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今週の「小食知足」スープ・カリーとぶた丼

2012年11月16日 08:31

家族旅行。妻と札幌勤務の娘と三人で帯広へ。

とかちむらで十勝カリーとぶた丼。ぶた丼ははじめて食べましたがおいしかったです。三人でこのふたつ。でも、十分に「知足」でした。

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食後、ばんえい競馬を見ました。農耕用の体重1000キロぐらいのでっかい馬さんたちが騎手と重りを載せたソリを引きながら途中に作られた障害物(土を盛ったも土手のようなもの)を超えながら競争します。すっかりメタボになった国が大きな課題を抱えつつ汗をかいているようで、他人事(馬事?)とは思えない気がしました。

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資産運用「気づきのタネ」(86)クラス全員が平均点以上をとれるか?

2012年11月10日 10:25

クラス全員が平均点以上をとれるか?


「インデックスか、アクティブか」というのは二者択一の選択ではなく、それぞれ異なった役割を持ち、並存しうるものです。しかし、この「アクティブ運用」というのが「言うは易く行うは難し」なのです。アクティブ運用は、投資にとって有用な情報を人の知らないうちに入手し、投資行動を起こし、他の人々がその情報に気づき、追随してきたところで反対売買をして儲けるという手法です。これが難しい理由は、まず、「人の知らない投資にとって有用な情報」を得ることがきわめて困難だと言うことです。特に情報化が進む今日、これは益々、難しくなっています。その次に人を出し抜くためにはどうしても売買をしなければならないということです。売買をすればコストがかかります。つまり、コストというハードルを飛び越えながら、良い情報を人より先に得て、儲けていかなければならないのです。

ある人がトヨタ自動車に強気だとしましょう。その人はトヨタ株をたくさん保有したとします。しかし、それは同時に市場のなかでその分、トヨタ株を持っていないか、ほんの少ししか持っていない人がいるということです。うまくトヨタ株が値上がりしたとしましょう。トヨタを多めに持つ投資家は市場全体よりも良いパフォーマンスとなるでしょう。しかし、トヨタを持たなかった投資家のパフォーマンスは同じだけ市場全体を下回るのです。市場全体と比べれば、ある人が儲かるということは、どこかにその分、損をしている人がいるということです。ですから、「アクティブ運用はゼロサム・ゲーム、取引コストを含めればマイナスサム・ゲーム」です。これは証券市場の厳然たる真実です。

ある学校のひとつのクラスで試験をします。全員が平均点以上をとることはありえないのです。必ず、平均以上の子どももいれば平均以下の子どももいるのです。インデックス運用はクラス全体の平均点に投資をするようなものです。一方、アクティブ運用はあくまでどの子どもの成績が良くなるかを予測して当てるようなものです。

アクティブ運用は正しく使えば効果があります。しかし、それを実行するのは楽ではありません。時間もない、知識も経験もない、勘と度胸もない、そして、大金もない普通の人がまず、第一歩を踏み出すのであれば、やはり、インデックス運用でグローバルな投資をしてみることだと思います。

プールに急に飛び込むと心臓マヒを起こす恐れがあります。足先から少しずつ冷たい水になれる。インデックス運用はそんな投資手法です。

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今週の「うまい!」平和軒のワンタン麺@金沢

2012年11月10日 10:05

金沢の谷崎由美さん紹介の平和軒のワンタン麺。尾山神社の近くです。

昨年も来て、今年も。しかも、医者の「禁」を破っての中華めん!

いや~。禁断のおいしさは格別です。

 

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資産運用「気づきのタネ」(85)ゴードンの方程式に学ぶ

2012年11月 6日 09:23

ゴードンの方程式に学ぶ


証券の価値を表す考え方に「ゴードンの方程式」というのがあります。

株式の価値 = 配当金 ÷ (割引率 - 配当金の成長率)

というものです。実際にこの方程式で「この銘柄の適正株価はいくら」というのを判断するのは難しいのですが、その考え方は非常に役に立ちます。この方程式の言わんとしていることは分子は大きいほど、そして分子は小さいほど株式の価値は大きいということです。

