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I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2012年10月22日 10:10

 2012年10月21日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。2005年10月に第一回を開催して以来、毎月続けてきていよいよ8年度目入りです!これもみなさまのご支援のおかげです。心から感謝しています。

第85回目のマンスリー・セミナーはちょうど私の手術後の最初の講演ということになりました。食事が少なくなっているので(+なまけ癖がついている?)ちょっと体力が心配でしたが、何とかこなせてうれしく思っています。みなさまとお会いして、話をするのが何よりの薬です。

私は「子どものためのマネー教育」というテーマでお話をしました。私は日本再生には即効薬も特効薬もなく、子どものころから、きちんとした教育を施していく以外にないと思っています。そのなかで現在の教育で抜け落ちているおカネや投資のことを子どもたちに教えていくことは、日本復活のカギだと言っても過言ではないと思います。今回は子どものためのマネー教育の意義や私が中学や高校で行っている講義内容などを紹介しました。

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ゲストはカドタ・アンド・カンパニーの社長、門多 丈さまに「いま、なぜ、コーポレート・ガバナンスなのか」というテーマでお話いただきました。実例をたくさん紹介されてのお話でガバナンスがいかに企業にとって重要かが良くわかりました。そして、単に株主によるガバナンスだけではなく、年金基金などについても統治機構の不完全さが多くの問題を起こしているとの指摘にはみなさん、納得されていたと思います。

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そして、フリー・ディスカッションでは、参加者のみなさんからも議論百出で実に有意義な時間を過ごせました。

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このセミナーの内容は有料動画(2時間40分)でご覧いただけます。興味のある方は当社までご連絡ください。

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資産運用「気づきのタネ」(83)日経平均とTOPIXの違いを知ろう

2012年10月21日 08:56

 日経平均とTOPIXの違いを知ろう


「今日、マーケットはどうだったの?」、「たしか、150円ぐらい上がってたよ」などという会話はごく普通に行われます。このような場合は日経平均を指して話をしているんですね。つまり、いまの水準がだいたい9000円ぐらいでそれが100円安とか、200円高という言い方をします。その意味で日経平均はもっともポピュラーな数値だと言っていいでしょう。

日経平均は日本経済新聞社が選んだもっとも代表的な日本の225銘柄の株価の平均です。時系列でみた整合性を保つための調整はしていますが、基本的には株価の平均です。一方、もうすこしジミな指標で東証株価指数(TOPIX)というのがあります。こちらは東京証券取引所の一部市場に上場されている全銘柄を対象にしています。

TOPIXのもうひとつの特徴は「時価総額加重」であるということです。「時価総額」というのは、株価と株数を掛け合わせたもの。つまり、もし、いまの株価で株式全部を買ったらいくらかかるかという数値です。あるいは、現在の株価でその銘柄の価値がいくらになっているかを表す数値だと言ってもいいでしょう。そして、それぞれの銘柄に入っているおカネの額で株価をウェイト付けしたものが時価総額加重の指数です。

いま、単純化して銘柄がAとBというふたつしかない市場を考えてみましょう。A銘柄は現在の株価が1000円で、100株発行されているとします。一方、B銘柄は株価が100円で、1000株発行されている。したがって、平均株価は1000円と100円の平均で550円です。

いま、A銘柄が10%値上りして、B銘柄が10%下落したとします。そうすると株価はAが1100円、Bは90円となります。その結果、平均株価は1100円と90円の平均で595円になります。つまり、平均株価でみると当初、550円だったものが595円になっており45円高(約8%の上昇)ということになります。

ここでこれらの二銘柄に投資されているおカネの金額を考えてみましょう。最初の状態ではAが1000円の株価が100株ですから、100,000円です。一方、Bも100円の株価が1000株ですから、100,000円、AとBを合計すれば200,000円ということになります。さて、Aが10%上昇すると、1100円が100株ですから110,000円、Bが10%下落すると90円が1000株ですから90,000円。AとBを合計すると200,000円です。つまり、当初と株価変動後では市場に入っているおカネは変わっていないのです。

日経平均は対象銘柄が日本経済新聞によって選ばれる225銘柄だと述べました。ある意味、日経がファンド・マネジャーとなって銘柄を選んでいるわけです。しかも、代表的銘柄というのは、その時点で注目され、活発に売買されている銘柄だとも言えます。でもこの点については、今回はこれ以上触れません。

