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草食隊と(やや)肉食系ランチ

2010年8月24日 11:49

8月20日、コモンズ投信の渋澤健さん、セゾン投信の中野晴啓さん、ひふみ投信の藤野英人さん、人呼んで「草食投資隊」とランチをしました。

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場所は丸ビルの満天星でした。

当然、みんな、サラダ・ランチにすると思いきや、ハンバーガーあり、ピリ辛のメキシカン・ピラフありの注文でした。どうも投資哲学と食べ物の嗜好は別のようです。私はオムライス。ここのオムライス、私は大好きです。

最初は堅い話が多かったのですが、だんだん柔らかくなり、最後はぐにゃぐにゃ(オムレツなみのふわふわ)でした。

この対談の内容は「インベストライフ」10月号に掲載予定です。(でもとてもインベストライフには載せられない話もあったので・・・頭の痛いところです)。

ともかくお楽しみに!

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資産運用「気づきのタネ」(6)

2010年8月22日 19:18

争わない投資とは、一体、何と争わないの?


<コメント>

私が提唱しているリラックス投資とは①急がない、②欲張らない、③争わない、④考えすぎない投資です。

このなかで「争わない投資」というのは何か少し説明しましょう。

争うという以上、相手がいります。プロの世界ではその相手は「他社」です。「競争相手よりももっといいパフォーマンスをあげる」というのはプロの世界ではよくある話。まあ、それは事実ですが、個人投資家にはあまり関係ない世界です。

個人投資家にとって争う相手とは?それは「時間」と「マーケット」です。

まず、「時間」。「いつまでに、いくら儲けたい」というのは時間との戦いです。時間と争わないというのは、時間を味方につけて、複利の効果を活かしてしっかりと資産の成長を計ろうということです。

「マーケット」と争わないというのは、市場指数や市場平均を上回るパフォーマンスをあげようとしないということです。市場並みのパフォーマンスで満足。上回ろうとすると、時に下回ることもあり、トータルで見れば、売買で動くときに取られるコストだけ損をしてしまう。市場並みのパフォーマンスをしっかり稼ぐので満足していればいいのです。これが「知足」の運用です。

「時間」と「マーケット」を味方につける。つまり、市場全体をインデックス投信やETFで長期間、保有していれば相対的には安定したパフォーマンスがとれるという意味です。

ひとつ、付言しておきましょう。「マーケット」というのはいまや、日本市場だけではないのです。我々がお世話になっているのは世界中の企業です。ですから、世界中の主要企業をカバーするようなインデックス投信を保有することが必要です。その点はとても大切なポイントだと思います。

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学校では教わらないお金のこと、子供に伝えるポイントとは

2010年8月21日 13:54

マネックス・ラウンジに「学校では教わらないお金のこと、子供に伝えるポイントとは」というテーマで寄稿させていただきました。夏休みでもあり、お子さんのいらっしゃる方は是非、この機会に「親子で学ぶマネーレッスン」(拙著、創成社)をしてみてください。

寄稿記事は ⇒ ここ

 

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自立心と上昇志向はどこへ?

2010年8月20日 13:00

● 先日、6歳の女の子、9歳の男の子、そして、そのお母さんに「親子で学ぶマネーレッスン」の話をして欲し いという依頼があり、それが実現しました。資料にはルビをふり、また、「花咲かじいさん」、「3匹のこぶた」、「アリとキリギリス」などの童話も入れて小 さい子どもにも「おカネばっかり得ようとしてもうまくいかない」、「将来の安心のためにいま我慢をするのが投資」などがわかるように工夫をしました。

●  そして当日、会場に言ってみると担当の方がちょっと言いにくそうに、「今日わかったのだが、実は三人とも耳が不自由で手話を通しての講義になる」と言わ れました。まあ、これもひとつのチャレンジ、「いいよ」というので話を始めました。すぐにわかったのですが、三人とも非常に真剣なのです。しかも、非常に 聡明です。そもそも、おカネの話を勉強したいと言い出したのは9歳の男の子だそうです。子どもたちへの話が終わったあと、お母さんが色々、将来のための投 資について質問をしてくださいました。本当にうれしい体験でした。(http://www.i-owa.com/diary/2010/08 /post_315.html

● 以前、サンフランシスコのタクシー運転手との話を紹介しました。(http://www.i-owa.com /diary/2010/06/post_293.html)エチオピアからの移民の彼は娘さんを何とか大学に行かせたいというので蓄えを作りたいという のです。いますぐに儲からなくてもよいので、いまから10年とか、15年後に学費がだせればいいのだというのです。こういう方々と出会うと本当にうれしく なります。

