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I-OWAマンスリー・セミナー(第108回)が開催されました

2014年9月23日 09:55

I-OWAマンスリー・セミナー(第108回)が2014年9月21日に開催されました。

プログラムは以下の通りで、満員御礼の状態でした。

プログラム:

「退職後の資産活用のポイント」(岡本和久)
「一緒に考えよう『相続』! ~十人十相続、最適相続(相続経済)とは?~終(つい)のデザイン=相続編=」(司法書士 桑瀬登起子氏)
フリーディスカッション&懇談会

私は退職後の資産活用のポイントについてお話しました。資産形成から資産活用は前半・後半と区切られるものではなく、継続したプロセスです。定率引出しが良いのか、定額引出しが良いのか、リターン・シークエンス・リスク、モンテカルロ・シミュレーションをどう考えるかなど、資産形成期には浮上しない問題が顕在化してきます。また、退職後、賢くお金と付き合いながらいかに「遊びの時代」を生きるかなどについてお話をしました。

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ゲストは司法書士の桑瀬さんに相続に関する幅広いお話をしていただきました。相続はシニア世代には大きな問題ですし、同時に相続を受けるミドル世代にも大切な課題です。桑瀬さんは実際に体験された相続に絡む話を交えながら本質を鋭く突く解説をしていただきました。桃太郎一家の相続争いは鬼嫁からフランスの愛人まで登場してみなさん、笑いながらお話に引き込まれていました。

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講演の前には緊張を解きほぐすためといってこんなおちゃめな姿も・・・・。とても緊張しているような講演には思えませんでしたよ。

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座談会は「最後の晩餐」の話からスタート。参加者全員が最後の晩餐に何を食べたいかを発表。私は寄せ鍋、シメはラーメン、それに辛口の日本酒1合でした。ちょっと食べ過ぎではという声もありました。

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そして、お待ちかねの懇親会も大盛り上がり。

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このセミナーの全講演と座談会の様子が有料動画でご覧いただけます。ご希望の方は当社までご連絡ください。

次回は10月19日、ゲストはライフネット生命の出口さんです。お楽しみに。

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資産運用「気づきのタネ」(126)二種類のゼロサム・ゲーム

2014年9月21日 10:06

二種類のゼロサム・ゲーム


Aさんが1000円で買ったある銘柄をBさんに1200円で売りました。さらに価格が上昇したのでBさんはCさんにその銘柄を1300円で売却しました。その後、価格の上昇は止まらず、1500円になったところでCさんはDさんにそれを売却したのです。これでAさんは200円、Bさんは100円、Cさんは200円のもうけを得たことになります。

しかし、もし、Aさんが息子、Bさんが娘、Cさんがお母さん、Dさんがお父さんだとしたら、このファミリーとして一体いくらのもうけがあったでしょう。お父さんがさらに高い価格で家族以外の人に売却をしない限り全体としてのもうけはありません。

この家族の場合、外部にも投資家がいるのでファミリー以外の人に高く売れば家族として儲けることが可能です。しかし、もし、すべての市場参加者がみんな家族だとしたらどうでしょう。投資家一家としてのもうけは家族のなかでどんなに必死に売買を繰り返しても全体としては増えることはありません。投資家総体としての利益はゼロです。正確に言えば売買に伴い手数料がかかりますからその分、マイナスになります。つまり、流通市場での取引はコストを無視すればゼロサム、コストを含めればマイナスサムの世界なのです。誰かがもうければ必ず誰かが損をしている、それが現実です。

しかし、ここで大切なことは株式を保有するということは企業の生産設備を保有することであり、生産設備は価値を生むということです。株式リターンの源泉は企業が生み出す付加価値です。十分に分散されたグローバルなポートフォリオを長期で保有していればその付加価値が増加していきます。つまり、株式のリターンの源泉は増大しているのです。ですから、株式市場におけるゼロサム・ゲームはパイの配分「比率」でみた結果であり、パイの拡大により「金額」そのものは大きくなることは十分にあり得るのです。

ここがFXなどの為替取引との大きな違いです。為替そのものは単なる交換価値を表したものであり、為替そのものが価値を生んでいるわけではありません。ですから、同じゼロサムでもこちらは「金額」でみたゼロサムなのです。

もちろん、金額で見たゼロサムであってもそのなかには勝者もいれば敗者もいます。ですから、自信のある方はそれにチャレンジするのは良い事だろうと思います。しかし、株式売買とFXなどの為替取引とは同じゼロサムであってもその性格が異なることは十分に認識する必要があると思います。

