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10年前と半年前と・・・

2011年9月11日 10:40

10年前の今日、私はBGIの経営会議でサンフランシスコにいました。当時はグローバルな経営会議のメンバーだったので毎月、サンフランに出張していました。

まだ、それほどメールが普及していなかったので、ボイス・メール(留守番電話が高度化したもの)を使っていました。朝、目覚めるとそれをすぐに聞くのが習慣でした。妻からの、「テレビを見ていたら何か信じられないようだが、ワールド・トレード・センターがテロで崩壊しているようだ」というメッセージが入っていました。あわててテレビをつけたら、まさに信じられない光景。

すぐにオフィスから電話があり、早急に全員集合せよとの指令がありました。相当に相場が荒れるだろうという見通しで対策が次々に決められて行きました。私にとっては貴重な経験でした。でも、あの大事件は後世に何か大きな世界の転換点だったと位置付けられるのだろうと思います。

そして、半年前。3.11のとき、やはり、私はサンフランシスコにいました。電話もメールも使えず、家族の安否確認が大変でした。やっとSKYPEでコンタクトできホッとしたものです。これから10年後、日本がどのようにこの問題を乗り越えていくのか、日本にとっては正念場でしょう。

この10年。私にとっても、BGIを退職し、I-OWAをスタートするという大きな変化の時代でした。次の10年、日本のチャレンジと一緒に私もチャレンジを続けていきたいものだと思っています。

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インベストライフ勉強会を開催

2011年9月 9日 15:26

 9月8日にインベストライフ勉強会を開催しました。

私は70分ぐらい「チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』を考える」というテーマでお話しました。

なぜ、運用が「敗者のゲーム」になってしまったのか。
「敗者のゲーム」で勝つための方法とは。
インデックス運用の理論的変遷
アクティブとインデックスのパフォーマンスとコスト比較

などにつき解説、その後、50分ぐらい自由に意見交換をしました。

少人数でしたので非常になごやかで、みなさん、発言されていたのがうれしかったです。

 

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次回は11月10日@当社です。テーマは「達人たちの投資手法を学ぶ」ということでお話をします。
少人数限定ですのでご希望は早目に当社まで。

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日本CFA協会で講演をしました

2011年9月 8日 12:27

 日本CFA協会で講演をしました。50名の方に参加していただけ、非常に活発な質疑応答もできました。

今回のテーマは「和風資産運用入門~アジア的感性をどのように投資に活かすか」でした。

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これまで「和風資産運用」の話は色々なところでしてきました。今回はそれをさらに広げ、アジア地域に共通する感性として、インドのヴェーダ哲学、中国の老荘思想、そして日本の和の心と資産運用の関係を取り上げました。実は、これらの思想の底流は非常に類似しており、それがさらに本来の投資理論ともとても親和性が高いものなのです。

現在、強欲資本主義に対する見直し機運も起こっていますが、このアジア的感性を活かした資産運用、さらには資本主義はひとつの解決案となるのではないかと思っています。

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価値のあるものを保有する

2011年9月 5日 11:49

債券を持っていると、債券発行をした企業から事前に約束したキャッシュフローを受け取ることができます。そして、定められた日に元本が返済されます。つまり、債券は将来にわたっておカネを受け取ることができるという価値を持っています。

株 式を持っている人は、企業が保有する全資産から借りているおカネをすべて返済した残りをそれぞれの保有比率に応じて保有しています。つまり、株式には企業 の純資産の裏づけがあります。そして、企業が生み出す利益の一部を配当金として受け取り、残りは企業に預けておき将来のビジネスに活用してもらいます。一 部例外もありますが、基本的に企業が稼いだ税引き後の利益は最終的には株主のものです。ですから、株式にも価値の裏づけがあります。

債券 にしても、株式にしても、価格が市場で変動します。なぜ、変動するかというと、その証券の現在から将来にわたる価値に対する評価が人によって異なったり、 変動したりするからです。しかし、これはまだ、ファンダメンタルな価値を反映した評価だといえます。なぜなら、その証券の価値そのものが評価の基準になっ ているからです。

しかし、証券価格が上に行きそうだ、下に行きそうだという思惑で価格はさらに大きく変動をします。投資家の需給関係や、 チャートなどのテクニカルな状態をもとに株価や債券価格の先行きを予測し、それで一儲けしようという人たちがでてきます。証券価格は最終的には本来の価値 の周辺を動きます。ですから、本来の価値を投資判断の基礎としない人たちは、結局、短期の売買か、あるいは投機をしていることになります。

