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「休むも相場」は長期投資の楽しみ

「休むも相場」、これは個人投資家が持つ最大の強みのひとつです。機関投資家はそうは行きません。「環境が悪いから休んでいました」というのは運用報酬を もらっているプロには通らない話です。だから、無理をしてでも激流のなかに飛び込まざるを得ないのです。そして、短期の勝負に明け暮れて結局、パフォーマ ンスも上がらず、個人的にもストレスが貯まるばかりになってしまうのです。

伝説の投資家、ジョン・テンプルトン卿は、1969年、あまり に雑音の多いニューヨークを後にして、英領バハマに居を移しました。その理由を彼は「神が私に与えた投資の分野での才能を生かすことこそ自分の使命であ る。だから、情報と雑事を離れる必要があるのだ」と述べています。そして、晩年には投資で成功するためには、「祈ること」、「雑事を離れること」、「富を 人々と分かち合うこと」が大切であるとしています。

テンプルトン卿が偉大なのは、プロの世界で戦いつつ、このようなことを実行できたところにあります。バフェットなども同じようなことがいえると思います。

相場が難しくなるといても立ってもいられなくなり、必要もない取引をバタバタとしてしまう人がいます。そんな時こそ、「休むも相場」という言葉を思い出していただきたいのです。

個 人投資家はマーケットから離れることは自由にできます。そして、「休む」ことで客観的な視野が開けます。大きな経済の潮流と自分の人生に思いを馳せて自ら の立ち位置を確認する。将来の夢を描いてみる。山登りの途中でちょっと休憩して遠くの景色を眺めるようなものです。ちょっと汗を拭いて水を飲んだり、おに ぎりを食べたり。そんなことも長期投資という長旅のなかの「楽しみ」のひとつです。

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