配当金は実績値を使いますので、これはすでに決まった数字です。したがって、株式価値は分母によって決まるということになります。配当金の成長率は長期的に見れば利益の成長率だと考えられます。利益成長率も金利も、そのときの景気、物価見通し、為替などにに基づいて日々、予測が変動をしています。マーケットを取りまく色々な「材料」は結局、それらが業績と金利にどのような影響を与えるかという点において株価と関係を持つのです。

方程式の分母である金利と利益成長率の差が小さくなるほど株価は上昇します。この差が縮小するためには金利が低下し、業績が向上することが必要です。あるいは金利は上昇してもその上昇を打ち消して余りあるような業績改善があればよいのです。

大切なことはここで業績は利益の成長「率」であるということです。利益の絶対水準ではないのです。株価にインパクトのある「好業績」というのは株式市場的には成長率が「加速する」という意味で、高水準の利益がなだらかに続くときはすでに「成長」がは株価に織り込まれていることが多いのです。反対に金利は「水準」が重要で変化率がそれほど重視されているわけではありません。つまり、ゴードンの方程式の分母は金利の「水準」と業績の「変化率」の組み合わせで決まっているということです。

この方程式の教えるところでいまの日本の中長期的環境を見てみましょう。まず、金利はほとんどこれ以上、下げようもなく、おそらく数年のうちには上昇することになるのでしょう。一方で企業業績は、円高による景気の減速が懸念されています。確かに円安になれば短期的には楽になるでしょうが、経済全体で見ると原発が十分稼働できない状況下、原油やLNGなどの輸入が増加することになるし、また、すでにマイルドなインフレ状態にある海外物価が日本に輸入されてくる恐れもあります。

中長期的にみて私は日本企業の成長率を高める鍵はグローバルな生産と販売体制の再構築にあると思っていますし、政府の役割りはできるかぎり規制を緩和し、政府の役割りを民間に移管していくことにあるだろうと思っています。言い換えれば日本のマーケットの中長期的展望というのは今後、徐々に起こるであろう金利の上昇を上回る企業収益の改善があるかどうかということです。私の見方に賛同されるかどうかは別として、ゴードンの方程式はマーケットを取り巻く投資環境を整理するうえでは非常に有益なのではないかと思います。
 

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インベストライフ無料化のお知らせ

2012年11月 5日 14:48

2013年1月号より従来、有料で配信させていただいていたインベストライフ会報誌を無料化し、幅広い方々にお読みいただけるようにいたします。

インベストライフは2003年1月に雑誌形態で創刊されました。当初はオフィス・サンサーラ社が出版しておりましたが、2006年2月に当社が事業買収をし、当社の会報誌として発刊を続けてきました。情報化という時代の大きな変化に対応して2010年1月号よりネット・マガジン化を行い今日に至っています。したがって、2012年12月号でちょうど10年を経過したことになります。

その間、インベストライフは、長期投資仲間が知識を共有し、お互いに長旅を支えあう場を提供するための媒体として存在を続けてきました。会報誌の編集にあたっては、三つの基本原則を守ってきました。それらは、全員が個人としての本音を書くこと、企業広告を取らないこと、そして、個別の投資商品の推奨は行わないことでした。私どもとしては、理想的な長期投資仲間のための媒体を目指して出版を続けてきました。

日本各地には長期投資仲間の集まり、サロン・インベストライフが多数誕生し、私も各地を回りみなさまとお話する貴重な機会を得てきました。確実に日本全土で「将来の自分をいまの自分が支える」ための長期投資が芽生えていることを実感します。それは、まだ、バケツのなかの一滴に過ぎないかも知れませんが、それはいつか、加速的に大きな潮流になるだろうと確信しています。

ただ、本当に残念なことに現在、読者数は200名弱に留まっています。しかし、いま、購読を続けてくださっている方々はこれから長期投資の伝道師になる方だろうとも思っています。一方、約1年前にFACEBOOK上に作ったクラブ・インベストライフというグループは多くの方のご支援をいただき、すでに1000人に迫る増加をみせています。多くの方が非常に有益な投稿をしてくださり、それについて議論が交わされています。これは私としてもとてもうれしいことで、今後の会の在り方を示唆するものだと考えてきました。

