焼肉投資本に関するRENNYさんのコメントへのコメント

2011年1月31日 08:33

拙著、「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由―投資嫌いのための「和風」資産形成入門」を読んでいただいたRENNYさんからコメントをいただきました。ありがたいことです。いただいたコメントへのコメントを以下書いてみます。

まず、タイトルの説明から始めます。このタイトル、ちょっと違和感があるかも知れませんが、結構、本の内容を網羅しています。

「賢い芸人が・・・・・」

ハイリスク・ハイリターンの芸人さんが焼き肉屋を始めるのは、将来の生活を支えてくれる「金の卵を産むニワトリ」を育てるためです。そのビジネスをいくらで売ろうなどとは考えていません。サラリーマン生活も芸人さんほどではありませんが、将来の自分をいまの自分が支えざるを得なくなっています。サラリーマンにとっての「金の卵を産むニワトリ」が資産形成です。ニワトリを大切に育てることが大切です。ニワトリをわずかな利益で売り飛ばしたり、水炊きにして食べてしまってはいけないのです。

「投資嫌いのための」

この本は投資初心者未満、投資嫌いの人のための本です。なぜ、投資が嫌いか考えてみました。投資は本当は簡単で楽しいものでなければなりません。投資の知識は「A・R・C」だけでOKなのです。

「和風」

日本人は外国の良いものを和風にするのが得意です。でも、なぜか資産運用は西洋味そのまま。これを和風の味付けにすると投資というものがもっと受け入れられやすくなるのではないかと思います。

「資産形成入門」

それでは具体的にどうするか・・・。ということで、157ページと161ページに参考銘柄を書いています。RENNYさんはこの銘柄の選択基準についてコメントされています。

RENNYさんの指摘は実にもっともだと思います。

ただ、この本が想定している読者は投資初心者未満、むしろ、投資嫌いの人のためのものです。

  • インデックス投信のなかでどれが良いかというよりも、アクティブよりもインデックスの方がいいですよということを言いたいのです。
  • でも、現実には数本のインデックス投信を選んでポートフォリオを作ることなどとてもできないというのが普通でしょう。ですから、バランス型ファンドを利用するのは入口としてはとてもいいと思います。バランス型ファンドも、最適なものではなくてもなんとか合格点を取れるファンドであれば、それで良いだろうと考えています。

多くの人は証券口座も持っていませんし、持っていても休眠状態です。アクティブか、インデックスかなど何も知らない人が販売サイドに勧められるままに、わけもわからず勧められたものを買っています。それを正しい方向に向けてあげる必要があります。

その意味でできるだけ大きな販売会社(多分、多くの人がすでに口座を持っている銀行など)が取り扱っているファンドを選びました。

とにかく、最初の一歩を踏み出すことが大切なのです。そのためには一番良いものではなくても、なんとか合格点であれば、受け入れ易いものを紹介すべきだろうと思ったのです。RENNYさんの指摘は正しいものですが、私はそれはこの本で第一歩を始めた方へのメッセージではないかと思っています。

なお、ご指摘のように残高の大きいものも重視しました。残高が小さいことによる「閉鎖リスク」は非常に大きなものです。いまは良い経営者がいて一生懸命に良いファンドを育てていても、大きく環境が変わっり、経営者も変わった時に「やっぱり、こりゃ、閉鎖だな」などということになりかねないのです。その意味では残高が大きいということは閉鎖リスクが小さい(つまり、運用会社にとって大切)と言えるでしょう。何十年という投資を考えるときに経営方針の変化によるファンドの閉鎖リスクというのも無視できないだろうと思います。(特にサラリーマン経営者の場合は)

それから、少し話はそれますが、ETFについても残高と出来高があまり小さいと閉鎖リスクと価格形成が正しくならないリスクが発生します。その意味で、海外株式のポートフォリオを海外ETFで作る場合、TOK + EEMで作った方が理論的には良いとは思いますが、日々の出来高や残高を考えると、IVV + EFA +EEM(日本が入ってしまっても)の方が安心な感じがします。特に指定参加者が活発に参加しているということは決定的に重要です。ま、これは焼肉投資本とは直接は関係ありませんが、ちょっと思いついたので書いておきました。

以上、とても良いコメントをくださったRENNYさんに本当に深く感謝します。

2011年1月31日 08:33 岡本和久 | 岡本和久のI-OWA日記| コメント(0)

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