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資産運用「気づきのタネ」(48)投機と投資の違いを理解することの大切さ

2011年8月 2日 09:48

投機と投資の違いを理解することの大切さ


視野を長期にするほど、世の中の動きにはトレンドがあることが分かります。特に超長期の潮流は普段、我々はそれほど気づかなくても、力強い流れで世の中を動かしています。

例えば、グローバル化です。グローバル化は決して最近、始まったことではありません。中世の大航海時代だってグローバル化です。また、モンゴルが領土を拡大したのもグローバル化、フェニキア人が貿易をしていたのだってグローバル化です。

ある意味、グローバル化は人類が生れてからずっと続いている潮流です。情報化についても同じことが言えるでしょう。

このような大きな潮流が100年単位の変化を起こし、その変化が10年単位で世界を動かし、それが中期的、短期的な変動を生み出しています。

長期投資家はそのような大きな流れを把握した上で自分の立ち位置を確認し、長期的な流れに沿った投資をします。ですから間違う確率が少ないのです。ただし、その効果が実現するのには長い時間がかかります。

一方、短期投資家は、大きな流れとは関係なく、非常に短期な変動を見て賭けをしようとします。大きな潮流には明確な方向性がありますが、短期の変動はランダムです。つまり、次にどう動くかは予測できないのです。でも、うまく「当たれば」すぐに儲かります。

ランダム性に賭け、一発勝負をするのはまさに投機、長期的な潮流に乗ってその流れのなかで資産を増加していこうとするのが投資です。どちらが良いとか悪いとかいうものではありません。大切なことはこれらは違うものだということです。

投資は自分の将来の生活を支えるために行う、ある意味、ちょっと退屈な、でも、とても大切な作業です。反対に投機はエキサイティングなレジャーです。そして、投機を続けていても将来の経済基盤は造れません。

とても残念なのは「投資」というとほとんどの人が「投機」のことだと思ってしまうことです。これは本当に深刻な問題です。いま、きちんとしたまじめな投資教育が必要なゆえんです。

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インベストライフ勉強会を開催しました

2011年8月 1日 10:13

 7月28日、当社オフィスで「インベストライフ勉強会」を開催しました。

いままでは「インベストライフ・セミナー」と読んでいましたが、みんなで勉強し合える場所を提供するという意味では「勉強会」の方が適切かなと思い、今回からこのように名付けました。

私から話題提供(その話題提供がちょっと長くなりすぎ反省・・・・)として、日米株式市場の歴史とバブル、そして、震災から学ぶ危機管理のお話をしました。

米国の過去200年、明治以来の証券市場の歴史は「学び」の宝庫です。震災もあり、戦災もあり、そして、人間の欲望と恐怖が起こすバブルとその崩壊、そして、危機に対する対応など参考になることがたくさんあります。

歴史はそのまま繰り返すことはありません。しかし、歴史から学ぶことはたくさんあります。

ほとんど全員の方が質問やコメントをいただけるという時間も少し取れました。次回はもう少し、この時間を長くとりたいと思います。

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次回は以下を予定しています。ぜひ、ご参加を。少人数(定員10名)なのでお申し込みは早目に。

9/8(木)19:00~20:00
インベストライフ勉強会@東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス) 
プログラム:「チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』を考える」(岡本和久)
定員:10名様(先着順)
参加費:1000円(学生割引500円)お問合せ、お申込は当社(E-メール:info@i-owa.com;FAX:03-5789-9822)まで
 

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ラーメン探訪記 赤坂ラーメン@自由が丘

2011年7月31日 13:39

赤坂ラーメンは私にとっては、あのバブル華やかなりし80年代終わりごろの想い出につらなる店です。

よく飲みにいった赤坂の店で散々、カラオケをして、「終電もでちゃったし、まずはここで腹ごしらえか」とふらふら歩いて日商岩井のビルの前にくると、トラックで営業をしていたのが赤坂ラーメンでした。何度も何度も行きました。ほろ酔いに割合さっぱりしたトンコツ・ラーメンは実にうまかった。

バブルが崩壊して日本経済は不振が続いていますが、赤坂ラーメンは成長しました。いまや色々なところにお店があるようです。私が2000年に自由が丘に引っ越してきたときには目黒通り沿いにも一軒ありましたが、そこは焼失してしまったと記憶しています。

