最新のエントリー

資産運用「気づきのタネ」(92)「微妙玄通」は、リラックス投資の要諦

2013年3月 4日 08:52

老子の「道徳経」には以下のような記述があります。

優れた君主は「微妙玄通」で、七つの性格を持っている。
① 万事に慎重で、冬の川を渡るようだ。
② 消極的で強国に囲まれた弱国のようだ。
③ 落ち着いて控え目でありながら、油断のないさまは、招かれた賓客のようだ。
④ 物事に執着しないことは、氷の溶けてゆくようだ。
⑤ 飾り気がないことは、原木のようだ。
⑥ 心の広さは、すべてを受け入れる谷そのもののようだ。
⑦ とらえどころがないことは、濁った水のようだ。
(道徳経、第十五章)

これを読んでいて思うのはまさにこれは資産運用の心得に通じるものだということです。

微妙という言葉は、轍密で趣深い乙とを指します。さらに、「玄通」もまた、奥深いさまを表した言葉です。つまり、「微妙玄通」とはすべてに精通した体得者のととなのです。

資産運用では、君主はもちろん「あなた」自身です。「自分の将来は自分で支える」ための君主の心得は「微妙玄通」が大切であるということです。では、上記の7項目はどのように資産運用に生かせるでしょうか。

① 注意深く運用し、人気銘柄や投信に飛びつかない。
② 高い収益を狙わず、守りを中心とする。
③ 慢心、自信過剰にならず、欲張らない。
④ 間違えたときは誤りを認め、直ちに行動を修正する。
⑤ ポートフォリオはシンプルなものにする。
⑤ 長期的な視点でマーケット全体に投資を行う。
⑦ 日々のマーケットは、バケツの中に泥と水を入れてかき混ぜたようなものです。でも、どんなに濁った水もじっと静かにしていれば澄んでくる。

悠々とリラックスしていれば、大きな力が発揮されるのです。
(この記事は拙著、「老荘に学ぶリラックス投資術」の一部を加筆・修正したものです)


roso.jpg
 

ページごとに見る

ハッピー・マネー教室 You Tubeのまとめ

2013年3月 3日 09:09

これまで子どものためのマネー教育についてYou Tubeにアップしてきましたが、ここにまとめて置きます。
よろしければご覧ください。

いま、なぜ、マネー教育なのか

ハッピー・マネー・ピッグのピギーちゃん紹介

マネー・サビー・ジェネレーション社のご紹介

中学生向けハッピー・マネー教室の録画です

ピギーちゃん、もうすぐ日本に向けて船に乗ります!

With Piggy1.jpg
RIMG0032s.JPGPiggy1.jpg20121130b.JPG20121130d.JPG

ページごとに見る

今週の「小食知足」えびす製麺所@恵比寿銀座

2013年3月 1日 14:12

 長年、恵比寿~広尾で仕事をしていますが、不覚にも恵比寿銀座の探訪はあまり十分ではありませんでした。JR恵比寿駅のバスターミナルの向うに恵比寿銀座という道があります。その入り口近くにある立ち喰い処、えびす製麺所に初めて入りました。何だ、立ち喰いそばかとバカにしてはいけません。色黒のしっかりした作り立て自家製蕎麦です。 

RIMG0298 (600x800).jpg

 私はご当地、開運「えびす様そば」(680円)をいただきました。えびす様のかまぼこ入り!黒光りするテーブルをお客が囲んで食べます。テーブルの上には卵と天カスが取り放題。「今度は肉そばに挑戦だ!」とやる気にさせるお店でした。

RIMG0293 (800x600).jpg

 

RIMG0296.jpg

 

 

 

ページごとに見る

資産運用「気づきのタネ」(91)三つの「ム」を省こう

2013年3月 1日 12:08

三つの「ム」を省こう

製造業ではムリ、ムラ、ムダを省くことが大切であると言われています。長期資産の運用でもこれはとても大切です。まず、ムリというのは「無理」ですから、理が無いということです。言い換えれば理論的に正しくないことをするということです。証券市場を支配している大きな法則に反することをしても、たまにはうまくいくことがあってもそれは偶然です。長期的に見ればやはり、理論的に正しい投資をした方が成功の確率が高いのです。

次がムラです。ムラというのは不安定さです。投資で言えばコントロールされていないリスクであるといえるでしょう。ご存知のようにリターンはコントロールできませんが、リスクはコントロールできます。その手法が分散投資です。これらによってリスク・コントロールすることがムラの削減につながります。

