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おカネは額に汗して稼いでこそ尊い

2012年5月 5日 11:39

 まさにその通りだと思います。おカネは額に汗して稼いでこそ尊い。しかし、そのあとによく次のような言葉が続きます。

「だから、投資のようなカネがカネを生むというのはけしからん」

かなり見識が高いと言われる評論家の方でもよくそのようなことをおっしゃいます。でも、良く考えてみるとカネがカネを生むのが良くないのであれば、銀行に預金して利息をもらうのもNGということになります。ただ、ひたすら招き猫の貯金箱におカネをチャリン、チャリンと入れ続けるのが良いというのでしょうか?額に汗して稼いだおカネですからとても貴重なものです。そのおカネを払って何かを買うということは、その何かに価値があるからです。そして、その価値を生み出してくれた人たちに対して感謝の心があるから大切なおカネを払うのです。おカネは「感謝のしるし」以外の何ものでありません。

企業だって良い世の中づくりに貢献しているからお客さまから商品やサービスを買っていただける。それが売り上げになる。企業は従業員に「いい仕事をしてくれてありがとう」という気持ちがあるから給料を払う。おカネと感謝は手に手をとって世の中を巡っています。

おカネやお金持ちのイメージが悪いのは事実です。世の中のためにならず、感謝もされず、ただ、おカネだけを得ようという人も時々います。でも、それはすぐにばれます。そして、ひどい目にあいます。それが、お詫び会見や、強制捜査のテレビ画面などで流されておカネやお金持ちのイメージがどんどん悪くなる。

Aさんは、一生懸命に働き、稼いだおカネを持っています。それをずっと先の将来、自分の夢をかなえるために増やしたい。一方で、いますぐにおカネが必要なBさんがいます。そこで、AさんはBさんに自分のおカネを用立ててあげます。Bさんはそのおカネを使って世の中のためになるビジネスをします。そして、世間から感謝され企業は大きく育ちます。そして得た「感謝のしるし=おカネ」をAさんに、「自分がおカネを必要としているときに、貴重なおカネを使わせてくれてありがとう」という気持ちを込めて利益の一部を渡します。自分が用立てたおカネが戻ってくるから「リターン」というのです。

こうして、Aさんのおカネは増えていきます。これが投資です。投資のための手段が株式や債券です。債券であれば、ビジネスが成功しようと失敗しようと、一定の金利を毎年支払、期限が来たら借りたおカネを返してもらえます。株式であれば、自分が出したおカネの額に応じて利益の一部を毎年、配当金として受け取り、残りの利益を内部留保として企業のなかに貯めていくことができます。でも、事業がうまくいかなければ十分な投資収益は得られないかもしれません。それがリスクというものです。

おカネは貯金箱に入れているだけでは生きてこないのです。世間に回してこそ、良い世の中が作られていくのです。おカネは額に汗して稼いでこそ尊い、だからこそ、その尊いおカネを良い世の中づくりのために循環しなければならない。そうしてこそ初めておカネが生きてきます。そして、自分にとっても投資の成果を得ることができるのです。投資の原点は、 みんなが「品格ある資産家」を目指すことで良い世の中がつくられていくというところにあります。 

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今週の「うまい!」 Thai Stick(サンフランシスコ)

2012年5月 2日 15:03

 毎回、サンフランにいくといつも行くThai Stickという店です。
ほぼ、20年、開店早々のころから通っています。

今回もTom Yum Noodle Soup ($6.95)でした。
Rice noodleで幅広の平麺にしました。

おいしいのですが、以前と少し味が変わった気がします。
時差ボケ解消に絶好です。

 

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米国マドフ事件と日本のAIJ投資顧問事件の教訓

2012年4月28日 11:27

 「米国マドフ事件と日本のAIJ投資顧問事件の教訓」という記事を東洋経済オンラインに寄稿させていただきました。

CFA協会が、2009年に発表したマドフ事件の10の教訓に照らし合わせてAIJ事件を検証してみました。

よろしければお読みください。 ここ

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今週の「うまい!」 富山の麺ふたつ

2012年4月28日 09:49

富山でいただいたふたつの麺を紹介します。
両方ともおいしかったです。

まずは、末弘軒。ワンタンメン(並780円)をいただきましたが、毎日手作りの、時代に流されない麺、これも手作りのふわふわのワンタンの皮。そして旨みたっぷりのスープ。こういう店が残っているとホッとしますね。

