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ハイリスク・ハイリターン

2008年3月20日 11:40

「この世の終りがくるという予言は株を売る理由にはならない」

これはアメリカの著名なポートフォリオ・マネジャー、ピーター・リンチの言葉です。

株式も為替もマーケットが大荒れですね。まさにこのように暴落したり、暴騰したりするのをリスクというのです。現実にすでに投資をしている方なら、 ハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキしても当然です。「リスクは不確実性」などと頭では分かっていても、実際に自分にそれが降りかかってきたとき、その意味する ところの重みがよくわかることだろうと思います。そして、このハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキを耐え抜いた人だけが長期投資のすばらしい果実を得ることがで きる。ハイリスク・ハイリターンとひと口にいうのは簡単ですが、それほど、生易しいものではありません。

それではリスクに耐えるにはどうしたらよいか。答えは、自分で学び、自分で確信を持ち、自分で行動を取るということしかありません。人の話を無条件 で受け入れたり、マーケットの動きにつられたりするのではなく、自分の価値観で判断し、行動をすることが唯一、相場変動のリスクに耐える方法です。

この世の終りがくるという予言は株を売る理由にはならない。そして、株価は、まるでこの世の終りが本当に来るかのように思えるときにボトムをつける のです。長期投資は耐久レース。それはリスクとの戦い。リスクの恐怖に耐え抜けた人だけが大きな成果を得ることができるのです。

「上がったらよし、下がってもよしの株価かな」

日本一の個人投資家と言われる竹田和平さんの言葉です。これぐらい達観していないと本当の長期投資家にはなかなかなれないのです。

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I-OWAマンスリー・セミナー開催

2008年3月17日 13:14

3月のマンスリー・セミナーが開催されました。
私は「さまざまな投資手法 ~ その1」として、グレアム、テンプルトン、J.B.ウィリアムス、ネフ、フィッシャー、T・ロウ・プライス、リンチ、バフェット、竹田和平さんなど投資の達人の投資手法と投資哲学のお話をしました。
伊藤さんは「愛のデザイン」という講演でした。ライフデザインや自分の価値観を考える上で「愛」というものを含めることの重要性を話されていました。
ゲストはダルトン・インベストメンツの佐野順一郎社長。タイトルは「和洋折衷の『物言う株主』の投資スタンス」でした。ハゲタカというイメージを持たれが ちなアクティビストファンドですが、佐野さんの軽妙な語り口でイメージも変わったようです。要するにアクティビストは、レストランで美味しくなければ美味 しくないとはっきりいう大阪人のようなもの。東京人は黙っておカネを払って、その後、行かないだけ。これでは進化しないとは大阪人の佐野さんの話。
セミナー後の懇親会も佐野さんを交えて話がはずみました。

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セゾン投信のセミナー

2008年3月14日 15:15

セゾン投信が設立されて1年。それを祝ってのセミナーが大阪で開催されました。
最初に私が30分、話をして、そのあと、澤上篤人さん、中野晴啓さんを交えての懇談&質疑応答。

セゾン投信は直販ということで大きな意味がありますが、それ以上に個人投資家の「資産運用」に役立つ商品を提供しているという点で非常に高く評価することができると思います。これからもどんどん大きくなってもらいたいものです。

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大阪でギターフェスティバルに参加

2008年3月 9日 13:14

今回は金曜日の午後が大阪、そして土曜日が門司でセミナーでしたが、実はもう一つ目的がありました。それは大阪でのギターアンサンブルフェスティバルへの参加でした。したがってずっとギターを担いで旅行をしていたのです。

ちょっと二日酔いで頭が痛いのを我慢して、大阪へ。東京ギターアンサンブルとしての参加は今回で二回目です。せっかく東京から大阪に乗り込むのだか ら、東京の曲を!と、いうわけで出し物は、「ウナセラディ東京」、「東京ブギウギ」、「東京ラプソディー」の三曲。弾いたあとはイマイチかなと思っていま したが、なんと、大阪府教育委員会賞をいただくことができました。

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受賞の盾 表彰状

長い三日間でしたが楽しく充実した旅行でした。

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門司でインベストライフ・セミナー

2008年3月 9日 12:15

朝、小倉駅で笠夫妻、河野さん、藤村さん、そして広島から駆けつけた門田さんと落合い、まずは、(当然)腹ごしらえ、と、言うわけで藤村さん、絶対お勧めの珍竜軒へ。ミルクが入ったようなまろやかなスープが絶妙のラーメンでした。

