全対策を検討する際に共有すべき基本概念として、「持続可能な発展」を踏まえた「持続可能性」のコンセプトが提案されました。持続可能性とは「社会経済の発展は、開発途上国をふくむ人間社会全体と地球環境が健全な状態を維持できる範囲内で進められねばならない」ということを意味しています。
2002年ヨハネスブルグで開催された「持続可能な発展のための世界首脳会議」では、地球環境と地球社会の持続可能な発展のための次の3条件が示されました。
① 貧困の撲滅
② 生産・消費形態の変更
③ 経済・社会開発のための天然資源の保護・管理
こうしたことを考えると、投資についても、単純な「成長」への投資ではなくて、「持続可能な発展」のための投資が必要になっているのではないでしょうか。特にエマージング諸国への投資について、「持続可能な発展」の視点からの投資でないと、結果的に地球環境がパンクしてしまうことにもなりかねません。
SRIは最近、「社会的責任投資」ではなく、「持続可能な責任ある投資」と国際的に理解されつつありますが、そうした投資のコンセプトをもっと広範に日本で広げる必要性があるのではないかと思います。
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☆★☆★ 岡本和久の資産運用、「キホン」の「キ」 ☆★☆★
もうはまだなり
数ある相場格言のなかでも、「もうはまだなり、まだはもうなり」は秀逸だと思います。「もうそろそろ天井かな?」とか、「もうそろそろ大底だろう」と思っているうちは、「まだ」天井ではないし、大底でもないというのです。
これはもともと江戸時代の米相場から生まれた格言です。大阪堂島の米相場で有名をはせた本間宗久という人の「宗久翁秘録」という本にも「もうはまだなり、まだはもうなりということあり。数日最早時分と思い取りかかるに、見計らい悪ければ間違いになるなり。まだまだと見合わせおる内に遅るることあり」と述べられています。余談ですが、この本間宗久という人は、いまから200年以上前に「酒田五法」という本でチャート分析を理論化しています。ちなみにローソク足は彼の考案とも言われています。このローソク足、最近では海外でも評価されていて、海外の書店で、「Candle chart」としてこの手法を紹介する本がたくさんでています。
それはさておき、この格言、一般的には「相場のタイミングをとらえるのは難しい」ということを言っていると解釈されています。事実、タイミングで儲けるのは至難の業ではありますが、私はもっと、深遠な真理をついているように思います。マーケットの真実は自分が「もう」とか、「まだ」と思うときには、ほとんどの投資家が同じように考えているのです。その意味で、マーケットの判断は自分の心理との戦いです。
「よし、今度こそ、自分が『もう』と思っても我慢をしよう。そして、相場に参加している投資家全体の心理の裏をかいてやろう」、そう、思って行動します。そうすると、そのときは投資家全体も同じように考え、同じように行動をとっている。結論はいつも「自分だけは人と違う行動をとろう」とする投資家ばかりでマーケットができているということでしょう。
相場の底流に大きな心理の流れがあるように思います。そして、「俺だけは違う」と思う投資家も含めて、すべての投資家がその流れの一部でしかないということです。個人の相場観は、市場参加者全体の集合的な考えがおそらく9割ぐらいを占めていて、自分固有の考えは1割ぐらいではないだろうかと思います。
大河の流れに乗って泳ぐ小魚たちが、いくら競争をしてみても結局、疲れるだけ。それよりは、大きな流れに身を任せてリラックスしている方が得だと思いませんか?マーケットは中国の聖人、老子の言う「道(タオ)」のようなもの、老子は次のように言っています。
「『道』はうつろで、『無』としかいいようのないものだが、その働きは無限である。深遠で、万物はその奥底から湧き出るかに見える。限定せず、限定されず、すべての対立を超越する。万物を包摂し、万物と一体である」(徳間書店、「中国の古典 第6巻 老子・列子」)
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このメールの著作権は筆者にあります。
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次回の配信は2007年8月20日です
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2007年08月04日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月4日
朝青龍問題
私は朝青龍が昔から好きです。やはり、相撲は強くなければ面白くない。彼は時々、行動が行き過ぎる傾向もあるけれど勝負師です。彼が土俵に上がると場がピリッと締まる、その感じが好きです。
その彼が病気を理由に巡業を休んでモンゴルに帰国し、サッカーをしていたということで問題になり、相撲協会は処分を発表しました。言うまでもなく朝青龍の行動は軽率であったことは否めませんが、まあ、ちょっときびしすぎるのかなという気も個人的にはします。
問題は処分が重いか軽いかということではなく、相撲協会が何を目指していいるのか良く分からないところにあります。どうも、「これでもか」とばかりきびしい処分をして廃業に追い込もうとしているのではないかなどとも考えてしまいます。もし、そうなら最初から「引退勧告」という処分をだすべきでしょう。しかし、もし、本当に朝青龍に強く立派な横綱として復帰してもらいたいなら、心技体を鍛え直すことのできるような処分をするべきです。どうも、今回の処分は、閉門蟄居を申しつけ、精神的にも追い詰め、十分な稽古もさせず、体力も勝負勘も弱めてしまおうという意図が見え隠れしているような気がしてしょうがないのです。こういうのって嫌ですね。
イギリスで「ウィンブルドン現象」が起こったことはご存知と思います。私はいまの相撲は日本版ウィンブルドン現象、「大相撲現象」だと思っています。相撲がグローバル化するのは不可欠です。そうでなければ面白くない。それには相撲協会の発想がもっとグローバル化する必要があるのではないでしょう。もっと外部の人の声、特に日本以外の人の声を取り入れるべきだと思うし、また、横綱審議会に外人の有識者を入れるなども考えるべきでは?しかし、いつも「国技」である、「神事」であるという建前のもとに改革を避けているように思われて仕方ありません。
結局、この問題はグローバル化する世界における組織の統治体制の問題であるような気がします。
投稿者 岡本和久 : 11:51 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月03日
岡本和久のI-OWA日記 2007年8月3日
第10回インベストライフ東京セミナー
午後7時より第10回インベストライフ東京セミナーが、いつも通り「いきいきプラザ一番町」で開催されました。台風の影響で地方から参加をしようとされていた方々が来れなかったのが残念でしたが、全体で70名程の方がほぼ、開始時間ぴったりに集まってくださいました。講師をつとめていただいたのは、澤上篤人さん、菱川精記さん、村山甲三郎さん、そして私の四名でした。
私から「100歳までの長期投資」という題で資産運用のポイントを少し話し、続けて昨今、株式市場が波乱しているので、マーケットの見方について私見を披露しました。そのせいかも知れませんんが、当面の為替市場の見通し、金利動向、株式市場の見方、アメリカのサブプライム・ローンの影響などマーケットに関連した質問が多かったように思います。一方、議決権の行使、買収ファンドの動きをどう考えるか、企業業績と株価、リスクとリターンの関係など本質をとらえた質問もたくさんでて、全体でバランスのとれてよいセミナーができたと思います。
みなさんの間に長期投資が浸透しつつあり、自分のしていることを確認するためにこのセミナーが利用されているのだなという実感を強めました。いくら「長期投資」と言っても、市場が波乱となれば不安になるのは当然です。そんなとき、このセミナーで、「ああ、そうか、長期の視点で見ればそんなにジタバタすることはないんだな」とわかっていただければと思います。クラブ・インベストライフの役割は①長期投資の正しい考え方を普及すること、②長期投資家の「孤独な旅の友」となることですので、その意味ではお役に立てていることを感じることができたセミナーでした。


