10月マーケット・レビュー

2009年11月 5日 12:05

● ベンチマークの月間パフォーマンス(配当を含めたトータル・リターン)
【日本株式  】  -1.7% (配当込東証株価指数)
【日本債券 】  -0.4% (野村BPI指数)
【先進国株式】  -0.2%  (MSCI KOKUSAI、円換算値)
【新興国株式】  +1.6%  (MSCI Emerging Markets、円換算値)
【外国債券  】  +1.0% (CITIGROUP WGBI 円建)

● 世界の景気は、今後、予期せざる大きな出来事が発生しなければ、今年の1~3月を底として、大きな回復のうねりのなかにあるものと思います。長期の回復局面にも、一時的に景気が落ち込むことはありますし、また、回復がどんどん進んでいることを実感できるときもあるでしょう。ですから、「やっぱりまだまだだ」と感じる局面と、「やっぱり良くなってる」と実感できる局面が、これからも繰り返しでてくることだろうと思います。その中期的なサイクルに合わせて経済評論家のコメントは「まだ」と「もう」の間を行ったり来たりします。それは当然で、彼らは景気の中期的な動向を当てるのが仕事なのです。それにつれてマーケットも上昇、下落を続けます。

● 年金や投信のファンド・マネジャーであれば、その中期的変動のなかでうまく売ったり買ったりして、競争相手よりも、そして、市場よりも良いパフォーマンスをあげようとします。それが彼らの仕事だからです。毎月、あるいは三カ月に一度、パフォーマンス評価にさらされるプロの世界では、長期で持っていればよいとわかっていてもそれができない。三カ月ぐらいで実績をださなければお客から苦情がくる。「プロはつらいよ」なのです。

● しかし、みなさんは個人投資家。なんの制約もありません。大きな流れだけつかんでいればいいのです。大切なことは中勢的な変動にとらわれず長期的な回復の流れに乗っているということです。「急がない」、「欲張らない」、「争わない」、「考えすぎない」という老荘的リラックス投資でいいのです。グローバルに十分、分散されたポートフォリオを親鳥が卵を温めるようにじっと持っていればいいのです。

2009年11月 5日 12:05 岡本和久 |

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