(この文章は投資手帖2014年10月号に掲載されたものです)

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長野県中野市のシニア大学で講演をさせていただきました

2014年9月19日 12:33

9月18日、地銀さんのご紹介で実現した長野県中野市での講演会、日帰りで信州中野市へ。中野市シニア大学での講演でした。何と会場は満席で60名の方がお見えになりました。圧倒的に女性が多く、お見受けした感じでは70代が中心だったように思います。本当にみなさん熱心に聞いていただけ、シニア・パワーに感動しました。

「退職後の資産運用の勘どころ」、「ハッピー・マネー教室」、「投資で良い世の中を創ろう」というテーマを織り交ぜてお話させていただきました。

 

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持参したピギーちゃんもアッという間に売り切れ。お孫さんが9人いらっしゃるというご婦人がどうしたら買えるのですかと聞きにいらっしゃいました。やっぱりピギーちゃんの話はみなさんの心に沁み込むようです。次回は是非、お孫さん連れでやりたいです。


長野までは新幹線、長野から長野電鉄で信州中野までは特急「スノーモンキー」でした。いいなあ、スノーモンキーっていう名前。この列車、よく見ると昔は成田エクスプレスとして走っていたものではないでしょうか。

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札幌で2年ぶりのセミナーを開催しました

2014年8月25日 19:08

 8月24日、8:49帯広発の「おおぞら」で札幌に11:30着。まずは腹ごしらえというわけで、ラーメン共和国へ行き白樺山荘でチャーシュー味噌ラーメンをいただきました。

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そして、Lプラザの講演会場へ。東京からPETさんも参加してくれました。

こちらも部屋いっぱいの方が参加していただけました。ある程度、投資経験もある方が多かったのでバリュー平均法などについてもお話をさせていただきました。

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あっと言う間の3時間、その後、コツコツ投資の会が開かれ少しだけ参加させていただき新千歳へと急ぎました。結局、11時ごろの帰宅。

楽しく、充実感のある週末でした。PETさん、ありがとうございました。

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8月23日、帯広で初のセミナーをさせていただきました

2014年8月25日 18:04

8月23日に帯広で初めてのセミナーをさせていただきました。朝は4時半起き、羽田発7:40、帯広着が9:15でした。空港には田原さんと村瀬さんのお二人が出迎えてくださっていました。

村瀬さんのお宅兼事務所にお邪魔してお庭で取れたばかりのコーンをご馳走になりました。新鮮ですごくおいしかったです。

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そして、ランチはぱんちょうの豚丼!昭和8年創業で「元祖」豚丼だとか。すでに行列ができていて、しばらく待ちましたがでてきた豚丼はさすがの味でした。創業者と思しきおばあちゃんに「ぱんちょう」の名前を伺ったら、実は中国語で「飯亭」だのことでした。

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そして、会場へ。部屋の定員をオーバーしそうでちょっと心配するほどたくさんの方においていただきました。しかも、ほとんど投資のことをご存じない方が大部分。みなさん、本当に熱心にノートを取られていて感激しました。

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質問もたくさんいただきました。

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そして終了後は懇親会。村瀬さんがご存じのポワルというイタリアンのお店。こちらもたくさんの方が参加してくださり実に楽しく愉快なひと時を過ごせました。

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でも何よりも、まともな投資に目を向けてくださっている方が増えていることをうれしく思いました。田原さん、村瀬さん、ありがとうございました。

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資産運用「気づきのタネ」(125)ディスプレイのむこう

2014年8月19日 14:09

ディスプレイのむこう


中学校や高校で出張授業をするときに生徒に「どうしてATMからお金がでてくるかわかる?」という質問をします。本当に驚くことなのですが、答えられない子供がとても多いのです。中には銀行にはたくさんの人が預金をしているからそのお金がでてくるのだという珍解答もあります。また、こんな話もあります。お母さんが「お金がない」というと「じゃあ、ATMから出して来れば」と平然と答えるというのです。

要するに子供たちは、ATMからお金がでてくる背景に自分の保護者が職場で一生けんめいに額に汗をして働いているということが実感できていないのです。社会に役立つ仕事をして、世の中から感謝され、その「感謝のしるし」として給料が銀行口座に振り込まれる。だから、ATMからお金が引き出せる。意外にその前段部分が実感をもってわかっていないのです。

