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神戸の白川台中学校でハッピー・マネー教室

2013年12月22日 09:22

 12月20日、神戸市須磨区の白川台中学校でハッピー・マネー教室をさせていただきました。約200名の生徒さんたちが講堂で話を聞いてくださいました。

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この学校は、今年の4月に現校長の又吉健二さんが就任されてから非常に積極的に社会貢献活動をしています。日本フィランソロピー協会が推進しているサービス・ラーニングを取り入れており、生徒たちが募金活動をしています。今年も16万円の資金を集め、地域の一人暮らしのお年寄りに手書きの年賀状を送る活動と、同じ地震の被災地ということで東北の中学校との交流を通じて支援をしています。

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その募金活動にわがピギーちゃんが活躍しています。地域のお店や施設など50か所にピギーちゃんを置いていただき募金活動の一助としていただいたのです。お昼を学校の近くの白川台一貫楼でいただいたのですが、このお店でもピギーちゃんを置いていただけたそうです。

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ちなみに皿うどん、とてもおいしかったです。

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揚げ焼売も。

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今年のお正月、こんな年賀状が一人暮らしのお年寄りのもとに、生徒からとどきます。

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ハッピー・マネー教室ではまた、アンケートをしました。ひとつ、とても面白い結果がでました。

お金のイメージ、きれい?汚い?という質問に対して、中学1年生は63%がきれいと答えたのに対して、中学2年生は半数以上の54%が汚いと答えたのです。やはり、社会に目が開かれるほどにお金の汚い面ばかりが目につくようになるのでしょうか。ひとつの事例ですが、考えさせられる結果でした。

今回の授業は白川台中学校長の又吉健二さんと、日本フィランソロピー協会の高橋陽子理事長のご尽力によるものでした。高橋さんにはお忙しい中、同行をしていただきました。

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このようなすばらしい活動をしている白川台中学に敬意を表したいと思います。

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神戸の白川台中学校でハッピー・マネー教室

2013年12月22日 09:22

 12月20日、神戸市須磨区の白川台中学校でハッピー・マネー教室をさせていただきました。約200名の生徒さんたちが講堂で話を聞いてくださいました。

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この学校は、今年の4月に現校長の又吉健二さんが就任されてから非常に積極的に社会貢献活動をしています。日本フィランソロピー協会が推進しているサービス・ラーニングを取り入れており、生徒たちが募金活動をして今年も16万円の資金を集め、地域の一人暮らしのお年寄りに手書きの年賀状を送る活動と、同じ地震の被災地ということで東北の中学校との交流を通じて支援をしています。

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その募金活動にわがピギーちゃんが活躍しています。地域のお店や施設など50か所にピギーちゃんを置いていただき募金活動の一助としていただいたのです。お昼を学校の近くの白川台一貫楼でいただいたのですが、このお店でもピギーちゃんを置いていただけたそうです。

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ちなみに皿うどん、とてもおいしかったです。

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揚げ焼売も。

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今年のお正月、こんな年賀状が一人暮らしのお年寄りのもとに、生徒からとどきます。

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ハッピー・マネー教室ではまた、アンケートをしました。ひとつ、とても面白い結果がでました。

お金のイメージ、きれい?汚い?という質問に対して、中学1年生は63%がきれいと答えたのに対して、中学2年生は半数以上の54%が汚いと答えたのです。やはり、社会に目が開かれるほどにお金の汚い面ばかりが目につくようになるのでしょうか。ひとつの事例ですが、考えさせられる結果でした。

今回の授業は白川台中学校長の又吉健二さんと、日本フィランソロピー協会の高橋陽子理事長のご尽力によるものでした。高橋さんにはお忙しい中、同行をしていただきました。

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このようなすばらしい活動をしている白川台中学に敬意を表したいと思います。

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足立区の中学校で出張授業

2013年12月20日 11:28

 先日、出張授業をした足立区の中学校から感想文と写真がおくられてきました。

決して豊かな地域ではないのですが、子どもたちはいきいきと成長してくれています。適切なメッセージを与えてあげて正しい方向に育ってくれればと願うばかりです。

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こんなかわいいメッセージも。

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教室風景です。

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授業のあと一緒に給食をいただきました。
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墨田区の高校で出張授業をしました

