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岡本和久の新著紹介「老荘に学ぶリラックス投資術」

2009年8月 5日 19:09

 

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日本の縄文時代後期、中国は春秋時代から戦国時代へと入る大きな変化のときでした。そんな時代に徹底してストレスのない生き方を求めたのが老子と荘子です。彼等の思想はストレスの大きい現代が求めているものです。

彼らの思想は、私の提唱するリラックス投資の理念と驚くほど合致しています。「急がない」、「欲張らない」、「争わない」、「考えすぎない」などの老荘の思想はそのまま、リラックス投資の基本概念です。
 
● 自分の投資目的にあった資産の配分を選択し設計図を作る
● 設計図に合わせインデックス投信を選択し組み立てる
● あとは、時々、モニターしてリバランスする
 
ただ、それだけです。生き方も投資もシンプルがベスト。あなたも、そろそろ、「イライラ投資」を卒業して「リラックス投資」をしませんか?
 
本書は、2007年から2008年にかけて連載し、好評をいただいたメルマガの内容を大幅に加筆修正し、具体的な投資方法を紹介しました。

なお、表紙の老子と荘子の絵は私が描いたものです。


(パンローリング社、1500円+税、8月4日発売済み)
 
http://www.i-owa.com/company/book.html

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資産運用「きほんのき」

2009年8月 5日 10:15

● ベンチマークの月間パフォーマンス(配当を含めたトータル・リターン)
【日本株式  】   +2.2% (配当込東証株価指数)
【日本債券 】   -0.1% (野村BPI指数)
【先進国株式】  +9.1% (MSCI KOKUSAI、円換算値)
【新興国株式】  +11.4% (MSCI Emerging Markets、円換算値)
【外国債券  】   +0.4% (CITIGROUP WGBI 円建)

● 日経平均は6月末の9958から九日連続安で13日には9050まで下落。その後、九日連騰を交えて27日には1万円を回復した。日米共に雇用統計に改善が見られない。雇用は景気の遅行指標なので当然の結果だといえる。
しかし、また、雇用が改善しないと本格的な消費の回復も期待し難い。当面は、先行指標に見え始めた明るさが、徐々に遅行指標にまで浸透する過程を待つ状況が続くのだろう。

● マーケットの底入れ期には「思ったよりも悪くなさそうだ」という心理が徐々に強まり、投資家心理も、好材料により強く反応するようになる。しかし、ある程度の上昇が続くと、今度は「やはり、まだ、まだ問題は多い」という側面を見るようになる。その結果、悪材料に敏感になる。結局、同じ状況を見ているのだが、心理が振れているだけなのだ。

● 投資家心理の振れにうまく乗って儲けようとしても、なかなかうまくいかない。当然のことで自分自身が投資家の一部であるからだ。ここは短期の振れは気にしないこと。まだ、まだ株価水準は安いのだから時間をかけて固まりを作っておけばよいだろう。引き続き「健康のため、株価の見すぎに注意しましょう」。

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ハゲタカ(TVドラマ版)の感想②

2009年7月29日 19:47

ハゲタカ(TVドラマ版)の感想を7月27日に書きました。その後もハゲタカのドラマが描くさまざまな悲劇がなぜ、起こったのかを考えています。

まあ、要するにそれぞれの企業の経営がお粗末でその結果、企業が瀕死の状態に陥り、そこにハゲタカがきたということなのですが、共通して裏で存在していたのが銀行でした。

日本経済が拡大し続けていたころは、少々、まずい経営でもパイの拡大で問題が隠されていた。しかし、90年代に入って大きな転機を迎えた。

本来なら、経営のまずさで市場から退出するべきだった企業も、銀行が融資という生命維持装置を提供し生きのびていた。経済効率から見て退出するべき企業が存在しつづけることはマクロ経済的に好ましいことではない。でも、銀行は企業がつぶれてしまうと困る。そこで、瀕死の企業を活かしつづけることになったのでしょう。

本当は、つぶれるところがつぶれることによって新しい強い企業が生まれてくるのです。その芽を摘んでしまっていた。

言うまでもなく銀行は、日本の経済成長に大きな役割を果たしてきました。それはいうまでもないことです。でも、少々、誇張はされていてもハゲタカで描かれたような、ハゲタカよりもっと怖いヴァンパイア的行動はあったのではないかと思います。

そのような銀行の行動を支えていたのは誰か・・・・。そう、預金者です。ただ、ひたすら銀行に預金をし続けた預金者が、意図はしていなくても、銀行に資金の使い道をお任せしてきたのです。少し、オーバーな言い方かも知れませんが、銀行は必ずしも預金者の利益(金利)を最大化するのではなく、自分にとって都合の良い使い道をしていた。最近でこそ少し変わっていますが、金利だって非常に硬直的だったから、どこに預けたってほとんど同じだったのです。そんな面もあったと思います。

もし、個人が自分の意志で自分の資金の使い道を決めていたならば、おカネという選挙権を使って壮大な選挙が行われ、世の中のためになる企業が高く評価され、ためにならない企業が低く評価されるようなインフラができていたのではないかと思います。