私が子どもの頃、そして、社会にでてからも結構、長い間、報酬は給料袋で支給されていました。父が持って帰ってきた給料袋に入っているお金で自分たちの生活が賄われていることが実感できていたのです。いまは、幸か、不幸か、給料袋はほとんど絶滅しました。便利にはなったのですが、それがお金と労働を分離してしまったように思います。お金がATMのディスプレイ上の単なる数字になってしまったのです。しかし、良く考えてみるとディスプレイを見ながら株式の短期売買をしている方々も似たような面があるのではないでしょうか。

情報化・パソコンの普及などによって株式投資もディスプレイ上の数字で行われることが一般的になってきました。確かにそれは便利であるのは間違いありません。しかし、その結果、ディスプレイ上の株価の背後に企業の事業活動があり、そこで毎日、一生懸命に働いている人がいることを忘れがちになってしまっているように思えます。投資とは企業を買うことです。そして、企業では人々が労働をして付加価値を産み出しているのです。その付加価値こそ株式投資のリターンの究極の源泉です。ディスプレイ上の株価の動きで儲けようという人はたくさんいます。しかし、ディスプレイの壁の向こう側にある企業活動に注目する人は少ないのです。

投資で成功するには大多数の人と違う行動をとることが必要です。ですから、バフェットの例を取るまでもなく今、企業価値に注目する投資家には大きな収益チャンスがあるのです。まさに、「人の行く裏に道あり花の山」なのです。

(本稿は投資手帖 2014.09.15号のために書いた記事に加筆修正したものです)

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2014年8月のI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2014年8月17日 14:22

2014年8月のI-OWAマンスリー・セミナーが8月17日に開催されました。開始以来、107回目です。

私は「投資方針書を書こう~ポイントと作例~」というテーマでお話させていただきました。

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投資目的を購買力+アルファとすることにより運用プロセスに必要な予測の数が大幅に減ります。その結果、大きく間違えず、しかも、簡単な運用が可能になります。私はそこで使う期待収益率を「フローティング・リターン・ターゲット」と呼んでいます。

さらに物価連動国債が個人向けに登場すること、アセット・ロケーションが大きな意味を持つようになってきたことなども個人の資産運用には大きな意味を持つようになって来ています。

また、退職時点でいくらの資産が必要かというのとは異なった、もっとわかりやすく現実的な資産運用の考え方についてもお話しました。

ゲストは半年ぶりに登場の伊藤宏一さんでした。タイトルは「ソーラーなオバマと持続可能なフィレオフィッシュ~気候変動リスクとイノベーション~」。いくつもの実例を紹介しつつ気候変動リスクを収益チャンスとしてビジネスに取り込んでいる企業の活動が紹介されました。 

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 座談会とそれに続く懇談・懇親会も多いに盛り上がりました。お暑い盛りに参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 

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「大人と子供のためのハッピー・マネー教室」を開催しました

2014年8月11日 09:32

 2014年8月8日、目黒勤労福祉会館で「大人と子供のためのハッピー・マネー教室」を開催させていただきました。たくさんの大人の方とちびっ子たちが参加してくださいました。

第1部は私のハッピー・マネー教室の紙芝居
小学生が多かったので少し基本的なことに重点を置きました。

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最後はみんなでハッピー・マネー・ソングを歌いました。歌唱指導は、この曲の作詞・作曲をしてくれたLabiさんでした。

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ハッピー・マネー・ソングは歌を覚えると自然にハッピー・マネー四分法が分かるというものです。
以下のYou Tube是非、ご覧ください。

ハッピー・マネー・ソング(You Tube、7分弱)

第2部はLabiさんのハッピー・ボイス・トレーニング
ボイス・トレーナーとして経験豊かなLabiさんから良い声の出し方を教えてもらい、最後はみんなで「アナと雪の女王」を大合唱。

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第3部は大人と子供が分かれました。

大人は馬渕さんの「よくわかる 実は面白い経済・金融・市場」という講演。自称、ファイナンシャル・エンターテイナーの馬渕さん、ダジャレの連発でみなさんに爆笑しながら勉強をしていただきました。

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その間に子供たちは別のテーブルで「つかう」、「ためる」、「ふやす」、「ゆずる」のお金の使い方について書いてもらいました。

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そして、第4部は子供たちによるプレゼンテーション。質疑応答。みんな、すばらしい吸収力でメッセージを理解してくれていてうれしくなりました。

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ちびっ子たち(全員小学校以下)の作品を紹介します。自由な発想で「つかう」、「ためる」、「ゆずる」、「ふやす」のイメージを膨らませてくれています。見ていてうれしくなります!