最後がムダ。これは投資に伴うコストです。証券の売買をする度に、証券会社に売買委託手数料を払わねばなりません。コストがかかってもちゃんとリターンが上がっていれば良いのですが、ただ、むやみに売り買いするのは証券会社が喜ぶだけです。さらに投資信託は関係者が多いのでコストに要注意です。コストはバケツの穴です。ムダを取り除くことは長期投資成功の秘訣でもあります。

これらの三つの「ム」を最小限に抑えることが長期投資で成功する上で非常に重要なのです。製造業で大切であるとされるものが、資産形成でも重要であるというのは非常に興味深いものがあります。

製造業では最初にどのような商品を作りたいかというコンセプトを明確にして、それに合わせて設計図を描き、素材と部品を組み合わせて製品が完成します。資産形成でも、ライフプランを明確にして、自分にあったアセット・アロケーションを策定して、それに合わせて、債券、株式、投資信託などの素材や部品を組み合わせてポートフォリオを構築します。このプロセスは、製造業と変わるところはありません。つまり、大きな目的からだんだん、各論に降りてゆくということです。

しかし、現実の世界では、証券会社や銀行などに勧められたものを買うという、部品からスタートする投資が多いのです。「もうかりそう」という理由で積み上げたポートフォリオは三つの「ム」で一杯です。それでは人生を支えてくれる資産運用はできません。長期投資家にとって大切なのは、「ムリ」、「ムダ」、「ムラ」を出来る限り省くこと、そして、大きな目的から始める「トップダウン」のアプローチなのです。

ページごとに見る

中学生から感想文!

2013年2月26日 09:09

 先日、出張授業をした中学二年生の33人の子どもたちから感想文が届きました。
いつも、これがとても楽しみです。

共通したコメントには以下がありました。

  • いままでおカネは汚いものと思っていたがそのイメージが変わった(31人)
  • おカネは感謝のしるしということが分かった(11人)
  • 「いまの自分に都合の悪いことを悪いことと思わない、いまの自分に都合の良いことを良いことと思わない」という言葉に気づきを与えられた(9人)
  • チョコレートは世界中の人が協力してできているという話に驚いた(6人)
  • ハッピー・マネーのピギーちゃんが欲しい!(6人)
  • おカネ持ちよりしあわせ持ちという言葉が心に響いた(5人)

その他、色々なことを書いてくれました。

「わたしたちの買った商品に払ったおカネが会社の経営につながり、そこからおカネ(給料)をもらいATMなどに入る、その関係性が今回の話で詳しくわかりました」

「私は自分の貯金箱になぜか100円玉が12枚ありました。使い道を考えてから100円玉を出そうと思います。もらったお年玉はちゃんと考えて使いたいと思います」

「勉強が嫌で仕方なかったのですが、これからは『投資』として後からの喜びを期待して、今から少しずつ勉強して、今周りにあるものを大切にしたいです」

「投資ということもよくわからず、おカネを増やすことには失敗が多くてあまり良くないことだと思っていました。しかし、世界の人々の役に立つことをする会社におカネを預けて、会社が感謝の気持ちとしておカネをもらい、おカネを増やしていくことが投資なんだとわかりました」

「家に帰ったら投資の本を読んで勉強しようと思います」

「ピギーちゃんはとても便利でおカネの使い方を考えさせてくれる貯金箱だなと思いました。私が持っている貯金箱は使うという道しかないけれど、ピギーちゃんは使う、貯める、寄付する、増やすという四つの道があるのでおカネの大切さを考えさせてくれるなと思いました」

そしてこんな貴重な感想もありました。

「僕はおカネがきれいだというのは少し納得がいきません。おカネというものは使えば何でも手に入る。だからみんな欲しがるし頭のいい人は人を利用して悪質な方法でカネをもらったり悪質な取引に利用したりする。それだから僕はおカネはきたないと思うしきらいです」

最後の感想は本当に考えさせられます。やはり、心に深くおカネのマイナスイメージが刺さっている感じです。この子にもう一度会ってゆっくりと話をしてあげたいなあと思います。

ページごとに見る

今週の「小食知足」梅丘のうまい!

