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2007年09月15日
岡本和久のI-OWA日記 2007年9月15日
今週は私が25年ぐらい知っているポートフォリオマネジャーがアメリカからきたので色々と話を聞く機会を得ました。彼は20年以上、グローバルなマーケットをフォローしており、エマージング市場などについても一年のうち三分の一ぐらいは出張をしているとのことで現地の状況を肌で知っています。現地企業の経営者とも毎回面談しており、彼らがどのように変化してきているかをずっと見守ってきています。
その彼によれば、やはりエマージング市場の将来性はすごいというのですね。もちろん、時に暴騰や暴落があるのは当然ですが、長期的には長い上昇トレンドにある。とにかくいま、世界の経済の牽引車になっているのは、アメリカでも日本でもなく、BRICsを中心とする新興国であるというのです。
その中でも特に中国がもっとも魅力が高いといっていました。やはり、中央の権力が強いので思い切った政策を迅速に実行できる。その辺はどこかの国とは随分違う。確かに内陸と先進地域との格差が拡大して暴動などの恐れがあるといわれてもいますが、それが逆に政府の過激な行動に対する適度なチェック機能を果たしている。政府はこの格差を縮めるために鉄道や高速道路を政府の鶴の一声で進めていく。
インドで生産される食料の三分の一が産地から消費者のもとに届くまでに腐ってしまう。これは冷凍設備や交通網が不備だからで、膨大な投資がいま行われている。さらにロシアはインドと中国二カ国を合わせたよりも膨大なインフラ投資を計画している。石油収入で潤った中近東の国には屋内スキー場ができて冷房をして雪を降らしているなどという話までありました。
これまでは急成長する新興国が投資の対象として魅力があるとされてきました。いまや、新興国が世界の経済成長のエンジンとなり、アメリカ、ヨーロッパ、日本などの企業がそのメリットを受けるようになってきているのです。そういえばサブプライム問題で先進国の株式市場はガタガタと下がりましたが新興国の市場はビクともしませんでしたね。
投稿者 岡本和久 : 2007年09月15日 19:29
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