資産運用「気づきのタネ」(59)「投資教育家」と「ファイナンシャル・ヒーラー」

2012年1月11日 14:15

ベンジャミン・グレアムの名著、「賢明なる投資家」の序文でウォレン・バフェットが次のように言っています。

生涯を通じての投資で成功するためには、知能指数がずば抜けて高い必要もなければ人並み外れた洞察力を持つことも、内部情報に通じている必要もありません。必要なのは、意思決定のための適切かつ知的なフレームワークと、それを働かせないような力から感情を一定に保つことができる能力です。

私はかねてから自分の天職は「投資教育家」であり、同時で「ファイナンシャル・ヒーラー」であると考えています。

バフェットのいう「 意思決定のための適切かつ知的なフレームワーク 」をそれほど知識も経験も時間もない一般生活者のために提供するのが「投資教育家」としての私の仕事です。投資を始めるためには決して難しい知識や長い経験は要りません。本当に基礎的なことをいくつか知っておけばよいのです。しかし、また、それを知らずに投資をするとひどいことになる恐れがあります。そして、投資の世界は奥が深いものです。少しずつ投資に習熟してきて、興味が湧いてくるのであれば、さらにステップアップしていけばいいのです。

そして、バフェットの言葉にある「感情を一定に保つことができる」ようにするのが、 「ファイナンシャル・ヒーラー」の仕事です。人生を通じての資産運用は孤独な長旅です。途中は晴天の日ばかりではありません。むしろ、その晴天の日は少ないといってもいいでしょう。金融危機、バブル崩壊、自然災害、インフレやデフレ、戦争、その他諸々の色々なことが怒ります。それにマーケットは日々、反応します。特に短期的には極端な動きをすることが多いのです。それが心の中にストレスを生みます。そして、そのストレスから逃れるために長期投資をやめてしまう人も多いのです。そうならないように、「こういうことも時々あるんだ、安心して自分の定めた道を歩み続ければいいんだ」という「癒し」を与える、それがファイナンシャル・ヒーラーとしての私の仕事です。

投資教育とファイナンシャル・ヒーリングは長期投資に不可欠な車の両輪です。微力ながら私の仕事によって、少しでも多くの人々が将来の経済的独立を勝ち取り、金融面の束縛から解放されることを心から願っています。

 

 

2012年1月11日 14:15 岡本和久 |

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