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続いてこちらは有名な富山ブラックの西町大喜。中華そば(並700円)。
迫力あります。煮豚がとてもおいしい。前にも思ったのですが、白いご飯とこの煮豚を食べたら最高では?
太麺と濃~いスープは好みでしょう。でも癖にはなりそう。

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しかし、レトロなたたずまいのお店ですね。

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今週の「うまい!」 マハラジャ丸の内

2012年4月20日 21:44

 4月15日のI-OWAマンスリー・セミナーのゲスト、サンジーブ・スィンハ氏に「東京で一番、本格的なインド・レストランは?」と聞いたら帰ってきたのがこのお店(Maharaja Marunouchi)でした。

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妻と二人でライタと「サブゼイ・マンディ(ベジタブル・カレー)」と「サグ・パニール」をいただきました。確かに本格的だからでしょうか、体がポカポカしてきました。おいしかったです!20120420a.JPG

ライタです。

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左がサグ・パニール、右がサブゼイ・マンデイ。ナンはふつうのナンとカブリ・ナン。

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長期投資は単純に株式や債券を持っていればよい

2012年4月20日 18:20

 企業は事業を営むためには資産を保有しなければなりません。資産を保有するにはおカネが必要です。そのおカネには二種類しかありません。一つは借りてきたおカネ、つまり負債、もうひとつは株主が出資したおカネ、株主資本です。借りてきたおカネは銀行から借りる場合と債券を発行してそれを投資家に買ってもらう場合があります。

企業は資産を活用して収益をあげます。その一部は銀行に金利として支払われます。その金利の一部が預金者に支払われる銀行預金の金利となります。また、債券投資家には金利が直接、会社から支払われます。これらの金利およびその他の経費、そして税金をすべて支払った残りが株主のものになります。その一部は配当金として支払われ、残りは企業のなかに留保され、次期以降の事業に活用されます。

この説明からわかることは株式であれ、債券であれ、投資のリターンはすべて企業が資産を活用して生み出す付加価値から発生しています。

しかし、株式や債券は流通市場で投資家の間で転々流通します。Aさんが保有していたものをBさんが買う、そのBさんからCさんが買う。それをまたDさんが買う。しかし、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんが一つの家族だったらどうでしょうか。そのファミリー全体としては資産は一銭も増えていません。つまり、流通市場でのリターンは投資家全体をひとつのファミリーと考えれば利益は発生していません。全体ではゼロサム、売買によって生ずるコストを考えればマイナス・サムなのです。

流通市場における価格の変動を利用して儲けようというのは本来はマイナス・サムのゲームです。最近の資産運用の大きな問題点はその価格変動を利用してリターンをあげようという傾向が強くなりすぎていることにあります。特に、派生証券が広まり始めたことがその傾向を強めました。

年金や個人が退職後のために行う長期の資産運用ではマイナス・サムのゲームにうつつを抜かすよりも、企業が生み出す付加価値をしっかりと享受できる単純な株式や債券をしっかりと長期で保有すればよいのです。少しでも早く、少しでも多く儲けようと小賢しいことをすると逆にマイナス・サムの罠にはまってしまいます。最近の年金運用などの事件を見ているとそれを痛感します。

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資産運用「気づきのタネ」(67)なぜ、グローバル投資か

2012年4月18日 13:36

 なぜグローバル投資か


新聞の株価欄を見ると最初に「水産・農林」、続いて「鉱業」、「建設」、「食品」、「繊維」と並んでいます。そして真ん中あたりに「機械」、「電気機器」、「輸送用機器」、「精密機器」、・・・・・、「商業」、「金融」、「不動産」、・・・、「情報・通信」、「電力・ガス」で終わっています。なぜ、このような並び方になっているかご存じですか?

私が昔、聞いた話では、戦後、取引所が1949年に再開されるとき、当時、日本にとって重要な産業の順番に並べたということです。真偽のほどは100%確かではありませんが、何となく納得できる話です。それにしても、戦後、60余年経ち、産業構造も随分、変化しました。そのなかで業態を時代に合わせて変化してきた企業もあれば、時代に乗り遅れ落ちこぼれて行った産業・企業もあります。

90年代の中ごろから経済のグローバル化が急速に進みました。その結果、それぞれの国が自らの競争力を活かせる分野がその国の成長をけん引するようになってきています。従来、日本で生産されていた数多くの商品が海外で生産され、日本に輸入されるようになってきました。