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秋田で初のセミナー!

2014年7月28日 08:50

7月26日、秋田で初めてのセミナーを開催させていただきました。
アレンジをしてくださった土井さんご一家に大感謝です。

空港でご家族の歓迎を受けました。「熱烈歓迎」、うれしかったです!

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まずは腹ごしらえということで空港内のレストランへ。
私は秋田のB級ご当地グルメとして名高い「横手やきそば」。太麺に目玉焼きのトッピング。黄身を絡めて食べると絶品でした。

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土井家の長男、ゆうと君はきりたんぽラーメン。実は私も随分迷ったのです。次回はこっちを食べよう!

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セミナー会場は秋田テルサ。土井さんのご尽力でたくさんの方にお集まりいただきました。

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「出し物」は①ハッピー・マネー教室と②人生を通じての資産運用実践法。
3時間の長丁場ですがみなさん、熱心に聞いていただけました。

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ゆうと君の愛用のピギーちゃん。「ふやす」のところには「むげん」というラベルが貼られています。まだ、何に使うか決まっていないから、まずは無限を目指して殖やすのだと。えらい!小学校5年生だそうですが、拙著、「資産アップ・トレーニング」のクイズもほとんで答えられるそうです。将来が楽しみ。

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終了後は空港内の昼とは別のレストランで食事会。私はきりたんぽ鍋。この季節に鍋物?とも思ったのですが、やっぱり秋田の方自慢のきりたんぽは外せません。みなさんも同じ鍋をいただいていました。地元の方々のきりたんぽへの愛情が感じられました。

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空港で集合写真。うしろになまはげ君も参加。

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残念ながら日帰りの旅でした。記念にいただいたなまはげの扇子。東京の夏で使うたびに秋田の楽しかったセミナーを思い出すでしょう。

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資産運用「気づきのタネ」(124)投資方針書を書こう

2014年7月25日 13:58

投資方針書を書こう


長期的に資産運用をしてゆく過程では、いろいろな出来事が起こります。バブルもあるかもしれません。暴落もあるでしょう。しかし、それらに耐えて、確信をもって自分の信念を貫くのは並たいていのことではありません。

いつも、その時点で正しいことをしていれば、目先の結果は良くなったり悪くなったりしても、長期的には期待した結果に近い成果が得られます。問題は多くの人が目先の結果にとらわれて正しい道筋から離れたことをしてしまうところにあります。

おこづかいを稼ぐために短期で売買をしているのであればそれは所詮、偶然性に賭けているだけです。ただ、運に賭けているだけですから、いずれにしても長期的な方針とはあまり影響がありません。しかし、ゆたかでしあわせな人生を送るために人生を通じて資産運用をしようという人にとって方針が大きく変更するのは大きな問題です。

この問題を解決する手段が投資方針書を書くことです。あまり詳細でなくても構わないので、自分がこの資産運用で何を実現しようとしているのか、どのような基本的な考えかたで運用するのかなどを記しておくのです。

もちろん、投資方針書は絶対に修正してはいけないものではありません。個人的な環境も変わりますし、また、マーケットの状況も大きく変化することもあるかも知れません。ただ、修正をするにしてもどのような時に修正をするかは決めておくべきです。そして、どのような考えに基づいて修正をしたかも記録しておくべきです。

投資方針書は年金の世界では当然のごとく存在する運用基本方針です。年金も長期投資、個人の資産運用も長期投資。まして、確定拠出年金のように自分が運用責任を負う場合にはどうしても基本方針を明確にしておく必要があるのです。それが将来の自分に対する運用責任です。

これほど重要な投資方針書ですが、残念ながら、ほとんどの人が実行していません。根無し草の投資にならないためにも、自分が行う資産運用の原点を明確にしておきましょう。長期投資という長旅を歩んでゆく、将来の自分のためのロードマップだと考えてください。

投資方針書の主要な項目のみを以下に記しておきます。拙著、「自分でやさしく殖やせる確定拠出年金 最良の運用術」に投資方針書のサンプルを掲載しておきました。興味のある方はご覧ください。


投資方針書の概要

1.    資産運用の目的

2.    運用収益目標

3.    投資環境と投資方針

4.     基本ポートフォリオのアセット・アロケーション5 アセット・ロケーション

6.    銘柄選択

7.    売買執行の方針

8.   モニタリング

9.   リバランスの基準

10.    投資方針の変更

(FANETマネーライフ2014年7月25日に掲載された文章です)

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