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中学三年生の感想文

2014年3月30日 19:27

3月にはたくさんの中学校、高校で出張授業をさせていただきました。

最近、私の授業に参加した中学3年生からとてもうれしい感想文がたくさんきました。

一部をご紹介します。本当にしっかりと私が言いたかったことを理解してくれています。

「私は先日の雨の日に傘を持っていないおばあさんが一人で夜道を歩いていたところをみかけました。周りには大人の人が何人かいたのですが、誰も声をかけることすらしていませんでした。私は自分が助けることが自分の使命だと思いました。そして、おばあさんに声をかけ家まで送ってさしあげました。お金とは違いますが私は心と時間をゆずったのではないかと思います。送ってさしあげた後、おばあさんは私にアメをお礼にくれました。これは感謝されて何かを貯める(殖やす)ことにつながりました。今日聞いた話と重なり、人のために頑張り自分のために人の役立つよう、より一層努力をしていきたいと思いました。」

しっかりと本質を理解してくれていて本当にうれしいです。

「私は大人になったらやりたい仕事があります。(中略)もし、今日、岡本さんの授業がなければ感謝=お金ということを忘れたままで大人になっていたかも知れない。そして、お客の事をあまり考えないで、お金も稼げない人になっていたと思います。もっと悪かったらその仕事をする事さえ許されない人になっていたかも知れません。本当にありがとうございました」

我々にとってあたりまえのことでも、子どもたちを変えるメッセージになるんですね。

「今日の話を聞いて、お金が欲しいという結果を求めるのではなく、そのためには何をすべきかを考えるべきだと思いました。私は今まで成績を良くしたいとか、何かにうまくなりたいと結果だけをみてきました。でも、今日のお話を聞いて大事なのは途中の過程なのだと分かりました。途中でがんばっていれば結果はついてくるのだと思います」

「感謝の気持ちとお金は一緒にめぐる」と聞いたとき税金は日本政府への感謝の気持ちなのだろうかと考えました。ですが、いまの政治に対して不満を持っている人もいるはずです。それでも、そういった人々から税金を取るというのは感謝の気持ちの前払いをしてもらっていることになると思います。なので、政治家の人たちはきちんと感謝されるような働きをして欲しいと思っています。このことは公務員にも言えることなのでしょう。その中の一部の人々が悪いことをしたせいでその人と同じ職業の人がすべて悪い人のように言われてしまうのは避けるべきことだと思います。私たちが意識を変えるとともに、悪人、悪事が少なくなっていくことが私の理想です。」

鋭い!子どもたちの理解力は大人が想像するよりもはるかに高いものがあります。

我々世代の責任としていまの子どもたちにたくさんのメッセージを与えていきたいものだと思います。
 

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資産運用「気づきのタネ」(115)投資、本音と現実

2014年3月25日 19:42

投資、本音と現実


株式を売買するほとんどの方の「本音」は、①できるだけたくさん、②できるだけ早く、③できるだけ安全に儲けたいということでしょう。しかし、投資は、①そこそこの利益を、②長い時間をかけて、③リスクを取った見返りに与えてくれるものです。これが証券投資の現実です。

つまり、証券市場に参加する多くの方の本音と、証券市場が与えてくれる現実の間に大きなギャップがあるのです。三つの「本音」をすべて満たすことはできません。そこで何かを犠牲にしなければならないのですが、多くの方は、「できるだけたくさん、できるだけ早く」を優先させて、「できるだけ安全」を後回しにします。

「株式投資はリスクが大きい、だから、できるだけ短期で売買した方が安心だ」と考える個人投資家が非常に多いということを聞いたことがあります。私の体験からも恐らくそれは現実だろうと思います。しかし、この論理は明らかに誤りです。正しくは「株式投資はリスクが大きい。だから、大きな利益を狙うのではなく、そこそこのリターンを長い時間をかけてとる」ことが必要なのです。

企業が成長するには時間がかかります。少なくとも投資先企業が成長し、株主が企業に保有する資産の価値を高めてくれるだけの時間的余裕を与えなければ育たないものです。短期間では株主価値は大きく増加するものではありません。