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すっかり元気になって門司赤煉瓦プレイスへ。レトロな雰囲気のなかにも明るさのある良い会場でした。
会場の向かいのビルで美味しいビールが飲めます。一杯、180円!澤上さんも到着、まずは駆けつけ一杯(三杯)・・・、いいのかなあ、セミナーの前に。

セミナーはみなさん、とても熱心でいい質問をたくさんいただきました。東京、大阪、広島など九州以外からも多くの方に参加していただきました。あっという間の3時間でした。

さて、それから有志で「メカリ会館」へ。熱い風呂にみんなで入り、それからフグ料理の夕食。
かなりの大飲み会!

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夕暮れのなか対岸の下関がきれいでした。

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食後も部屋に戻り、話は尽きず、飲み会は深更にまで及びました。六畳間に4人で寝ました(私の隣は河野さんでした)。

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春季証券投資セミナー

2008年3月 7日 14:55

証券知識普及プロジェクト主催の春季証券投資セミナーが3月7日の午後、大阪市中央公会堂大集会室で開催されました。最初に評論家・ジャーナリスト の田原総一郎さんが「時代をよむ」と題して講演をされました。サブプライム・ローンの問題、日本の株式市場の問題、政治の問題、食料、水、エネルギー、環 境の問題など幅広いテーマで話され、最後に日本産業の強みで締めくくられていました。

そのあと、私が長期的視点から見た投資環境、資産運用の実践法、そしてゆたかでしあわせな人生のための長期投資/資産運用あり方などにつきお話をしました。

会場は1200名を越える方が参集され非常に熱心に話しを聞いておられました。

私は講演のあと、新大阪から小倉へ移動。明日はサロン大分と福岡がジョイントで行なう門司でのセミナーです。

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業界の構図を知ろう

2008年3月 5日 11:41

投資をするにはおカネがかかります。おカネを増やすための投資におカネがかかるのですから、この「水漏れ」を小さくすることは投資成功のカギともい えます。典型的なのは株式売買をするときに証券会社に支払う委託売買手数料。これは証券会社の大きな収入源です。一般に取引金額に対するパーセントが決 まっていてその金額を徴収されます。問題は、証券会社は投資家が儲けようが、損しようが関係なくこの収益を上げることができるということです。とにかく売 り買いさえ頻繁にしてくれればそれでうれしいのです。そこのところを良く理解して証券会社と付き合うと、いままで気づかなかったことがわかるようになった りします。

投資信託も同様です。従来、投信会社は証券会社や銀行の系列会社として設立されてきました。多くの場合、これまで、系列の投信会社が作った投信をグ ループの頂点にある銀行や証券会社が販売をしてきました。つまり、投信会社は販売会社の影響下にあったのです。投信会社の収入は運用している純資産残高の 一定の比率です。したがって、残高が増えないと企業としてやっていけません。では、残高を増やすためには何が必要か。グループの親分に少しでもたくさん 売ってもらわなければなりません。当然、「親分、何を作ったら売っていただけるでしょうか」と聞きに行きます。親分は、「そうだなあ、他社で○○の投信を 出してずいぶん売れているようだ。お前のところもやってみたらどうだ」という話になる。そして、その投信が出来上がると販売が始まる。投信会社もハッピー です。

販売会社は販売した投信の信託報酬の一部をもらいます。同時に多くの場合、販売手数料を取ります。ですから、理想的には投信の残高は高い方が良い が、一方で常に新しい投信に乗り換えてもらうとありがたいのです。新しい投信をだしたとします。幸いに基準価格が上昇します。そうすると、「このあたりで とりあえず利益確定してはどうでしょうか、新しいよさそうな商品もありますから」という話になります。不幸にして基準価格が下がってしまったとします。 「前回のは残念でした。ちょっと予想外の展開でしたね。このまま持っていてもいいのですが、こちらの新しい商品に乗り換えてみてはどうでしょうか。その方 が効率が良いのではないかと思います」などとセールストークをします。

この構図を見ると、なぜ、業界が次から次に同じような投信をだしてくるのかわかります。最近はこの構図もずいぶん改善しています。系列外の商品を販 売する販社も増え、販売手数料のないノーロード型の投信も増えました。そして、何より販社に販売を頼らず、自分で売るという独立系の直販投信がではじめま した。これはとても良いことで歓迎すべきことです。