2013年2月23日 19:29

 出張授業でお邪魔した梅ヶ丘。授業の帰りに買った名物二品です。

まずは、みなさんご存じの美登利寿司の元祖穴子寿司。これは説明もいらないでしょう。

RIMG0119.JPG

RIMG0118.JPG

もうひとつが、ARPAJONの「満福でシュー」。一個150円。サクサクのパイ生地とふわふわのシュー生地に絶品のカスタードで仕上げ。

RIMG0115.JPG

RIMG0114.JPG

 

ページごとに見る

いま、なぜ、マネー教育なのか

2013年2月19日 20:41

私が出張授業で経験してきたことなどについてYou Tubeにアップしました。

1.出張授業の現場から(13分)

おカネやお金持ちのイメージの最新結果

子どもたちからの感想紹介

日本の未来のために、なぜおカネと投資の教育が必要なのか

2.ピギーちゃんの「おカネの育て方、四分法」(15分)

「つかう」、「ためる」

「ふやす」、「どうしたらおカネは増えるか」

「ゆずる」

マネー教育が人生をより良くする

「いま・自分」から「将来・世の中」に意識を広げる

ページごとに見る

2月のI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2013年2月18日 12:32

 2月17日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。

今回はゲスト講師として伊藤宏一さんをお招きして「金融教育をめぐる国内外の状況と課題」というテーマでお話をしていただきました。2012年のOECD会議で金融教育が取り上げられ世界的に金融教育に対する関心が高まっています。英国、米国、北欧などの対応と日本での金融教育の経緯と基本的視点などについて教えていただきました。

20130217MS-02.jpg

私は「お江戸に学ぶ」シリーズの(下)として「豪商の興亡と経営理念」というテーマでお話をしました。江戸時代を四期に分けてそれぞれの時代の豪商たちの特徴、三井、住友、近江商人などの家訓やエドノミスト、石田梅岩の思想などから窺える企業経営の基本姿勢などを紹介しました。ウォール街的強欲会社経営が限界に達しているいま、江戸から学ぶことはたくさんあります。 

そして、フリーディスカッションと懇親会。教育というみなさんが非常に興味を持っている分野で話が盛り上がりました。また、企業経営という点から、最近のDELLの非上場化や、Philip Morrisの株主資本がマイナスになったことなど、FACEBOOKの「クラブ・インベストライフ」で話題になったニュースについても議論が及びました。 

20130217MS-03.jpg 

このセミナーの内容は有料動画でご覧いただけます。興味のある方は当社までご連絡ください。

ページごとに見る

今週の「小食知足」広尾のカレー

2013年2月16日 11:55

この店をご存じの方は相当の広尾通だと思います。

広尾駅から散歩通りを明治通りの方に歩いてくると角にある小さな店。しかも、ウナギの寝床のように細い店です。

その名もずばり、広尾のカレーという名前のお店です。

RIMG0017.JPG 

RIMG0016.JPG

そして、メニューも二つだけ(トッピングは色々ありますが)、カレーライスとカレーラーメン。

20130216a.jpgRIMG0015.JPG

メニューは以下の通り。今後はトッピングにA5和牛テールトッピングを乗せてみたいです。

それからテーブルには食べ放題のピックルスも。これもうれしい。

20130216b.jpg

ページごとに見る

インベストライフ2013年2月号(122号)が公開されました

2013年2月15日 11:40

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■
■□ 「インベストライフ」2013年2月15日号のご案内(無料)
□■  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 今月のひとこと
「アベノミクス」にやや踊らされている感じがしないではないですが、マーケットも明るさを取り戻してきています。このような時にこそ目先の動きに浮かれてやけどをしないようにすることが大切です。今月号では、日本の置かれている投資環境を現役ファンド・マネジャーの窪田真之さんから伺いました。作用があれば反作用もあります。プラスの面が表面に現れている時こそ、マイナス面に目を向ける心構えが必要だと思います。

FACEBOOK上でクラブ・インベストライフの仲間が活発な議論をしています。FACEBOOKに登録している方、ぜひ、ご参加ください。(2013年2月14日現在で参加者数は1098名です。まずは2000人を目指しましょう)


● 対談「七つのポイントで投資環境を総ざらいする」 窪田 真之 vs. 岡本 和久
投信投資顧問会社の現役ファンド・マネジャー、窪田真之さんに今年の投資環境のポイントを七つのテーマから総ざらいしていただきました。全体を通して非常に一貫した考え方がすばらしいと思いますし、また、日本にとって何が良いことなのかという視点で投資をされていることに感動しました。もちろん、人によって異論を持つ方もいると思いますが、窪田さんのファンドのように、それぞれの思いを込めた投資信託が増えてゆくことを願っています。(文中の意見はすべて窪田氏個人のものです)

