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資産運用「気づきのタネ」(27) リターン追求とリスク削減

2011年1月23日 13:41

リターン追求とリスク削減は分けて考える


投資をするのであればできるだけ高いリターンをあげたい。しかし、同時にできるだけリスクも小さくしたい。これは誰でも望むことです。そして、リスクをコントロールするためには、投資対象を分散しなければならない。これも多くの方がご存じです。

それで、一銘柄に全額を投資するのではなく、できるだけ多くの銘柄に投資をする。

とはいえ、当然、資金の限界があり、まあ、数銘柄買うのがやっとという方も多いと思います。

高いリターンを期待する銘柄をたくさん買ってリスクを削減しようとするのは効率が良いとは言えません。高いリターンを期待するのですから、それらの銘柄はリスクも高いと考えるべきです。

確かにそのような銘柄を数銘柄でも持てば、一銘柄で勝負するよりはリスクは削減されるでしょう。でも、何十銘柄も保有できるのであれば話は別ですが、数銘柄では限界があります。そこで良い方法をお教えします。

例えば、ハイリターンが期待できそうな二銘柄があるとします。そのうち実際に買うのは、より良いと思う一銘柄だけにしておきます。あるいは半額ずつ二銘柄を買うのでも結構です。そして、予定しているおカネの半分でインデックス投信を買います。

インデックス投信は市場と同じような動きをするように設計されていますから、この投信を持つのは市場全体に投資したと同じ効果があります。分散投資を究極まで追求したポートフォリオです。こうしておけば、リターン追求銘柄でリスクを削減する必要はグンと減ります。

要するにリターン追求の「攻め」とリスク削減の「守り」を分けて考えるのです。サッカーなどでもそうですが、攻めと守りは役割が違いますし、得意とする分野も違います。同じことが投資でも言えるのです。

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貯蓄と投資の違いをご存知でしょうか?

2011年1月20日 10:48

ひと口に言えば、
貯蓄は、おカネを使わないでとっておくこと
投資は、おカネを増やすこと
です。

ですから一番、純粋な貯蓄というのは、貯金箱におカネを入れて貯めることです。あるいは、机の引き出しにおカネを入れておくというのも同じです。

投 資は、当面、必要のないおカネを、いま、必要とする人に用立ててあげる。その人はそのおカネを活用して何らかの収益や喜びを得る。それに対するお礼とし て、おカネを使わせてくれた人に「ありがとう」という気持ちを込めて投資のリターンをお返しする。これによっておカネが増えるのです。

みんなが貯蓄だけをすると経済のなかを流れているおカネが滞留してしまうことになります。投資の場合はそれが何らかの形で活用されるのです。だから、みんなが、ただ、おカネを貯めるだけになってしまったら、経済はまわらなくなってしまいます。

貯 蓄は銀行におカネお預けること、投資は株式や債券、投資信託など価格変動リスクの高いものを買うことだと思っている人もいますが、それは必ずしも正しくは ありません。銀行預金だって預金のおカネは銀行がまとめて貸付先に貸しているわけです。だからこそ、少額であっても金利がついてくるのです。

い ま、多くの人が収入のほとんどを銀行に預けています。それは、意味のないことではないのですが、銀行は当然、貸付先から受け取る金利の一部を自分のものと して受け取り、残りを預金者に支払います。その代わり貸付先がつぶれても銀行が健全なら資産は安心です。言いかえればその分、収益が低いのです。しかし、 その低い収益では、将来を支えることはなかなか難しい状態なのです。預金のごく一部でも、十分に分散された株式や債券などにしておくと、長期では大きな違 いが生じるものです。

将来の自分はいまの自分が支えなければならない時代です。いまと将来の間には長い時間が横たわっています。ですか ら、その時間を利用して、毎月の収入の一部を投資してゆく。つまり、おカネも働かせて増やしてゆく。それによって将来の自分を支えることにもなるし、ま た、経済におカネを流して世の中を活性化してゆくのに役立つことにもなるのです。銀行預金のうちの少しだけでも、もう少しリスクの高い、そして、リターン も高い投資をしても良いのではないかと思います。

