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資産運用「気づきのタネ」(90)「しあわせの六角形」と仕事

2013年1月26日 11:03

「しあわせの六角形」と仕事


人生の目的は「お金持ち」になることではなく、「しあわせ持ち」になることです。

では、しあわせ持ちとはどのようなものなのでしょうか。おカネだけあっても、しあわせ持ちになることはできないのは、皆さんもなんとなくお分かりでしょう。私は本当の「しあわせ持ち」は六つの富を持っていると思っています。これは、私が常々、「6つの『フ(富)」とか、「しあわせの六角形」と言っているのでご存じの方も多いと思います。もう一度、おさらいしておきましょう。

<六つの「ふ(富)」>

ファイナンシャル・アセット:金融資産。おカネがすべてではないけど、みじめな生活をしていると心に余裕がなくなります。やはり、少しは金銭的なゆとりも、あった方がいいですね。
フィットネス:健康。当然ですね。体がボロボロでは、いくらおカネがあっても楽しめません。
ファミリー:家族。配偶者や子供や親など。その存在に支えられたり、そのために頑張れることが多いはずです。
フレンド:交友関係。気の置けない友達、飲み友達、会社の同僚など。これから知り合う人たちも含め、意識して良い人間関係を築いていきたいものです。
ファン:楽しみ。自分がやっていて楽しいと感じられること。人生に、彩りを与えてくれるものですね。
フィランソロピー:社会貢献。自分のできる範囲で、他者を喜ばすことのために活動をしたいものです。おカネでも、時間や労力でも結構です。せめて「一日一善」、ぜひ、心がけましょう。

これらの6つの「フ」はすべて時間をかけて、形成、充実させていくものです。その意味では、すべて投資なのです。資産形成はもちろん大切ですが、それだけではなく、若いうちからこれらの「フ」を充実させるための投資もしっかりと行いましょう。

<しあわせの六角形>
6つの「フ」を六角形にしたのが、上記の「しあわせの六角形」です。5段階評価で5が充実、1が不足です。みなさんの六角形はどのような形になりますか? この6つのバランスがきれいにとれるように、長い人生で挑んでみてください。これが、「しあわせ持ちへの道」なのです。
 

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(拙著、「老荘に学ぶリラックス投資術」より)

これらのことはすでに私の著書や寄稿で散々書いてきているのでご存じの方も多いでしょう。最近、ある方から、「どうして『仕事』が六つのフに入っていないのですか?」という質問を受けました。良い質問です。確かに良い仕事を持つことは人生で非常に大切です。しかし、「六つのフ」はアセットです。仕事が生み出すものはフロー的な性格が強いのです。それで私は「六つのフ」には入れませんでした。

それでは「仕事」は人生にとって何をもたらすのか。当然、ひとつはファイナンシャル・アセットです。でも、同時に仕事を通じて良い世の中を造るのですから、無償ではないにしろ社会貢献、フィランソロピー的な側面もあります。そして、仕事は本来、自分自身に喜び、楽しみ、ファンを与えてくれるものです。つまり、仕事は六つのフのなかのファイナンシャル・アセット、フィランソロピー、ファンの源泉なのです。

同時に、その仕事を支えてくれるのが健康、フィットネスであり、家族、ファミリーであり、同僚、フレンドです。つまり、仕事は「六つのフ」のすべてにかかわっているのです。

仕事はつらく、厳しく、できればやりたくないもので、嫌なことをする対価として報酬を得ていると考えるのは間違いです。仕事に対してポジティブな感情を持つことによってこそ、「しあわせの六角形」がきれいな形に完成するのです。

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個人投資家のためのコア・サテライト戦略

2013年1月22日 13:00

個人投資家のためのコア・サテライト戦略


ポートフォリオを構築するときに「コア・サテライト」戦略という考え方があります。これはもともと、年金運用で用いられ始めた概念です。私はこの戦略は個人の資産運用の上でも非常に有効だと思っています。

