最新のエントリー

資産運用「気づきのタネ」(56)わからないものです

2011年11月19日 13:48

 わからないものです


オリンパスの事件は私も本当に驚きました。「とばし」などという90年代にはやった言葉が突然、亡霊のように現れた感じです。内視鏡で世界に冠たるシェアを持ち、そして、カメラ・メーカーとしても多くのファンを持っているその会社が、しかも、90年代からという長きにわたって不正行為を行っていた。

その少し前には大王製紙の問題。エリエールという我々の生活にも深く浸透している製品を作っている会社。しかも、問題になっている元会長は東大法学部卒の超インテリ(のはず)。それが巨額の資金をラスベガスですって、その穴埋めを会社の資金でしていた。

もちろん、真相解明はこれからの調査を待たなければなりませんが、とにかく困ったものです。さらには、東日本大震災に端を発した東電の原発問題もありましたし、不正行為ではなくともJALの経営破たんもありました。

そんなことをアメリカ人の友人と話していたら、「それは日本だけの問題じゃあないよ」とのこと。確かにGMが倒産したり、エンロンの不正会計による倒産など、数え上げればきりがありません。

そして、このような事件が起こるたびに株主は自己責任とはいいながら大きな損失を被っています。

このような事件は未然にはわからないものです。

オリンパスにしても欧米の名だたる機関投資家が詳細な分析と会社訪問などをして買いを決め、そして保有していたのです。しかし、彼らと言えども裏で行われていることがわからなかった。まして、個人投資家の我々はまず、情報を事前にキャッチするなど不可能です。

では、どうしたらいいのか。

結局、各銘柄の保有額を、大事件が起こり、株価が大幅に下げても大丈夫なぐらいにとどめておくということしかないのでしょう。人生を通じた資産運用のためには株式は保有せざるを得ない資産クラスです。だからこそ、十分に分散されたポートフォリオが必要なのです。しかも、日本だけではなく、世界に分散しておく必要があります。つまり、グローバルなインデックス・ポートフォリオに投資をしておくというのが答です。。

たしかに、インデックス・ポートフォリオにはオリンパスだって大王製紙だって入っていたでしょう。でも、それが大幅安しても全体に対する影響は限定的です。まして、グローバルなポートフォリオだったらダメージは微々たるものです。自然災害、事故、テロ、企業の不正行為等々、これからも世界中で不測の事態はしょっちゅう起こることだと思います。株式ポートフォリオをグローバルなインデックス運用にしておくのはその点では安心できる戦略です。「大きく儲ける」発想ではなく、「大きく負けない」運用が重要な時代なのです。

 

ページごとに見る

ヤンゴン訪問記4

2011年11月18日 09:19

 今回はヤンゴンで出会った食べ物について書きます。

旅行前に調べたところでは、ヤンゴン料理は「インド料理の辛さと中華料理の脂っこさをあわせもつ」とあったのでどんな食べ物かなと思っていたのですが、結構、美味しくいただきました。特に汁麺(スープ・ヌードル)が豊富だったのがうれしかったです。

一番、有名なのがモヒンガーという麺です。ランチで食べた時は色々な薬味や野菜の小皿と一緒にでてきてそれを麺に乗せて食べる形式でした。

Foods01.JPG

ナマズでとったダシにアヒルの卵や、魚の切り身(多分、ナマズ)などが入っていて、ライムを絞って食べるのですが、さっぱりしておいしかったです。全部入りにすると以下のような感じです。 

Foods02.JPG

この麺は典型的な朝ごはんだとか。確かに朝のブッフェでも少し小さい器に入ってでていました。

朝食にはその他にも色々な麺がでていました。朝ごはんに汁麺を食べるんですね。 

Foods14.JPG

 Foods15.JPG

スープに入った汁麺ってアジアに独特ですよね。なぜなのでしょうか?日本、韓国、中国、ベトナム、マレーシア、ミャンマーなど違いはあってもスープに入った麺があります。しかし、インドや西欧諸国にはない。