岡本和久のブログ:資産運用『気付きのタネ』より

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新著の解説をYou Tubeにアップしました

2011年1月20日 08:00

私の新著、「賢い芸人が焼肉屋を始める理由*投資嫌いのための『和風』資産形成入門」(講談社+α新書、838円+税)の動画解説をYou Tubeにアップしました。

新著の解説(14分)(You Tube)

目次

はじめに

第一章 いまこそお金との向き合い方を考えよう

第二章 投資嫌いな日本人のための「和風」資産運用のススメ

第三章 お金を育てる「和風」資産運用の考え方

第四章 「和風」資産運用は”幕の内弁当”を作るように

終章 「将来の自分」は「いまの自分」が支える

ここでお申込いただけます。
アマゾン
トレーダーズショップ

 

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「賢い芸人が焼肉屋を始める理由*投資嫌いのための『和風』資産形成入門」発刊によせて

2011年1月18日 16:59

1月20日に私の新著、「賢い芸人が焼肉屋を始める理由*投資嫌いのための『和風』資産形成入門」という本(講談社+α新書、838円+税)が発刊になります。

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 「賢い芸人が焼肉屋を始める理由」を考えてみましょう。言うまでもなく、彼等の生活は不安定です。ですから、彼らは、人気のあるうちに、焼肉屋のような副業を持つことで将来の生活基盤を確保しているのです。サラリーマンの収入は芸人よりもずっと安定しています。でも、以前とは比較にならないほど社会・経済構造は不安定だし、定年は誰にも必ずきます。そして、年金だけでは生活が困難なことも明らかです。ですから、あなたも賢いサラリーマンになって、将来のための生活基盤を若いうちから形成しなければならないのです。それが資産形成です。

賢い芸人が焼肉屋を始めるときには、「この焼肉屋のビジネスはいくらで売れるか」などとは考えないはずです。資産形成は、投資した証券がいくらで売れるかなどということは考える必要ありません。将来の生活を支えてくれる金の卵を産むニワトリを育てているのです。それを売ってしまっては将来、困ることになります。

日本人が一般に投資嫌いである理由のひとつに、投資理論や手法が欧米から輸入されたまま使われているということがありそうです。もともと、日本人は外国の良いものを取り入れて和風化することが得意です。漢字、アンパン、明太子スパゲッティ・・・。歌謡曲もそうですね。西洋の音楽理論にのっとりながらどう聞いても和風の音楽を作り出しています。

私は西洋の合理的な投資理論をベースにしながらも、それを和風の味付けにしたら、資産形成ももっと多くの人にしてもらえるのではないかと考えています。少し、例をあげましょう。「和風」資産運用の心は「和」の心です。「おかげさま」、「知足」、「永代」、「もったいない」など、日本には資産運用に役立つ概念がたくさんあります。また、農耕民族性は、タネをまいて「育てる」ことの大切さがよくわかっています。これは長期投資にそのままつながる心です。

でも、資産運用をする上で乗り越えたい「和風」の性格もあります。島国に長く住んでいるので「うち・そと」の区別を厳格につける。それが、自国中心の投資の傾向を生みます。また、四季のめぐりがあるので、がまんしていれば良くなるという「根拠なき楽観」を持ってしまいがちです。

なぜ、日本人は毎月分配型の投信が好きなのでしょうか。理由は「農耕民族性」にあるのではないかと思います。一毛作は年一回、二毛作は年二回、六毛作は隔月の分配金と考えられます。そうすると、十二毛作は毎月分配。複利で殖やすより、毎回、リターンを受け取り、その一部を使い、残りを再生産に回すのが心地よいのです。これは再投資によって複利で資産全体を増やしていくという資産形成にはマイナスです。克服すべき点をよく認識して、強みを最大限、活かすことが大切なのです。

それでは、どのような考え方で、資産形成をするべきか、株式と債券の比率、株式と債券の中身、参考銘柄なども本書で紹介しています。とにかく、若い方が抵抗なく資産形成に踏み出せることを願ってこの本を書きました。少しでも多くの方に読んでいただき、「投資嫌い」を克服して、「和」の心で資産形成を楽しみ、そして、しあわせ持ちへの道を歩いてもらいたいと思っています。

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2011年最初のI-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

