11月マーケット・レビュー
2009年12月 5日 12:14
● ベンチマークの月間パフォーマンス(配当を含めたトータル・リターン)
【日本株式 】 -6.11% (配当込東証株価指数)
【日本債券 】 +0.85% (野村BPI指数)
【先進国株式】 -1.0% (MSCI KOKUSAI、円換算値)
【新興国株式】 -1.4% (MSCI Emerging Markets、円換算値)
【外国債券 】 -2.95% (CITIGROUP WGBI 円建)
● 海外市場は比較的堅調だが、日本のマーケットは弱い展開が続いている。大量の公募増資、デフレ色の強まる経済状態、政権交代に伴うゴタゴタなどが重しとなっている。その上、円高の進行で目先の企業収益、国内景気に対する悲観的見方が台頭している。
● 月末にはドバイ首長国政府が政府系持ち株会社の債務返済を求める発表があり一段と警戒感が高まった。日本のバブル崩壊後でもそうであったように、今回の金融危機のように大きな出来事のあとは断続的に色々な問題が噴出してくる。深刻な問題であることは事実であるにしろ、金融危機問題の余波であると理解すべきだと思う。今後も類似した問題はでてくるかも知れない。
● 2010年は経営パラダイムの変化がますます必要とされる年になるだろう。例えば、
(1) 環境問題はコストではなく、ビジネスチャンスであると捉える
(2) 内需企業は日本からマーケットをアジア内需に広げる
(3) 高品質であれば売れるという発想からの脱却
(4) 円高はデメリットではなくメリットであるという発想の転換
などがあげられる。
● 柔軟な発想とチャレンジ精神を持った企業が活躍することを願いたい。2010年のマーケットがどうなるかは、まさに、日本株式会社の経営力を反映した動きになろう。キーワードは「経営の質」だと思う。