流通市場における短期の値幅取りは、Aさんがある銘柄を安く買い、それをBさんに高く売り、BさんはCさんにさらに高い値段で売ることで実現します。しかし、Aさんをお父さん、Bさんをお母さん、Cさんを息子と考えればこの家族全体ではこの取引で儲けは生じていません。流通市場は価値を生む場所ではないのです。しかも、取引をする際には委託売買手数料がかかりますから、現実的にはこの家族は三回の取引で手数料だけ損をしたということになります。

三つの本音のうち①と②を優先して③の「できるだけ安全に」を犠牲にした取引は投機です。それにもかかわらず「危険だからできるだけ短期で売買する方がよい」と多くの人が思っていることで知らず知らずに投機への道を歩んでしまうのです。投機で儲かったとしてもそれは「運が良かった」だけの話です。証券市場の現実を見据えて合理性のある運用をすることこそ投資で成功をする唯一の方法です。

(この文章は投資手帖2014年4月号に寄稿したものです)

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資産運用「気づきのタネ」(114)人生は積立投資

2014年3月22日 08:48

人生は積立投資

命に時間という要素が加わったものが「人生」です。お金に時間という要素が加わったものが「投資」です。そもそも、お金というものは「ご縁のネットワーク」を流れているものです。そして、そのご縁のネットワークのなかでどう生きるかということを投資は教えてくれます。

長期間にわたる投資で有効な方法として積み立て投資があります。誰も相場の短期的な動きなどわかるものではありません。ですから、買付タイミングの時間分散を図る。時間分散のはかり方として人間がタイミングを判断をするのではなく、一定のフォーミュラを作ってその通りに投資をしていく。これがフォーミュラ投資で、その代表選手がドルコスト平均法です。

ご存じの方が多いと思いますが、ドルコスト平均法というのは事前に決めた金額を、例えば毎月25日というように定期的に買い付けて行こうというものです。この方法の効果は、株価や基準価格が安いときにはたくさんの株数(口数)が買え、高いときには少な目に買うということが自動的に行えるということです。

人間の判断はどうしてもマーケットの短期的な動きに左右されてしまいます。結果として高いときにたくさん買い、安いときに少なく買うという本来の合理的な投資とは逆のことをしでかしてしまいがちです。ドルコスト平均法はそのような間違いをフォーミュラという形で避けようというものです。

「時は金なり」という言葉があります。我々は毎日、24時間、「時」という資源を投資しているのです。毎日、毎日、それを続けていくことで人生が形成されて行きます。長い人生の過程では良い事も悪い事も起こります。ちょうど、人生を通じての資産運用においてバブルもあればクライシスもあるのと同じです。

いま、苦しいことが起こっていたらそれはとても良い事なのです。なぜなら、失敗や苦しみから学ぶことは、成功や楽なことから学べることよりもはるかに大きいからです。つまり、同じ一日、24時間で苦しいことが多いほど学びが大きいのです。楽なときは学びが少ない。これはドルコスト平均法で価格が安いときは多目に、高いときは少な目に買うというのと同じです。

このようにして毎日、一定の時間を投資し、苦しい時期や楽な時期を経験しながら人生の豊かさや幸福感が積み立てられていくのです。たくさんの失敗の経験があるほど、結果として自分のなかにたくさんの学びが貯まっていく。投資はいろいろな面で生き方を教えてくれるものだとつくづく思います。

(本稿は FANETマネーライフ(20140317)に寄稿されたものです)

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BBT大学で講演させていただきました

2014年3月20日 08:36

私が講師を勤めているBBT大学で公開講演をさせていただきました。

100名近い方に集まっていただき、拙著、「資産アップトレーニング」をベースに「人生を通じての資産運用」のポイントについてお話をしました。

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ほとんどの方が初心者とのことで、みなさん、ノートを取りながら一生けんめいに聞いていただけました。質問もたくさんいただき2時間の講演時間があっという間に過ぎました。