そのように考えると日本株だけを投資対象とするのはまるで、株価欄の一つの産業だけを買っているようなものです。しかも、日本は経済が成熟し、人口も減少をしています。その点を考えると株価欄の前の方の産業ばかりを買っていることになりそうです。

もちろん、例えば繊維や食品産業のように株価欄の前の方の産業でも、環境変化にうまく対応して、今日、大成功している日本企業があることは事実です。同じように日本企業がグローバルに大成功するケースもたくさんあるだろうと思います。しかし、それでも、やはり一つの国にしか投資をしないというのは、日本のマーケットのなかで一つの業種しか投資しないと同じようなものです。

事実、我々の生活自体がグローバルな産業や企業によって支えられています。我々が将来の生活防衛のために資産運用をしようというのであれば、我々の日々の生活を支えてくれう企業を保有しなければなりません。いまや、グローバルな投資は不可避であると言ってよいと思います。

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4月のI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2012年4月16日 14:03

4月15日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。2005年10月に第一回が開催されてから79回目の開催です。

私は「ヨミトキ・シリーズ:ピーター・バーンスタインの『証券投資の思想革命』を読み解く(上)」というテーマでお話をしました。投資理論の進化を人間的側面から書いた名著だと思います。バシュリエ、ダウ、コールズなどから、マーコヴィッツ、トービン、シャープ、ケンドール、サミュエルソン、ファーマなどの功績をお話しました。

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今回は最後に理解度テストをしました。以下のような問題でしたが、動画でご覧になった方のために正解を書いておきます。みなさんもやってみて下さい。

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(正解:左上=3、左下=2、右上=3、右下=3) 

ゲストは TATAアセット・マネージメント日本代表、サンジーヴ・スィンハ氏 、流暢な日本語での講演でした。テーマは「日印パートナーシップ」でした。歴史や文化にも触れながらインドの大きなポテンシャルについて教えていただきました。

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そして、「フリー・ディスカッション&お茶会」。先月のゲストの勝池さんもお出でいただけました。参加された方から「個人主義」がインドとアメリカと日本でどのように違うのかなど議論が盛り上がりました。
 
また、スィンハさんが触れられたインドの多様性は非常に面白い視点でした。インドには多様な言語、食物、文化、生活様式などが存在します。それが、インド人が「印僑」として海外に飛躍する原動力になっているという指摘です。つまり、インドの違う町に行くのと、海外にでるのにそれほど大きな心理的な違いがない。しかも、インド国内の交通システムがまだ十分に整備されていないので海外が遠いという意識が少ない。例えばスィンハさんの生れ故郷からバンガロールに行くよりも日本に来る方が旅行時間が短いなど、新しい気づきを与えてもらえました。

 

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さて、次回は5月20日です。この日はちょうどI-OWAの創業記念日、7歳の誕生日です。そして、80回目のマンスリー・セミナーとなります。私は今回の話の後半、ゲストは新谷恵司さんで中東の文化、宗教、歴史、経済などについて教えていただきます。

(マンスリー・セミナーの全内容は有料動画でご覧いただけます。ご希望の方は当社までご連絡ください)

 

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今週の「うまい!」Sao Bien(サンフランシスコ)

2012年4月13日 16:21

 今週、紹介するのはサンフランシスコのベトナム・レストラン、Sao Bienです。

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毎回、オーダーするのが本号特別牛肉湯粉(Pho Tau Bay、特別牛肉フォー)の火車頭(Large Size)です。

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さっぱりしたスープとフォー、そして薄くひいた牛肉、ブリスケ、わき腹肉、腱、胃や肉団子などがたっぷり、そして別皿でトッピングももやしとバクチー、青唐辛子などがついてきます。これで$7.50($1=80円なら600円)です。

ダイナミックでうれしくなります!

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「ファンドの春」であげた声が大臣の耳にも伝わりました

2012年4月12日 09:26

3月21日に「ファンドの春~いまこそ問われるべき運用の質」というシンポジウムを開催したことはブログでご報告した通りです。

シンポジウムにご参加いただいた森本さんから下記のサイトで自見金融担当大臣がこのイベントにつき発言しておられるといううれしい知らせをいただきました。

自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

やはり、「声を出す」ことの大切さを感じます。多くの方々と力を合わせこのイベントを開催してよかったと思います。

シンポジウムの動画は、UDSTREAMでご覧いただけますので、まだの方は是非。

USTREAM「ファンドの春~いまこそ問われるべき運用の質」

 

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