最近、自由が丘の駅前の細い道が再開発されて色々な小さな店が賑わうようになりました。結構、人も集まっています。以前は薄暗いジメジメした場所ですが随分、明るくなりました。そのなかに赤坂ラーメンが進出したのです。

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なつかしい味でした。そう、そう。この味だったよな。

しかも、缶ビール一本、餃子三個、つけもの、ラーメン、さらに煮玉子のサービスまでついてる女神セットが1000円。十分、満足しました。お腹も心も。

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これ全部で1000円でした。

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サロイン仙台勉強会に参加させてもらいました

2011年7月26日 16:24

 インベストライフのサロンは、そもそも仙台から始まったのです。「サロイン仙台」は地道に、しっかりと勉強会を続けてきています。今回、震災があり何ヶ月か開催ができませんでした。でも、先月から再開。再開2回目の7月23日の勉強会に参加させていただきました。

私から「日米株式市場の歴史と震災から学ぶこと」、「和風資産運用の考え方」という二つのテーマでのお話をしました。うれしかったのは「初めて参加した」という方や、「ずっと前に一度、来たことがあるが久しぶりに参加しようと思ってきた」という方がいらっしゃったことです。みなさんの心のなかに「自分を守るのは自分しかいない」という思いが強くなっているのを感じました。

仙台の町は表面的にはそれほど震災の爪あとを感じさせません。しかし、参加者と話をしていると、心のなかにトゲのようにあの体験が刺さっているのを感じます。

どの党が政権をとっても、誰が首相になっても、もはや「国がなんとかしてくれる」という古きよき時代には戻らないでしょう。三陸地方には「津波てんでんこ」という言葉があります。「一族を全滅から防ぐ知恵」として伝わる言葉だそうです。「津波が来たら、肉親に構わず、各自てんでんばらばらに一人で高台へ逃げろ」という意味です。自分の命は自分で守ることが全体の生存確率を高める一番良い方法だという教えでしょう。また、自分の命は自分の責任で守れ、自分が助かって他人を助けられなくても、それを非難しないという意味も込められているといいます。

日本はいま、グローバル化という大きな津波に飲み込まれています。個人も企業も、国頼りをやめて、いまこそサバイバル力を発揮すべきときでしょう。それが日本にとって最良の選択だと思います。

仙台のみなさんのエネルギーに接してそんな思いを強くしました。

色々と難しい状況下でがんばってサロイン仙台活動を続けてくれている村越さん、阿部さんに大拍手です。

 

 

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資産運用「気づきのタネ」(47)永遠のマジック・フォーミュラはあるのか

2011年7月25日 15:01

 永遠のマジック・フォーミュラはあるのか


ある投資信託が、非常に高い確率で儲かるすばらしいフォーミュラを開発したとします。マーケット全体や個別企業の株価の動きなどを計量分析に含めているようです。とにかく、そのようなマジック・フォーミュラが開発されたとします。

その投信会社はそれを商品化します。その商品は人気になり、資金が集まり始めます。事実、予測通りのすばらしいパフォーマンスが達成され、さらに資金がどんどん流入します。投信業界でも注目されるような大きな投資信託に育って行きます。しかし、徐々にそのパフォーマンスは当初の輝きを失い始めます。そして、だんだんありふれた成果しか得られなくなるのです。

なぜ、そうなるのでしょうか。これはファンド・マネジャーに驕りの心が生れるとか、手抜きをするというような理由によるものではありません。ファンドが大きくなること自体が、パフォーマンスの足を引っ張ることになるのです。

そのフォーミュラによって発見される銘柄は、他の投資家が割安であることを気づいていない銘柄です。そして、当初はファンドも小さいのでその銘柄をしっかりと買って、他の投資家が割安性に気づき買い始め、値上がりをしたところで売却ができるのです。

でも、ファンドが大きくなるに従い、たくさんの株数を買わねばならなくなります。そうすると、そのファンドが買うだけで、その銘柄は上昇を始めてしまいます。上昇を始めれば他の投資家もすぐに割安性を気づきます。もっと、資金量が大きくなれば、自分が買うだけで割安性がなくなってしまい、そして、自分が売るだけで値下りをしてしまうことになります。

