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長期投資家にとって円高はプラス

2010年10月 6日 09:20

短期投資家は円高の短期的なマイナス面を見て弱気になります。

長期投資家は円高の長期的なプラス面を見て強気になります。

東洋経済オンラインに寄稿をしました。

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龍馬伝に思う

2010年10月 5日 12:44

● 私はあまり大河ドラマは見ないのですが、ずっと前に司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」を読んで感激したこともあり今年は結構、一生懸命に龍馬伝を見ています。経済同友会の全国大会が高知で開かれ、それに参加したときも龍馬の足跡を見るチャンスを得ました。また、先日は長崎に行きグラバー邸などを訪問しました。いよいよ大河ドラマも佳境に入ってきていますね。

● それにしてもいつも思うのは龍馬の発想が時代の枠を突き抜けていたということです。ほとんどの人々にとって幕府は絶対であり、これは変化しえないものでした。そして、幕府の下に藩があり、自分は藩という組織の構成要素であるという構図は動かしがたいものだったのです。その「集団催眠」からいち早くさめたのが龍馬だったのだと思います。そして、少しずつ、人々の意識の範囲が、藩から日本へ、そして世界へと広がって行き明治維新が成功しました。

● いま、日本のマーケットの低迷を嘆く投資家は藩を自分の世界として、そのなかに閉じ込められている人と同じです。日本の人口は減少し、経済は成熟していても、世界の人口は増加し、需要は拡大しています。最近、その需要を取り込むべく世界に打って出る企業が増え始めています。同じように投資家も意識を世界に広げないと大きなチャンスを見逃すことになります。

● 今や我々の生活そのものが世界中の企業の生産活動に依存しています。そして、世界中の主な企業を簡単に買えるような投資商品もたくさんあります。日本株がダメというわけではありません。でも、日本株だけでは足りないのです。

● 日本株は世界の時価総額の一割にも満たないのです。その一割以下にしがみついて、「ダメだ、ダメだ」とぼやくのは、まるで日本株のなかの不況業種を一業種だけ買って嘆いているのと同じです。いまこそ株式投資でも龍馬のような突き抜けた発想が必要なのだと思います。

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資産運用「気づきのタネ」(12)

2010年10月 3日 17:17

アセット・アロケーションを真剣に考える人ほどインデックス運用を使う


インデックス運用は、「パッシブ運用」と言われるように何か、消極的な投資であるような印象があります。しかし、実は、インデックス運用を使う人ほど、さまざまなインデックスをどのように組み合わせるかという「アセット・アロケーション」を真剣に考えている人たちなのです。

アクティブ運用のパフォーマンスは「市場パフォーマンス±アルファ」です。うまくいけばリターンは高いが、逆に行けば市場リターンよりも低くなってしまいます。当然のことながら、市場平均の動きからはかい離します。

ポートフォリオの長期的なパフォーマンスは「アセット・アロケーション」が大部分を決定します。将来に向けて自分がどのようなリターンを狙うかを決めるときは、当然、国内外の株式や債券の指数を前提にその組合せ、つまり、アセット・アロケーションを決めます。これが資産の設計図です。

その次に、投資商品を部品として設計図通りに組み立ててポートフォリオを作ります。そのとき、部品である投資商品が指数と異なる動きをしていたらどうなるでしょう。せっかく作った設計図とは異なるパフォーマンスが生れてしまう可能性が大です。

長期的パフォーマンスの決め手であるアセット・アロケーションを真剣に考えるほど、その部品である投資商品はインデックス型のものにならざるを得ないのです。

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おいしい麻婆豆腐と坦々麺との出会い

2010年10月 3日 11:09

みなとみらいでやっているドガ展に行きました。

ドガの生涯がうまくまとめられていて良かったです。やっぱり圧巻は「エトワール」。

帰りにみなとみらい駅に隣接している陳麻婆豆腐へ。

創業1862年(明治維新の前だ!)、本店は四川省成都市だそうです。

成都市本場の麻婆豆腐(1280円)と本場四川省の坦々麺(480円)をいただきました。

麻婆豆腐は一緒にでてくる香料をかけると益々、味に深みがでてきます。すごいおいしい。

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坦々麺は茶碗サイズですが、これも良かった。麺にもしっかり気配りされているのが感じられました。

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辛いもの好きの私としては答えられない二品でしたが、その他もとてもおいしくいただきました。