さ らに、証券価格の将来の動きを予測してそれを証券化した証券、つまり、派生証券が取引されるようになります。こうなってくると、影の動きを予測する別の影 が誕生することになります。そして、その影の影が市場を大きく動かすこともよくあります。しばしば、犬がシッポを振るのではなく、「シッポが犬を振ってい る」といわれます。これは価値ある証券の価格が影の影である派生証券に振り回されるという意味です。

証券価格は証券の価値という実体の影 です。そして、派生証券は影の影です。そして、影の影の影が生れたり、色々な影の影を組み合わせていかにも魅力がありそうな商品が開発されています。で も、ご用心。所詮、影は影です。安心してのんびりと、ゆったりと資産形成をしようという人は実態価値のあるものだけをしっかりと保有し続けるのが一番いい のです。

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「60歳からの投資入門」という講演をしました

2011年9月 5日 08:50

 セゾン投信様主催で「資産活用期を迎える60歳からの投資入門」という講演を9月3日にさせていただきました。セゾンさんも、このような退職者を対象としたセミナーは初めてだったとのこと。

 

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当日は満員。「飛び込み」のお客様もあり、定員をオーバー、椅子だけの席の方もでてしまうほどでした。私は下記のポイントでお話をしました。

(1) 退職後はゴールデンエイジ

(2) 資産運用の基本は同じ

(3) 資産活用のプロセス

(4) 資産活用固有の問題

(5) 充実したゴールデンエイジのために

やはり、手元にあるおカネをどのように投資し、どのようにポートフォリオを作るのか、どのような考え方で引出たら良いのか、RSR(リターン・シークエンス・リスク)などはみなさま、非常に熱心に聞いておられました。また、インフレ、国債などに関する質問もいただきました。

やはり、このテーマはニーズが強いですね。9月18日の当社のマンスリー・セミナー(東京)、9月24日のインベストライフ大阪サロンでの講演でも同様のテーマのお話をします。

セゾン投信でご尽力いただいた中野さん、市本さん、津田さんに感謝します。

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資産運用「気づきのタネ」(52)投信会社はつらいよ

2011年9月 4日 09:48

 投信会社はつらいよ


投信会社の収入減は運用報酬です。そして、運用報酬は運用資産額に一定の比率を掛けて決まります。ですから運用資産額が増えないことには経営が成り立ちません。しかも、投信会社は幅広く多くの投資家に商品を提供するわけですから、色々な規制もあり、とても経費がかかります。それを賄うためには相当の運用資産が必要です。

では、どうやったら資産が増えるか。販売力のある証券会社や銀行が販売してくれるのが一番、手っ取り早い方法です。販売が投信会社の経営上重要であるということは、販売会社が投信業務にかかわる投資家が払う収入の多くの部分を取るということです。そうでなければ販売をしてもらえません。「嫌ならいいよ」と言われてしまっては投信会社は経営が成り立たなくなってしまうのです。

ですから投信を買った時に支払う販売手数料(申込み手数料)は販売会社(証券とか銀行など)が取ります。また、毎年、とられる信託報酬の4割ぐらいはやはり販売会社が取ります。しかも、投信が株式や債券を売買するときにも証券会社が売買手数料を取ります。つまり、銀行とか、証券にとって投信業務はすごく「おいしい」商売なのです。

現実には、銀行とか、証券がグループ内に投信会社を持っているのが普通です。最近は随分、改善されてきましたが、その経営陣はグループ内からの天下り、スタッフも中核会社からの転籍社員が多いのです。そして、販売会社は、とにかく売れるものを売りたがる。極端にいえば、販売会社はお客が儲かるか儲からないかは別として、とにかく売れるものを売ればしっかりと収益が上がるのです。

だから、「いま、売れそうなもの」、「みんなが買いそうなもの」を出したがる。そして、グループ内の投信会社に「こんな投信を作ってくれ」と依頼する。投信会社は売ってもらえなければ経営が成り立たないから、販売サイドの要望にそった商品を作る。そして、それが幅広く販売される。普通は「みんなが買っていて、値上りし始めている」商品は価格もピークに近いのです。だから、投信は「儲からない」というイメージが定着してしまうのです。

