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資産運用「気づきのタネ」(67)なぜ、グローバル投資か

2012年4月18日 13:36

 なぜグローバル投資か


新聞の株価欄を見ると最初に「水産・農林」、続いて「鉱業」、「建設」、「食品」、「繊維」と並んでいます。そして真ん中あたりに「機械」、「電気機器」、「輸送用機器」、「精密機器」、・・・・・、「商業」、「金融」、「不動産」、・・・、「情報・通信」、「電力・ガス」で終わっています。なぜ、このような並び方になっているかご存じですか?

私が昔、聞いた話では、戦後、取引所が1949年に再開されるとき、当時、日本にとって重要な産業の順番に並べたということです。真偽のほどは100%確かではありませんが、何となく納得できる話です。それにしても、戦後、60余年経ち、産業構造も随分、変化しました。そのなかで業態を時代に合わせて変化してきた企業もあれば、時代に乗り遅れ落ちこぼれて行った産業・企業もあります。

90年代の中ごろから経済のグローバル化が急速に進みました。その結果、それぞれの国が自らの競争力を活かせる分野がその国の成長をけん引するようになってきています。従来、日本で生産されていた数多くの商品が海外で生産され、日本に輸入されるようになってきました。

そのように考えると日本株だけを投資対象とするのはまるで、株価欄の一つの産業だけを買っているようなものです。しかも、日本は経済が成熟し、人口も減少をしています。その点を考えると株価欄の前の方の産業ばかりを買っていることになりそうです。

もちろん、例えば繊維や食品産業のように株価欄の前の方の産業でも、環境変化にうまく対応して、今日、大成功している日本企業があることは事実です。同じように日本企業がグローバルに大成功するケースもたくさんあるだろうと思います。しかし、それでも、やはり一つの国にしか投資をしないというのは、日本のマーケットのなかで一つの業種しか投資しないと同じようなものです。

事実、我々の生活自体がグローバルな産業や企業によって支えられています。我々が将来の生活防衛のために資産運用をしようというのであれば、我々の日々の生活を支えてくれう企業を保有しなければなりません。いまや、グローバルな投資は不可避であると言ってよいと思います。

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4月のI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2012年4月16日 14:03

4月15日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。2005年10月に第一回が開催されてから79回目の開催です。

私は「ヨミトキ・シリーズ:ピーター・バーンスタインの『証券投資の思想革命』を読み解く(上)」というテーマでお話をしました。投資理論の進化を人間的側面から書いた名著だと思います。バシュリエ、ダウ、コールズなどから、マーコヴィッツ、トービン、シャープ、ケンドール、サミュエルソン、ファーマなどの功績をお話しました。

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今回は最後に理解度テストをしました。以下のような問題でしたが、動画でご覧になった方のために正解を書いておきます。みなさんもやってみて下さい。

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(正解:左上=3、左下=2、右上=3、右下=3) 

ゲストは TATAアセット・マネージメント日本代表、サンジーヴ・スィンハ氏 、流暢な日本語での講演でした。テーマは「日印パートナーシップ」でした。歴史や文化にも触れながらインドの大きなポテンシャルについて教えていただきました。

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そして、「フリー・ディスカッション&お茶会」。先月のゲストの勝池さんもお出でいただけました。参加された方から「個人主義」がインドとアメリカと日本でどのように違うのかなど議論が盛り上がりました。
 
また、スィンハさんが触れられたインドの多様性は非常に面白い視点でした。インドには多様な言語、食物、文化、生活様式などが存在します。それが、インド人が「印僑」として海外に飛躍する原動力になっているという指摘です。つまり、インドの違う町に行くのと、海外にでるのにそれほど大きな心理的な違いがない。しかも、インド国内の交通システムがまだ十分に整備されていないので海外が遠いという意識が少ない。例えばスィンハさんの生れ故郷からバンガロールに行くよりも日本に来る方が旅行時間が短いなど、新しい気づきを与えてもらえました。

 

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さて、次回は5月20日です。この日はちょうどI-OWAの創業記念日、7歳の誕生日です。そして、80回目のマンスリー・セミナーとなります。私は今回の話の後半、ゲストは新谷恵司さんで中東の文化、宗教、歴史、経済などについて教えていただきます。

(マンスリー・セミナーの全内容は有料動画でご覧いただけます。ご希望の方は当社までご連絡ください)

 

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今週の「うまい!」Sao Bien(サンフランシスコ)

2012年4月13日 16:21

 今週、紹介するのはサンフランシスコのベトナム・レストラン、Sao Bienです。

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毎回、オーダーするのが本号特別牛肉湯粉(Pho Tau Bay、特別牛肉フォー)の火車頭(Large Size)です。

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さっぱりしたスープとフォー、そして薄くひいた牛肉、ブリスケ、わき腹肉、腱、胃や肉団子などがたっぷり、そして別皿でトッピングももやしとバクチー、青唐辛子などがついてきます。これで$7.50($1=80円なら600円)です。

ダイナミックでうれしくなります!