さらにうれしかったのは、講演翌日にかけて何人もの方からメールやFBなどでありがたいメッセージをいただけたことです。

色々と問題はあっても着実にまじめに資産運用を考えている方が増えているのを実感しました。以下は講義で使った私の「人生を通じての資産運用」の定義をしたスライドです。

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出張授業花盛りでした

2014年3月19日 10:18

 桜開花も間近なこの時期、出張授業は花盛りでした。

ちょうど、期末試験が終わり終業式までの間で学校も比較的時間にゆとりがあったのだと思います。

おかげ様でたくさんの生徒たちと交流でき楽しい時間を過ごせました。

3月10日 葛飾区立本田中学校3年生
授業のあとみんなと給食をいただきました。

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3月12日 新宿区立落合第二中学校3年生

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 3月13日 昭和女子大付属昭和高等学校4年
何度もお邪魔している学校です。

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3月14日 練馬区立開進第四中学校2年
担当の山本先生、元気だったなあ。

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3月17日 豊島区立駒込中学校3年生
16名と少人数だったので久々に紙芝居形式でやらせてもらいました。

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毎回、「お金のイメージ」、「お金持ちのイメージ」などのアンケートをとっていますが、従来は7~8割が「きたない」、「悪い人」でした。それが、2013年から明らかに変化し、ほぼ5~6割に低下しているのです。

おそらくテレビなどで2013年以降、少しずつ経済的に明るくなっていることが報道されているのでその影響があるのかも知れません。あるいは、家庭でもそんな話がでているのでしょうか。いずれにしても、子供たちは非常に敏感に世の中の変化をキャッチしているのだなと驚きます。

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3月16日、I-OWAマンスリー・セミナー開催しました

2014年3月18日 13:23

 2014年3月16日、当社オフィスでI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。

私は「子どもと大人のための金融の基礎」という題で信用創造やマネーストックなどの解説をしました。

かなりトリビア的な話や中学生から受けたお金の質問なども紹介しました。

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ゲストはボイス・トレーニング・インストラクターの田辺清美さん。「清らかで美しい声 ~ 清ら美ボイストレーニング~話し方編」。普段、何げなく使っている言葉も少しだけ音を意識すると非常に大きな違いがでることがわかりました。講演などでもこれからは意識していきたいと思います。

田辺さんの表情たっぷりの講演。みんな、ニコニコで話を聞きました。

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講演に続いて田辺さん指導による「花は咲く」の歌のレッスン。私はギターで伴奏をさせていただきました。

参加者のみなさま、大きな声で歌っていただき、最後はちゃんとハモっていました。

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みんなで「花は咲く」の合唱。I-OWAマンスリー・セミナー合唱団の誕生です。

YouTube

田辺さんはボイストレーニングのレッスンをしています。

興味のある方は田辺さんに直接、ご相談ください。

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寅さんをしのんで柴又探訪

2014年3月12日 19:27

 ここ数年かけて観続けてきた「男はつらいよ」、ついに特別篇の第49作まで全部を観終えました。これはこれで達成感は大きいものです。

ちょうど、最終作品を観た日に葛飾区の中学校で出張授業があったので帰りに柴又に寄りました。ありがたいことに柴又生れ、柴又育ちの当社スタッフが案内してくれました。私にとっては初めての柴又見物。柴又駅前の寅さん像とまずはツーショット。

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少し歩くと見慣れた帝釈天の参道が現れます。

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そして、帝釈天。寅さんが産湯をつかったというお寺。境内にはエプロンをかけたルンビニ幼稚園の子どもたちが元気に走り回っていました。

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そして、「とらや」のモデルになった高木屋さん。

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店内には寅さんの予約席がいまでもあります。

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そして、おだんごセットをいただきました。

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寅さんって本当に不思議な人だと思います。山田洋二監督が寅さんの銅像の下にこのような碑文を書いています。本当に不思議な人です。そして「馬鹿だなあ」と思いつつ、とても、とても懐かしい。まず、普通の人にはできない生き方をしている憧れの対象でもあるのかも知れないですね。