今年の9月、私は胃がんで胃の三分の一を摘出しました。その体験を通じてとてもありがたいことに自分にとって何が本当に大事なことかが見えてきました。それは私の人生のミッションでもある「人生を通じての資産運用を広めていく」ということにこれから与えられる時間と力を注いでいくべきだということです。いままで、どのようにしてインベストライフの会員を増やそうかと色々、考えてきました。しかし、会員を増やすことよりも、もっと大事なこと、それは一人でも多くの方にインベストライフを読んでいただくことです。そのことに気づき、無料化を決意しました。

無料化に伴い体裁は少しばかりシンプルなものにさせていただきます。トップ・ページは巻頭記事と当社を応援してくださる方々のブログやホームページへのリンクをご紹介します。また、従来の「I-OWAたより」、「ミニ対談」、「セミナー案内」などは従来通り掲載いたします。

2013年1月10日に発刊される1月号より、どなたでもインターネットを通じてインベストライフをお読みいただけるようにします。発刊のお知らせは当社メルマガ、ツィッター、FACEBOOKでご連絡します。

これまで、月二回(5日と20日)、配信していたメルマガは内容をシンプルにしてインベストライフのご紹介を中心とする予定です。配信日もインベストライフに合わせ毎月10日といたします。メルマガへのご登録は下記のメールアドレス宛に、空メールを送信下さい。購読は無料です。

mag@i-owa.com

Facebookに登録されている方は以下のグループでお知らせをご覧いただけるとともに、みなさんの議論をお読みいただけ、投稿もいただけます。Facebook上のクラブ・インベストライフ

https://www.facebook.com/groups/investlife/

Twitterに登録されている方は以下のURLからメッセージをご覧いただけます。フォローしていただけた方はご一報ください。こちらからもフォローさせていただきます。Twitter上のクラブ・インベストライフ

https://twitter.com/c_investlife

これまでインベストライフをご購読いただいていた方で購読期間の残っている方については残金を精算して返金をいたします。

人生を通じての資産運用は長い長い旅です。クラブ・インベストライフは皆様の長旅の友として、杖として、資産運用に必要な知識と心の支え、そして、長期投資仲間との交流の場を提供してまいります。そして、前述の三つの基本原則を守りつつ、一層、質の高い情報をより多くの方に読んでいただきたいと願っています。相変わりませずクラブ・インベストライフおよびI-Oウェルス・アドバイザーズをご愛顧いただければ幸いです。

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資産運用「気づきのタネ」(84)利益は一株当りで見よう

2012年10月30日 16:42

 利益は一株当りで見よう


新聞などで企業業績の発表や予測がでているのをご覧になったことがあるでしょう。そんなとき、普通は経常利益でXX%増益などと書かれています。しかし、投資家の立場としては意味のあるのは一株当たり利益です。

企業の利益と言っても実は色々な種類があります。ざっくりと言うと営業利益というのは企業の売上から原価と管理・販売費などを差し引いた利益です。営業利益からさらに金利の支払、金利・配当金の受け取り額や有価証券の売買損益など営業外損益を反映させたものが経常利益で文字通り企業の経常的な利益の水準を示すとされています。ですから企業利益を表示するときに一番使われるのです。

経常利益からさらに特別損益や税金を加減したものが当期利益でこれがある決算期の企業活動の最終的な成果です。当期利益の一部は役員報酬に充てられ、残りは株主のものになります。株主はその一部を配当金として受け取り、残りは内部留保として企業の中に置いておくことになります。

いま、議論を単純化して役員報酬は無視して考えましょう。そうすると当期利益は株主がみんなで持ち株に応じて公平に分けることになります。ある企業の前年度の当期利益が100万円だったとします。この会社は現在、1万株を発行しているとします。その結果、株主のものになった一株当りの利益は100万円÷1万株=100円だったことになります。

この企業の今期の予想経常利益が20%増益になりそうだと発表されたとします。仮に当期利益も同じく20%の増益だったとすれば100万円の利益が120万円になることになります。新聞などは2割増益と囃子たてるかも知れません。