基本的な考え方はポートフォリオ全体を中核となる「コア」部分と、その他の「サテライト」部分に分けるということです。コア部分では、「戦略的」な資産の配分を組みます。戦略的な資産の配分部分では、目先のマーケットの状況に囚われないで、潜在的に株式や債券が持つ投資収益やリスクなどに基づいて、長期的な投資目的に合致した株式/債券、国内/海外などの配分を決めます。そしてそれぞれの部分は、投資信託を使って市場全体のリターンを獲得するインデックス運用を行います。

一方、サテライト部分は、市場全体よりも高いリスクを取って市場全体以上の収益を得ることを狙います。この部分はうまく行けば高いリターンを取れますが、市場よりも大幅に下落することもあります。サテライト部分は「戦術的」と位置づけられ、個別銘柄を選んだり、市況環境などに応じて弾力的に運用をしたりします。この戦略ではコアとサテライトの役割をきちんと分離して、その配分比率を固定するとことが重要です。つまり、サテライトで損がでたからコアの資金を持ってくるというようなことをしないのです。

さて、これを個人の資産運用に応用するとどのようなことになるでしょうか。コア部分は自分のライフステージやや財産額、収入の額と安定性、自分の性格などに合わせた「戦略的」な資産配分にします。この部分は年齢と共に調整することは必要ですが、基本的には相場変動に基づく変更はしません。

資産運用にそれほど時間を取れないという方、あるいは、「自信がない」と思う方はコアだけで結構です。特に若い人たちは個別銘柄やタイミングで行う投資に時間を使うなら、自分のいまの仕事を一生懸命した方が長期的にははるかに高いリターンがあるだろうと思います。

しかし、ある程度、時間と資金の余裕があり、自分の思いや判断に基づいて投資をして見たいという方は、一定比率をサテライト部分にすることも良いだろうと思います。大切なことはコアとサテライトを「混ぜこぜ」にしないこと。お財布をはっきり分けておくことが大切です。

コアとサテライト部分をどう運用するかを考えるとき、「インデックスか、アクティブか」、「銘柄選択か、タイミングか」、「自分で運用するか、投信を買うか」といったさまざまな投資の選択肢が見えてきます。これらをひとつずつ決めてゆくことで金融資産全体の投資方針が整理されてくるのです。

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今年初めてのI-OWAマンスリー・セミナーを開催しました

2013年1月21日 17:09

 今年初めてのI-OWAマンスリー・セミナーがゲストに馬渕治好さんをお招きし、20日に開催されました。

私は今月と来月、「お江戸に学ぶ」というシリーズでお話をしています。今回は江戸時代の経済構造の変遷についての話でした。江戸時代と一口に言っても前半と後半では経済環境がまったく違っています。1700年頃を境に人口が横ばい/減少し、財政健全化か成長かという改革が繰り返され、飢饉や天災に見舞われた時代でしたが、文化が爛熟し、海外でもいまでいうジャパン・クールがもてはやされました。そのようななかで士農工商のそれぞれがどのように農本主義から商品貨幣経済に変貌していったかをお話しました。来月はミクロ面から豪商たちの興亡と経営哲学などにつきお話します。

馬渕さんはまさに年初にぴったりのタイトル、「2013年経済と市場を読む~波乱から光明へ」でした。

分岐点を超えたのか?
悲観論まみれから脱却しはじめた世界市場
株式市場や為替市場の展望
新興国の現状
中国の長期・構造的問題

など、興味深いトピックを非常に平易な言葉で説明していただきました。対談や懇親会も参加者の方々の意見も交え非常に充実した楽しいセミナーができました。12~13名程度のセミナーの特権で講師と親しくなれるとお喜びいただいています。

 

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このセミナーの様子が有料動画で公開しています。興味のある方は当社までご連絡ください。

次回のセミナーは2月17日、ゲストには伊藤宏一さんをお願いしてあります。

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今週の「小食知足」仙太郎の花びら餅

2013年1月18日 19:21

春の予感・・・

京菓子の歳時記第一番位の花びら餅です。

白小豆の味噌安がおいしい。
五条の山利さんの糀みそだそうです。

牛蒡の味が効いている。

餅、牛蒡、味噌、人参・・・それぞれ厳選された芸術品でしょう。

着色なしでこの「春」の予感をだしています。

これもジャパン・クールだと思います。

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インベストライフが無料化され本日公開!