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「ファンドの春」であげた声が大臣の耳にも伝わりました

2012年4月12日 09:26

3月21日に「ファンドの春~いまこそ問われるべき運用の質」というシンポジウムを開催したことはブログでご報告した通りです。

シンポジウムにご参加いただいた森本さんから下記のサイトで自見金融担当大臣がこのイベントにつき発言しておられるといううれしい知らせをいただきました。

自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

やはり、「声を出す」ことの大切さを感じます。多くの方々と力を合わせこのイベントを開催してよかったと思います。

シンポジウムの動画は、UDSTREAMでご覧いただけますので、まだの方は是非。

USTREAM「ファンドの春~いまこそ問われるべき運用の質」

 

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資産運用「気づきのタネ」(66)おカネはきれいか、汚いか

2012年4月 9日 12:30

 おカネはきれいか、汚いか


目の前の1万円札、あるいは1000円札、これはきれいでしょうか、汚いでしょうか。どちらでもないのです。きれいでも汚くもない。ただ、単なるおカネです。でも、おカネにはきれいな稼ぎ方と汚い稼ぎ方があります。それから、おカネにはきれいな使い方と汚い使い方があります。

おカネの本質は「感謝のしるし」です。自分が、額に汗して働き稼いだおカネを手放して、商品やサービスを手にいれるのです。当然、買い手は「良い商品やサービスを提供してくれてありがとう」と思うからこそ、苦労して稼いだおカネを手放すのです。

感謝されて受け取るおカネはきれいなおカネです。そして、自分の仕事が他の人に喜んでもらえたという喜びを運んで来てくれます。このようにして稼いだおカネが貯まっていくということは、人から受けた感謝が貯まっていくことでもあります。ですから、本来、お金持ちは人からたくさん感謝された人だとも言えます。

では、どうして、おカネに対するイメージが悪いのでしょう。それは世の中には時々、人に感謝されることなく、人から奪ったり、人を犠牲にしておカネだけを得ようという人がいるからです。そして、それはすぐにばれるのです。そして、テレビや新聞でのお詫び会見になったり、逮捕されるシーンになったりするのです。忘れてはいけないことは世の中の大部分の人はまじめに仕事をして、世の中のためになることをしておカネを稼いでいるのです。

それでは良いおカネの使い方とはどんなものでしょうか。「あなたはお金持ちになりたいですか?しあわせ持ちになりたいですか?」と聞くとほとんどの人は「しあわせ持ち」というでしょう。私は人生の目的はしあわせ持ちになることだと思っています。

では、どうしたらしあわせ持ちになれるか。自分の心をよく観察してください。おそらく他の人を喜ばすことが、実は自分にとっても喜びであることがわかるはずです。他の人とは、いま、まわりにいる人たちだけではなく、我々がこの世を去った後も含めてずっと将来の他の人たちも含みます。つまり、より幅広く、より長期にわたってみんなが喜ぶような使い方が自分を一番幸せにしてくれるのです。

何かの商品やサービスに対しておカネを払うのもひとつの方法でしょう。その時、できるだけ良い世の中創りに貢献してくれる企業の商品やサービスを買うというのは大切なことです。また、寄付をするというのも、一つの良いおカネの使い方でしょう。

そして、投資もその手段です。いますぐ必要としないおカネをいますぐ必要とする企業に用立ててあげる。あるいは、その企業のオーナーになってあげる。その企業はおカネを活用して良い世の中創りに貢献する。そして、世間から感謝されビジネスは成長する。その利益の一部が「おカネを使わせてくれてありがとう」という感謝と共に利息や配当金・株主価値として返ってくるのです。

もちろん、いまの自分のためにおカネを使うことは必要です。しかし、それだけではなく、できる範囲で、現在から将来にわたる、より多くの人々のためにおカネを使うと自分にとっての幸福感が増してくる。

そんなおカネの稼ぎ方と使い方がしたいものです。

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東京は満開

2012年4月 7日 09:28

 東京で満開宣言がでた4月6日、夕方、渋谷から池尻大橋まで歩き、目黒川に沿って中目黒まで散歩。満開の桜を楽しみました。

まずは、お花見散歩のスタート地点大橋JCT近くの橋の上からです。

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途中でこんな猫さんもお花見中。

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目黒川の上にかぶさるような桜がきれいです。 

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天然の「よくできました」マークです。 

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もちろん、こちらも大切です(生ビールとコロッケ)。 

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そして中目黒に到着。 

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駒沢通りを越えると川幅が広くなります。 

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〆は中目黒の春木屋さんでラーメンと餃子。春だから春木屋さん! 