でも、もし、その期間中に会社が新しい株式を3000株発行して、発行済みの株数は13000株となっていたらどうでしょう。利益の分け前にあずかる株式が増えたので、利益の合計は120万円に増加しても一株に回ってくる利益は120万円÷13000株=92.3円で前期の100円よりも低下してしまうのです。つまり、利益が株数の増加で薄まってしまっているので、これを「希薄化」と呼びます。

この単純な例でもわかるようにトータルで見た利益と株主一人ずつが得る利益は一致するとは限らないのです。大型増資をすれば株数は増え、利益の分け前が減ります。もし、自社株を買い入れるなら、株数は減少して株主の分け前は増えます。もちろん、大型増資で資金調達をして大規模投資をすることで将来、大きな利益を生み出すこともあるので増資がすべて悪いとは言えません。要は調達した資金の使い方次第ということになります。

大切なことは経常利益や当期利益のように利益の合計と株主にとっての一株当り利益は異なるということ、そして、株主にとっては一株当りの数値の方が利益の合計よりも重要だということは覚えておくべきだと思います。投資家は経常利益に投資しているのではなく、一株ずつの利益に投資をしているからです。

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今週の「小食知足」富山の魚

2012年10月30日 15:09

 富山のNIshichi(ニシチ)さんで地元の魚をたっぷりいただきました。

すばらしい方々と一緒に、おいしい日本酒を飲みながら魚をつつく。
至福ですね。

もちろん、そのほかのお料理も器も店の雰囲気も、大将の西地さんも言うことなし。
また、富山に行ったら是非、行きたい店です。

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胃が三分の一になっても結構、普通の人と同じように食べられる・・・・
私の胃が手術前は人の三倍あったのでしょうか?

 

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インベストライフ北陸巡業

2012年10月30日 10:27

10月27日に金沢で、28日に富山でインベストライフ・セミナーを開催させていただきました。手術後、初めての地方講演、でも、北陸のおいしい魚と酒に助けられ無事に終えることができました。富山は横山純子さんの尽力でインベストライフ富山サロンの立ち上げ講演でした。

26日の金沢で「らくらくリラックス投資」について、時間もない、知識・経験もない、相場観もない、大金もない人のための急がない、欲張らない、争わない、考えすぎないリラックス投資の方法についてお話をしました。少人数での講演でしたのでみなさん、一生懸命に聞いていただけたのがよくわかりました。

また、投資理論の変遷や、バンガード社出張の感想についてもお話しました。

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翌日はサンダーバードで富山へ。

インベストライフ富山サロンが横山純子さんの尽力で設立されました。今回はその立ち上げ講演でした。

こちらはみなさん初心者(自称)の方が多かったのですが、金沢と同じ「らくらくリラックス投資」の話も反応が良く手ごたえが感じられてうれしかったです。来場者の方がご自宅の庭でとれた柿を持ってきて下さり、みんなでいただきました。おいしかった!

富山では「いま、なぜ、子供のためのマネー教育なのか」というお話もさせていただきました。こちらは、ご自身が子どもをお持ちの方も多く、講演後も色々と質問をいただきました。 

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インベストライフ富山サロン、主宰者の横山純子さんです。 

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金沢、富山でサロンを主宰してくださっている、小嶋久之さん、横山純子さんにあつくお礼を申し上げます。

 

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I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2012年10月22日 10:10

 2012年10月21日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。2005年10月に第一回を開催して以来、毎月続けてきていよいよ8年度目入りです!これもみなさまのご支援のおかげです。心から感謝しています。

第85回目のマンスリー・セミナーはちょうど私の手術後の最初の講演ということになりました。食事が少なくなっているので(+なまけ癖がついている?)ちょっと体力が心配でしたが、何とかこなせてうれしく思っています。みなさまとお会いして、話をするのが何よりの薬です。

私は「子どものためのマネー教育」というテーマでお話をしました。私は日本再生には即効薬も特効薬もなく、子どものころから、きちんとした教育を施していく以外にないと思っています。そのなかで現在の教育で抜け落ちているおカネや投資のことを子どもたちに教えていくことは、日本復活のカギだと言っても過言ではないと思います。今回は子どものためのマネー教育の意義や私が中学や高校で行っている講義内容などを紹介しました。