2013年1月14日 19:31

みなさま
お待たせしました。インベストライフ2013年1月号が公開されました。
無料化して最初の号です。お楽しみください。
感想などもお寄せいただけるとうれしいです。

  • 新春メッセージ
  • 「足下に泉あり」的生き方を語る 対談:浅野史郎氏 vs. 岡本和久
  • 中国がわかるシリーズ6 「戦国時代の始まり」出口 治明
  • マンスリー・セミナーより
    • 岡本和久講演「病から学ぶ資産運用のポイント」レポーター:川元由喜子、岡本和久加筆
    • マンスリー・セミナーより佐藤光一氏講演「震災に遭遇して学んだこと」+ミニ対談(佐藤光一・島田知保・岡本和久)レポーター:川元由喜子(講演)、赤堀薫里(対談)、岡本和久(加筆)
  • 投信データ(データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび様)
    • 基本ポートフォリオのパフォーマンス
    • 投信データウォッチ
  • インベストライフ応援団のブログへのリンク集など

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新成人へのメッセージ

2013年1月14日 09:28

新成人へ、おじさんからのメッセージ。まあ、ちょっと聞いてくれ。

将来の自分を支えてくれるのはいまの自分だけ。

だから、いまの自分を鍛えておいてほしい。

どうやって鍛えるか・・・・

いまの自分にとって都合の悪いこと、苦しいこと、悲しいことにチャレンジする。

結果は、負けてもいい、失敗してもいい、鍛えることが目的なんだから。

体を鍛える、頭を鍛える、心を鍛える。

自分のなかの宝石の原石を見つけて、それを磨き上げてほしい。

その分野でオンリー・ワンになれ!

オンリー・ワンになればナンバー・ワンになれる。

オンリー・ワンはひとりしかいないのだから。

 「いま・自分」のいう小さなツボから飛び出し、意識の時空を広げてほしい。

ずっと未来に続くグローバルな世界が君たちの人生の舞台なのだから。

地球を、あらゆるいのちを、子孫たちの未来を背負っているのは君たちなんだから。

 

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「インベストライフ」は無料となって1月15日に公開されます!

2013年1月12日 09:25

 新生、「インベストライフ」は無料化されて1月15日(火曜日)に公開されます。
こんな感じのサイトになります。今後、毎月の更新は当社メルマガ、Facebook、Twitterなどでお知らせします。メルマガ申込みはここに空メールを送ってください。

 

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<内容紹介>

新春メッセージ
「足下に泉あり」的生き方を語る 対談:浅野史郎氏 vs. 岡本和久
中国がわかるシリーズ6 「戦国時代の始まり」出口 治明
マンスリー・セミナーより岡本和久講演「病から学ぶ資産運用のポイント」レポーター:川元由喜子、岡本和久加筆
マンスリー・セミナーより佐藤光一氏講演「震災に遭遇して学んだこと」+ミニ対談(佐藤光一・島田知保・岡本和久)レポーター:川元由喜子(講演)、赤堀薫里(対談)、岡本和久(加筆)

お楽しみに!