2011年1月17日 20:47

1月16日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。

今回のゲストはジョンソン・エンド・ジョンソンなど外資系企業の社長を長く務められた、「伝説の外資トップ」、新将命さんでした。テーマは「グローバル・リーダーの条件」。相変わらずの「あたらし節」でユーモアたっぷりのなか、鋭い、厳しい指摘をされていました。日本人の内向き指向が目立つときだけに新さんの指摘は非常に的を得たものでした。フリーディスカッションでは、質問もたくさんでました。

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私は年末・年始で明治以降の証券史を勉強したのですが、非常に面白く、どんどん深みにはまった感じです。当初、1月に戦前、戦後の両方をやろうと思っていたのですが、あまりに内容が面白いので、1月は戦前編、2月は戦後編と二回に分けてすることにしました。

幕末、大政奉還、明治維新はテレビでもしょっちゅうやっていますが、その後の近代的な国家を創りあげていく苦労は並大抵のものではありませんでした。そして、証券市場もそのなかでとても重要な役割を果たしていたのです。

つくづく思うのは「政権交代はまだ、簡単だけど、新体制を作るのは本当に大変だ」ということです。

とても、興味深かったのは、満鉄株式の公開のときのエピソードが、1986年のNTT株の売り出しとそっくりだったことです。

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この講演の内容は当社HPで動画でご覧になれます(合計3時間40分の全講義が5250円)。興味のある方は当社まで。

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30代中ごろ、退職後のための資産形成を始めるために

2011年1月14日 20:55

<質問> 私も30代の中ごろになってきたので、そろそろ、将来のために投資を始めたいと思っていますが、今年の株式市場はどうなりそうですか?忙しいのであまり勉強する時間もありません。それから、最低限、これだけは知っておくべきだということがあれば教えてもらえますか

答をマネックスラウンジに書かせていただきました。

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資産運用「気づきのタネ」(26) 貯蓄と投資

2011年1月12日 21:18

貯蓄と投資はどう違うか


貯蓄と投資の違いをご存知でしょうか?

 

ひと口に言えば、
貯蓄は、おカネを使わないでとっておくこと
投資は、おカネを増やすこと
です。

ですから一番、純粋な貯蓄というのは、貯金箱におカネを入れて貯めることです。あるいは、机の引き出しにおカネを入れておくというのも同じです。

投資は、当面、必要のないおカネを、いま、必要とする人に用立ててあげる。その人はそのおカネを活用して何らかの収益や喜びを得る。それに対するお礼として、おカネを使わせてくれた人に「ありがとう」という気持ちを込めて投資のリターンをお返しする。これによっておカネが増えるのです。

みんなが貯蓄だけをすると経済のなかを流れているおカネが滞留してしまうことになります。投資の場合はそれが何らかの形で活用されるのです。だから、みんなが、ただ、おカネを貯めるだけになってしまったら、経済はまわらなくなってしまいます。

貯蓄は銀行におカネお預けること、投資は株式や債券、投資信託など価格変動リスクの高いものを買うことだと思っている人もいますが、それは必ずしも正しくはありません。銀行預金だって預金のおカネは銀行がまとめて貸付先に貸しているわけです。だからこそ、少額であっても金利がついてくるのです。

いま、多くの人が収入のほとんどを銀行に預けています。それは、意味のないことではないのですが、銀行は当然、貸付先から受け取る金利の一部を自分のものとして受け取り、残りを預金者に支払います。その代わり貸付先がつぶれても銀行が健全なら資産は安心です。言いかえればその分、収益が低いのです。しかし、その低い収益では、将来を支えることはなかなか難しい状態なのです。預金のごく一部でも、十分に分散された株式や債券などにしておくと、長期では大きな違いが生じるものです。

将来の自分はいまの自分が支えなければならない時代です。いまと将来の間には長い時間が横たわっています。ですから、その時間を利用して、毎月の収入の一部を投資してゆく。つまり、おカネも働かせて増やしてゆく。それによって将来の自分を支えることにもなるし、また、経済におカネを流して世の中を活性化してゆくのに役立つことにもなるのです。銀行預金のうちの少しだけでも、もう少しリスクの高い、そして、リターンも高い投資をしても良いのではないかと思います。

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新年のごあいさつ

2011年1月 5日 11:51

みなさま

明けましておめでとうございます。みなさまの益々のご健康とご活躍を祈っています。今年も我が家からきれいな富士山が見えました。富士山を見てると「うん、だいじょうぶだ」という気分になってきますね。