● 英国と米国の投資信託の歴史から学ぶ Foster Forum良質な金融商品を育てる会 事務局長 永沢 裕美子
永沢裕美子さんの寄稿です。英国と米国で投資信託という制度がどのような歴史を辿ってきたのかを、その形態の変遷に焦点を当てつつ紹介していただきました。

● 個人投資家の手作りイベント「インデックス投資ナイト」とは? インデックス投信ブロガー 水瀬 ケンイチ
2013年1月12日、東京お台場で「第5回インデックス投資ナイト」が開催されました。「インデックス投資ナイト」とはなにか?えっ聞いたことがない?無理もありません。なにせ個人投資家有志による手作りイベントなのですから。第1回は2009年1月10日、第2回は2010年1月9日、第3回は2011年1月10日、第4回は2012年1月7日に開催されています。インデックス投信ブロガーとして名高い水瀬ケンイチさんの寄稿です。

●【中国がわかるシリーズ7】諸子百家(前) ライフネット生命株式会社 社長 出口 治明
戦国時代が始まって100年近くが過ぎた頃、中国では、秦が勃興し始めました。秦の孝公は法家の商鞅(衛の公子)を抜擢して、変法と呼ばれる二次の国政改革を行いました(BC359、350)。中国の歴史、いよいよ我々にもなじみの深い諸子百家の時代に入ります。

● インベストライフ応援団のブログへのリンク集 

伊藤宏一の「近現代日本と貯蓄」―貯蓄は美徳なのか― 伊藤 宏一

右脳インタビュー 片岡 秀太郎

実践コーポレートガバナンス研究会・ブログ 門多 丈

鎌田泰幸のブログ 鎌田 泰幸

会長 澤上篤人のレポート 澤上 篤人

世代を超える想いの滴 渋沢 健

真マネー原理 滝沢 伯文

About Money,Today 竹川 美奈子

一日一言ブログ 竹田 和平

出口治明の提言:日本の優先順位 出口 治明

セゾン投信・社長日記 中野 晴啓

CFA流「さんない」投資塾 日本CFA協会

SRIのすすめ 未来の測り方 速水 禎

毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ! 尾藤 峰男

馬渕治好の凸凹珍道中 馬渕 治好

森本紀行はこう見る 森本 紀行


● 基本ポートフォリオのパフォーマンス
データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

● 投信データ・ウォッチ
データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび
海外ETFの選択についてはインデックス投信ブロガーの水瀬ケンイチ氏のご協力をいただきました。

● マンスリー・セミナー・レポート「東インド会社に学ぶ株式会社の原点」
講演:岡本 和久 レポーター:川元 由喜子、加筆:岡本 和久

● 「ETFという新しい潮流」+「ミニ対談」
講演:カン・チュンド、ミニ対談 カン・チュンド VS 岡本 和久 レポーター:川元 由喜子、赤堀 薫里、加筆:岡本 和久

● 岡本和久のI-OWA日記
★マネー・サビー・ジェネレーション社のご紹介 ★今週の「小食知足」星火@自由が丘 ★今週の「小食知足」KAMUKURA DINING@恵比寿アトレ ★中学生向けハッピー・マネー教室の録画です ★「しあわせの六角形」と仕事 ★個人投資家のためのコア・サテライト戦略 ★今年初めてのI-OWAマンスリー・セミナーを開催しました ★今週の「小食知足」仙太郎の花びら餅 ★インベストライフが無料化され本日公開! ★新成人へのメッセージ

● I-OWAマンスリー・セミナー案内

2/17(日)12:30~16:30 
会場:東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス) 
プログラム:
「江戸に学ぶ(下) 豪商の興亡と経営理念」(岡本和久)
「金融教育をめぐる国内外の状況と課題」(千葉商科大学大学院教授、伊藤宏一氏)
「ゲスト対談」、「フリー・ディスカッション&お茶会」
スポット受講料:ネットでの受講は5000円+税、教室での受講は10000円+税

3/17(日)12:30~16:30
会場:東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス)
プログラム:
「名著ヨミトキ、マークス著『投資で一番大切な20の教え』」(岡本和久)
「ファンド・マネジャーという人生」(吉野永之助氏)
「ゲスト対談」、「フリー・ディスカッション&お茶会」
スポット受講料:ネットでの受講は5000円+税、教室での受講は10000円+税

ページごとに見る

岡本和久のI-OWA日記

サイトマップ 岡本和久のI-OWA日記TOP ページトップへ