 

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今週の「小食知足」カリフォルニアのMerogold

2013年1月12日 09:18

 ロサンジェルス在住の弟夫婦が送ってくれたカリフォルニアのメロゴールド

でっかいのにびっくり。でも、やさしい味で朝食にはぴったりでした。

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資産運用「気づきのタネ」(88)ニワトリと卵に学ぶROE

2013年1月 8日 09:39

ニワトリと卵に学ぶROE

ニワトリは卵を産みます。同じように企業の株主資本は利益を生みます。言うまでもなく株主資本は株主が保有している企業の資産の額です。ニワトリの価値は色々あると思います。まず、鶏肉としておいしい。観賞用とか、羽を衣類に使うというケースもあるようです。ペットとして可愛がっているという人もいるでしょう。でも、ここでは、ニワトリの価値はニワトリが生む卵の売上で決まるとしましょう。

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同じように企業には色々な価値があると思います。しかし、ニワトリと同様、株主資本の価値は株主資本が生む利益の額によって決まるとします。株式を買うということは株主資本の一部を買っているということなのです。そして、毎年の利益の一部は配当金として株主の手に入りますし、残りも企業のなかに留保され次の年以降のビジネスに活用されます。

株主資本が一体、いくらの利益を生み出しているかの指標が株主資本利益率(ROE)です。ROEが高い会社は卵をたくさん生む、あるいはより高い値段で売れる卵を産むニワトリのようなものです。そのようなニワトリは値段が高いのと同じように、株主資本にも高い価格がつけられるのです。ニワトリを毎年の卵の売上いくら分で買うかという基準が、株価を一株当り利益で割った倍率、株価収益率です。この指標はPERとも呼ばれているので聞いたことがある方も多いと思います。

さて、毎月、100の売上に相当する卵を産むニワトリがいるとしましょう。ある人が、そのニワトリにもっと良いエサを与え、良い環境で飼えば売上を200にすることができると確信したとします。そうすると現在、毎月100の卵を前提に価値が決まっているニワトリは本来の価値より割安であるということになります。そこで、現在の飼い主にいまのニワトリの1.5倍の値段で買いたいと申しでます。売り手はよろこんでニワトリを手放します。新しい飼い主のもとでニワトリはいままでの倍の売上に相当する卵を産むようになり、新しい買い手もハッピーです。

株主資本も同じことです。ある経営者のもとである企業が株主資本の5%の利益を毎年だしているとします。つまり、ROEが5%です。しかし、経営者が交代し、革新的な経営をすることでROEが10%になるとすれば、その企業は現在の株価では割安だと言えます。つまり、株式は「買い」だということになります。

あるいは、自分がこの会社を経営すれば10%のROEをあげられると考える人がでてきたとします。そこで現在の株主にいまの株価より高い価格で買い付けを申し出るのです。これが企業買収、TOBです。このように考えるとROEという指標がいかに大切かがわかることだろうと思います。

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新春の四日間

2013年1月 5日 11:30

2013年の最初の四日間、ゆったりと自由気ままに過ごしました。(マンション・エレベータ・ホールの飾り付け。いつもホール近くにお住まいの方が準備してくださいます) 

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新年が開けて深夜にまず行ったのがご近所の熊野神社です。焚火がたかれ神社が浮かび上がっています。舞台でも御神楽の準備がすすんでいました。

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こちらでは毎年、升でお神酒をいただきます。 

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元旦の初日の出は残念ながらわが家からは雲でちらっとしか見えませんでした。 

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でも、富士山はばっちり。 

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そして、空にへびが現れました。巳年の瑞兆でしょうか。 

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おせち料理をいただいた後は、例年通り氏神さまの氷川神社へ。 

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その足で目黒不動へ 

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家へのおみやげはお好み焼き 

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三日になってようやくきれいな日の出を拝むことができました 

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四日はギターの個人レッスンはじめ。今年は少し難しい曲に挑戦したいです。 

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オフィスで少し仕事をして浅草へ。浅草寺さんをお参り。大変な人出でした 

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そして、お楽しみの新春浅草歌舞伎。第二部を観劇。海老蔵、愛之助、孝太郎などみな良かったですが、毛谷村の壱太郎が好演だったと思いました 

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そして、今日は資料つくり。Back to workです。

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岡本和久のI-OWA日記

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