2013年12月19日 11:01

12月18日に墨田区の東京都立日本橋高等学校で1年生40名に授業をしてきました。校長先生、副校長先生ともにとても熱心な方です。私は昨年に続き二回目の訪問でした。本来、日本橋にあった学校ですが曳舟に移転して5年目。ボランティア活動にもとても熱心な学校です。

しかし、生徒さんたちの生活環境は厳しいものがあるのがわかります。正確にはわからないとのことですが、ほぼ3割ぐらいが生活保護世帯、生徒の三分の一ぐらいが一人親、そして、コンビニや居酒屋でバイトをしている子も多いとのことです。

でも、生徒さんたちはみんなきちんとした良い子たちでした。寝ている子もいましたが、まあ、私も授業中、良く寝ていた方なので仕方ないでしょう。

恒例のアンケートはほぼ、平均並み。お金はきたないが67%、お金持ち悪い人は62%、少し違うのは家族でお金の話をするが65%と平均よりずっと高かったことです。たぶん、「生活が苦しい」、「小遣いあげてくれ」というような話が多いのかなと思います。

感想文をひとつ紹介します。私の話で少しでも意識が良い方に変わってくれたならこんなにうれしいことはありません。

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感想文にこんなピギーちゃんを描いてくれた子もいました。

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資産運用「気づきのタネ」(109)「利他」のリターンを!

2013年12月17日 11:05

「利他」の「リターン」を!

2013年も、いくつもの災害が世界各地で起こりました。そして、その度に多くの寄付金が集まり、ボランティアとして多くの人々が救援活動に参加しました。日本では東日本大震災の後の国民をあげての支援活動は記憶に新しく、また、それは現在も継続をしています。人間が持つ本質的な「やさしさ」が、極限状態を目の当たりにすると、「止むに止まれぬ」行動として現れてくるのではないかと思います。特に日本人はそのような「やさしさ」を非常に強くもった国民ではないかと感じます。

東日本大震災の前の2010年末から、「タイガーマスク運動」と呼ばれる現象が各地で起こりました。主に児童福祉関連施設にランドセルや学用品などの寄付行為が伊達直人という名前で行われたのです。これも、動機としては、まさに「止むに止まれぬ」気持ちから始まった行動ではないかと推察されます。この現象は、「人助け」を政府や大きな慈善団体に任せておくのではなく、自ら手を差し伸べたいという気持ちの表れだったのでしょう。その意味では非常に画期的な出来事だったと思います。

大きな慈善団体に募金をするという行為はずっと以前から普通に行われています。しかし、また、多くの方が「どこにどのようにお金が使われるのかわからない」という不満を持っています。額に汗をして稼いだ大切なお金を寄付するのです。当然、そのお金がどのように使われるのか知りたいのは人情でしょう。事実、出資金と寄付金をパッケージ化した被災地応援ファンド(ミュージック・セキュリティーズ)や、寄付をすると寄付先の選択できるNPO法人なども増えてきています。

これは直接金融と間接金融の関係にとても似ています。銀行に預けたお金は銀行がどのように使うかを決めます。これは大きな慈善団体への募金と同じです。ともに、お金を出した当人はどこにお金が使われるかコントロールできないし、わからない。

一方、有価証券投資のように自分の大切な資金を、どの企業に融通したいのかを自分で決めるのが直接金融です。これは寄付先を指定できる寄付行為と同じです。では、多くの人が自分で寄付先を選択したいと考えている一方で、間接金融から直接金融へ、という動きがなかなか始まらないのはなぜでしょうか。