少なくとも個人は自分のおカネの一部を使って
① どの企業を応援したいか
② おカネを貸したいのか、企業を保有したいのか
という二つの決断をすべきなのです。

ようやく世の中も変わりつつあります。間接金融から直接金融へという流れは我々自身が作り出してゆくものなのだと思います。

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ハゲタカ(TVドラマ版)

2009年7月27日 19:52

週末、広島、大阪とたっぷり新幹線に乗ったので懸案だった、「ハゲタカ」のTVドラマ版、全6巻を観ました。

たっぷり時間をかけてみていると何か出演者がみんな友達みたいな感じになってきますね。

良くできたドラマだと思います。

ひとつ、ちょっと突っ込みが足りないなと思ったのはハゲタカの対象となってしまった企業の経営のおそまつさです。

ハゲタカは生きている動物は食べない、死んだ動物を餌にするのだという話を聞いたことがあります。

ハゲタカの餌となった企業はもともと非常に良いものを持っていた企業でした。

老舗旅館「西乃屋」・・・銀行による過剰融資の誘惑に負けて自分の経営能力を超えるような事業の拡大をしてせっかくの老舗を瀕死の状態にしてしまった。

「サンデートイズ」・・・経営の意味もわからないおばさんが企業を私物化して、会社をめちゃめちゃにしてしまった。

「大空電機」・・・世界に冠たる技術を持ちながら、創業者、大木昇三郎の影響から脱皮できず、結局、大幅な赤字になってしまっていた。

どれもみんな、現実に、聞いたような、見たような話です。自分の経営能力の限界を知らずおカネに踊らされる経営者、企業は自分のものという幻想を最後まで捨てられない哀れな経営者、カリスマがいるばっかりに経営が思考停止していまった企業、そして、どれもその裏で銀行の姿がちらちらと見えている。

まるで銀行がほんとうに怖いハゲタカのような感じです。このハゲタカは決して獲物を殺さずに生かしながら自分の餌にしているようなもの。最後までちゃんと生き残っているのは大銀行です。すくなくともこのドラマからはそんな印象を受けてしまいます。

その意味では、いわゆるハゲタカ・ファンドはかわいいものかも知れないですね。むしろ、資本の論理をすごくわかりやすい形で教えてくれているのかも知れない。

いずれにしても、経営がお粗末でビジネスがひどい状態になるからハゲタカが寄ってくるのです。だから、大幅なリストラが必要となり、大量首切りなどもしなければならなくなる。多くの悲劇が生まれる。

もし、ハゲタカ・ファンドによって気づかされる前に、もっと真剣に資本の論理と向き合い、きちんとした経営がなされていれば決して悲劇は起こらないはずだったのでしょう。そのへんのところをもって明確にして欲しかったなと思います。

 

 

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インベストライフ・セミナーIN大阪(By サロン大阪)

2009年7月27日 13:20

朝、10時に広島発、大阪へ移動。

暑いのなんのって、汗がだくだく・・・・
心斎橋について創業明治2年の宇治園に飛び込みかき氷を食べました。

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ようやく汗もおさまり開場のハートン・ホールへ。

サロン大阪の大谷さんのご尽力で35名の方々が来られました。
澤上さんも参加でき、会場の方と楽しく語り合う3時間でした。

特に90歳の男性の方から「良い投信の選び方」につき質問をいただきました。
非常にお元気そうで「やっぱり人生100年だ」という確信を強めました。

「元気で長生きできる秘訣はなんですか?」と伺ったら、
「あまり、難しく考えないでゆっくりと生きてきたらこうなっていた」というようなことをおっしゃっていました。

まさに長期投資の極意に通じるかも知れませんね。

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終了後は懇親会。私は6時15分に失礼して一路、帰宅しました。

 

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インベストライフ・セミナーIN広島(By サロン広島)

2009年7月27日 13:10

インベストライフ・セミナーIN広島を開催。

澤上さんが都合がつかず私ひとりで3時間。
ちょっと疲れたけどまとまった話ができてうれしかったです。

大きなテーマは「投資の基本を確認しよう」でした。
すこしはまとまった話ができたので良かったとおもいます。
① 投資の法則
② 株式投資の本質
③ 人生と投資
④ Q&A
みなさん、しっかり勉強されていてお話する方も充実していました。

終わってからはJR広島駅の近くの「ひろしまお好み物語~駅前広場」の中にある大地へ。
 

このキャベツの量、見てください。すごい迫力。

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そして、たくさんのお好み焼きがお姉さんのなれた手つきでどんどんできます。

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最後は集合写真。

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疲れたけど、楽しかった一日でした。

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私の著書

2009年7月24日 11:20

私の著書について聞かれましたのでまとめて書いておきましょう

http://astore.amazon.co.jp/cil-22

主要著著について、難易度、目的で分けると以下のようになるのではないかと覆います。

<ベーシック、基礎、入門>

● 瞑想でつかむ投資の成功法 ・・・ 私にとっては非常に思い入れの深い著書です(オーディオブックあり)
● 老荘に学ぶリラックス投資術 ・・・ 老荘思想でリラックス・ライフとリラックス投資を(8月初旬発売)
● 親子で学ぶマネー・レッスン(仮題) ・・・ これは8月末の発売です。中学生から投資初心者を対象