今 年、私は、個人も企業も、もっと、もっと、「自立」という意識を高めてくるのではないかという期待をもっています。自立と言っても誰も、たった一人では生 きてはいけません。ご縁のネットワークのなかでみんな助け合いながら生きているのです。だから、人に助けてもらう分、あるいはそれ以上、他の人を助けてあ げなければいけないのです。人に助けてもらう分、きちんと人を助けてあげられる、それが本当の自立です。

どうも、最近、多くの人が「人任 せ」の態度になっている気がします。「景気が悪いから政府が何とかしてくれ」、「職がないから、なんとかしてくれ」。ちょっと、言葉はきついですが、私が 困っているのだから、誰かが何かをしてくれるべきだ。できないのは誰も何もしてくれないからだ、という声が多いように感じるのです。自分で何もしないで誰 かがなんとかしてくれるのを待っている、「くれない族」が増殖しているんですね。

国内の経済主体は、公的部門と企業部門と家計部門しかあ りません。政府が悪いとか、官僚がけしからんとか、国会議員は何をしているのかというような批判はいくらでもできます。でも、いま、公的な部門がどうにも 動けなくなってしまったのは、長くは戦後、短くはこの20年、企業も個人も、政府に頼り過ぎていた結果なのではないかと思います。

要する に、政府という馬はもう、やせ細ってしまって、これ以上、働けない状態に近いのかも知れません。だから、政権をどの政党が取ろうと、首相に誰がなろうとだ めでしょう。馬がもう、骨と皮だけになってしまっていうのですから。これも、公的部門という馬を酷使してきた結果なのです。

これが現実な ら、企業も、個人も自分で生きていくより仕方ありません。企業は不況を嘆くのではなく、アニマル・スピリッツを発揮してチャレンジすればいいのです。海外 への工場移転もいいでしょう。優秀な外国人を採用するのもいいでしょう。とにかく生き延び、成長することです。そういう企業が増えれば景気は良くなりま す。景気を良くするのは政府ではなく企業です。

個人も就職先がないと嘆いていても仕方ありません。いまや就職市場も海外の優秀な人材との 競争の時代です。自分が競争に打ち勝てる人間になればいいのです。中国語でも、ベトナム語でも、覚えて、海外でも就職先を探すべきでしょう。外国語は 2~3年も必死に学べばなんとか使えるようになるものです。老後が心配だと嘆いても、これから年金が増えていくとは考えにくいのです。だったら、自分でそ の準備をするより仕方ないでしょう。

公的部門が大切なのはいうまでもありません。だからこそ、公的部門という馬の荷物をできるだけ減らしてあげ、我々にとって本当に必要な外交、防衛、最低限の生活保障などに限って役割を果たしてもらえるように我々がモニタリングしていけばいいのです。

自分では何もしないで文句ばっかり言っていてもしょうがない。やってもいないのに「できない」はないだろう。いまは、行動を取るときなのです。

今年は何か、そんな大きな胎動を感じます。きっと新しい夜明けが始まりつつあるのではないでしょうか?

岡本和久のブログ:I-OWA日記より。

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資産運用「気づきのタネ」(25) 「しあわせ持ち」の方程式

2011年1月 3日 11:41

「しあわせ持ち」の方程式


人生の目的は「お金持ち」になることではなく、「しあわせ持ち」になることです。

「富」には内側の富と外側の富があります。

内側の富というのは、心のなかのしあわせ感、満足感です。人生はこの内側の富を最大化するためにあります。外側の富とはモノやおカネです。基本的には外側の富はほとんどおカネに換算することができます。もちろん、内側の富と外側の富はイコールではありません。

内側の富とおカネに換算した外側の富を結び付けるのが「価値観」です。言い換えると、1円がもたらす幸福感です。1円当たりの幸福感が高まるほど、外側の富が同じでも内側の富は増えていきます。逆に、いくら外側の富が増えても、1円当たりの幸福感が下がっていくと、内側の富はちっとも増えません。