「貯蓄から投資へ」と言われて久しいですが、それがなかなか進まないのは、結局、その標語が「安全なところから危ないところへお金を移しましょう」というメッセージとして受け取られているからではないかと思います。寄付は世の中の役に立つことを誰もが知っています。しかし、投資はいまだに多くの人が単なる「金儲け」だと思っています。そこに問題があるのです。ですから、投資により多くの企業が世の中のためになる事業を展開し、拡大することができるという「投資の社会性」がもっと多くの人に認識されれば、投資に向かう資金も増えるでしょう。投資には社会貢献の側面があり、投資を通じて自分のお金が良い世の中つくりに参画できているという喜びがあるのです。寄付がそうであるように、投資にも「利他」の「リターン」があることを知っていただきたいと思います。

<この原稿は「投資手帖」2014年1月号(2013年12月15日発売)に寄稿したものを加筆修正したものです>

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I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2013年12月16日 14:03

12月15日にI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。2005年10月の第一回より一度の休みもなく、今回が99回目でした。1月はいよいよ記念すべき100回目です。

私は前回に続き「投資の疑問に答える」という講演の後半をお話しました。債券に関係した疑問、長期投資は本当にリスクを削減するのか、ドルコスト平均法やリバランスの有効性、NISAやDCの使い方など、これまでいただいた質問にまとめてお答えしました。

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ゲスト講師は尾藤峰男さん。テーマは「外国株投資の魅力を知ろう」。資本主義経済のルーツ、慈善・寄付と企業活動、米国企業の株主還元の考え方など、実例を交えて解説をしていただきました。

1980年1月にジョンソン・エンド・ジョンソンの株式を買って現在まで保有していたら、株価は52倍、買い付け価格に対する現在の配当金の利回りは160%だそうです。このような企業が結構、たくさんあるのです。日本株が悪いわけではありませんが、日本株しか見ないというのは本当にもったいないなと思いました。

懇談会は質問もどんどんでて毎回のことながら大盛り上がりでした。

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足立区立千寿青葉台中学へ出張授業

2013年12月16日 13:28

足立区立千寿青葉台中学1年生の14名に「ハッピー・マネー教室」をさせていただきました。

校長先生によると生徒の三分の一が生活保護世帯、その他の補助まで入れると生徒の半数が何等かの補助を受けている家庭の子とのことでした。

しかし、生徒たちはとても明るく、ちょっとやんちゃな子もいましたが、そんな子も質問にもよく答え、しかも、答えが非常に的確でした。

例によってアンケートをしました。普通、下町はどちらかというと、「お金は汚い、お金持ちは悪い人」というイメージを持っている子が多いのですが、この学校では(サンプル数は少ないですが)57%が「お金はきれい」、64%が「お金持ちはいい人」と答えたのです。

昨年の中ごろまでは圧倒的に「お金は汚い、お金持ちは悪い人」という子が多かったのですが、年央ぐらいから拮抗するようになり、ここ数か月は「お金はきれい、お金持ちはいい人」という答えが増えてきています。やはり、景気が少し上向いていることと関係あるのでしょうか?今週は墨田区の高校と神戸の中学に行くので答えが楽しみです。

講義終了後、生徒と一緒に給食を食べました。4人の子とテーブルを囲んだのですが、3人がパソコン部だそうです。やはり人気があるんですね。もう一人の子は柔道部でした。給食もおいしかったですよ。

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学校の廊下の壁に給食の歴史ということで写真が貼られていました。私の場合は62年前の給食に近いのだけど、「ああ、こんなものだったのかなあ」と思ったしだい。アルマイトの食器も懐かしかったです。

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資産運用「気づきのタネ」(108)なぜ、「貯蓄から投資へ」は実現しないのか

2013年12月 8日 09:55

 「これからは『貯蓄から投資へ』の時代だ」、私が今を去ること40余年前に就職した証券会社の入社式での社長のあいさつでした。そして、いまも、同じフレーズが鳴り響いています。

来年からNISAがいよいよ始まり、そして、日本版(嫌だなあ、この言葉・・・)IRA案などが浮上している今日、その声は益々、高まっています。制度的な後押しはもちろん、少しは助けになるだろうとは思います。しかし、何か根本的な問題があるから、40年来の掛け声の割にちっとも現状が変わらないのではないかと思うのです。