その他の料理も写真だけ紹介しておきます。それぞれ、美味しいんだけど味が濃いせいか、すぐにお腹いっぱいになりました。あと、お米以外、野菜はあまりありませんでした。 

Foods16.JPG

Foods17.JPG

 

ページごとに見る

ヤンゴン訪問記3

2011年11月17日 09:06

 ヤンゴンという名前は昔はラングーンと呼ばれていました。でも、ガイドさんの話によると、現地ではずっとヤンゴンで、ラングーンというのはイギリスの植民地だったときに付けられた名前だったとのこと。

ヤンゴンの町でひときわ目立つのがシュウェ・ダゴン・パゴダ。シュウェというのは黄金、ダゴンというのは、王国時代のずっと、ずっと昔のヤンゴンの名前。つまり、ヤンゴンの金のパゴダという意味だそうです。

町の少し高いところからは見えるランドマークです。 

Views01.JPG

 

ブッダが悟りを開いたということを聞いたモー族の人たちがさっそくインドに行ってブッダの遺髪などをもらってきてそれを祭ったのがこのパゴダだそうです。

そもそも建設されたのは、な、なんと、いまから2600年前だそうです。それが何度も再建されるうちにいまのように大きくなったそうです。

いまは高さ100メートル、60トンの金を使っていて、パゴダのてっぺんには76カラットのダイヤが秘蔵されているとか。 

Views09.JPG

 

とても心あたたまる感じがしたのは、若いお姉ちゃんたちが熱心に祈りをささげている姿でした。とてもたくさんの人たちが仏像の前でお祈りをしています。

Views07.JPG

こんな、ほほえましい像もありました。鉢巻きのおじさんの持っているのはご飯。カラスやハトがたくさん食べに来ていました。

Views08.JPG

人間もカラスもハトもみんな友達、そんな感じがしました。

パゴダの風景はすでに公開したYouTubeでもご覧いただけます。

 

 

ページごとに見る

ヤンゴン訪問記2

2011年11月 8日 09:45

 ミャンマー国ヤンゴン市のタクシー運転手の話(先日、紹介した運ちゃんとは別の人です)

 20111108b.JPG

ヤンゴンの街角

 

20111108d.JPG
ヤンゴン中心街

タクシーに乗ると、「どこから来た?」と英語で聞きます。「日本だよ」というと、「俺も東京で5年働いた」と日本語で言います。彼の話は以下のようなものでした。

「渋谷の居酒屋で夕方4時から明け方4時半まで働いた。深夜12時までが時給1000円、それ以降は1200円だった。だいたい、毎月37~38万円を稼いだ。」

この前提だと一日に13400円ですから、毎月28日間、つまり、週1日休みがあるかないかで働いたことになります。37万としても年収440万円。まあ、400万円としても5年で2000万円稼いだことになります。そして、彼は言いました。

「それで、結局、国には1000万円持って帰ることができた。」

ヤンゴンでの1000万円といったら物価水準を考えても大変な金額です。そのおカネをどうしたのかは聞きませんでしたが、「仕事がない」と言って日本の若者が嘆いている間に、必死になって働き、年収400万以上稼ぎ、その半分で切り詰めた生活して、残りを国に持って帰ったアジアの若者がいる。しかも、決して高度な教育を受けたりしたわけではない普通の若者がいることにアジア全体の沸き立つようなエネルギーを感じます。がんばれ、日本の若者!

