投機と投資の違いを理解することの大切さ

2011年9月20日 10:40

視野を長期にするほど、世の中の動きにはトレンドがあることが分かります。特に超長期の潮流は普段、我々はそれほど気づかなくても、力強い流れで世の中を 動かしています。例えば、グローバル化です。グローバル化は決して最近、始まったことではありません。中世の大航海時代だってグローバル化です。また、モ ンゴルが領土を拡大したのもグローバル化、フェニキア人が貿易をしていたのだってグローバル化です。ある意味、グローバル化は人類が生れてからずっと続い ている潮流です。情報化についても同じことが言えるでしょう。

このような大きな潮流が100年単位の変化を起こし、その変化が10年単位 で世界を動かし、それが中期的、短期的な変動を生み出しています。長期投資家はそのような大きな流れを把握した上で自分の立ち位置を確認し、長期的な流れ に沿った投資をします。ですから間違う確率が少ないのです。ただし、その効果が実現するのには長い時間がかかります。一方、短期投資家は、大きな流れとは 関係なく、非常に短期な変動を見て賭けをしようとします。大きな潮流には明確な方向性がありますが、短期の変動はランダムです。つまり、次にどう動くかは 予測できないのです。でも、うまく「当たれば」すぐに儲かります。

ランダム性に賭け、一発勝負をするのはまさに投機、長期的な潮流に乗っ てその流れのなかで資産を増加していこうとするのが投資です。どちらが良いとか悪いとかいうものではありません。大切なことはこれらは違うものだというこ とです。投資は自分の将来の生活を支えるために行うちょっと退屈な、でも、とても大切な作業です。反対に投機はエキサイティングなレジャーです。そして、 投機を続けていても将来の経済基盤は造れません。

とても残念なのは「投資」というとほとんどの人が「投機」のことだと思ってしまうことです。これは本当に深刻な問題です。いま、きちんとしたまじめな投資教育が必要なゆえんです。

2011年9月20日 10:40 岡本和久 | きほんのき| コメント(0)

コメントする

« 前の記事 | 次の記事 »

サイトマップ 岡本和久のI-OWA日記TOP ページトップへ