<ステップアップ、中級>

● 100歳までの長期投資 ・・・ 人生を通じての資産運用の考え方を示すテキスト
● 長期投資道 ・・・ 資産運用、証券分析手法、達人の投資哲学、テンプルトン卿の思想、竹田和平氏、澤上篤人氏との対談など収録

<ライフステージ別投資>

● 品格あるお金持ちになれる資産形成マニュアル ・・・ ヤングのための資産形成の考え方
● ミドルエイジのための資産形成マニュアル ・・・ 忙しいミドルがちょっと立ち止まって将来に備える

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積立投資のパワー

2009年7月21日 12:41

30歳から毎月1万円ずつ投資信託を積立投資をしたら、例えば65歳で退職するときにはいくらぐらいになるでしょうか?

毎月積立投資のパワーについてはよく話がでますが、意外に知られていないのではないでしょうか?

仮に毎月複利で年5%の運用ができたとしましょう。30歳から64歳の終りまでの35年間、毎月1万=年12万ですから、投資額は12×35=420万円。

答えは934万円です。

できるだけ若いうちから少しずつでもいいから積立投資をすることのパワーがわかります。

 

 

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I-OWAマンスリー・セミナー開催

2009年7月20日 17:03

昨日、I-OWAマンスリー・セミナーが渋谷リフレッシュ氷川にて開催されました。

三連休の中日にもかかわらず熱心な方々がお見えになりました。

まず、伊藤宏一さんの講演は「人的資産と教育資金の考え方」というテーマでした。教育理論の歴史なども踏まえつつ非常に奥深いお話でした。私もずいぶん、勉強になりました。

私は「ウォール街のランダム・ウォーカー」第11章を読むという題で市場効率性に対する反証と、それに対するマルキールの反論を解説、そして、今回から三回にわたってお話するETF革命の第一回目、「グローバルなETF市場」につきお話をしました。

今回のゲストは大和住銀投信投資顧問の窪田真之さん。歯切れの良い「窪田節」を聞かせて頂きました。「新しい産業動向と銘柄選びのポイント」というテーマで、結論は安定的に利益を上げている企業で利回り採算にのる企業、財務内容が良く成長性の高い二部株をバスケットでなどが魅力的というお話でした。

フリーディスカッションも活発でたくさん質問をいただきました。会員の方がこの波乱相場のなか、ずっとドルコスト平均法で投資をしてきて非常に満足しているという体験談を発表していただき、ました。みんな、「継続は力」を実感されたことだと思います。

懇親会は、おとぎ話、昔話と投資の関係など興味深い話題で盛り上がりました。

楽しい一日でした。欠席だった方、ぜひ、来月はおいでください!

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夏休みの宿題

2009年7月20日 15:33

子供さんの夏休みの宿題に「株式投資」の自由研究はいかがでしょうか。2007年11月の会報誌「インベストライフ®」に「真央ちゃんの株式研究レポート」という記事を掲載したことがありますので、覚えている方も多いかと思います。金融市場を再生しなければならないいま、子供たちに株式投資の正しい知識を持ってもらうことはとても大切です。そして、それも単に研究するだけでなくて、1万円でいいので株式を買ってみることが大切ではないかと思います。

自分がお世話になっている会社、自分が好きな商品を作ってくれている会社、そして、自分なりに良い社会を作ってくれそうだと思う会社を子どもに考えさせリストアップする。家の中で、そして、自宅から駅までを散歩しながら、候補銘柄を書き出してみるのも良いと思います。そして、新聞で株価と売買単位をチェックして買える銘柄を探す。ミニカブ制度なら通常の単元の10分の1で買える方法もあります。

大切なことは銘柄を決めたら、必ず、「その会社がどんな会社か」、「自分はなぜその会社が好きか」を書いておくことです。これはとても重要です。本当は大人の投資家もこれをすべきなんです。

本当は夏休みを利用して証券取引所も見学するといいですね。自分の注文がどのように流れていくかを少し実感できるかも知れません。

証券会社に口座を開設するのも自分でやってみる。ご両親の一人が同伴し、代理人として登録する必要はありますが、それもできるだけ自分でやらせてみる。

買い付けたら株価と日経平均を記録させてみる。色々な疑問が湧いてくると思います。世の中のさまざまなことが株価に表れていること、自分の銘柄と日経平均がなぜ違う動きをするのか、そして、何よりも株価変動による結果は自己責任であること、株式投資は勉強の宝庫です。決して本で学ぶだけはない、自分の大切なおカネを通して生きた勉強ができるはずです。

(8月6日の東京インベストライフ・セミナーでは基調講演でこの話題のお話をします。興味のある方、ご参加ください)

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