上記の例で見てもわかるように平均株価では上昇していても、市場に入っているおカネは儲かっていないこともあります。あるいはその逆もあります。私はやはり、市場に入っている資金全体の変動こそ株式市場全体のパフォーマンスを表す適切な指標ではないかと思います

大切なことは、日経平均のような平均でみると値段の高い株価の動きの影響を大きく受けてしまうということです。一方、時価総額加重のTOPIXは市場に入っているおカネの時価がいくらかということで市場の動きを示します。どちらが上がりそうかとか、下がりそうかという話とは別に、私は東証一部市場全体の動きをより正確に現す市場としては東証株価指数(TOPIX)を使うべきだと考えています。

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資産運用「きほんのき」 

2012年10月20日 15:17

リスク・オンか、リスク・オフか

最近、マーケット・コメントなどで盛んに「リスク・オン」とか、「リスク・オフ」ということを言います。どうも、投資環境が不透明なときには投資を手控えリスクをとらない。しかし、環境が良くなってきたら積極的に勝負にでて投資をするということのような感じを受けます。本当は売買で儲けるにしても、景気が悪いときに買っておいて、良いときに売るというのが中期的な売買の戦術なんですけどね。

それはともかく、「オン」か、「オフ」かというのはなんだか「切」か、「入」かという電気のスイッチみたいに思われます。しかし、リスクというのはこのような二者択一のものではなく、連続したスペクトラムなのです。ちょうど、虹の赤から紫までの帯に例えられるでしょう。

スイッチに例えれば「電源」のオンかオフかではなく、「ボリューム」のつまみのようなもの。0か、1かではなく、その間に2:8とか、5:5とか、8:2というような組み合わせがあるのです。

ですから基本となる安全資産とリスク資産の戦略的な配分を決めておいて、その上下にバンドをつける。そのバンドのなかで相場環境をみながら戦術的に配分を調整すればよい。それが難しいというのであれば、腹をくくって長期に戦略的配分を守ればよいのです。

相場の短期、中期の先行きなど誰も正確に当て続けることはできません。ということは、リスクをオンにしたりオフにしたりしながら投資をするというのはそんなにうまくいくものではありません。喜ぶのは売りでも買いでも手数料が入るブローカーさんだけ。

ボリュームのつまみを適度な音量に合わせ、ちょっとまわりがうるさかったら音量を上げる、静まったら下げるというような調整を資産運用でもしていればいいのです。

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今週の「小食知足」プレッツェル、大と小と。

2012年10月20日 08:57

アメリカ、特にニューヨークの街並みの思い出深い風景は露店のプレッツェル屋さんです。寒い日など、道路の地下を走る温水の管から湯気が立っているなか、暖かそうなプレッツェルをつい買ってしまいそうになります。そして、これがでかい!下の写真の後に見えるペットボトルの大きさと比べてみてください。

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一方、こちらは最近、アメリカ在の友人からいただいたGODIVAのミニ・プレッツェルです。ちょっと塩気が利いていてそれとチョコレートが絶妙の味です。箱もハロウィーンのデザイン。しゃれてますよね。

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資産運用「気づきのタネ」(82)カネが邪魔でしょうがない

2012年10月13日 10:20

カネが邪魔でしょうがない

紀田順一郎さんの著書に「カネが邪魔でしょうがない - 明治大正・成金列伝」(新潮選書)という本があります。明治から大正にかけての成金といわれる人々の成功から没落に到るエピソードが述べられています。ほとんどが「にわか分限」といわれるように急に大金持ちになって、散々、馬鹿なことにおカネを使って、そして没落していくという話なのですが、その中でちょっと、さわやかな話があったので紹介したいと思います。

鈴木久五郎は「元祖、成金」といわれる人です。生まれは明治10年。父親も奉公先の主人も商いで立身出世を遂げた人です。その影響を受けてか彼も事業家を目指します。日露戦争を期に投資を本格化します。「投資」と言ってももっぱら「買占め」です。自分で仲買店を設立し、そこを通じていくつもの企業を徹底して買い占めてゆきます。このころ「鈴久将軍は時計の針よ。カッタカッタと進み行く」と歌われたそうです。