結局、個人の資金が株式などのリスク資産に向かわないのは総体として見た日本企業に投資をするだけの魅力がないからと言えるのではないでしょうか。その根本は企業が株主に十分に報いていないこと、そして、特に近年は企業がリスクを取ることに非常に消極的になっていることに原因があるのではないかと思います。

株式を買うということは投資先企業のオーナーとなることです。上場企業1,700社の9月末の手元流動性は70兆円あると言われています。ということはこれらの企業に投資をしている株主は70兆円すべてではないにしろ、かなりの額のキャッシュ化できる現預金などを保有しているということです。投資家の立場から見れば、リスクを取るために投資をしても、投資先企業の大きな部分が現預金になっており、リスクを取っていないということになるのです。

例えば、ある株式投資信託が、リスクを取ることを躊躇し、資金の大部分を現預金にしていたらどうでしょうか。おそらくその投信を買う投資家はいないでしょう。その投信を買うよりも、その資金を自分の銀行口座に入れておいた方が良いからです。株式会社への投資でも同じようなことが言えます。

「貯蓄から投資へ」というこの聞き飽きたフレーズを聞くたびに違和感を覚えるのは、投資家がリスクを取らないから投資へ資金が回らないのだという声です。私はそうではなくて、投資対象に魅力が十分にないから投資に資金が回らないのだと思っています。その点にもっと、もっと鋭いメスを入れるべきではないでしょうか。特に米国の優良企業の株主政策などを見ていると彼我の差に驚きを禁じ得ません。

個人がリスク資産への投資に積極的でない理由としてファイナンシャル・リテラシーの欠如をいう人もいます。それはある程度、正しいともいえるのですが、それではファイナンシャル・リテラシーが高まればみんなが日本株を買い始めるかと言えばそれも疑問です。投資の基礎を理解するほど、日本株の投資収益性の低さが目につくようになるからです。

個人投資家は総体として見れば、そして、長期的には、比較的、合理的な投資行動をとっています。ですから、「上から目線」で制度的なエサをやれば個人は飛びつくと考えるのは間違いで、個人が投資したくなるような企業が増えることがこの問題の解決の前提なのだと思います。少しずつ景気も回復し、フォローの風が吹き始めている今日、企業は、リスクを取って収益率をあげること、そして、その収益をきちんと株主に配分する。そのことこそが、この40年来の夢を正夢にする一番の薬ではないかと思います。

(この文章はFANETマネーライフに寄稿したものを加筆修正したものです)

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資産運用「気づきのタネ」(107)インデックス運用とパッシブ運用

2013年11月25日 19:44

インデックス運用とパッシブ運用


投資の方法には市場全体の動きを上回るパフォーマンスをあげようとするアクティブ運用と、市場を表す指数に連動することを目指すインデックス運用があります。インデックス運用の場合は特定の指数に連動するのですから、「どの指数」を対象とするのかというのが非常に大きな問題となります。

色々な株式指数がすでに存在し、これからも開発されていくことだろうと思いますが、そこには二つの大きな方向性があるように思います。それは市場を細分化する方向と統合化する方向です。

細分化するトレンドで一番わかりやすいのは業種別の指数でしょう。上場銘柄をさまざまな業種に分類し、その業種に属する株価を指数化したものです。同様に東証一部の中を大型株、中型株、小型株に分けたり、成長株、資産株などの指数や、特定のテーマに基づいた指数などが発表されています。さらに東証二部指数、JASDAQ指数やマザーズ指数などもあります。

もちろん海外にもたくさんの指数があります。そこで出てくるのが、もう一つの方向性、統合化です。日本の株式市場も含めて世界の先進国市場を対象とする指数、さらには新興国市場も含めた全世界の株式市場の動きを表す世界株式指数などが開発されています。

そして、この統合化の方向はさらに株式だけではなく、全世界の債券、コモディティー、不動産、さらには美術品なども含めた世界中の投資家が投資目的として資金を投じているすべての資産クラスを含めた「全世界・全投資資産指数」のようなものに集約されていくのだと思います。