1円当たりの幸福感というのは「品格」ということだろうと私は考えています。同じ1万円でも、霜降りのステーキを食べるのと、発展途上国の子供のフォスターペアレントになるのとどちらが本当の意味でしあわせをもたらすでしょうか?何が自分に本当の幸福感をもたらすかを考えるためには、自分自身の心の内側を眺めてみることが必要です。その意味で瞑想などは非常に有効な方法だと思います。

内側の富は「インサイド・ウェルス」ですから「I」、外側の富は「アウトサイド・ウェルス」ですから「O」、1円当たりの幸福感は価値観ですから、バリューの「V]とすると、以下のような方程式がなりたちます。

         I = O × V

当社、I-Oウェルス・アドバイザーズの「I-O」はこの方程式からとったものです。当社のキャッチ・フレーズ「目指そう品格ある資産家」というのは、外側の富を増やすと同時に、品格を磨いていくことが、人生において非常に大切であることを意味しています。品格を高める、そして、品格のある資産運用を行い、その成果を品格を持って使っていくことが本当のしあわせ持ちになる道なのです。

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新年のごあいさつ代わりにひと言

2011年1月 1日 15:22

みなさま

明けましておめでとうございます。
みなさまの益々のご健康とご活躍を祈っています。

20110101Fuji.JPG

今年も我が家からきれいな富士山が見えました。富士山を見てると「うん、だいじょうぶだ」という気分になってきますね。

今年、私は、個人も企業も、もっと、もっと、「自立」という意識を高めてくるのではないかという期待をもっています。

自立と言っても誰も、たった一人では生きてはいけません。ご縁のネットワークのなかでみんな助け合いながら生きているのです。だから、人に助けてもらう分、あるいはそれ以上、他の人を助けてあげなければいけないのです。人に助けてもらう分、きちんと人を助けてあげられる、それが本当の自立です。

どうも、最近、多くの人が「人任せ」の態度になっている気がします。「景気が悪いから政府が何とかしてくれ」、「職がないから、なんとかしてくれ」。ちょっと、言葉はきついですが、私が困っているのだから、誰かが何かをしてくれるべきだ。できないのは誰も何もしてくれないからだ、という声が多いように感じるのです。自分で何もしないで誰かがなんとかいsてくれるのを待っている、「くれない族」が増殖しているんですね。

国内の経済主体は、公的部門と企業部門と家計部門しかありません。政府が悪いとか、官僚がけしからんとか、国会議員は何をしているのかというような批判はいくらでもできます。でも、いま、公的な部門がどうにも動けなくなってしまったのは、長くは戦後、短くはこの20年、企業も個人も、政府に頼り過ぎていた結果なのではないかと思います。

要するに、政府という馬はもう、やせ細ってしまって、これ以上、働けない状態に近いのかも知れません。だから、政権をどの政党が取ろうと、首相に誰がなろうとだめでしょう。馬がもう、骨と皮だけになってしまっていうのですから。これも、公的部門という馬を酷使してきた結果なのです。

これが現実なら、企業も、個人も自分で生きていくより仕方ありません。企業は不況を嘆くのではなく、アニマル・スピリッツを発揮してチャレンジすればいいのです。海外への工場移転もいいでしょう。優秀な外国人を採用するのもいいでしょう。とにかく生き延び、成長することです。そういう企業が増えれば景気は良くなります。景気を良くするのは政府ではなく企業です。

個人も就職先がないと嘆いていても仕方ありません。いまや就職市場も海外の優秀な人材との競争の時代です。自分が競争に打ち勝てる人間になればいいのです。中国語でも、ベトナム語でも、覚えて、海外でも就職先を探すべきでしょう。外国語は2~3年も必死に学べまなべば、なんとか使えるようになるものです。老後が心配だと嘆いても、これから年金が増えていくとは考えにくいのです。だったら、自分でその準備をするより仕方ないでしょう。

公的部門が大切なのはいうまでもありません。だからこそ、公的部門という馬の荷物をできるだけ減らしてあげ、我々にとって本当に必要な外交、防衛、最低限の生活保障などに限って役割を果たしてもらえるように我々がモニタリングしていけばいいのです。

自分では何もしないで文句ばっかり言っていてもしょうがない。やってもいないのに「できない」はないだろう。いまは、行動を取るときなのです。

今年は何か、そんな大きな胎動を感じます。きっと新しい夜明けが始まりつつあるのではないでしょうか?

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