大金持ちになるとおカネが邪魔でしょうがない。連夜、新橋、柳橋、赤坂、浜町と芸者を総揚げしてドンチャン騒ぎです。料亭の障子を手当たり次第叩き破って、10円札でつくろってみたり、ビールの池を作り芸者に金魚模様の着物を着せ、池の底の金貨を拾わせたり、5円金貨入りのお汁粉を芸者に飲ませたり・・・。とにかくおカネが邪魔でしょうがない。書生を援助するなど良いことにもおカネを使う。要するにおカネを使うことなら何でもやったわけです。あるとき、中国革命の立役者、孫文から支援を依頼されます。彼は直感で「この男は革命を成功させるかもしれない」と感じ、10万円の小切手をその場で書きます。

しかし、株式市場は明治40年をピークに暴落。鈴久も鐘紡株買占めの仕手戦で勝ったのを最後に転落。アメリカに注文した5万円の自動車が横浜に到着した翌日に破産をします。家も巣鴨の大根っ原の借家に移り、一袋4銭のお多福豆も買えない状態に陥ります。

そして大正2年。中華民国臨時大統領となった孫文が来日。恩人の鈴久を最高の礼をもってもてなします。孫文は「昔、ご恩になったお礼をしたいのですが」と切り出します。鈴久は「生活費を援助してもらいたい」という言葉が喉まででかかりますが、そこで相場師としての意地が頭をもたげます。彼は「もうすぐ、子供が生まれます。生まれる子供が男にせよ、女にせよ、あなたの名を一字いただきたい」と毅然としていうのです。「それはめでたい。是非、どうぞ」と孫文は笑顔で答えます。事実、生まれた女の子は文子と名づけられました。

世の中に資産を蓄積して社会のためにおカネを使う人はいます。しかし、鈴久の場合は没落して初めておカネの呪縛から開放されたのでしょう。このような毅然とした態度がどん底でとれたということにすがすがしさを覚えます。彼は20代のはじめから投資をはじめ、巨万の富を築き30歳で没落します(なにやら現代にも似たような人がいますね)。亡くなったのが66歳。つまり、人生の半分以上が貧困生活だったわけです。しかし、もしかしたらその貧困生活は「プライドある貧乏」だったのかもしれないなあと思ったりします。

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今週の「小食知足」デビルちゃんのシュークリーム

2012年10月13日 09:19

 いままで「今週の『うまい!』」というタイトルで毎週、おいしいものを紹介してきましたが、このたび、胃が三分の一の大きさになりましたので、タイトルを「今週の『小食知足』」と変えさせていただきます。

10月8,9日の両日、自由が丘は女神祭りでにぎわいました。景気が悪いとか言うけれど、イベントがあれば人はたくさん集まるのを実感しますね。

カトレア通り 

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 マリクレール通り

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そこで発見したおいしいもの。その名も「デビルちゃんのシュークリーム」。
オーガニック・チョコレートを使用しているとか。でも、女神祭り限定のようです。
自然食品のお店、F&Fで売っていました。
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この美しい形態。

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真ん中から切ると・・・

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ぜひ、毎日、販売して欲しいです。F&Fさん、お願いします。

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今週の「うまい!」 消化管術後食B1

2012年10月 5日 16:51

胃の摘出手術の前日、9月19日から、術後、9月25日までの栄養補給はすべて点滴でした。

そして初めてだされたのがこれです。一口ずつ力が蘇るのが感じられました。メニューは重湯、具のない味噌汁、アップル・ジュース、牛乳、低塩梅びしおでした。

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おかげさまで退院しました

2012年10月 4日 09:30

 みなさま

8月22日の人間ドックで胃癌が発見され、9月20日に手術を行い、胃の三分の二を切り取りました。術後、順調に回復をし、10月3日に退院いたしました。これも日ごろ、みなさまとの温かいご縁をいただいている賜物と感謝しています。

ただ、術後の精密な細胞検査の結果、今回、切除した部分のリンパ節のひとつから転移が認められています。手術からの回復を確認しつつ、今後、最長1年ぐらいにわたる抗がん剤治療が始まります。私としては、「長い人生のたかが1年、それがチャレンジなら受けてやろうじゃないか」という気持ちです。

ただ、現実的には色々な制約がでてくるのは否めません。現在、行っているマンスリー・セミナー、クラブ・インベストライフなどについても若干の修正は必要だろうと思っています。みなさまにもご迷惑かけることも多いかと思いますがどうぞご容赦ください。

これからの私のモットーは

Do less, enjoy more!