投資を考える際に、誰がどこで、どうやって儲けているかというメカニズムを理解することは極めて重要なことです。

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沼津でDIY資産運用教室

2008年3月 2日 13:17

沼津でDIY資産運用教室を開催させていただきました。
今回は「長期的視点からみた投資環境」と「資産運用の実践法」につき4時間お話をしました。
19名の方にご参加いただけとても楽しく、熱気あふれる教室ができたと思います。
しかし、みなさん、非常にレベルが高いので感心しました。

地方でのDIY資産運用教室とくれば当然、食べ物ネタがつきものです。
今回は沼津駅近くの「とり宇」というお店でウナギ釜めしをいただきました。
このあたりはウナギが有名らしいですね。知りませんでした。
最後はうな茶漬けにしていただき大満足のランチでした。

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アレンジをしていただきた、吉野さん、ありがとうございました。

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俳句と投資

2008年2月20日 11:36

2月10日に俳人の合谷美智子さんと「『不易流行』は俳句のこころ、投資のこころ」というコラボレーション・セミナーを行ないました。「不易流行」 というのは、松尾芭蕉の言葉として有名です。彼は「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」と述べています。つまり、不易、変らな いものに基盤を置いて、流れ行くものに新しさを求める。長期投資においても同じことが言えます。

長期投資の不易というのは、マーケットの原理原則です。例えば、リターンとリスクの間のトレードオフの関係とか、リスクをコントロールする手法が分 散投資や長期投資であるとか、また、アセット・アロケーションがパフォーマンスのほとんどを決めると言った原則。これらはどのようなマーケット環境にあっ ても常に真実です。マーケットは常に変動して止みません。しかし、その表面の変化のみを追い求めていても投資はうまくいかない。「不易の原則」に基礎を置 き、常に変動するマーケットと対峙する、これが長期投資のこころです。その意味で松雄芭蕉の言葉はまさに投資の核心を突いているといえます。

合谷さんのお話でとても面白かったのが「句座」についてでした。みんなで持ち寄った句を互選するわけですが、初心者は初心者の句を選びがちである。 経験の長い人ほど同じように経験の長い人の句を選ぶというのです。合谷さんはそれでよいのだといっています。つまり、それぞれの感性ですなおに良いと思う ものを選べばよいというわけです。

イギリスの経済学者、ジョン・メイナード・ケインズは、株式市場を美人投票に例えました。彼は、「玄人の投資は、投票者が100枚の写真の中から最 も容貌の美しい人を6人選び、その選択が投票者全体の平均的な好みに最も近かった者に賞金が与えられる」という新聞投票に見立てることができるとしていま す。つまり、自分の価値観で銘柄を選ぶのではなく、大多数の人々がどのような行動をとるかを推測することが必要だとしているのです。

句座の例で言えば、自分がどの句を好きかではなく、みんながどの句を選ぶかが重要だということです。でも、これを株式市場ですると株価を追い掛け回 す短期投資家のスタンスになってしまいます。長期投資は違います。やはり、自分の好きな企業でなければとても長期には保有できるものではありません。不易 流行にしても、句座のあり方にしても、俳句に学ぶことは多いものだと思いました。

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マンスリー・セミナー

2008年2月18日 13:18

2月のマンスリー・セミナーが開催されました。
今月のプログラムは以下の通りでした。

伊藤宏一さんの講演 「資産のデザイン ~ その2」

岡本和久講演 「アセット・アロケーションを考える」

バークレイズ・グローバル・インベスターズ、関塚健太郎氏講演
「海外ETFの新潮流」

関塚さんは日本における「i シェアーズ」ビジネスのトップです。
非常に分かりやすく、海外ETFがいかに便利なものか、そして、どう活用すべきかなどを話してくれました。日本にもETFの波が到来しつつありますが、関塚さんとバークレイズ・グローバル・インベスターズの活躍は、個人投資家にとっても大歓迎です。

伊藤さんの話も、関塚さんの話も、また、私の話も、今回はみな、アセット・アロケーションという糸で結ばれていました。とても面白いセミナーができたと思っています。

マンスリー・セミナー教室会員、ネット会員のみなさま、セミナーの画像がすでにホームページにアップされています。メールでお知らせしたパスワードでご覧ください。

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岡本和久のI-OWA日記

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