政権交代!

2009年9月20日 22:22

● 遂に政権が交代しました。正直言って株式市場などへの影響はまだわからないというのが実情です。どのような政策がとられるのかも具体的にはわからない し、また、それが成功するかどうかも未知数です。いずれにしても、どのような環境になっても、企業は必死に生き延びる努力をするでしょう。まして、グロー バルな時代です。一国の政治や経済と、その国と企業の価値創造をあまり直接的にリンクするのは間違いだと思います。投資家が買っているのは企業の価値であ り、国の政治や経済ではないのです。

● しかし、私は今回の政権交代は日本国にとって非常に大きな意味があったと思います。短期的、中期的には不透明要因ではありますが、長期でみればこれは必ず大きなプラス効果をもたらすでしょう。今回の政権交代の意義は次の二つではないかと思います。

●  まず、第一に多くの国民が、政治に興味を持ち、実際に投票をし、自分たちの意見を政治に反映させたということです。第二に、未知数である政党に圧倒的な 支持をしたということ、つまり、国民はリスクをみずからとったということです。これまでの、「ガチガチ」に固まっていた政治・社会・経済の体制に少し、緩 みが生じたわけで、「政権は交代するもの」という考え方が定着していけば、国の戦略にもフレキシビリティが増し、日本の国力は結果として増すことになるだ ろうと思います。特に今日のようにグローバル化が進むなかで日本は従来、常に後手に回る傾向がありました。今回の「政権は交代してもよい」という国民の選 択が激しい世界の動きに順応し、日本のプレゼンスと高めることにつながってくれれば良いと思います。

● 目先は色々なギクシャクがあるだ ろうと思います。マーケットという観点から見ても市場メカニズムへの過度の介入、日米関係と為替の問題、証券税制の問題など相場を大きく変動する不安材料 はあります。新政権にはバイアスを持つことなく物事の本質を良く理解してかじ取りをしてもらいたいものです。

● 先日、中国に行った時、 ガイドさんが、「中国では、『上に政策あれば、下に対策あり』という言葉があります」という話をしていました。日本企業も政府にお任せではなく、どのよう な環境においても生き延びて、成長していくというサバイバル力を発揮してもらいたいものです。国民もリスクをとったのですから、企業もリスクをとってス テークホルダーのために大胆な行動をとって欲しい。これが国の活力になっていくのだと思います。

2009年9月20日 22:22 岡本和久 | きほんのき| コメント(0)

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