です。言いかえれば本当に喜びを感じられることを選んで、それを丹念に、愛情を込めてやっていこうということです。胃が半分になっているのでグルメも、これからは「小食知足」、「菜食健美」でいきたいと思っています。

淡々と癌と対峙し、できるかぎり普段と同じ生活をしていくつもりです。みなさまにはぜひ、ご支援いただければうれしいです。

(写真は病室でサイレント・ギターを楽しむの優雅な(?)生活)

 

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今週の「うまい!」フィリー・チーズ・ステーキ・サンドイッチ

2012年9月29日 18:27

 9月にバンガード社訪問の時に泊まったザ・デズモント・ホテルのレストランで参加者の仲間とビールを飲みつつ食べたのがこれ。何年か前にフィラデルフィアで食べて以来、ずっと夢見ていたものです。フィリーはフィラデルフィアですから、当地のまさに名物と言っていいと思います。

20世紀の初めごろフィラデルフィアのイタリア街でホットドッグを売っていたオリヴィエリ兄弟が工夫して売りだしたところ大評判になったと言われています。

しかも、このダイナミックさ!ご一緒した方々も感動していました。薄いビーフに玉ねぎとアメリカンチーズがまざっています。そしてこのフレンチ・フライズのでかさ!これで10ドルです! 

RIMG0442.JPGのサムネール画像

レセピはここにあります。

これがビールと合うんだなあ。

 

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資産運用「気づきのタネ」(81)Feeeel!

2012年9月28日 11:44

Feeeel!


映画「燃えよドラゴン」のなかのブルース・リーの言葉に「Don't think. Feel! It is like a finger pointing away to the moon」.(考えるな、感じるんだ!それは月を指差すようなものだ)」というせりふがあります。少年にカンフーを教えているときの言葉です。頭で考えるのではない、肌感覚で動きと行動を認識する。指先に気持ちを集中するのでもない。指先のずっと先にある対象まで「フィールしろ」と言っているのです。まあ、「心を届ける」と言っても良いのかも知れません。

私の太極拳の師匠は型をするときも稽古で戦うときも、「体のすべての部分とすべての動きに意識が通っていなければいけない」と常々、言っていました。太極拳は動作のすべてに意識が行渡っていることが重要なのです。物理的に離れていても意識は無限に届けることができると良く言われたものです。

例えば、喫茶店でウェートレスがコーヒーを運んでくるとき。彼女の動作には意識が通っていますか?お客の目をきちんと見て、「当店のコーヒーはおいしいですよ、ゆっくり楽しんでください」という無言の「感じ」がこもっているでしょうか?それともただ、ロボットのように言われたからテーブルに届けて、横を見ながらドンと置いていってしまいますか?

仏教に「物心一如」というすばらしい言葉があります。モノと心がひとつであるというのです。例えば、本当に真心を込めて作ったお米と、機械任せで作ったお米。それは、おそらく同じものではない筈です。日本のメーカーはロボットを導入して生産を合理化しました。その工場で働く人々はロボットに名前をつけて、まるで自分たちの仲間のように扱っていたと言われます。

つまり、真心を込めてお米を作っている人は、いずれ自分のお米を食べてくれる人のことを「フィール」しているのです。ロボットは機械であってもロボットと心を通わせ、一緒に製品を作り、最終消費者に商品とともに気持ちを届けているのです。自分の想いや志を込めた行動とそうでない行動はきっとすごく幸福感に大きな違いを生むことだろうと思います。

同じように、「ありがたい」という感謝の気持ちが込められたおカネの使い方と、そうでない使い方では、おカネを使った人も、受け取った人も気持ちが全然違うはずです。中国に「水を飲むときは、井戸を掘ってくれた人のことを忘れるな」ということわざがあるそうです。我々が消費するモノに込められた心をありがたく受け取り、感謝を込めておカネを払い、作った人に心を届けながらそれを使う。これも同じことです。

いつの間にか我々は「モノやお金の世界」と「心の世界」を切り離して考えるようになってしまったように思います。その結果、最近は、どうも心の込められたモノやおカネがあんまりなくなってしまったように思います。投資も同じ。想いや志の込められた投資、おカネに心を載せた投資ができたらいいですね。このへんでどうでしょう。そろそろ、物心一如の精神を思い出して、心のこもった良いおカネの使い方と稼ぎ方を心がけてみませんか。ずっと将来のしあわせを「フィール」できるかも知れません。
 

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