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春満喫のお花見散歩でした。 

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今週の「うまい!」 福徳(学芸大学)

2012年4月 6日 18:56

 今週紹介するのは学芸大学駅のすぐそばの豚骨ラーメン、福徳さんです。

この写真は黒マー油豚骨。パンチのきいた味、チャーシューもとてもおいしいです。

これで700円はお値打ちだと思いました。

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なぜ、貯めるだけでは足りないか

2012年4月 5日 09:08

「ちゃんと貯金しているからだいじょうぶ。投資なんて必要ない」と思ってる方、いませんか?そういう方は相当の高給取りか、ものすごい資産家だろうと思います。でもふつうの人はやっぱり貯めてるだけでは老後のおカネが足りなくなります。なぜか?

人生は三つのステージに分かれます。学びの時代、働く時代、退職後の時代(私はこの時期を「遊びの時代」と呼んでいます。つまり、楽しいことをするとそれがそのまま世の中のためになるのが遊びだという意味です)です。

学びの時代は基本的に自分だけでは生活に十分なおカネを稼げません。子供のころ、学生時代はもちろん、就職しても最初は見習いのようなもの。月給はもらえてもそれは先輩が稼いでくれた収益の一部をもらっているのがふつうです。

退職後になると基本的には「収入<支出」です。そうすると働きの時代には、毎日の生活と子育て、新入社員育て(自分だって子供のころ、新入社員のころ、親や 先輩の世話になったのだからこれは当然でしょう)、そして自分の老後のためのおカネを準備しなければなりません。だからミドルはたいへんなのです。

働 きの時代の総収入が生活費と子育て費用の総額と将来のための資金を上回っていれば問題ないのです。しかし、ふつうの人はそうはいかない。それでは退職後の 資金がどれぐらい必要かというと現在のライフスタイルをある程度、維持するだけの資金の総額と物価の上昇分です。一時的にデフレがあっても、30年単位の ライフ・ステージを考えればやはりその備えが必要です。

そうすると、どうしてもライフスタイル維持費用と物価上昇分の合計ぐらいにおカネ を「増やして」おかなければならない。「貯める」と「増やす」のは違うのです。典型的な「貯める」は貯金箱におカネを入れていくこと。銀行に預金を預ける のは完全な「貯める」よりは少しだけ「増やす」に近いのですが、それが雀の涙であることはご存じでしょう。本当の「増やす」は貯めたおカネの一部だけでも 自分のとれる範囲でリスクをとって資産運用することなのです。年金にあまり期待できないことが明確ないま、将来の自分はいまの自分が支えるために、自らお カネを「増やす」ことが大切です。

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今週の「うまい!」 Puccini & Pinetti(サンフランシスコ)

2012年3月31日 16:39

 サンフランシスコで好きなイタリアンの店、Puccini & Pinetti。いつも行く店です。

いつもはマッスルを前菜にとるのですが、今回は初めてミニ・ピザを食べました。マルガリータです。私はあまり生地が薄いのよりしっかりと手で持てるようなピザが好きなのです、ここのは合格でした。

メインは、ボロネーゼ・ソースにミートボールがたくさん入ったスパゲッティ。こちらは毎回、必ずいただきます。山盛りの頂上にたっぷり乗ったグラナ・パダーノは感動します。大満足、大満腹で店をでました。
 

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今こそ「プロ」が求められる時代――AIJ投資顧問事件の教訓

2012年3月27日 02:57

 AIJ事件は日本の資産運用が抱える多くの問題を露呈しました。さらに言えば、日本という社会風土に根差した部分もかなりあるのではないかと思います。

そのなかでも特に、あらゆる分野で「知識と倫理感をしっかりと持ったプロを育成して来なかった」という点が大きいのではないかと思います。

その点につき東洋経済オンラインに寄稿させていただきました。お読みいただけるとうれしいです。

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岡本和久のI-OWA日記

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