● ハンディキャップがあったり、移民という立場から当然、自立心が強いのでしょう。同時に現状から一歩、上に昇りたいという上昇志向も強い。これがバネになって自分で自分の人生をデザインしていこうという意思が感じられます。

●  財団法人日本青少年研究所と財代法人一ツ橋文芸教育振興会が行った「高校生の意欲に関する調査報告書」(2007年)によると、「偉くなりたいか」とい う質問に対して「強くそう思う」と答えた高校生は韓国では22.9%、中国では34.4%、アメリカでは22.3%です。それが日本では8.0%のみなの です。これはちょっと驚きです。また、学校法人産業能率大学が2010年7月に発表した「新入社員のグローバル意識調査」では「海外で働きたくない」が二 人に一人いることがわかりました。

● 日本は景気の悪さや雇用の問題などが毎日、取り上げられています。でも、夏休みになれば家族でグアムに行っ たり、ハワイに行ったり。円高を利用してお土産をかばんに詰めて帰国する人たちで空港は一杯です。ある意味、日本は豊かになりすぎたのかなとも思ってしま います。その結果として自立心と上昇志向が衰えてしまった。そんな感じも受けるのですが、いかがでしょうか。

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2010年8月I-OWAマンスリー・セミナー開催

2010年8月16日 21:12

2010年8月15日、I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました。

最初の講演は伊藤宏一さん(千葉商科大学大学院教授)。テーマは「宮沢賢治のアート論」。伊藤さんは、日本学シリーズでお話をいただいていますが、伊藤さんの幅広い文化論はいつも学ぶことが多いです。ただ、時間が短すぎて資料を全部、カバーできなかったのは残念。10月以降は講義ひとこまの時間を60分から80分に延長するのでもう少しゆっくりと、たっぷりとお話が伺えると思います。

私はスペシャル・トピックスで「これならできる、資産運用」というテーマの話でした。なぜ、運用が必要か、運用の最低限の目標は?そして、それを達成する効率の良い方法は?などの説明をしました。そして世代別の運用のポイントについて話をしました。

ゲストは日本エンジェルズ・フォーラムの井浦幸雄さん。井浦さんの幅広い知識の片りんを聞かせていただきました。エンジェル投資は未上場の企業への投資が多いので株価に目を奪われることがあまりありません。持っているだけてうれしい株式投資。これこそ「株式投資の王道」だと思います。でも、現実には井浦さんも色々、ご苦労されていることが分かりました。

フリーディスカッションも質問がたくさんでて熱が入りました。

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そして、恵比寿駅ビルのアトレ内のライオンで懇親会。暑いなか、特にビールがおいしかったです!

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資産運用「気づきのタネ」(5)

2010年8月15日 08:51

「投資」は資金を投げること、「運用」は運んで用いること


<コメント>

「投資」と「運用」という言葉はしばしば同意後として使われます。でも、私はこれらは大きく異なると思います。

「投資」とは資金を投げること、つまり、資金を手放す。自分が持っている余裕資金を、いま、おカネを必要とする人に用立ててあげる。その人は、そのおカネを活用して、収益を上げる。その収益の一部をリターンとして受け取る。これが投資です。自分が人のために融通した資金が収益を生み出し、それが自分のところに戻ってくる。だから「リターン(戻る)」というのです。

「運用」は運んで用いる。手放さないのです。人生という長い時間軸に沿って資産を運んでゆく。そして、将来、必要となった時にそれを用いる。ですから、運用には出発点があり、過程があり、目的地がある。そして、そこに時間の流れがあるわけです。言いかえれば、①いま、いくらあるのか、②これらかいくらずつ積み立てるのか、③何年間運用をするのか、④そして、最終的にいくら必要なのかという四つの要素で出来上がっているのが運用です。

仮に10万円「投資」をして、その銘柄が10倍髙をした。これは投資としては大成功です。でも、それで将来の経済的基盤ができたかと言えばそうではない。運用の目的はいかに金融資産全体を安定的に増やしていくかということろにあります。「将来の自分をいまの自分が支える」、これが「運用」です。

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資産運用「気づきのタネ」(4)

