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なぜ、「投資」が復興のために大切か(東洋経済オンラインに寄稿)

2011年3月26日 14:09

 「なぜ、『投資』が復興のために大切か」について東洋経済オンラインに寄稿させていただきました。

人が苦しんでいるときに「金儲け」の話などとんでもないと思う方も多いと思います。

でも、健全な資本市場が維持されることは、復興のために必要な長期安定資金調達の場としてとても大切なのです。

東洋経済オンライン20110325

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資産運用「気づきのタネ」(32) なぜ、投資が復興の役に立つのか

2011年3月21日 09:39

 なぜ、投資が復興の役に立つのか


東北地方を中心とする大震災が起こりました。原発危機も起こりました。でも、これから力強い復興が始まるものと思います。日本人はこういう時にはものすごく大きな力を出す民族です。私はこのショックによって、日本人が本来持っている、でも、最近はちょっとかすんでいた底力が目覚めるだろうと思っています。

我々ができることはたくさんあります。寄付やボランティア活動などは言うまでもなく大切です。そして、「投資」も非常に重要です。

「え?こんな時に金儲け?」と思う方もいるでしょう。でも、そうではないのです。

証券市場の本来の役割は長期安定資金の供給です。その発行市場を支えているのが流通市場です。流通市場が健全であってこそ、企業が長期的な資金を株式や債券を発行することで調達できるのです。

危機があれば短期の投資家はマーケットから逃げ出します。そのときに長期の投資家まで手控えていたら株式市場は下落します。そうすると復興に向けての長期資金の調達が困難になったり、企業の実力よりもずっと高いコストで資金を調達しなければなりません。

これから復興に向けて膨大な資金が必要となります。公的部門は復興国債とか、復興税で必要資金を獲得できるかも知れません。しかし、民間企業は自分で資金を調達しなければなりません。成長時代と異なり、短期の預金を資金源とする銀行には、長期資金を貸し付けるリスクが取りにくくなっています。

長期資本調達の場としての証券市場の重要性が高まっているのです。それを支えるのが長期投資家なのです。そして、結果として、このようなリスクを取った投資家には大きなリターンがご褒美として与えられるのです。

投資というと、「いくらで買って、いくらで売るか」、「いくら儲かったか、損したか」ということにばかり注意が行き、その結果、「こんな時に金儲け?」という反応になるのでしょうが、いまこそ、証券市場の本来の存在意義を思い出すときです。

 

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存在意義が高まる資本市場を「利他」の気持ちで支えよう

2011年3月20日 10:53

政府には引き続きがんばってもらうとして、いまこそ企業や個人という民間部門がたちあがるときです。我々が心の奥底に持っている止むにやまれない「利他」の気持ちを発揮するときなのではないかと思います。

個人の立場で言えば、まず、寄付があります。インベストライフでもお世話になっている高橋陽子さんが理事長をつとめる日本フィランソロピー協会が以下のような基金を創設されました。私も先日、寄付をさせていただきました。詳細は以下のサイトをご覧ください。

フィランソロピーバンク「東北地方太平洋沖地震支援基金」創設

今 回の災害で経済も停滞する可能性があります。また、復興が始まった時には膨大な資金需要が発生します。貯蓄は自分の支出のためにおカネを貯めておくことで す。投資はおカネを必要とする人のために用立ててあげることです。本来、投資とは「利他」の心に根ざしたものです。日本人は貯蓄が好きだとよく言われま す。しかし、いまは、企業活動におカネを投じて経済活動が落ち込まないようにすることが大切です。

短期の資金が恐怖に慄いて市場からでて いく。それを本格的な長期投資家がしっかりと受け止める。長期的な視点でこの国難からの経済回復を支え、そして、それに参加してゆく。その発想が必要で す。公的部門は復興国債や復興税などの手段があるかも知れませんが、民間企業はそうは行きません。長期安定資金の供給の場として、長期投資家がしっかりと 支える資本市場が絶対に必要なのです。

「いまは買い時」とか、「まだ下がりそう」などという低次元の話ではありません。自分のおカネを働 かせることが世の中のためになります。その結果としてリターンが生れてくるのです。株価の動きに惑わされず、本当に企業活動を支援するつもりで投資をする べきときです。個別銘柄がわからなければ市場全体に投資するインデックス投信で良いと思います。

2001年9月11日、アメリカで同時多 発テロが起こったとき、ウォレン・バフェットは株式を大量に買ったといいます。先の金融危機のときもそうでした。我々にはバフェットさんほどの資産はあり ませんが、日本の個人金融資産は膨大です。みんなが少しずつでも、この国難に当たってリスクを取れば大きな力となることは間違いありません。