クーポンで人数分、ドリンク一杯というのもうれしかったですね。
また、行きたい。

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株式低迷期の仕込みのコツ

2010年10月 1日 20:22

マネックス・ラウンジに寄稿をしました。

株式投資で成功するにはリスクを削減しつつ、リターンを高めなければなりません。
いわば、守りと攻めです。

サッカーなどと同じで守りと攻めは別の銘柄が担当するべきです。つまり、守りを担当する銘柄と攻めを担当する銘柄は分けて考えるべきです。

守りは「感謝」の投資、攻めは「応援」の投資で株式ポートフォリオを作るのが効率的です。

マネックス・ラウンジ2010年10月1日

 

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資産運用「気付きのタネ」(11)

2010年9月27日 14:22

『 トーシカ・ホイホイ』にご用心


証券会社や銀行の営業マンが投信を勧めてきます。

「この投信はとても人気があります。値動きも堅調で面白そうです」と熱心に勧めます。「よし、それでは一口乗ってみようか」という訳で100万円を投資します。

それがうまく値上がりします。100万円が三ヶ月で110万円になりました。悪くない!もうけの10万円で温泉行っておいしいものを飲んだり食べたりして、ハッピー!そして10万円を使い切るとまた、元手の100万円を別の投信に投資して再挑戦となります。

しかし、うまくいかないこともある。

残念ながら100万円が70万円になってしまった。「しょうがない。これはしばらく塩漬けだな・・・」。

営業マンもしばらくはおとなしい。しかし、そこは営業マン。ほとぼりが冷めたころにはまた、「新しい投信がでます。今度こそはいけそうです」などとアプローチしてきます。「本当かよ」とは思いつつも、やっぱり成功したときの楽しい思い出が頭をよぎり、「じゃあ、やってみるか」ということになる。しかし、今度も値下がり・・・。

そしてこれが数回、続きます。そうするとさすがに人の良いお客も頭にくる。

「もう、あの証券会社とは付き合わない。今度は別の銀行でやろう」ということになります。かくしてA証券のお客はB銀行のお客になり、B銀行のお客はC証券のお客になり、C証券のお客はA証券のお客となる。

そしてまた、同じプロセスが始まるのです。こうして値下がりで苦しむ投資家がどんどん増えていきます。まるでゴキブリ・ホイホイならぬ「トーシカ・ホイホイ」です。

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この「トーシカ・ホイホイ」のワナはどこにあるのでしょうか。

まず、「人気がある」というのは「みんなが買った」、つまり、「これ以上、買ってくれる人が減っている」ということです。それから「値動きが堅調」というのも「いま、上がっている」ということです。だから目標値が近づいてきている。つまり、これ以上、高い値段で買ってくれる人が減っているということなのです。

でも、「この投信は人気がありません。値段も全然、動かず上がる気配もありません。だから買ってみませんか?」では商売にならないのです。やっぱり、景気よく「人気があって値上がりしている」方が売りやすい。つまり、売る側が売りやすい商品ほど高値づかみになりやすいという皮肉な、しかし厳然たる事実があるのです。その結果、「トーシカ・ホイホイ」はいつも満員御礼となっているのです。

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サロン・インベストライフ仙台でセミナーをしました

2010年9月26日 16:33

9月25日、サロン・インベストライフ仙台でセミナーをしました。

インベストライフは各地にサロンがあり活発に勉強会をしていますが、そのなかでも仙台は第一号のサロンです。とても熱心な方々がリードして毎月、勉強会をしています。

今回は、セゾン投信の中野さん、鎌倉投信の鎌田さん、コムジェストの山本さんが講師として応援に賭けつけてくださいました。

今回のテーマは、「ゆったり投資で私らしく生きよう」というもの。最初に私が話題提供として30分ほどお話をして質疑応答に入りました。株式市場と債券市場の関係、為替レートと実効為替レートの関係、日本の国債の問題、株式投資のときに注目すべき点など、なかなか鋭い質問がたくさんでていました。

みなさん、長期投資のメリットも、必要性も十分に理解しているのだけれど、どうしても株価が下がると心配になる。それをどう乗り越えるかという点に悩んでいることが感じられました。今回のセミナーが少しでもそのようなストレスを解消するのに役立てば良かったと思います。

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会場はアエル28階のエルソーラ仙台でした。ちょうど台風が通り過ぎたあとで窓から見える景色がきれいでした。

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これは七ツ森という七つの山だそうです。確かに頂上が七つあるように見えます。
(まあ、数え方にもよるでしょうけれど・・・)

