9月マーケット・レビュー
2009年10月 5日 16:09
● ベンチマークの月間パフォーマンス(配当を含めたトータル・リターン)
【日本株式 】 -5.1% (配当込東証株価指数)
【日本債券 】 +0.3% (野村BPI指数)
【先進国株式】 +1.3% (MSCI KOKUSAI、円換算値)
【新興国株式】 +5.5% (MSCI Emerging Markets、円換算値)
【外国債券 】 -2.0% (CITIGROUP WGBI 円建)
● 相変わらず国内外の経済指標に一喜一憂を続けている。
● そのなかで鳩山新政権の政策が少しずつ明らかになりつつある。今まで不条理だと誰しも思っていたことにメスを入れてゆく姿勢は好感が持てる。いずれ手術が必要と思っていた日本がようやく手術台に乗る覚悟を決めたということだろう。
● 考えてみれば今回の政権交代は意義深い。おそらく長い日本の歴史のなかで初めて国民が政治に積極的に参加し、総意を明らかにして政権交代というリスクを取った。「自らの手で政治を動かす」ということ、そして、「リスクをとる(変化を選ぶ)」ということ、ともにこれまでの日本ではあまり見られなかった現象だと思う。自民か、民主かという問題以上に、この事実は長く歴史に残る出来事だと思うし、長期的に見ればこれは日本にとって非常に良いことだろう。
● しかし、不慣れなこともあろうが、経済・金融面での新閣僚の発言は不用意なものが多い。また、意思統一が十分でないという「馬脚」が見え隠れするのも気にかかる。
● モラトリアムの導入についての総務大臣の発言、為替に関する財務大臣の発言など、もっと洗練された発言の仕方があったはずだと思う。マスコミもマーケットもしばしば短絡的な反応を示すものだ。それだけに、大臣が口にする言葉はもっと、プロフェショナルなコミュニケーターのものでなければいけないと思う。同時に我々、投資家も表面的なコメントなどに躍らせれることなく、冷静に本質を見極めていく必要がある。
● 今後、証券税制に関する議論がでてくるであろうが、資本市場というものが世の中に果たす役割を本当に十分、理解して政策運営をしてもらいたいと願うばかりだ。