本来、ポートフォリオ理論が想定していた「パッシブ・ポートフォリオ」というのはそのような指数に連動するものだったのでしょう。しかし、現実にはそのような指数は今のところ存在しないので、代替指数として時価総額も大きく、しかも、価格の効率性も高い全世界の株式指数が使われているのです。私は本来のパッシブ運用は、完璧ではないにしろ、今のところ全世界の株式市場の動きに連動する運用だと考えています。

その意味では全世界の株式市場の一部のみを取り出した指数に連動する運用はインデックス運用ではあってもパッシブ運用ではありません。それは「アクティブ・インデックス運用」です。例えば日本市場のなかの金融セクターのみに連動するインデックス運用は日本市場全体から見れば極めてアクティブな運用です。同じように日本の株式市場のみに投資をするインデックス運用も世界の株式市場から見ればアクティブな運用なのです。「日本株インデックス運用は20年も低迷を続けた。だからパッシブ運用はダメだ」というのは筋違いの意見で、単にアクティブな指数の選択を誤った結果であると考えるべきではないかと思います。

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資産運用「気づきのタネ」(106)株式は増加証券

2013年11月22日 09:00

株式は「増価」証券


株式を買うということは、会社が持っている全資産を売却し、その資金ですべての借金を返済した残りを保有するということです。この残りの資産が株主資本です。株価というのは一株当りの株主資本をすべての投資家がいくらの価値を付けているかという値です。

株主資本がいったい、いくらの利益を生んでいるかという数値が株主資本利益率、つまり、ROEと呼ばれる指標です。仮に株主資本が1000円で、ROEが10%であれば、その会社の利益は100円ということになります。もし、その企業が利益の半分を配当金として払うという方針を持っているなら、投資家は50円の配当金を受け取り、残りの50円は株主資本に追加され、今後の事業に活用してもらいます。

その結果、株主資本は1050円になり、ROEが10%で維持されるなら、翌年の利益は105円となります。そして、二年目の配当金は105円の半分、52.5円に増加し、株主資本は利益の残りの52.5円が追加され1102.5円となります。そうすると三年目の利益は110.25円になります。このプロセスがずっと続いて、株式会社の利益は成長し、株主の受け取る配当金も成長していくことになります。

例えば2年目に不況が襲いその年のROEが6%に低下してしまったとします。そうすると利益は105円ではなく63円になってしまします。そして、株主が得る配当金も31.5円となり、株主資本の追加も31.5円になります。その結果、株主資本は1081.5円となります。

ここで大切なことは、会社の利益が100円から63円に減益になっても株主資本は増加するということです。もちろん、赤字になったり、利益以上に配当金が支払われたりすれば株主資本は減少します。でも、株主が保有している株主資本は、企業が減益になっても増加するということなのです。

たった一つの企業に投資をしていると、その企業が赤字を続け、最後には倒産する危険性だってあります。しかし、たくさんの企業に投資をしていれば、すべての企業が倒産する可能性は少ないでしょう。また、リーマンショック直後のように世界中が不況になれば、ある年は企業業績全体が大きく低迷することもあります。しかし、長い期間を見れば、ずっと赤字が続くということも考えにくいのです。ここに、分散投資と長期投資の本源的な意味があります。

長期・分散が株式投資の基本であるということは良く言われます。そして、多くの場合、それは株価の変動に対する手法として語られます。しかし、本当の長期・分散の意義はビジネス・ポートフォリオの変動を緩和することにあるのです。そのような視点から分散を考え、長期保有をすることが重要なのだと思います。

「株式は価値があるから『有価』証券である」とはよく言われます。それは事実です。しかし、十分に分散された長期的なビジネス・ポートフォリオという視点から見れば、株式は価値が増していく「増価」証券なのです。株価は実体価値に投資家の心理がマーケットというスクリーンに投映されたものです。心理は欲望と恐怖の狭間を行き来しています。つまり、株価は影です。影を追いかけるのではなく実体価値の増加に着目していれば、株価もいずれそこに収斂していくのです。

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岡本和久のI-OWA日記

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