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こちらは太白山という山だそうです。ピラミッドみたい。

セミナーの後は懇親会、大黒というお店でおいしい魚料理をいただきました。
残念だったのは新幹線の時間であまりゆっくりできなかったことです。

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でも、充実した一日でした。佐藤さん、村越さん、阿部さんたち、協力してくださった方々に大感謝です。

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煮干鰮(いわし)ラーメン 圓

2010年9月23日 21:19

 所用で八王子へ行きました。

以前から地元のラーメン愛好家の方から勧められていた煮干鰮ラーメン 圓へ。

どしゃ降りの雨に加え恐ろしい雷がなるのをモノともせずにびしょぬれで行きました。

天候にも関わらずお客も入っていました。店内もすっきりとした感じで好印象です。

ラーメンは何と言っても麺に特徴があります。とてもしなやかな喉ごしでおいしかったです。あと、チャーシューも独特で良かったですね。

結局、スープもすべて飲んでハッピーな680円でした。

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I-OWAマンスリー・セミナー開催(9月19日)

2010年9月20日 14:50

9月19日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。いつもの通り熱心な方々が三連休の中日にも関わらずご参加いただけました。

私は、「個人の性格と投資行動」というテーマでのお話をしました。行動ファイナンスの概略を復習し、さらに、MBTI(性格分析ツール)を使って判断した性格と投資行動の関係につき最近の米国の論文などにつき解説、また、ファイナンシャル・ジャーナリストのジェイソン・ツヴァイク氏の講演から神経経済学と投資行動の話を紹介しました。

続いて伊藤宏一さんは「淀屋と大阪米会所」という題の講演でした。江戸時代の経済の概観から、その中で大阪の果たした役割、淀屋と堂島米会所、懐徳堂などのお話をしていただきました。とても興味深く、ゆっくりと大阪の街を散歩しながら往時を偲んでみたいなどと思いました。

そして、大阪から駆け付けていただいた石津史子さんの「I Have a Dream!」というお話。明るい、そして、気迫に満ちたお話は聞く者を元気にしてくれます。石津さんがなぜ、浪花おふくろファンドを始めたか、石津さんの生い立ちから伺うと、とても納得です。また、いま、非常に苦労されているようですが、とにかく前に向かって一歩ずつ進んでいて欲しいものだと思います。

石津さんの講演、ほんの少しですが、You Tubeでお楽しみください。

 フリーディスカッションも色々な質問がでていつもながら楽しかったです。

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懇親会は自由な雰囲気で教室ではちょっと手をあげて聞きにくいこともみなさん、聞いておられました。

マンスリー・セミナーの動画は当社のホームページでご覧になれます。岡本講演、伊藤さんの講演、石津さんの講演、フリーディスカッションの合計3時間50分、5250円です。ご希望の方は当社までご連絡ください。

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為替と株式市場について考える

2010年9月20日 13:08

● 先週は政府、日銀の介入もあり為替市場が神経質な動きをしています。確かに円高が急速に進むと日本の産業・企業や経済そのものにも大きなインパクトがあります。特に、投機筋が実体経済と関係なく極端な動きを引き起こすのは考え物です。

●  一般に円高は株式市場にはマイナス要因であると考えられます。確かに海外で売り上げが大きい企業は収入が目減りしますから、収益見通しの下方修正に追い込まれることもあるでしょう。また、輸入品の価格が低下するのでデフレ圧力がさらに強まる可能性もあります。これらの要因から円高=株安という公式ができあがっているのです。

● 日本のマーケットが90年代以降、低迷を続けている一番の原因はグローバル化の遅れだと私は考えています。新興国市場への参入のみならず、日本国内の組織、体制などがグローバルにそぐわなくなっています。それは、政府、企業、個人のすべてのレベルで言えることです。

● ある意味、円高はこの遅れを一挙に取り返す機会を与えてくれます。企業もグローバルな体制整備が必要とされるなかで海外の優良企業を買収し、グローバルな企業グループを再編したり、日本にない希少金属などを確保したりすることもできます。

●  要するに円高は短期的にはマイナスの面もありますが、長期的にはたくさんのプラスがあるのです。短期投資家は目先のインパクトを重視して、円高をマイナスと捉えます。長期投資家は長期のプラス面を評価して短期投資家が売るものを買っていればいのです。その意味では、今は長期投資家の信念が問われているときだと言えます。

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岡本和久のI-OWA日記

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