このような投信ビジネスの構造で抜け落ちているのが、投資家が本当に必要とする商品の提供です。そこで、これを改善しようということで「直販」型の投信がでてきたのです。つまり、販売会社を通さずに自分で投信を売ることで運用と投資家の距離を縮めようというのです。これはとてもすばらしいことです。

当然、多くの直販投信は残高が集まらないので苦しんでいます。でも、何とかこの努力が報われていくことを願っています。各社の「悪戦苦闘」がいつか、大きな成功に結び付き、日本の投信業界の質的な向上に結び付くことを祈ってやみません。

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資産運用「気づきのタネ」

2011年9月 4日 09:48

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資産運用「気づきのタネ」(51)機関投資家はつらいよ

2011年8月31日 15:05

 機関投資家はつらいよ


アクティブ運用に精をだす機関投資家と言えば沢山のアナリストやエコノミスト、チャーティストなどを抱え、膨大な資料を購読し、企業を訪問し、最先端の計量モデルを用いて運用をしています。特に、年金運用の分野では、それは、それは激烈です。個人投資家がどんなにがんばっても同じ土俵で戦っていたら、偶然にうまくいくことはあっても、まず、機関投資家に勝てることはありません。しかし、同時に機関投資家もつらいのです。どこがつらいのかを知ることは個人投資家が機関投資家に勝つヒントにもなります。

まず、ほとんどの機関投資家は四半期ごとにパフォーマンスをチェックされています。四半期と言えば三カ月。どんなに長期投資目的で良い銘柄を選んでも成績は三カ月ごとに評価されます。どうしても、すぐに結果のでる投資に惹かれ易すくなってしまいます。つまり、「時間といつも競争している」のです。

しかも、自社と同じように重装備をした競争相手と戦っています。年金の運用報告会では基金のトップが並ぶなかで自社の投資成果の説明が求められます。いくら、長期的視点から良い運用をしていても、競争相手に何期も続けて負ければ解約されてしまうかも知れません。そのため、いつも、0.01%でも良いから高いリターンを狙います。

そして、評価されるときの基準は多くの場合、市場全体を表す指数との比較です。つまり、10%リターンがあっても、マーケットが12%上がっていたら負けとされてしまうのです。そうすると、何よりもマーケットに負けない運用が中心になってしまい、アクティブ運用の市場に勝つという運用がしにくくなってしまうのです。少しでも他社よりも高いリターンが欲しい、でも、マーケットに負けるのは怖いという、まさに綱渡りを続けているのです。

さらに、ファンドマネジャーたちはいつも社内のプレッシャーのもとに仕事をしなければなりません。トップから実務者まで、関係者全員が集まる社内の投資政策委員会で「なるほど、それは良い」と全員を納得できる運用をしなければなりません。しかし、だいたい、みんなが納得できるような運用はすでに株価に織り込まれているのでまず、うまくいかないのです。と言って、「わが道を行く」というのはサラリーマン・ファンドマネジャーでは極めて難しいのはいうまでもありません。

機関投資家は重装備していますが、決して楽ではないのです。とても、つらいのです。個人投資家は完全に自由です。自分の納得できる運用をできるのです。「時間と争わない」、「マーケットと闘わない」、「欲張らない」、「考えすぎない」というリラックス投資をすることが一番、機関投資家に負けない投資法だと思います。

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「和風資産運用の考え方」をYou Tubeでどうぞ

2011年8月31日 14:46

 私が8月6日に東京で行った「和風資産運用の考え方」の抜粋をYou Tubeにアップしました。全体で15分ですのでよろしければご覧ください。

「和風資産運用の考え方」(You Tube)

この動画では主として、「エドノミストとエドノミックス」、「和風の性格とは」、「和風の強みと弱み」などのお話をしています。講演の全体は約80分でした。この後、和風メンタリティを活用した資産運用の考え方などについてお話をしました。

全編をご覧になりたい方は当社までご連絡ください。有料になりますが、動画ファイルをご覧いただくことができます。

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室壱羅麺へ

2011年8月31日 10:11

 日本橋の室壱鑼麺で、カンバンの室壱鑼麺(900円)をいただきました。

日本CFA協会の近くなので理事会に出席するたびに前を通り、ずっと気になっていた店でした。

ちょっと見ではしつこそうな感じのスープですが魚介の味がきいていてすんなり食べることができました。チャーシューもメンマもいかにも選んできたという感じでおいしかったです。また、行ってみたいと思いました。

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岡本和久のI-OWA日記

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