2010年8月 9日 09:06

短期投資は株価の売買で儲けようとする、長期投資は企業の保有で儲ける


<コメント>

「よく長期投資って何年以上保有することを言うのですか」という質問を受けます。でも、私は何年以上が長期で、以下が短期という区分は適当ではないと思っています。

長期か、短期かの区分は保有期間の長さではなく、その動機によるのだと思います。

短期投資はあくまで株価を対象として売買で儲けようというものです。長期投資は企業を保有して、企業が成長すると共に投資資金も成長していくのです。その結果、どうしても時間がかかることが多いのです。

その意味では、長期投資の「長期」という言葉は少し誤解を招きやすいと思います。

私は「永代」という言葉が好きです。井原西鶴の日本永代蔵の「永代」です。この言葉、「時間的な制約がない」という意味だそうです。永代証文とか、永代供養というのも「ず~と」という意味です。まさに、長期投資の長期は永代です。だから「永代投資」と言った方は良いかも知れません。

時間的制約がないということは、「時間を味方につける」ということです。短期投資は「いつまでに、いくら儲けたい」という、時間と争う投資です。永代投資は時間の流れを楽しみながらのんびりと資産を増やす。

Get rich slowly!(ゆっくり金持ちになろう)」が長期投資です。

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尾藤峰男さんのセミナーに参加

2010年8月 8日 17:09

私の友人、尾藤峰男さんが「いまこそ始めよう外国株投資入門」という本を出版されました。

その出版記念講演会に参加しました。非常に熱心なお客様がいらっしゃっており、こちらもうれしくなりました。

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ちょっと緊張気味の尾藤さん

色々、面白い話がありましたが特に印象的だったのが以下の話です。

アメリカのジョンソン&ジョンソンは47年間増配を続けています。
1980年にこの株式を買ったとします(私が33歳のとき!)。
その時の配当利回りは2.2%でした。

しかし、その後の毎年の増配で、現在は投資金額に対して配当利回りが91.3%(!)だそうです。
つまり、投資金額が100万ドルだったとすると、いま、91万3000ドルの配当がくる。もちろん、増配が続けばこの金額はこれからも上がるわけです。

しかも、株価は29.6倍になっている。

これってすごいですよね。もちろん、これは事後的に言えることで、その時点でJ&Jがこれほどの成長をすることを予測するのは難しいのですが、それでも同社がきちんと顧客の、従業員の、社会の、そして株主の期待に備えていることが分かるデータでした。

尾藤さんの本では類似したパフォーマンスを示したものとして、プロクター&ギャンブル、スリーエム、ペプシコなどの例が述べられています。

本にでているのですが、「新興国で成長を買う、先進国でガバナンスを買う」という発想は非常に面白い。

尾藤さんの本で日本の企業経営者もエクセレント・カンパニーの経営を学んでほしいものです。

I-OWAマンスリー・セミナーにも10月には登場いただけるので楽しみです。

 

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マネックス・ラウンジにしばらく連載をさせていただきます

2010年8月 7日 10:19

マネックス・ラウンジにしばらく連載をさせていただくことになりました。

今回は私の若き日にであったすばらしいファンド・マネジャーと、アナリストの教えについて書きました。

「はじめに証券価値ありき」
若き日に、米国で叩き込まれた、割安株の見極め方
本当に価値のあるものが永久に見逃されることはない 

ここでお読みいただけます。

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東京インベストライフ・セミナーが開催されました

2010年8月 7日 10:04

8月5日、東京インベストライフ・セミナーが開催されました。

今回の大きなテーマは「日本の明るい未来を語ってみよう」でした。
講師は澤上篤人さん、出口治明さんと

私と澤上さんが少し話をした後、出口さんが話題提供ということで日本が抱える課題と可能性につきさまざまな側面からお話をされました。

そして、質疑応答。こんな質問がでました。

  • 何がきっかけで日本は良くなるでしょうか
  • 明るい可能性は分かるが現実的に社会変革は本当に起こるだろうか
  • 円で資産を持っていていいのだろうか
  • 将来への不安が守りの姿勢を生み、その結果、リスクテイクをする人が減っているのではないか
  • 外国人の居住者がもっと増えていくことの影響はどんなものか
  • 貯蓄税という議論もあるがコメントは?

どれも良い(と、いうことは答えるのが難しい!)質問です。みなさん、明るい未来を期待しつつも現実の課題に押しつぶされそうになっている感じを受けました。

講師からのメッセージは、「要するに草の根レベルで行動をすること」でした。「どうせ、自分一人が動いたってどうにもならない」という負け犬根性ではなく、一人ひとりが「私が世の中を変える」というつもりで行動をすることが大切ということが結論だったように思います。

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岡本和久のI-OWA日記

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