20111108c.JPG
ヤンゴン市のバス、エアコンなしで窓全開

 

20111108e.JPG
外の温度は華氏111度、つまり、摂氏44度(温度計が合っていれば・・・・)

20111108a.JPG
テレビでよく見るスーチーさん宅

 

 

ページごとに見る

ヤンゴン訪問記1

2011年11月 5日 16:18

 日本・ASEAN経営者会議がミャンマーのヤンゴンで開催されました。
私も経済同友会のメンバーとして参加させてもらいました。今朝帰国しました。

もちろん私にとっては初めての国・都市です。

正直、衝撃的でした。世界の潮流がいま、この地にまで及んできています。
もちろん、色々なことがこれからあるだろうとは思います。

学校の近くで緑色の制服を着た子供たちがたくさんいました。
「ああ、この子たちが大きくなったときこの国は豊かになっているんだろうなあ」とうれしくなりました。

現地に25年というある方が言っていました。

「毎月のように法律が変わる。しかも、良い方に変わっている」

タクシーの運ちゃんが言っていました。

「3月にできた新政権は良くやっているよ。スーチーさんの力も借りてやっていくのはとてもいいことだ」

(政権が良くやっているなどというコメント、世界の先進国のどこで聞かれるでしょうか!)

この地、何かが動き出しています。

まずは、ヤンゴンの黄金のパゴダ、伝統芸能からあやつり人形の舞い、伝統舞踊を2分にまとめてYouTubeにアップしました。


 

ページごとに見る

機関投資家はつらいよ

2011年11月 5日 12:45

アクティブ運用に精をだす機関投資家と言えば沢山のアナリストやエコノミスト、チャーティストなどを抱え、膨大な資料を購読し、企業を訪問し、最先端の計 量モデルを用いて運用をしています。特に、年金運用の分野の競争は激烈です。個人投資家がどんなにがんばっても同じ土俵で戦っていたら、偶然にうまくいく ことはあっても、まず、機関投資家に勝てることはありません。しかし、同時に機関投資家もつらいのです。どこがつらいのかを知ることは個人投資家が機関投 資家に勝つヒントにもなります。

まず、ほとんどの機関投資家は四半期ごとにパフォーマンスをチェックされています。四半期と言えば三カ 月。どんなに長期投資目的で良い銘柄を選んでも成績は三カ月ごとに評価されます。どうしても、すぐに結果のでる投資に惹かれ易すくなってしまいます。つま り、「時間といつも競争している」のです。

しかも、自社と同じように重装備をした競争相手と戦っています。年金の運用報告会では基金の トップが並ぶなかで自社の投資成果の説明が求められます。いくら、長期的視点から良い運用をしていても、競争相手に何期も続けて負ければ解約されてしまう かも知れません。そのため、いつも、0.01%でも良いから高いリターンを狙います。

そして、評価されるときの基準は市場全体を表す指数 との比較です。つまり、10%リターンがあっても、マーケットが12%上がっていたら負けとされてしまうのです。そうすると、何よりもマーケットに負けな い運用が中心になってしまい、アクティブ運用の市場に勝つという運用がしにくくなってしまうのです。少しでも他社よりも高いリターンが欲しい、でも、マー ケットに負けるのは怖いという、まさに綱渡りを続けているのです。

さらに、ファンドマネジャーたちはいつも社内のプレッシャーのもとに仕 事をしなければなりません。トップから実務者まで、関係者全員が集まる社内の投資政策委員会で「なるほど、それは良い」と全員を納得できる運用をしなけれ ばなりません。しかし、だいたい、みんなが納得できるような運用はすでに株価に織り込まれているのでまず、うまくいかないのです。と言って、「わが道を行 く」というのはサラリーマン・ファンドマネジャーでは極めて難しいのはいうまでもありません。

機関投資家は重装備していますが、決して楽 ではないのです。とても、つらいのです。個人投資家は完全に自由です。自分の納得できる運用をできるのです。「時間と争わない」、「マーケットと闘わな い」、「欲張らない」、「考えすぎない」というリラックス投資をすることが一番、機関投資家に負けない投資法だと思います。

ページごとに見る

ロサンゼルスで焼肉!