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「寄付育プロジェクト報告会」で講演させていただきました

2014年3月11日 09:08

 日本フィランソロピー協会主催の平成25年度「寄付育プロジェクト報告会」が2014年3月8日に砂防会館で行われました。私も基調講演ということで「ハッピー・マネー教室 ~ お金、働く、生きるということ」というテーマでお話をさせていただきました。もちろんピギーちゃん同伴です。

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続いて合計9つの中学校生徒による寄付活動実践の報告がありました。

本当に感動的。中学生が、こんなにも困っている人たちに少しでも手を伸べたいという思いを持ち、それだけではなくて実際に行動して実績を残している。これはどんな教室の授業よりも価値ある学びだったのではないかと思います(もちろん、教室の授業も大切ですけど・・・)。

私が出張授業をしたことのある学校も何校かありうれしく思いました。また、その活動にピギーちゃんが大活躍してくれているのも私としては何よりもうれしいことでした。

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福岡の中学校では近隣の一人暮らしのお年寄りに年賀状を出そうという活動を展開。みんなで寄付を集めてそのお金で年賀状を買い、みんなが心を込めて手書きの年賀状を送りました。お年寄りからはこんなお返事もあったそうです。

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若い力が着実に伸びています。こういう子どもたちを見ると、「日本も大丈夫だ」と思う気持ちが強くなります。また、その指導をされている先生方、日本フィランソロピー協会のみなさん、すばらしいですね。「教育は国造り」私も微力ながら国造りに尽力していきたいという思いを強くしました。

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日経Channel BusinessのTrader's Barに出演しました

2014年3月11日 08:47

 日経Channel BusinessのTrader's Barに沢上篤人さん、鎌田泰幸さん、田村正之さんと共に出演させてもらいました。テーマは「“本物の長期投資”って何だ?」です。ワイン片手に楽しくフリーディスカッションができました。

こちらからご覧ください。

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資産運用「気づきのタネ」(113)投資と資産運用の違いからわかること

2014年2月26日 08:44

投資と資産運用の違いからわかること

一般的に投資と資産運用という言葉は同じような感覚で使われています。しかし、これらには大きな違いがあります。投資というのはまさに「資金を投げる」こと。一方、運用というのは「運んで用いる」ことです。例えばある銘柄を買って10倍高をしたとします。これは投資としては大成功だといえるでしょう。しかし、投資した金額が10万円だったら、大成功の結果は100万円のみです。これだけでは退職後の生活を支えるのは難しいでしょう。そこで資産運用の視点が大切になります。

私は資産運用を「人生を通じて金融資産全体をできるだけ安定的に目標とする水準にまで増やすこと」だと定義しています。まず、「人生を通じて」ですから基本的に長期投資です。就業時代の方は資産運用のうちの「資産形成」、退職後の方は「資産活用」です。次のキーワードは「全金融資産」です。つまり、保有している個別の銘柄の動きよりも資産全体の価値が重要なのです。つまり、木より森を見る、ポートフォリオ的視点が必要です。

しかも、できるだけ「安定的に」増やしたい。資産を増やすためにはリスクを受け入れなければなりません。しかし、リスクには報われる市場全体のリスクと報われることのない個別銘柄リスクがあります。つまり、できるだけ報われる市場リスクのみを必要とする分だけ取れば良いのです。

最後のキーワードは「目標とする水準」です。資産運用の最低限の収益目標は購買力を維持するということです。つまり、いま。100万円の資産があれば、何十年後も現在の100万円と同じ価値を持つだけに資産を増やしておきたいということです。その上で少しはインフレ率を上回るリターンを上げたい。つまり、「物価上昇率+アルファ」、これが資産運用の収益目標です。

このような視点で考えると資産運用は極めて単純なものです。まず、退職後資金の大半は物価連動国債を組み入れた投資信託にします。その上で資産の一部を日本、日本以外の先進国、新興国全体の株式に投資するインデックス投信に投資する。極論すれば、二銘柄だけ投信を保有する、それだけで目標は達成できるのです。

「投資」と「資産運用」、これらの意味をきちんと理解することで、何が本当に大切かが見えてくるのだと思います。

(投資手帖 2014.03号に寄稿した文章を加筆修正したものです)

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