こんなジョークがあります。ある大金持ちの投資家が、誰も注目していないある銘柄を発見し、口の堅そうな証券マンに電話をして、ひそかに買い始めます。当初株価は1000円だとしましょう。徐々に買いを進めるほどに株価が上昇をし、1500円になります。順調だというのでさらに買増します。買い注文もだんだん大きくなり、2000円、3000円とどんどん株価が上昇し、とうとう1万円になりました。まあ、10倍にもなったのだから「そろそろ利食いを入れよう」というので証券会社に売り注文を出すため電話をします。証券マンは、こう答えます。「え?売るんですか?買い手なんていませんよ。だって買っていたのはあなただけでしたから・・・」。

どんなにすばらしいマジック・フォーミュラでも、そこに資金が集まるほどうまくいかなくなります。伝説の投資家、ジョン・テンプルトン卿はこんな言葉を残しています。

「ひとつの銘柄選択法が人気づいたら他の方法に変えよ。どのような方法でも、フォーミュラでも多くの人が使い始めると有効ではなくなる」

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トレンドに乗り、サイクルを受け入れる

2011年7月20日 11:18

株式市場には長期的な方向性を示すトレンドと、中期・短期的な変動のサイクルがあります。一般にトレンドはファンダメンタルな要因に大きな影響を受けます し、サイクルは市場心理や需給関係を反映します。短期投資家はサイクルで勝負します。しかし、これはなかなか難しい。まあ、7勝8敗か、8勝7敗ぐらいが 良いところでしょう。

長期的な方向性を示すトレンドは、大きな潮流ですからそんなに簡単に変化しません。ですから、トレンドに賭ける方が 勝率が高いのです。トレンドに賭ける場合、大切なのは、ファンダメンタル面で投資対象が価値を増やしているということです。つまり、投資する株式の価値が 長期的に右肩上がりであることが必要なのです。

その際に、私はこれから数十年にわたって続く世界経済の拡大というトレンドに乗るのが一番 良いだろうと思っています。地球全体でみれば人口は増えていきますし、これまで発展途上と言われていた国々の生活水準も向上しつつあります。グローバル化 が進み、地球規模でのインフラ整備が各地で起こっていますし、また、代替エネルギーなどの新技術開発もこれからどんどん進むでしょう。これらをすべてひっ くるめて世界全体の株式インデックス投信を保有していればいいのです。

大きなトレンドに乗って、あとはサイクルを受け入れていればよい。 ちいさなギザギザで売買を繰り返し儲けようというような小賢しい考えは捨てて、長期のトレンドで時間をかけて大きく儲けることを目指すべきです。その意味 ではサイクルの循環を通じて買い続ける積立投資は有効な方法でしょう。また、退職金を投資するような場合でも、ピンポイントで相場の底で買おうとするので はなく、テクニカル指標などで割安と思われるときに何回かに分けて買いつけるなどの工夫が必要です。どちらにしても、相場の天井と底を当てようという努力 はあまり有益ではないと知るべきです。

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2011年7月度I-OWAマンスリー・セミナー開催

2011年7月19日 14:50

2011年7月度のI-OWAマンスリー・セミナーが17日に開催されました。

私は先月から4回シリーズで「人生を通じての資産運用」というテーマでの話をしています。今回は2回目で「資産運用の前提の決め方」という講演をしました。個人的前提と資本市場の前提の考え方ですが、結局、一方に「人生の夢」があり、他方に「資本市場で得られるリターンの現実」があるなかで、その両者をどう折り合いをつけてゆくかと言う点が、まさに資産運用の出発点です。

そして、その前提を明文化していくことで自分の生き方を再検討し、軌道から外れないようにすることができるのだと思います。また、経済やマーケットの前提をこれも文章にしておき、現実に起こることと検証していくことで生きた経済や市場の勉強ができるというものです。

ゲストはオフィス・セントポーリアの馬渕治好さん。「世界と日本の経済とマーケットを俯瞰する」というタイトルで、過去から現在に至るまで続く「逆バブルの亡霊」についてお話いただきました。「リーマンショックとは何だったのか」、「ギリシャ債務危機とは何か」、「QE2が世界の市場を支配しているのか」、「川下デフレは続くのか」、「リスク回避のための円高とは」という五つのポイントにつき、たくさんのチャートを交え教えていただきました。

フリーディスカッションではさらに踏み込んで為替、株式などの見通しも話合いました。みんな、興味のあるテーマでお茶会まで大いに盛り上がりました。

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このセミナーは有料動画でご覧いただけます。詳細は当社までお問合せください。