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ゲストはカドタ・アンド・カンパニーの社長、門多 丈さまに「いま、なぜ、コーポレート・ガバナンスなのか」というテーマでお話いただきました。実例をたくさん紹介されてのお話でガバナンスがいかに企業にとって重要かが良くわかりました。そして、単に株主によるガバナンスだけではなく、年金基金などについても統治機構の不完全さが多くの問題を起こしているとの指摘にはみなさん、納得されていたと思います。

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そして、フリー・ディスカッションでは、参加者のみなさんからも議論百出で実に有意義な時間を過ごせました。

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このセミナーの内容は有料動画(2時間40分)でご覧いただけます。興味のある方は当社までご連絡ください。

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資産運用「気づきのタネ」(83)日経平均とTOPIXの違いを知ろう

2012年10月21日 08:56

 日経平均とTOPIXの違いを知ろう


「今日、マーケットはどうだったの?」、「たしか、150円ぐらい上がってたよ」などという会話はごく普通に行われます。このような場合は日経平均を指して話をしているんですね。つまり、いまの水準がだいたい9000円ぐらいでそれが100円安とか、200円高という言い方をします。その意味で日経平均はもっともポピュラーな数値だと言っていいでしょう。

日経平均は日本経済新聞社が選んだもっとも代表的な日本の225銘柄の株価の平均です。時系列でみた整合性を保つための調整はしていますが、基本的には株価の平均です。一方、もうすこしジミな指標で東証株価指数(TOPIX)というのがあります。こちらは東京証券取引所の一部市場に上場されている全銘柄を対象にしています。

TOPIXのもうひとつの特徴は「時価総額加重」であるということです。「時価総額」というのは、株価と株数を掛け合わせたもの。つまり、もし、いまの株価で株式全部を買ったらいくらかかるかという数値です。あるいは、現在の株価でその銘柄の価値がいくらになっているかを表す数値だと言ってもいいでしょう。そして、それぞれの銘柄に入っているおカネの額で株価をウェイト付けしたものが時価総額加重の指数です。

いま、単純化して銘柄がAとBというふたつしかない市場を考えてみましょう。A銘柄は現在の株価が1000円で、100株発行されているとします。一方、B銘柄は株価が100円で、1000株発行されている。したがって、平均株価は1000円と100円の平均で550円です。

いま、A銘柄が10%値上りして、B銘柄が10%下落したとします。そうすると株価はAが1100円、Bは90円となります。その結果、平均株価は1100円と90円の平均で595円になります。つまり、平均株価でみると当初、550円だったものが595円になっており45円高(約8%の上昇)ということになります。

ここでこれらの二銘柄に投資されているおカネの金額を考えてみましょう。最初の状態ではAが1000円の株価が100株ですから、100,000円です。一方、Bも100円の株価が1000株ですから、100,000円、AとBを合計すれば200,000円ということになります。さて、Aが10%上昇すると、1100円が100株ですから110,000円、Bが10%下落すると90円が1000株ですから90,000円。AとBを合計すると200,000円です。つまり、当初と株価変動後では市場に入っているおカネは変わっていないのです。

日経平均は対象銘柄が日本経済新聞によって選ばれる225銘柄だと述べました。ある意味、日経がファンド・マネジャーとなって銘柄を選んでいるわけです。しかも、代表的銘柄というのは、その時点で注目され、活発に売買されている銘柄だとも言えます。でもこの点については、今回はこれ以上触れません。

上記の例で見てもわかるように平均株価では上昇していても、市場に入っているおカネは儲かっていないこともあります。あるいはその逆もあります。私はやはり、市場に入っている資金全体の変動こそ株式市場全体のパフォーマンスを表す適切な指標ではないかと思います

大切なことは、日経平均のような平均でみると値段の高い株価の動きの影響を大きく受けてしまうということです。一方、時価総額加重のTOPIXは市場に入っているおカネの時価がいくらかということで市場の動きを示します。どちらが上がりそうかとか、下がりそうかという話とは別に、私は東証一部市場全体の動きをより正確に現す市場としては東証株価指数(TOPIX)を使うべきだと考えています。

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岡本和久のI-OWA日記

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