この記事は岡本和久のブログを加筆修正したものです。

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止むにやまれぬ「他利」の気持ちを寄付と投資へ

2011年3月17日 08:47

今回の大震災で尊い命を落とされた方々の御霊が一日も早く安らかになられることを祈ります。
大切な方を喪われた方々がこの悲しみから早く立ち直れるように祈っています。
そして、災害に逢われ苦しんでいる方々が一刻も早く正常な生活に戻られるよう祈っています。
多くの人々の祈りが力となり、この困難な状態を我々が克服できるよう願っています。

政府はそれなりに良くやっていると思います。もちろん、完全とは思いませんし、また、問題もたくさんありますが、限られたリソースのなかでがんばっている姿が見られます。でも、公的部門にできることは限界があります。長く国民が公的部門に依存してきた結果、公的債務の問題を持ち出すまでもなく、公的部門の力は、著しく弱っています。

政府には引き続きがんばってもらうとして、いまこそ企業や個人という民間部門がたちあがるときでしょう。我々が心の奥底に持っている止むにやまれない「他利」の気持ちを発揮するときなのではないかと思います。

個人の立場で言えば、まず、寄付があります。インベストライフでもお世話になっている高橋陽子さんが理事長をつとめる日本フィランソロピー協会が以下のような基金を創設されました。私も昨日、寄付をさせていただきました。

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フィランソロピーバンク「東北地方太平洋沖地震支援基金」創設
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当協会のフィランソロピーバンクを通して、被災地・被災者の方々のご支援する「東北地方太平洋沖地震支援基金」を設置しました。皆様のご協力をお願い申し上げます。

 【個人の皆様】
今回の震災に際して、現在、様々な募金活動が始まっています。当協会といたしましても独自に募金を受け付けることといたしました。現地のNPOと情報共有をする中で、現場のニーズに合った支援が届けられるよう、募金を活用させていただく所存です。

※当協会のフィランソロピーバンクをご利用いただくと税金が優遇されます。

お問合せ、お申込み

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今回の災害で経済も停滞する可能性があります。貯蓄は自分の支出のためにおカネを貯めておくことです。投資はおカネを必要とする人のために用立ててあげることです。本来、投資とは「他利」の心に根ざしたものです。日本人は貯蓄が好きだとよく言われます。しかし、いまは、企業活動におカネを投じて経済活動が落ち込まないようにすることが大切です。

短期の資金が恐怖に慄いて市場からでていく。その結果、株価が下がる。それを本格的な長期投資家がしっかりと受け止める。長期的な視点でこの国難からの経済回復を支え、そして、それに参加してゆく。その発想が必要です。

「いまは買い時」とか、「まだ下がりそう」などという低次元の話ではありません。自分のおカネを働かせることが世の中のためになります。その結果としてリターンが生れてくるのです。株価の動きに惑わされず、本当に企業活動を支援するつもりで投資をするべきときです。個別銘柄がわからなければ市場全体に投資するインデックス投信で良いと思います。

2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起こったとき、ウォレン・バフェットは株式を大量に買ったといいます。先の金融危機のときもそうでした。我々にはバフェットさんほどの資産はありませんが、日本の個人金融資産は膨大です。みんなが少しずつでも、この国難に当たってリスクを取れば大きな力となると思います。

最後にちょっとだけ苦言を。記者会見のとき、記者の質問の仕方があまりに無礼です。真相を究明したいという気持ちは分かりますが、だから質問が無礼であって良いという理由にはなりません。彼らの質問態度はテレビでみんなが見ています。眉をひそめているひとも多いでしょう。こんな時だからこそ、礼節を持った質問の仕方が必要です。

この災害にあって、海外でも日本人の節度ある態度は賞賛されていると聞きます。まだまだ、苦しい状態は続くと思います。いつも礼節をもった行動を心掛けたいものです。

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持続か、損切りか、それが問題だ・・・・

2011年3月11日 17:14

<質問>日経平均が回復してきていますが、それでもまだ損をしている国内株式型のインデックス投資信託。数年前に購入してずっとそのままになっています。損切りして他のものにしたほうがよいでしょうか?

マネックスラウンジに答を書かせていただきました⇒ ここをクリック

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アメリカでB級グルメを堪能

2011年3月10日 19:28

今回はリッチモンド(バージニア州)、アトランタ(ジョージア州、飛行機乗り換え)、サンフランシスコ(カリフォルニア州)でB級グルメを楽しんできました。

リッチモンドではジェファソンホテルで夕食として食べたハンバーガー。

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さすが、アメリカ。どうですか、この分厚さ!うれしいなあ・・・
ミディアム・レアでした。

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トランジットで寄ったアトランタの空港ではバッファロー・チキン・ラップ。
チキンにスパイシーなバッファロー・ソース(これはどんなものか不明)をかけ、レタスやトマトと一緒にトルティーリャで包んだもの。

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中を開けてみると・・・

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サンフランシスコではお気に入りのMaharaniというインド料理レストランでサーグパニール・カレー。

