資産運用「気づきのタネ」生活者はCEO

2011年5月 5日 16:34

普通、CEOはチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(最高経営責任者)の略です。つまり、CEOは企業の経営の総責任者です。私は生活者こそ、CEOだと 思っています。CEOと言っても企業の最高経営責任者ではありません。しかし、生活者は、CEOという三つの側面から、企業の最高経営責任者以上に、経済 全体に対して大きな影響力を持つ存在です。

まず、「C」はコンシューマー(消費者)のCです。企業にとってはお客です。お客がどう思うかが企業のビジネスを決定付けます。

次の「E」はエンプロイー(従業員)です。多くの方は企業に勤めて従業員として仕事をしています。従業員の質が企業の商品やサービスの質を決めるといっても過言ではありません。

最後の「O」はオーナー(保有者=株主)です。株式を買うということは発行会社のオーナーになることです。直接、株式を保有している方は言うに及ばず、投資 信託などを通じて保有している方もいるでしょう。「私は株など持っていない」と思っても、実は年金などを通じて、ほとんどの方は株式を所有しているので す。

社会を構成する生活者は、消費する商品を選択することで企業のビジネスに影響を与え、同時に、企業のなかにあってより良い財やサービ スを提供し、そして、企業のオーナーとして企業の活動をチェックしつつ、その企業が生み出す付加価値を享受します。そして、その評価が株式市場に株価とし て反映されます。

このように生活者を総体としてみれば、消費し、生産し、そして、利益を得るという循環を構成しているのです。単に生産し て、それを消費するという直線的な関係でなく、株主であるという要素を加えた「三角関係」にすることで、社会に生れた富を回収するということが可能になる ことがわかります。ここに株式投資の大切な意義があります。

この記事は岡本和久のブログを加筆修正したものです。

2011年5月 5日 16:34 岡本和久 |

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