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華麗なるカレー探訪~ナイル

2011年7月15日 08:46

銀座のナイルに行きました。

大変、歴史と伝統のあるお店ですので、上記のリンクからホームページをご覧ください。創業者A.M.ナイルさんの人生がインドの歴史と共に語られています。

私と妻、共に大好きな店で歌舞伎の昼の部を見た後、少し早目の夕食をここでします。
4時半ごろに行ってもいつもお客が入っているのがすごいです。

私はいつも通り、このお店のシグネチャー・ディッシュ、ムルギランチ(インド風鶏ランチ、1500円)をいただきました。

名物店主の二代目ナイルさんはちょっと怖い感じもありますが、出てきたチキンを手際よくほぐしてくれます。

そして、「しっかり交ぜて食べてください」とのアドバイス。本当に美味しいです。

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最初の状態

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チキンをほぐしたところ

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しっかりかき混ぜて「いただきま~す」

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妻は野菜カレーライス(1200円)でした。これもおいしかったです。

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資産運用「気づきのタネ」(46)あれはブラック・スワンだったのか?

2011年7月13日 09:27

 あれはブラック・スワンだったのか?


「リーマン・ショック」と言われる世界的な株式暴落が起こったのは2008年9月でした。あのとき、「100年に一度」の暴落とか、「ブラック・スワン」だとか言われました。

ブラック・スワンというのはナシーム・タレブという人が2007年に書いた本のタイトルで、「みんながありえないと思っている非常に大きなインパクトのある事象が起こる」という意味です。ちょうど、スワン(白鳥)は白いに決まっているという常識に反して、現実には黒いスワン(「黒い白鳥」というのも変な言葉ですが・・・)が存在するということから名付けられたタイトルです。

リーマン・ショックのような大暴落は過去の統計で見ても100年か、それ以上に一回、起こるか起こらないという常識に反して、実際にそれが起こるときには起こったのです。それで、「ブラック・スワンだ」と騒がれました。

しかし、良く考えると、あの時からわずか3年ほどでそれなりにマーケットは回復しています。今後も波乱を繰り返しつつも長い時間の経過とともに回復し、上昇していくでしょう。それは、株式というものに本源的な価値があり、十分に分散されたポートフォリオの価値は長期的には増加していくからです。

ですから、毎月の給料から積立投資をしている「資産形成世代」にはあのショックは買いのチャンスではあってもそれほどのショックではなかったはずです。

しかし、高齢の「資産活用世代」の方にはそのダメージは甚大です。取り戻すだけの十分な時間が残されていないからです。

結局、私は万人に共通する「ブラック・スワン」現象というのは存在しないのだろうと思います。若い人には、リーマン・ショックだって資産運用の長旅の途中のひとつの想い出です。彼らには、スワンはやはり白なのです。しかし、高齢の方にはあれは間違いなく深刻なブラック・スワンだったのです。

いま、また、欧州各国の債務問題などでマーケットは波乱のなかにありますが、何でもかんでもブラック・スワンと決めつけるのではなく、自分の立ち位置に基づいた冷静な判断が必要です。

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ラーメン二郎上野毛店へ

2011年7月11日 08:26

  ラーメン二郎については改めて説明の必要もないでしょう。

私はジロリアンと呼ばれるほどではないけど、三田本店はじめ数か所に行ったことがあります。

今回は、所用で出かけたついでに上野毛店へ。11時開店なので10時45分にいきましたが、すでに行列でした。

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私は小ぶた入りを注文。

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あいかわらずおいしゅうございました。そして、食後、「あ~ぁ、また食べすぎちゃった・・・・」という後悔の念と、「ま、毎日食べるわけではないし・・・」という自らのなぐさめと。

二郎がだすのはラーメンではない。二郎という食べ物だ

慶大生は二郎で育つ

など、色々な伝説も生んでいる、ウルトラB級グルメの王者でしょう。

ウィキペディアによるとエースコックが「ラーメン太郎」というインスタント・ラーメンを発売したので、それにちなんで「ラーメン次郎」と命名したとか。その後、三田に移転した時にペンキ屋が間違えてカンバンに「ラーメン二郎」と書いてしまったことから次郎ではなく二郎になったとか。何となく、ちからが抜けていていい話ですね。

もともと私の地元の都立大学にあったとのことですが、創業が1968年なので、私が都立大学付属高校を卒業してアメリカに渡ったときだったことになります。三田に移動したのは、70年代の初めとかで、多分、私が慶応大を卒業した直後だと思います。ニアミスを続けてきた感じですが、その分、いま、楽しませてもらっています。

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岡本和久のI-OWA日記

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