2011年10月31日 15:41

 ロサンゼルスで焼肉を食べました。

201030b.JPGのサムネール画像

何でも衛生度でランクがあり、一番良いのはおいしくない、三番目はちょっと危ない。二番目が良いのだという話で、この店も二番目でした。しかも食べ放題で16.99ドルですよ。$1=80円としても1360円です。

20111031a.jpg

久しぶりにすごい満腹。その後、特にお腹に問題はありませんでした(食べすぎではありましたが)。

LAXYakiniku.jpg

最後のシメは冷麺でした。これもおいしかったです。20111030c.JPG

ページごとに見る

資産運用「気づきのタネ」(55)マルチョイと投資

2011年10月30日 09:39

 マルチョイと投資


私は人生を通じての資産運用の方法を啓蒙する活動をしています。しかし、「方法論」はお教えしますが、何を買うべきかということはお話しません。それはそれぞれの方が考えるべきことだからです。

ところが、投資セミナーなどに来られる多くの方が求めるのは、「難しい話はともかく、要するに何を買えばいいのですか?」ということが多いのです。私のセミナーでも口では言わなくても、「きっと本音はそうなんだろうなあ」と思うことがしばしばあります。

今年、残念なことに逝去された三原淳雄さんからこんな話を聞いたことがあります。三原さんがアメリカに住んでおられたころ、子供さんは現地の中学校に行っていたそうです。そのときの試験問題が「清教徒たちはなぜアメリカに渡ってきたのかその理由を書きなさい」という論文形式のものだったそうです。日本に帰ってきて学校ででた試験は「清教徒がアメリカに渡ってきたのは何年ですか」というものだったとおっしゃていました。

いま、日本の試験はマルティプルチョイス(マルチョイ)形式のものが多いと聞きます。マルチョイでは、解答の選択肢が三つとか、四つ与えられます。受験者はそのひとつずつを検討してマルかバツかを考えていきます。そして、最終的に「これが一番、正解の確率が高いだろう」と思うものを選択します。

子供の頃からそのようなやり方で試験を受けてきた人たちは、解答の候補をいくつか与えられ、そのひとつずつに自分なりの判断を加えて最後に正解をひとつ選ぶことに慣れているのです。しかも、かならず唯一の絶対的に正しい答えがあると信じている。そして、それ以外のものはすべて間違いだということになります。

これは投資ではありえないことです。投資では、まず、選択肢は自分のニーズに合わせて考えなければならない。しかも、絶対的な正解はなく、すべて不確実性を内包しています。そのリスクをどのようにコントロールするか、バランスを取りながら自分に適した答えを作りだすことが必要なのです。その方法が資産配分であり、分散投資なのです。

確定拠出型(DC)プランのメニューでも、どれが一番上がりそうかという視点から商品を選んでしまう。それが上がったら(あるいは下がってしまったら)次の商品をメニューから選ぶ。ポートフォリオという発想が希薄なのです。

学校での試験形式を変えるのは大切なことですが、私個人がそのために時間を使うのはムダだと思っています。でも、若い人たちに正しい投資を通じて、マルチョイとは違う世界があるということを啓蒙していくことは少しはできると思っています。ある意味、本当の投資教育はそこから始まるのではないでしょうか。

ページごとに見る

東洋経済オンラインに寄稿をしました

2011年10月26日 20:13

東洋経済オンラインに「毎月分配型投信の落とし穴――退職後資金は退職前からの債券ラダー戦略活用も有効」というタイトルで寄稿をさせていただきました。

65歳で退職するなら60歳から債券ラダー戦略を始めておけば定期的なキャッシュフローを得ることができます。

ページごとに見る

華麗なるカレー探訪~サンガワ@自由が丘

2011年10月26日 09:04

自由通り沿いにあるサンガワ、小さな地味な店ですが、本格的な美味しいカレーを楽しませてくれます。

私はパラック・パニール、妻は新鮮野菜カレーをいただきました。しっかりとインド風のスパイスがきいています。

 

20111026a.JPG

 

お店の入り口近くではインド人のおっちゃんがナンを焼いています。

 

20111026b.JPG

 

このお店、デリバリーもしてくれるので、家でちょっと本格的カレーを食べたいときにとても便利。

ページごとに見る

岡本和久のI-OWA日記

サイトマップ 岡本和久のI-OWA日記TOP ページトップへ