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随分、久しぶりにPizza Infernoという店へ。

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クラストはそれほど厚くないけれどしっかりと手で持てる。
こういうピザが好き。

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最近、サンフランシスコにできた味千ラーメンへ。熊本のラーメン屋さんだが、中国を中心にグローバル展開。
熊本風プラス中国風でさらにグローバル展開という、これは新しいビジネスモデルかも。

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味もどちらかというとグローバル・ラーメンでした。

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と、言うことでB級グルメ・レポートでした。

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リッチモンドで開催されたウェルス・マネジメント会議に出席

2011年3月10日 17:21

CFA協会が毎年開催しているウェルス・マネジメント会議が今年は3月8、9日とアメリカ・バージニア州リッチモンド市で開催されました。

私は2005年から7年連続の出席、しかし、毎回、その質の高さには感動すらします。海外と日本の資産運用の質的格差を縮小するのが私の人生のミッションですから、いつか、このようなレベルのセミナーを日本でやってみたいものだと思わずにはいられません。

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目立った傾向としては今年はやはり迫りくるインフレにどう対応するかというテーマが多かったですね。

Alliance BernsteinのVince Childersによる、なぜ、いま、インフレが大きな問題になりつつあるのか、そしてそれに対抗するポートフォリオとは?という話は非常に参考になりました。

また、先進国で起こっている財政問題の本質は人口構成の変化と福祉にコミットした社会構造にあるという視点で主としてヨーロッパで起こっている事象を解説したCato InstituteのWilliam Pooleの話も新鮮でした。

行動ファイナンスの社会学的アプローチ(Christopher Malloy, Harvard Business School)は私の「和風資産運用」と通じるところもあり面白かったです。

それから、著名なZvi Bodie(Boston University)の「長期株式投資のリスク」という講演は、Siegelの議論を真っ向から否定する過激なもので、夕方のレセプションのときも、みんな、「どう思う?」と聞きあっていました。しかし、アメリカの学者は過激ですね。いつも、戦う姿勢を持っている。Bodieの議論は確かに一面では正しいが、少し単純化しすぎた議論だなという感じでした。

その他、たくさんの「ネタ」を仕入れることができました。今後、セミナーなどで紹介していきたいと思います。

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応援する会社を買うのもよいが、生活を支えてくれる企業を買うのもよい

2011年3月 5日 15:25

● 「応援したい会社が苦しんでいるときに、株式を買うのが良い」というのはよく言われることです。これは、真理です。応援したい会社であれば長期に持つこともできます。しかも、あなたが「応援したい」と思うほど、世の中のために役立っている会社なのです。そして、その会社が苦しんでいるとき、普通、株価も安くなっているものです。ですから、本当に好きな会社の株式が割安のときに買えるという意味でこれは非常にポイントを得たアドバイスだと思います。

●  同時に私は、我々の生活を支えてくれている企業に対して「ありがとう」。「おかげさま」という感謝の気持ちを込めて株主になるのも大切ではないかと思っています。我々の生活は世界中の、あらゆる産業によって支えられています。これらをすべてまとめて買う。これを実行するのはとても簡単です。日本と海外のインデックス投信を買えばよいのです。

● 私は前者を「応援の投資」、後者を「感謝の投資」と呼んでいます。結果として、応援の投資はアクティブ運用でリターンを狙う、感謝の投資はインデックス・コアとしてリスク削減を狙うということになります。株式の長期投資をするときに、単に「上がりそう」というだけの理由で売り買いするのではなく、応援とか、感謝というような「気持ち」を込めるということはとても大切だと思います

この記事は岡本和久のブログを加筆修正したものです。

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人生を通じての資産運用は「和風」でいこう

2011年3月 1日 21:25

『人生を通じての資産運用は「和風」でいこう』というタイトルで東洋経済オンラインに寄稿をさせていただきました。

東洋経済オンライン20110228

詳細は拙著をお読みいただければ幸いです。

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大阪でセミナー

2011年3月 1日 15:33

     2月26日、インベストライフ・サロン大阪で「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由*投資嫌いのための「和風」資産形成入門」の出版記念講演を行いました。たくさんの方にお出でいただき熱心に話しを聞いていただき本当にうれしかったです。約90分講演をし、その後、休憩をはさみ質疑応答。

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今回はアメリカのピギーバンクを持参し、アメリカの投資教育の歌、「子どもだっておカネが稼げる」をお聞かせしたりしました。

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うれしかったのはインベストライフで長い間、会員になっていただいているAEさんが「インベストライフ」の藍染タペストリーを作ってきてくださったこと。とても、とても、うれしかったです。

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 懇親会は食べ放題、飲み放題でみんな気合が入っていました。

いつもながらそつのないアレンジをしてくださった大谷さん、ありがとうございました。

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